名もなき日常の片隅に咲いた、小さな奇跡の物語
不思議な巡り合わせ
ナオキの事故に加え、私は自分の仕事のことでも悩んでいました。
朝6時に家を出て、家に帰れるのは夜の11時くらい。
成績の悪い月は休日も仕事です。
それだけがんばっても売り上げが上がらない月があります。
どうなると給料が下がる、上司には怒られる。
自分自身で仕事に対するモチベーションを維持することができず、完全に行き詰まっていました。
そんなある日、同僚が「今日、伺ったお宅、佐藤さんのお知り合いのお家だったよ」というのです。
なんと、それは一人さんのお弟子さんの一人である、みっちゃん先生の家でした。
その日は偶然にも、みっちゃん先生の家に、はなゑ社長が遊びに来ていて、同僚が持ってきた掃除機を見たはなゑ社長は、「あー、その掃除機、家にあるよ」と、同僚に言ったそうです。
実は、はなゑ社長のご両親が「売上に困ったらいつでも言ってね」と言ってくれていたので、お言葉に甘えて、買ってもらっていたのです。
「そこの会社におさむちゃんいない?」という一言から、彼が私の会社の同僚であることを知った、はなゑ社長とみっちゃん先生は、
「おさむちゃんに、『たまには家に遊びに来てね』」と伝えて」という伝言と携帯電話番号を同僚に託してくれたのです。
私は何か、一筋の光明を見る思いで、はなゑ社長に電話を入れました。
すると、はなゑ社長は「久しぶりだから、ゆっくりご飯でも食べながら話そうよ」と言ってくれました。
数日後、待ち合わせのお店に行くと、そこにはなんと、一人さんも一緒にいたのです。
久々にお会いした一人さんは、すでに長者番付に登場し有名人になっていましたが、やっぱりかっこよくて変わらぬ優しい笑顔でした。
一人さんは私の状況を見抜いてか、「仕事の方はどうだい?」と優しく聞いてくれます。
そこで私はありのまま、今の仕事に行き詰まっていることと、直樹の怪我のことを相談しました。
「自分の一言でなおきが学校へ行ったから事故に遭っちゃったんです。
このまま直樹の手が治らなかったらどうしよう・・・・・・。
仕事もできないし結婚もできないですよね?」
すると一人さんは、「それはおさむのせいじゃないよ。
弟には、『お前の面倒は俺が見てあげるから何にも心配するなよ』って言ってあげな」とアドバイスしてくれました。
この言葉でどれだけ心が軽くなったことか。
私は早速この言葉を直樹に言いました。
すると直樹もほっとしたのか、それ以降、私を頼ってくれるようになりました。
一人さんの言葉は人の心を軽くして包んでしまうんです。
愛がいっぱいなんです。
それ以来、はなゑ社長とは時々お会いしていたのですが、2月のある日、またまた仕事に行き詰まり、体調を崩した私は相談に行きました。
すると、みっちゃん先生に芦川政夫社長、そして嬉しいことに、また一人さんが来てくれたのです。
一通り話を聞いた一人さんはトイレへ行きました。
そして、戻ってきた一人さんは、「おさむの嫁さんはどこの出身だっけ?」と聞くのです。
私の妻の両親は、彼女が小学校の時に亡くなって、妻は埼玉のおばあさん夫婦に育てられました。
そのことを伝えると、「はなゑちゃん、ただおちゃんのところ、どうかな?」というのです。
「おさむちゃんならただおちゃんのいい右腕になると思うんだよ。
よかったらただをちゃんの元で働くかい?
ただおちゃんだったらおさむのこともよく知っているから、いいと思うんだけど、福井に行くかい?」と聞いてくれたのです。
耳を疑うような一言。
人生が大きく変わった瞬間です。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きもございません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。

