「失敗しても全て買い取る」ということを条件に、「ゆめぴりか」でお酒を作ることを了承してくれました。
最後の手段にかけてみる
私の実家はもともと、神社の家系です。
そして「神社と酒蔵」はとても深い関係にあるのです。
今も地元の倶知安神社は私の親戚が神主をしているので、そこからその酒蔵に連絡をしてもらい、私が行く旨を伝えてもらいました。
そうすれば「無下に扱われることはないだろう」と思ったからです。
約束の日、私は、すんなりと話を聞いてもらえるものだと安心して訪問しました。
しかし、それは大きな間違いでした。
私が行くとその酒蔵の専務が出てきて、いかに「ゆめぴりか」でお酒を作ることが素人考えであるかを説明され、「無理だ」と一蹴されたのです。
それでも私は、ここで諦めるわけには行きません。
「何とか造ってください」と頭を下げて頼み込みました。
そして「『ゆめぴりか』のお酒は絶対にできます」と叫ぶように言いました。
それに対して先方の専務は「絶対に無理だ」と言います。
その言い合いが2時間以上も続きました。
「造ってくれると言ってくれるまで絶対に帰りません」と言いました。
トイレに行きたくても行けません。
もう少しで膀胱炎になるかと思いました。
そして最後に負けした専務は「失敗しても全て買い取る」ということを条件に、「ゆめぴりか」でお酒を作ることを了承してくれました。
これでやっと「ゆめぴりか」のお酒ができます。
でも私はドキドキです。
失敗すれば数100万円の赤字です。
それから数ヶ月・・・・・・。
酒造メーカーでどのような工程や実験が行われているのか、その時は分かりませんでした。
そしてある日、頼んでいた酒蔵の専務から電話がありました。
開口一番、挨拶もせずに「どうでした?」と聞く私に専務は「とにかく来てよ」と慌てたように言うばかり。
不安が頭の中をよりいらなかったといえば嘘になりますが、私はとにかく車を飛ばして酒蔵まで行くことにしました。

プロも驚きの日本酒が完成した
道中もドキドキが止まりません。
到着してすぐ、専務を見つけて「どうでした?」と聞くと、
「これがなぁ・・・・・・・美味しくできたんだわ」と言うではありませんか。
私は「オッシャー」と思わず叫びました。
専務いわく「正直、造った俺たちもびっくりしてるよ。
まさかこんなに美味しくできるとは思ってなかったよ」とのこと。
「ゆめぴりか」というお米はとても柔らかくて、もちもちとした弾力のあるお米なんです。
だから食べるお米として美味しくても、お酒造りには全く向いてないと思われていました。
専務に「実際に飲んでみて」と言われたのでいただくと、それはまるで白ワインのような、とっても美味しく飲みやすい日本酒でした。
これはやはり、酒蔵の職人さんたちの「酒造り」に対しての情熱と技術があったからだと思います。
そして早速、できた日本酒を私の店で出してみることにしました。
私の店には「魚をしたいとしたお店=海さくら」と「野菜をしたいとした=野菜やさくら」があります。
日本酒と言えば男性が飲むイメージなので、「魚を主体としたお店」の方で人気が出るだろうと思っていましたが、それよりも「野菜をたいとしたお店の方」での人気が上回りました。
特に女性のお客様から「こんなに美味しい日本酒は飲んだことがない」とか「こんなに飲みやすい日本酒は初めて」という声が多くありました。
実際にできてみると、まさに「ピリカの初恋」という名前にふさわしく、飲みやすくて口当たりの良い日本酒になったのです。
そんなに美味しいお酒ができるとは、私も酒蔵の人たちも全く想像できませんでしたが、一人さんだけには分かっていたのでしょう。
そうでなければ、できる前から「ピリカの初恋」という名前を商標登録するようなことはしませんよね。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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