自己啓発書を読んだんですけども、ポジティブに考えて、全て上手くいくから、成功したときのことを考えて下さい、こういう事を書いてあるんですけど本当ですか!!
心理学者の出した答えは、ポジティブに考えるまでは同じですが、目的を具体的にする計画を書いたり、そこにどんな障害があり、どの方法が実現の可能性が高いか、成功するプロセスを鮮明にするということです。
こんにちは、Greenです。ガブリエル・エッティンゲンは成功するには願望を実行計画に変えるWOOPの法則に基づいてメンタルコントラスティングを紹介します !!
成功するには ポジティブ思考を捨てなさい 願望を実行計画に変えるWOOPの法則
- 作者: ガブリエル・エッティンゲン,大田直子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/06/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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メンタル ・コントラスティング
楽観的な成功のイメージだけではなく、悲観的な障害や困難も計算に入れ、現時点での現実と理想との差は何だろうと対比(コントラスト)させることが必要であると述べています。
そうすることによって、楽観的になりすぎて虚偽期待症候群(「やればできる」と自分を過大評価してしまうこと)に陥るということもなくなり、今の現実と未来の理想を対比して、それを埋めるための行動を考えるため、先延ばしや誘惑に負けることも減り、正しい行動を取れるようになる、ということがわかっています。
ガブリエル・エッティンゲンはニューヨーク大学、ハンブルク大学の心理学教授です。認知、感情、行動における思考の影響について記事、書籍、論文を多数執筆。アメリカとドイツに居住しています、世界一ネガティブ思考で有るといわれるドイツの方ですね。
メンタル ・コントラスティングは日本語でいうと「頭の中の対比」です。
W00Pの法則
目標達成のためには、願いという楽観的な行為だけでなく、願い(Wish)、結果 (Outcome)、障害 (obstacle)、計画 (Plan)という4つのステップを取り入れる必要があります。エッティンゲンはWish、Outcome、obstacle、Planの4つの言葉の頭文字を組み合わせて、それをWOOPの法則と名付けました。
WOOPの法則はメンタルコントラスティングをわかりやすく実行しやすいようにツール化したものですね。
- w(wish) 願い
- o(outcome) 結果
- o(obstacle) 障害
- p(plan) 計画
初めはポジティブに考えます
例えばダイエットをするとしますね、最初は肯定的に望みを描きます。その次にダイエットは難しいと考えて、スイーツの誘惑には打ち克てないだろう自分を想定します。ダイエットという望みとその減量する過程の現実的な計画をしっかり結び付けます。
つまり最初は考え方がポジティブですが、しかしダイエットは難しい、ケーキの誘惑には克てないと想像して期待度は低いながらも、計画を鮮明にして目的に向かって、ダイエットするということです。
大きな希望を前提として、そこから逆算して、それを手に入れるために乗り越えなけれならない壁をはっきり意識して、そのために行動する準備をし、実際に行動したから自分が望んだ結果を得られたということです。
ガブリエル・エッティンゲンはこの様な心理実験を膨大なほど繰り返しています。
まとめ
余談ですが私の場合は何も考えずに気がつけば行動に移しています、それで雲行きが怪しくなるとすぐに引き返し、また考えずに行動してます。その都度、行動しながら準備をします、ポジティブというよりは向こう見ずですね。
「成功するにはポジティブ思考を捨てなさい」ではポジティブに考えていると、何も目標達成できないということです。望む目標にどうやったら、近づけるのか、障害について考え、対策を立て、行動するから目標に到達しやすくなるということですね。もし何かを達成したいのであればメンタル ・コントラスティングを使って下さい。
努力しない人はいないので、努力を最大限に活かすためにもW00Pの法則を使うのも一つの手段ですね!!
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。