人と比べない。
自分の今できることで自分を磨く
「『いいなあ』の呪い」をかけない
「あの人の家はお金持ちでいいなあ」
「素敵な旦那と結婚できていいなあ」
「私が欲しかったバッグ、いいなあ」
・・・・・・こんな言葉を言っている顔を想像してください。
人のことが羨ましくて仕方ない不平不満顔です。
あまりにもずっと言っていると、まるで呪いの呪文のようです。
こういう言葉を、私たちは「『いいなあ』の呪い」と呼んでいます。
自分を人と比べるのは、不幸の始まりです。
「いいなあ」と思ったところで、どうにもなりません。
その上、多分「それに引き替え私は・・・・・・」と、自分のことを思ってさらに暗くなるのがオチです。
こんな「『いいなあ』の呪い」の言葉をつぶやくより、大事なのは、自分に磨きをかけることです。
友達が素敵な人と結婚したなら、その人の良いところを見習って負けずに自分に磨きをかけましょう。
だって、魅力的になったら、結婚相手だって、友達だってよりどりみどりです。
何より、自分に魅力がつくと不思議と楽しくなります。
そうすると自然と「いいなあ」という言葉を言うことをすら忘れてしまいますよ。
今は笑っちゃう話ですが、OL時代、私の夢は玉の輿に乗ることでした。
幸せになりたかったのです。
じゃあ、どういうことが幸せなのかと言うと、当時の私にとって、
「幸せ=お金があること」。
つまり、すごく幸せになるためには、すごいお金持ちの人と結婚する方法しかないと思っていたのです。
今考えると、あまりにも安易な発想ですが、サラリーマン家庭に育った私には、自分が商売して儲けるという発想もなかったし、バリバリ働いてものすごい出世できるなんて考えもつきませんでした。
そんな私が幸せになるためには、これはもうお金持ちの人と結婚するしかないと真剣に思っていたのです。
成功するための本などを読んでみると、できるだけ具体的になりたい自分をイメージしなさいと書いてあります。
だから、私はものすごく具体的にイメージしました。
私の夫となる人は、すごいお金持ちで、どのぐらいお金持ちかと言うと、南の島を持っています。
私は昼間、白いパラソルをさして、白いドレスを着て、浜辺を散歩します。
夜になると、黒いイブニングドレスに着替えて、ツツジの字やが運転する説がでカジノがある町まで行き、お酒を少し飲んだりして、ちょっとほろ酔いになって、またセスナで自分の島に帰ってくる。
このぐらいのお金持ちを想像していました。
これが当時の私の『最高に幸せ』の目標だったのです。
この話を会社の同僚や上司に大真面目にしていました。
すると、「それだけ能天気だったら幸せになれるぞ」と言われ、大爆笑されていました。
一人さんにもこの話をしました。
と言うか、一人さんに最初に会った時、私はこの話をしたのです。
はなちゃんが「何を質問しても、何でも答えてくれるよ」と言うので、「一人さん、私、お金持ちになりたいんです」と、この話をしました。
すると、この能天気な話を聞いても、一人さんは笑いませんでした。
そして、「ともこちゃんは、いいお嫁さんになりたいんだね」と聞かれました。
私は思わず、「はい」。
「じゃあ、次に会った時、智子ちゃんが読むと役に立ついい本を持ってきてあげるよ」
それが、司馬遼太郎先生の『功名が辻』でした。
代名詞伴っている山内一豊の妻の話。
それはそれは素晴らしい本でした。
あっという間に全4巻を読んでしまいました。
そうすると、一人さんは、次、次と、私にぴったりの本を教えてくれました。
私はそれをどんどん読んでいきました。
一人さんは私の「夢」を出会った時から、長い時間をかけて、「自分でお金を稼いで豊かになる方法」へと導いてくれたのです。
ある時、一人さんに言われました。
「玉の輿を狙って結婚してもいいけど、意外とお金持ちと結婚しても、お金は自由に使えないんだよ。
それに、そんな風に、人のお金を当てにするより、自分で稼いじゃった方が本当は早いんだよ。
自分でいっぱい稼いで、自由に好きなものを買って、自由に好きなことするのが一番幸せだよ。
自分で仕事をして稼いじゃいな。
なその方が楽しいよ」
確かにその通りです。
今、私には南の島を持っているダーリンはいませんし、執事の爺やもいないし、セスナも持ってないし、カジノでギャンブルもしないけれど、世界で一番ぐらいとっても幸せ。
というか、一人さんや、仲間の社長たちへ大好きな取り扱い店さんやスタッフ、仲間のみんなと話してしまう南の島になんか絶対に行きたくありません。
今、私は1人で中華料理屋さんに入って、餃子と中華丼とビールを頼んで、カウンターで食べている時も最高に幸せです。
もし、一人さんが「自分で稼ぐことの幸せ」を教えてくれてなかったら、どうなっていただろうと、ゾッとします。
私も「『いいなあ』の呪い」をみんなにかけていたかもしれませんね。
「いいなあ」と言っている時間があったら、じゃんじゃんバリバリ仕事しましょう。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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