何があっても
「私には悪いことは起こらない。大丈夫!! 大丈夫!!」とすぐ口に出して言う。
「大丈夫かな？」と思ったら、「大丈夫!! 大丈夫!!」
「一人さん、私、こう見えても、意外と用心深い性格なんですよ。
でもね、一人さんだけは、会って初めて話したその日に、『この人すごい!! 信じてついて行こう!!』って本当に思ったんだ」
私がそんな話をしたら、一人さんはこう言いました。
「ともこちゃん、ありがとう。
そうか、意外と用心深いんだ。
でもね、それは正常だよ。
人間は、大なり小なり、用心深いし、心配性なんだよ。
そうじゃないと、何万年も生き延びて来られなかったからね。
例えばさ、初めてのところに行って、『大丈夫、大丈夫』なんて歩いていたら、危険すぎるだろ。
『あ、美味しそう』なんて毒キノコを食べたら、危ないよね。
『このまま進んで大丈夫かな？』『これを食べても平気かな？』
と思っていたから、今まで生き延びて来られたんだよ。
だから、心配性というのは、人間の本能なんだよ。
だから、初対面の人と会うときや、新しい会社や部署に移ったり、
新しいことに挑戦したりする時に、『大丈夫かな』『うまくいくかな』
とか、思うのは普通なんだよ」
「じゃあ、心配な気持ちが浮かぶのって、悪いことじゃないんだね」
「そうだよ。
大切なのは、その後だよ。
心の中で『大丈夫かな？』と思ったら、即座に、『私に悪いことは起こらない。大丈夫!! 大丈夫!!』と言って、すぐに打ち消すんだ。
そして、その後はにこにこ笑顔で、天国言葉を使っていれば、悪いことなんて一つも起きないよ」
「『私に悪いことは起こらない。大丈夫!!大丈夫!!』、いい言葉だね」
「だから、一番いけないのは、心配しすぎること、取り越し苦労だよ。
いつまでも『大丈夫かな』とか『良くないことが起こるんじゃないかな』って暗い顔して言ってると、良くないことが本当に起こるよ。
自分で引き寄せちゃうんだよ。
人生ってさ、自分が主役のドラマなんだよ。
智子ちゃんの人生は、智子ちゃんが主役のドラマなの。
俺は、俺の人生は『最高の喜劇』って決めてるんだよ。
智子ちゃんは、どんなドラマの主役を演じたいかい？」
私は、笑顔で間髪入れずに答えました。
「もちろん、一人さんと同じ最高の喜劇!!」
「じゃあお互い、最高の喜劇の主役を、気愛を入れて演じていこうな」
と、こぼれるような笑顔で言ってくれました。
幸せな人生の主人公に、暗い顔も暗いセリフも似合いません。
似合ってたら、それは間違いなく不幸せな人生の主人公です。
もし「大丈夫かな？」と思ったら、すぐに「私に悪いことは起こらない。大丈夫!! 大丈夫!!」と口に出して行って、打ち消してくださいね。
そう思えなくてもいいのです。
心より言葉が先。
お腹の中でどんなことを思っていても、言葉に出したら、その通りになります。
幸せな人生の主人公を、楽しんで演じてください。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きもございません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。
