自分に何があっても「ついてる」と言う
「えー!?」と思うような時こそ、「ついてる」と言う
どんな時でも「ついてる」、「想像できないほどついてる!!」
私が一人さんと知り合って間もなくの頃です。
「ともこちゃん、天国言葉から口がたくさん出てるみたいでね。
わかるよ」
「なんでわかるの?」
「顔見たらわかるよ」
「顔のどこ?」
と鏡を見る私を見て、一人さんは笑いながら言いました。
「顔が豊かな幸せな福相になっているんだよ」
私は、天にも昇るくらいハッピーな気持ちになりました。
「う〜ん!! 一人さん、私ね、すごい嬉しい!! ついてる!!」
嬉しくてはしゃいでいる私に一人さんは、
「ともこちゃん、さらに幸せになることを教えてあげるよ」
「やった〜!! ありがとうございます!!」
「いいかい、今日から、ついてない時でも『ついてる』と言える訓練をしてごらん。
ついてる時についてるって言うのは、誰でも言えるよね。
だから、初級。
ついていない時にも『ついてる』って言えるのが中級。
今日から中級に挑戦だよ。
幸せに考える頭の体操、ゲームだと思ってやってごらん!!」
「楽しそう!! がんばります!!」
と、やり始めたのですが、これがすごく楽しい!!
本当に、幸せにえる頭の体操、ゲームなんです!!
例えば、コロンで、買ったばかりの靴のヒールが折れたとします。
こんな時には、
「足まで折れないで良かった。ついてる、ついてる」
あ、電車が来てる!! 階段をダッシュ!!
でも、ドアは虚しく私の目の前でしまってしまいました。
こんな時は、「いい運動になった、ついてる、ついてる」
「ともこちゃん、上級聞きたくない?」
「聞きたい!! 聞きたい!!」
「どう考えても、これのどこがついてるんだろう?
どうやって、ついてるって思ったらいいんだろう?って時があったらね、こう言うんだよ。
『想像もつかないほどついてる!!』」
もう私は大爆笑です!!
「いいね!! それ、絶対に使う!!」
一人さんの教えてくれることって、まるで楽しいゲームです!!
一人さんは、普通なら面白くないことを、楽しいゲームにしてしまう天才です。
それは、一人さんが、多分この世で一番、楽しくないことが、大嫌いな人だからです。
この、ついてない時でも、『ついてる』と言える訓練がこんなに楽しいのは、ひとりさん流の『幸せに考える頭の体操』、楽しいゲームだからだと、私は思っています。
楽しいゲームだからこそ、続けられる。
続けられるから、身につくんですよね。
本当に、ひとりさんマジックです。
そんなある日、友達と喫茶店でお茶を頼んだら、アイスティーの上にぷかりと虫が・・・・・・。
私は思いました。
「ついてる」と言えるかどうか神様に試されているのだと!!
「こ、こんな事って、めったにないよね。
ということは、ついてる?
ついてる、ついてる!!」
私のことが聞いた友達は、一瞬きょとんとして、その後、大爆笑。
私までおかしくなって大笑いしてしまいました。
それまでの私だったら、ちょっと不満げに「虫が浮いてますよ」と言ったかもしれません。
でも、そういったところで、アイスティーから虫は消えません。
笑顔で、「すみません、虫が浮いてるのを取り替えてください」と店員さんに言えばいいことです。
文句を言って、嫌なことが消えてなくなるなら、私もどんどん文句を言います。
けれど、いつまでもブツブツ言っていると、嫌なことは消えるどころか妻でも嫌な思いが心に残ります。
さらに、嫌な空気を出して、周りの人も嫌な気分にさせたら、最高に迷惑ですよね。
いいことなんて一つもありません。
だから地獄言葉は、言ってはいけません。
家、絶対に言ってはいけません。
どんな時でも『ついてる』です!!
こんな話を一人さんのお弟子さん仲間の、遠藤忠夫社長から聞きました。
ある時、ただおちゃんはカレーを作っていたそうです。
途中で用事を思い出して、鍋を火にかけっぱなしで外へ出かけてしまいました。
カレーのことをすっかり忘れて戻ってくると、幸い大事には至らなかったものの、鍋は焦げ焦げ、煙はもうもう。
部屋の隅々にまでカレーの匂いが染み付いてしまったそうです。
ただおちゃんが素晴らしいのはここからです。
私だったら、この事態を『ついてる』と言うとしたら、「想像もできないほどついてる!!」というところですが、ただおちゃんは違いました。
さらにその上を行っているんです。
もう、私的には、超上級です。
「俺さ、小さい頃からカレーがすごい大好きで、将来やカレー屋さんが1階にあって、いつもカレーの匂いがするマンションに住みたいと思ってたんだよ。
それがさ、夢が叶っちゃったんだよ。
こんなカレーの匂いのする部屋に住めるようになっちゃうんだから、すごいついてるよな!!
ついてる!! ついてる!!」
もう私たちは大爆笑でした。
普通なら、「え〜!? ついてないね」と思う嫌なことをただおちゃんは、「ついてる」という楽しい笑い話にしちゃったんです。
そうしたら、みんなが楽しくなって、大うけ。
本当に「ついてる」って言葉の力はすごいです。
後になって一人さんが教えてくれたことです。
「ともこちゃん、実はね、この訓練って、すごい大切なんだよ。
人間って、本当にすごい能力があるんだよ。
人間の脳は『ついてる』って口に出して言うと、ついてる理由を探し出すんだよ。
そうすると、脳は、本当についてることを引き寄せてくるんだよ。
だから、どんな時でも『ついてる』なんだよ」
大切なの、自分に何があっても、「ついてる、ついてる」。
不思議なことに、こう言っていると、本当についていることがどんどん起こるんです。
本当ですよ。
やってみてください。
言うだけでいいんですから。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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