コンクラーベ

斉藤一人さんです

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斎藤一人さん 死ぬ前に迎えに来るのは、素敵な死神

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【舞台写真あり】『市村座』初日開幕! | 株式会社ホリプロのプレスリリース

 

 

死神は死をつきつける怖い存在ではない

死神は、あの世に行くための道案内をしてくれる素敵な神様なんだ

死ぬ時は、大切な人、憧れの人、大好きな人が死神として迎えに来てくれる

 


死ぬ前に迎えに来るのは、素敵な死神


魂は生き続けても、今世の肉体は滅びることになる。

つまり死を迎えることになる。

その時、迎えに来るのが「死神」なんだ。

みんなが思っている死神というのは、浮遊霊とか、悪魔とか、妖怪とか怖いイメージがあるかもしれない。

釜を持ったり、黒装束だったり、おどろおどろしい人物が出てくると勘違いしている人が多いと思うんだ。

でもね、最後にあなたを死の世界に導いてくれるのは、そんな恐ろしい姿じゃない。

もっと美しくて、本当に綺麗な輝きがある人なの。

「死神」って、ある人にとってはすごくイケメンでかっこいいし、また別の人にとってはとびきりの美人さんなんだ。

また、人によって大切な人が迎えに来てくれることもある。

先になくなった旦那さんだったり、最愛の母親だったり、憧れていた人だったり、その人が安心するような姿になって迎えに来てくれるんだ。

そういう安心できるような人が出てきて「お疲れ様、よくがんばったね。一緒に故郷へ帰ろうね」って、あの家へ連れて行ってくれるのが死なんだ。

この世でも、引っ越しなんかで今いるところから、見知らぬ新しいところに行くのも迷うだろう?

こっちの世界からあっちの世界に引っ越す時も同じなんだ。

誰だって色々迷うからね。

死神が綺麗な光を灯して、亡くなった人が道に迷わないように、あの世まで案内してくれるんだよ。


昔、ある映画で、こんな話を見たことがあるの。

ある年老いた女性が、ご主人も息子さんもなくして一人で暮らしていたんだ。

「一人でこの先どうなるんだろう」という不安な毎日を送っていた。

死ぬのが怖くて、まじないしに頼んで、「死神が入って来られない御札」を作ってもらい、家の周りに貼っておくほどだった。

この世を去ることに怯えて暮らしていたんだね。
そんなある日、玄関の扉を叩く音が聞こえた。

死神かもしれないと、ドキドキしながら覗き穴から確認すると、そこに立っていたのは死神ではなく、感じの良い若者だったの。

若者から、一晩だけ泊めて欲しいとお願いされるんだ。

年老いた女性は若者のことを、怪しいとも思わなかったし、むしろ息子のように感じて泊めてあげたんだ。

一緒にご飯を食べて、若者と楽しい時間を過ごしたの。

女性は、家族がいた頃を思い出して涙ぐんでいると、若者は話しかけた。

「おばあさん、今まで一人で、よくがんばりましたね。

辛いこともあったでしょう。

でも、もう、辛い思いはしなくていいんですよ。

僕と一緒に行きましょう」

そして、この若者に抱かれて、年老いた女性は眠るように旅立つんだ。

この若者が「死神」ということなんだよね。

これを見て、死神の本来の姿を感じた気がしたんだ。


死神というのは1つの人生の最後に、あなたのことを気にかけてあの世から来てくれる「神様」なんだ。

最後の神であり、最高の天使なの。

天使が迎えに来ると思うと、死は必要以上に怖くなくなるはずだよね。


人によって、「死神」の姿はそれぞれで、どんな人が迎えに来るかわからない。

でも、大好きな人、大切な人、素敵な人だというのは間違いない。

自分にはどんな神様が迎えに来るのか、楽しみにしておくといいよ。

 

斎藤一人さんの話を纏めました。

 

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