愚痴や泣き言は言わないと、覚悟を決める!!
天国言葉しか絶対に使わないと覚悟を決める!!
ある時、こんな女性が、一人さんのところにやってきました。
「歩けないくらい腰が痛くて、病院に行って検査を受けたんです。
でも先生からは、どこも悪くないからもう病院に来なくっていいって言われて・・・・・・。
だけど、腰が痛くて仕方がないんです」。
こんな風に自分の痛みについてずっと話し続けている女性に、一人さんは優しく微笑みながら、こう聞きました。
「家でも、いつもそんな風に腰が痛い、痛いって言っているのかい?」と一人さんが尋ねると、「えっ?」その女性に、1人さんの意外な質問に、ちょっとびっくりした顔になりました。
「あなたは旦那さんや子供にも今と同じように、自分がどんなに腰が痛いかを延々と話しているんだよね?」
その女性は、静かに「はい」と頷きました。
「だから、ずっと痛いんだよ。
病院の先生が検査してくれて、何も問題ないって言ってくれたんだよね。
旦那さんや子供達も、あなたのことを、とっても心配してくれていると思うよ。
それなのに、あなたは腰が痛いって、ずっと体の文句を言っているんだよね。
文句って『地獄言葉』なんだよ。
地獄言葉言っている人だけではなくて、聞いている人も嫌な気分にするんだ。
しかも、そんな風に毒ばっかり入っているのを、一番近くで聞かされているのは自分の体だよ」と一人さんが言うと、その女性はハッとした表情になりました。
「腰が歩けるまで良くなっているんだから、昨日よりは痛みが楽になったよとか、周りの人が安心するようなことを言ったらいいんだよね。
それなのに、ずっと痛い痛いって毒ばっかり吐いていたら、痛くなりに決まってるよな。
わかるかい?
だからもう体や家族に毒を吐いたらダメなんだよ」
「本当ですね。分かりました」と、女性は一人さんの言葉を理解しました。
それからしばらく雑談していると、はっと明るい表情になって女性は、不思議そうにこうつぶやきました。
「あの、来た時よりも腰の痛みが、今、半分ぐらいになっているんです」
「だろう?」と、一人さんもとびきりの笑顔になりました。
そして帰る時には、すっかり痛みも消えて、その女性は元気に歩いて帰りました。
ところが、です。
数週間後にその女性はまた一人さんのところにやってきて、腰が痛いと地獄言葉を吐きながら訴えます。
「また家でも毒を吐いているんじゃないのかい?」と一人さんが尋ねると、
「ついつい子供に愚痴をこぼしちゃうんです」と女性は言います。
「だから腰の痛みがいつまでたっても治らないんだよ。
家族だから言いやすくて、ついついあそこが痛い、ここが痛いって言っちゃうんだろう?
でもそれじゃあ、旦那さんや子供たちは心配するよ。
あなたは実は腰が痛いことを心の底から困っていないんだよ。
家族に自分の痛みをわかってほしいとか、心配してほしいという気持ちがあるんじゃないかな?
あなたが毒を吐かなくならない限り、腰の痛みも治らないんだよ」と一人さんは伝えました。
「でも、愚痴や泣き言を我慢していたら、ストレスが溜まりそうで・・・・・」
「あのね、愚痴や泣き言を言うくらいなら、ストレスを溜め込んで死んだ方がマシなんだよ。
だって、人に心配かけることは、自分だけじゃなくて周りの人たちまで不幸にしているんだから。
愚痴や泣き言を我慢してストレスで死んじゃったとしても、あの人は愚痴も泣き言も言わない、いい人だったねって言われた方がよっぽどいいと思っているんだよ」
もちろん、一人さんは本当にストレスをためて死んだらいいと思っているわけではありません。
それぐらい愚痴や泣き言を人に言わないという覚悟があると、絶対に言わなくなるから、その人の人生も変わるんだということを分かりやすく伝えたかったのです。
自分の口癖を直すのは、本当に本当に大変なことなんです!!
皆さんも覚悟を持って、地獄言葉を天国言葉に変えていきましょうね。
※その女性は一人さんの言葉をしみじみ理解して、今では本当にとても元気になって、幸せそのものです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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