でも、考えてみると、そんな些細な感動が、私の心を豊かにしてくれました。
「小さな感動」を集めると「幸せエネルギー」になる!
昔、一人さんから聞いた、私の好きな話を紹介しましょう。
昔、ある男の人が浜辺に腰掛けて、空を見ていました。
すると、その人の過ぎ去った人生が、走馬灯のように思い出されます。
進行深かったその男の人は、歩いた後に、いつも神様と自分の足跡がついていました。
ところが、その人の悲しい時、苦しい時、いつも足跡は一つになっています。
男の人は言いました。
「神様!! 私が苦しい時、悲しい時、なぜ、あなたは私をお見捨てになったのですか?」
すると、天から声がして、
「子よ、それは違う。
お前が苦しい時、悲しい時、私はお前を背負って歩いていたのだよ。
だから、足跡は一つなんだ」
「神様、この日、この良き出会い、この素晴らしい仲間をお与えくださって感謝しております」
いつも親子3人で通っていた喫茶店に、ヒゲのおじさんがいました。
斎藤一人さんです。
一人さんの話を聞いて、まだ小学3年生だった息子は、
「僕たちはひょっとしたら、すごい人と出会ってしまったのかもしれないね」
と言いました。
そして、ひとりさんから本当にたくさんの言葉、考え方をもらって、私も、子供達も歩き出しました。
そして、やがて、私たち親子は「頂き物」をいつか多くの人におすそ分けしてあげることを、一つの目標に掲げて働いてきました。
そのおすそ分けを、いつの日か講演会という形にするために。
当時、まだ中学生だった上の息子が、校生をメモした1枚の紙を渡しにくれました。
その紙に書かれてある項目に、
「好きな人、好きなもの」
というのがあります。
息子曰く、
「自分のことは自分にはなかなかわからないけど、自分が出会った人とか、好きなものを並べていけば、自分というものがはっきり見えてくるような気がしたから」
なのだとか。
それでは、私自身の好きな人は、絶えず前に向かって歩いている人、理屈にならず、謙虚に前に向かって行く人。
好きなものは、仕事と観音参り。
琵琶湖のほとりで、おばあちゃんが焼いていたお餅が美味しかった。
初めての税務調査のことを一人さんに報告した後、一人さんと、もう一人の銀座マルカンの社長の3人で、急に「ドライブに行こう」ということになって、いきなり青森の竜飛岬までたどり着いた時に見た空。
まるで天国のようで、感動して涙が止まらなくなりました。
温泉につかって、体の芯から温まって、とても気分が良くなったので、お客さんにも教えてあげたら、喜ばれたのが嬉しかったこと。
健康ランドで、水知らずの私の体の赤を一生懸命こすってくれたお姉さん。
「えらいよな」って、また感動。
それから・・・・・・数え上げたらキリがありません。
でも、考えてみると、そんな些細な感動が、私の心を豊かにしてくれました。
だから、もっと多くの人たちと、また一つ、また一つと、感動を分かち合いたいと思います。
その思いが、今の私のエネルギーです。
「200万年目の力」───この言葉を忘れないでください
息子が書いたメモには、
「200万年目に手に入れた力」
という項目もありました。
これも、どういう意味か尋ねてみたら、
「人が人になって時期が200万年前だとするでしょ。
で、人間は何度も生まれ変わって、そのたびに魂が向上するから、
じゃあ、人間の魂ができて何回か生まれ変わってきた今の自分は、
何を手に入れたのかなってことだよ」
という返事が返ってきました。
そういうことなら、私が今世で手に入れた力は、目の前で起こった問題は。「神様からのプレゼント」だと思えるようになったこと。
そのおかげで、玄関先から始めた素人商売が、こんなに多くのスタッフとお客さんに支えられるまでになって、毎日、楽しいことが一つ、また1つと増えていくんですもの・・・・・・。
来世に生まれ変わった時は、今より上手に仕事ができる、魂の力が強い人間でありたい。
そう思います。
会社を大きくしたいというのではなくて、ただ単純に、仕事上手な人になりたいです。
このほか、神には色いろんなことが書かれてありますが、1つ気になったのが、
「捨てられずにとっておくもの」
という項目。
メモを書いた日から10年以上経った今、改めて私には捨てられない何かがあるのか考えてみました。
「いろんな恐れは、その都度捨ててきた。
大切な命だって、人間は生まれ変わるということを知ったから、死も恐れなくなったし・・・・・・・」
と考えると、結局は、私が生まれて初めて4坪のお店を出した時のカウンターになりました。
今は、もうボロボロになってしまったけれど、それが私の原点です。
経営者は、いつも腹の座り具合を試されています。
それを支えてくれたものの一つが、このカウンターです。
失敗して、今まで自分が気づきあげたものが消えてしまっても、
「このカウンターに、振り出しに戻るだけのことよ」
そう自分に言い聞かせて、ただひたすらに一歩、また一歩と歩いてきました。
今も、その歩みは止まりません。
来世は今世より仕事が上手な人間で生まれてくるために、心の豊かな人間で生まれてくるために、魂の故郷へ帰るまで、とりあえず今、修行できることはできるだけ済ませておきたいから・・・・・・。
今世の私は、いくつまで生きられるかわからない、どこで死ぬかもわからないけど、死ぬ時は、仰向けではなく、前のめりの格好で死にたいと思います。
だって、死ぬ寸前まで、前向きで、限界に挑戦し続けたいから・・・・・・。
それで、私が死んだら、お葬式はしないで、大好きな花火を上げてもらって、
「いやぁ、楽しかったね。
じゃあ、また会おうね」
って、それで終わり。
その日が来るまで、原点のカウンターは捨てずに大事にとっておきたいのです。
きっと、来世も「働き者」で生まれてくるだろうから、少しは仕事上手で生まれてくるはず。
その時は、あなたにも、ひょっとしたら出会えるかもしれない。
それを楽しみに、お互いに今世で顔晴りましょう。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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