「北海道のブランド米である『ゆめぴりか』をやってみな」
ついてる商品はやっぱりついてる
その後、次の事業展開はどうしようか悩んでいた私に、ひとりさんから助け舟が来ました。
それは「北海道のブランド米である『ゆめぴりか』をやってみな」というものです。
それまで北海道のお米は「屑米」と言われていました。
つまり「北海道のお米はまずい」というイメージがあったのです。
実際に私も北海道のお米を食べたことがありましたが、「美味しかった」という記憶があまりありません。
その理由はやはり、北海道の気候にあった品種もなく、技術も悪かったのだと思います。
それが地球温暖化の影響もあって、北海道で米を育てるのに環境が適してきたということ、品種改良や技術の向上もあったのでしょう。
どんどん北海道でも美味しい米が作れるようになって、生産者の人たちが「いつか、コシヒカリを抜くような美味しいお米を作ろう」と改良を重ねてできたのが「ゆめぴりか」だったのです。
実際にゆめぴりかは、北海道で初めて「日本穀物検定協会」が発表した食味ランキングにおいて、最高ランク「特A」を受賞しました。
それが全国的にテレビやニュースなどで取り上げられ、すごく話題になりました。
さらに、その話題になった年に冷冷夏の影響で、予定していた寮の1/10程度しか収穫できず、市場で売り切れが続出、「ゆめぴりか」を食べられないという事態が起こりました。
さらにそのことが話題になって「ゆめぴりか」という名前が全国に広まるきっかけになったのです。
そのニュースをたまたまテレビで見ていた一人さんが私に連絡をしてくれたというわけです。
ひとりさん曰く、「こういう商品はついてる商品だから、やったらいいよ」とアドバイスをくれました。
そこで早速、私はこの「ゆめぴりか」を扱うことを決めました。
すると翌年、「3・11」の影響で米不足になったこともあり、「北海道のお米なら安全だというイメージも広がって、一人さんの言う通り「ゆめぴりか」は爆発的に売れたのです。

「ゆめぴりか」でお酒を造る!?
「ゆめぴりか」の成功に喜んでいる私の元に、また一人さんから連絡がありました。
そして「今度は『ゆめぴりか』でお酒を造ってみろ」と言うのです。
ただそれを聞いた時、さすがに一人さんの言葉でも耳を疑いました。
というのも、「食べるお米と、お酒を作るためのお米は別」なんです。
私は居酒屋をやっていたので、日本酒の知識もそれなりにありました。
食べて美味しいからと言って、そのお米で美味しいお酒ができるかというのは、また別なんだということを、私はお酒に詳しい人に聞いて知っていたのです。
でも一人さんは続けて、こう言います。
「いいかい、おがちゃん。
書くものはあるかい?
もう、そのお酒の名前も決めて商標の登録もしてあるんだよ。
それが『ピリカの初恋』だからね」
さらに「これは、おがちゃんが今までがんばってきたご褒美だからね」とも言ってくれました。
一人さんがそこまで言うのですから、私としてはやらないわけにはいきません。
そこでまず「ゆめぴりか」のお酒を造ってくれる酒蔵を探すことにしました。
知り合いに聞いたり、インターネットで調べ、片っ端から連絡を取ります。
でも、どこの酒蔵に聞いても相手にしてもらえません。
その対応は、ほぼ同じ。
「『ゆめぴりか』で美味しいお酒が作れるわけないだろう」というものです。
「山田錦」のようにお酒造りに向いたお米もあれば、「コシヒカリ」のように食べて美味しいお米もあるのです。
もう米と白米は違いますよね?
それぐらいお酒に使うお米と、食べるお米は大きさも形も違うのです。
だから「ゆめぴりか」は食べて美味しいかもしれないけれど、だからと言って美味しいお酒は造れないというのが日本酒業界の常識です。
やってくれそうなところは連絡して頼みましたが、全て断られました。
そして「これでダメだったら諦めよう」と思って最後に連絡したのが、私の父の地元である北海道の倶知安にある小さな酒蔵でした。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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