こぼれるような笑顔と優しい目を身につけ、磨きをかける
女は愛嬌、男も愛嬌
突然ですが、一人さんってすごく可愛いんです。
尊敬する師匠に対してこんなことを言う弟子って、なかなか世の中にいないと思うんですが、本当に一人さんって可愛いんです。
ひとりさんが話をしている途中で「わかるかい、ともこちゃん」って言って私を見る一人さんの、こぼれるような優しい笑顔は最高に魅力的です。
もう知り合って20年も経っていますが、一人さんのこぼれるような笑顔や、茶目っ気のある笑顔は愛嬌たっぷりです。
師匠ということを忘れて「一人さん、可愛い」と本人を目の前に言ってしまうほどです。
見たら分かります。
きっと、あなたも一緒に言ってますよ。
そんな私に一人さんは教えてくれました。
「人にね、一番必要なものは『愛嬌』なんだよ。
よく『女は愛嬌、男は度胸』って言うけど、本当はは『女は愛嬌、男も愛嬌』だよ。
『愛嬌』って何ですかって言うと、『こぼれるような笑顔』と『目からこぼれる優しさ』のことを言うんだよ。
ただの笑顔じゃないんだよ、『こぼれるような笑顔』。
それと、その時の目は、『優しさがこぼれてる目』なんだよ。
優しさっていうのは、自分より立場の弱い人にどれだけ優しくできるか、何だよ。
自分がお客ならお店の人に、自分が社長なら社員に、立場が弱い人にいつも優しくしている人は、目が優しくなるんだよ。
目は『心の窓』だからね、その人の本当の優しさがこぼれてるんだよ。
役者でも名優と言われる人はみんなその『笑顔と優しい目』が素敵なんだ。
『麗しのサブリナ』にも出ているハンフリー・ボガードも、渋いとかいい役者だとか言われるんだけど、世の中に渋い顔したやつは山ほどいるんだよ。
その中でハンフリー・ボガードが人気があるのは、笑った時のニコッとしたこぼれるような笑顔がすごい魅力的なんだ。
あまり美人じゃない女優さんでも人気のある人がいる。
そういう人はこぼれるような笑顔で、やっぱり愛嬌があるんだ。
だから、すごい魅力的に見えて、人気が出るんだ。意外とすごい美人でも、役者として人気が出なかったりするんだよね。
それは、その人が一緒に見せる笑顔が、いまいちなんだよね。
愛嬌ってすごい大切だよ。
愛嬌のない人が、ブランドの服着て、ブランドのバッグを持って人の前に押し出していくと、威張って見えるんだよ。
嫌われるだけだよ。
愛嬌がある人が同じことをすると、その場がパーッと花が咲いたように明るく華やかになる。
その人がいるだけで楽しい気分になる。
全然違うよね。
人生に一番必要なものって、社長になっても上司になっても、大人になっても『可愛い』って言われること、『愛嬌がある』ってことなんだよ」
と言った一人さんは、世界で一番こぼれるような笑顔と優しい目でした。
また、一人さん曰く、「ははは」と声に出すのが『笑い』。
そして、その「ははは」声を出さずに、「歯」をぐっと見せるように微笑むのが「笑顔」です。
これを基本に愛嬌たっぷり、こぼれる笑顔を自分のものにしてください。
自分の笑顔はこぼれるような笑顔かな!?
自分の目から優しさがこぼれてるかな!?
笑顔は磨きかければかけるほど、幸せの効果絶大です。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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