自分を褒めて、いつも心を幸せでいっぱいに満たす
1日最低10回、自分で自分を褒めてあげよう
「『いいなあ』の呪い」から解放される方法を教えましょう。
それは自分で自分を褒めること。
例えれば、私たちの体をコップだとすると、褒められていないとカラカラに干からびた日干しの状態です。
褒め言葉の一つは、一滴、また行ってきてそのコップを満たす水。
褒め言葉を注いで、コップから溢れ出るほどになると、心がとても満ち足ります。
そうすると、人のことを羨ましがったりしなくなり「『いいなあ』の呪い」から解放されます。
もちろん、毎日溢れるほど人から褒めてもらえていれば、何の問題もないけれど、なかなかそうも行きません。
だから、自分で自分を褒めてあげましょう。
人に褒められるのを待ってる場合ではありません。
自家発電ならぬ、自家ほめほめ、です。
1日最低10回。
鏡を見て、自分のことを褒めてあげてください。
私は朝起きたら、まず鏡を見て、「おはよう。今日も元気だね。可愛いよ」と自分を褒めてあげます。
寝癖で髪がピンピン跳ねていたら、「寝癖も可愛いよ」と、褒めてあげます。
「今日もがんばってるね」「早起きして、偉いね」「ほくろ、可愛いね」
など、何でもいいのです。
褒め言葉で自分のコップが満たされて溢れてくると、相手のことも心から褒められるようになります。
結婚した友人に、「素敵な旦那様ね。おめでとう」と心から言うことができ、相手も気持ちよく「ありがとう」と言うでしょう。
コップが干からびた状態だと、「素敵な旦那様ね。〇〇さんだけ幸せになっちゃって、いいわね」となりかねません。
そうなると、相手も、「ありがとう」とは言いづらいですよ。
これではいけません。
どんどん自分を褒めてあげましょう。
「うちの旦那は、私は髪型を変えても全然気づかない」なんて文句は絶対ダメですよ。
それよりも、まず、自分で、「この髪型、よく似合ってるわ。いつもの100倍きれい」などと自分で褒めてあげればいいのです。
そうやって褒め癖がついてくると、不思議と他人に対しても褒め上手になりますよ。
自然に旦那さんに向かって「今日のあなた、素敵よ」などという褒め言葉も出てくるはずです。
そうすると、旦那さんからも「お前も綺麗だよ」なんて言ってもらえることが起きてきます。
自分を褒めていると、自然に笑顔になって、人を褒めるのも上手になります。
そうなると、不思議と人から褒められることが増えてきます。
一人さんも言っています。
「ともこちゃん、智子ちゃんのために一番がんばっているのは、誰か知ってるかい？ 自分なんだよ。
だってさ、考えてごらん。
ともこちゃんがどうしてもトイレに行きたい時、誰か代わりに行ってくれるかい？
ねっ、自分の代わりはいないんだよ」
一番最初に誰よりもご機嫌を取らなくちゃいけないのは、自分自身だということを忘れないでください。
褒めて褒めて、褒めまくってあげてください。
今、幸せになることに全力を注ぐ
一人さんに出会うまでは、「幸せ」はお金持ちにならなくてはならないと思っていた私。
お金持ちになったら、なんだか違う人間になるような気がしていました。
もっといろんなことが起きて、色々な人と出会い、全然違う自分になる。
お金が今まで見たこともない世界への扉を開いてくれるような気がしていたのです。
でも、それは間違いでした。
一人さんがこんな話をしてくれました。
「智子ちゃんさ、すごいお金持ちでも孤独で不幸せな人もいるよね。
その反対に、そんなにお金持ちじゃなくてもとっても幸せな人もいるよね。
お金は大切なものだけど、お金だけじゃ、幸せになれないんだよね。
幸せな扉を開いてくれるのは、考え方なんだよ。
それも、考え方って言っても、難しいことじゃないよ。
『今、ここ目の前』の出来事を、どう考えるかだよ。
今、一緒にいると友達と楽しく過ごす。
今、やっている仕事を一生懸命やる。
今、ニコニコ笑顔でいて、魅力的な言葉を使う。
簡単に言うと、自分の全てを使って、『今、ここで幸せと感じることに全力を尽くす』ってことだな。
そうすると、今までと全く同じ、たちまち幸せになれる」
「すごくわかるよ。
一人さんに会って、幸せな考え方になったら、仕事が変わったわけでも、友達が変わったわけでもないのに、すごい幸せになったもの」
「そうだよね。
だって、お金持ちになれなければ幸せになれないとしたら、お金持ちになるまでずっと不幸ってことだよね？
じゃあ、お金持ちじゃない人は、みんな不幸なんですか？
そんなことないよね。
神様は平等なんだ。
だから、今、自分がどんな状況でも、そこから幸せになれるように、人間を作ってくれている。
だから、お金持ちになりたい、成功したいと思っているのなら、まず、今、幸せで豊かな考え方にならないと無理なんだよ。
まして、今、ここ目の前の人を幸せにできなくて、成功なんかできないよ。
だって、商売にしたって、不機嫌な、不幸そうな顔をしていたら、お客さんはそのお店に行きたくないよね。
たまたまお店に入ったら、『今日、お客さん、あなただけなの』
なんてくらい顔をして言われたら、その人だって、次からは来たくなくなるよね。
幸せになる可能性はゼロ。
いや、マイナス1万点くらいかな。
反対に、いつもニコニコ笑顔で、嬉しくなるような愛のある言葉をいっぱい言ってくれる人のお店には、何度でも足を運びたくなるものだよね。
会社にお勤めしている人だって、ブスっと不機嫌で不平不満や悪口を言ってたら、『今、ここ目の前』から全力で不幸になってるよね。
それよりもさ、いつもニコニコ笑顔で、仕事を頼むと、『はい』と元気よく返事をして、終わったら、『終わりました。他にお手伝いすることはありませんか？』と聞いてくれる人に仕事をため飲みたくなるもんだよ。
みんなから必要な人になれば、自然に出世もするし、お給料だって上がって行くよ。
人生って、すごいシンプルなんだよ。
今、ここ目の前の人を大切にする。
今、ここ目の前のことを全力でやる。
これが幸せの一歩なんだよ。
すんだ過去や、先の未来を思うなら、今、この瞬間を大切にするんだよ。
だって、『今』の積み重ねが『過去』で『今』の先が『未来』だからさ。
『今』を大切にすると、必ず人生が開運するからね」
一人さんの話を聞いた私は、まさに今、ここ、幸せになりました。
今、ここで「幸せ」と感じること!!
斎藤一人さんの話を纏めました。
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