「今度いじめてきたら倍返しだからな」
- 「いじめられた時、見返してやると思うのは間違いですか」
- 「高齢の両親が文句ばっかり言っていて目に余ります」
- 「自分の才能を簡単に見つける方法を教えてください」
- 「授業中に勝手な言動する生徒の対処法を教えてください」
「いじめられた時、見返してやると思うのは間違いですか」
いじめを受けたりすると、「絶対見返してやる!」っていう反骨精神に近い感情で仕事や勉強に打ち込む人がいます。
それで結果が出ることもあるし、自分が幸せになるための起爆剤になるのなら、見返したい気持ちが駄目ってことはないんだよね。
ただ、一人さん的に言うと、それは100点ではないね。
いじめられた時は、わざわざ何かに打ち込んで相手を見返さなくても、その場でやり返しちゃえばいいんです。
一人さんだったら、倍返しだね。
嫌なことを言われたら、こっちもガツンと言い返せばいい。
あなたをいじめる奴が出てきたら、その場で「やめてください」って言った方がいい。
いつか見返してやるぞっていう気持ちでその場の苦しみを抑えても、あなたが我慢している限りいじめはなくならないから。
だったら、「今度いじめてきたら倍返しだからな」とかって強い気持ちでいる方が、相手にその波動が伝わるから、よっぽど牽制になるんだよね。
もちろん、勉強や仕事に励むのが楽しかったら打ち込めばいい。
楽しいことに夢中になることはいいことだから、どんどんしたらいいよ。
ただ、そういう楽しいことを、嫌なやつを見返すためにする必要はありません。
好きなことは自分のためにするものだし、ひいてはそれが社会の役に立って、みんなに喜ばれることなの。
どうせなら、人に喜ばれることをバネにがんばった方がいいし、その方がよっぽど上手くいくものだよ。
「高齢の両親が文句ばっかり言っていて目に余ります」
ある人から、親御さんのことでこんな相談をされたんです。
「私の両親はだいぶ高齢で、介護が必要な状態です。
幸い、経済的には余裕があるものの、心は全然豊かではなく、家族やヘルパーさんに文句ばかり言います。
暴言も酷いため、温かい目で見られなくなり、介護にも疲れてしまいました」
こういうケースもね、やっぱり「まぁいいか」なんだ。
経済的には豊かだけど、心が貧しい。
と言うと大変なように思われがちですが、経済か心か、どちらかが豊かならそれで十分だよ。
すごくありがたいことです。
でね、だいぶ高齢なら、心はもう完全に幼子と同じかもわかんない。
ということは、その状態であれこれ親御さんに望んでも難しいよね。
だとしたら、今のあなたにできることは、自分を楽しませることだけだよ。
この質問から推測すると、あなたは遊びが足りていないんだよね。
自分にものすごく我慢させている。
だからいちいち親の言動に傷つくし、イライラするの。
「こんなに我慢して介護をしてあげているのに、何故こんな目にあわされるんだ」っていう苦しみで辛いんです。
それを解決するには、あなたが遊ぶしかない。
もっと自分に楽しいことをさせてあげな。
経済的に許されるなら、贅沢だってしたらいい。
そうすれば、だんだん親御さんのことも許せるようになるし、あなたの楽しい波動が親御さんに影響して、親御さんも少しずつ優しくなってくると思いますよ。
親御さんは、今世最後にちょっとわがままになったけど、そのまま来世に引き継がれて、あなたを困らせるわけじゃないんです。
来世ではまた立派な人になるから、心配しないで気楽に考えてくださいね。
「自分の才能を簡単に見つける方法を教えてください」
よく「自分の才能を簡単に見つける方法はありますか?」と聞かれるのですが、これはもう、自分の好きなことをやってみるしかないんです。
才能は好きなことをしているうちに見つかるもので、それ以外の簡単な方法はないんだよね。
人に聞いて「あなたはこれが向いているよ」と言われても、実際にやってみたら違うことがある。
と言うか、そういう推測は当たる方が少ないんじゃないかな。
水泳が得意かどうかは、水に入って初めて分かります。
野球に向いているかどうかを知りたければ、ボールを投げてみること。
向き不向きは、自分で経験しながら探すしかないんです。
恵美子さん(弟子の柴村恵美子さん)は歌がものすごくうまくて、2019年に、「AKINDFIGHTER(あきんどファイター)」というラップをYouTubeで発表したの。
これが大ヒットして、今、世界中で注目されているんだけど。
こういう才能だって、恵美子さんが歌ってみなきゃわからなかったことだよ。
恵美子さんの顔を見ただけじゃ、歌がうまいかどうかなんて分かるわけがないよね。
仕事だって、やってみなきゃ好きかどうかも分かりません。
頭で考えるより、ちょっとやってみたらいいんです。
筋の良い人は、やってみると全然違うの。
素人にしてはすごくうまいから、2~3回やっただけで「才能がありそうだ」ってわかるんだよね。
なのに、やりもしないで「顔を見ただけで才能を見分ける方法はないだろうか?」なんて考えるから、逆に時間がかかるんです。
顔で判断できれば時間がかからないように思うけど、そんなことをしていても一生わからないよ。
かけっこの速い人は、走れば分かる。
行ってみたら誰でもわかるの。
世の中はシンプルに出来ているんだから、難しく考えちゃだめなんだ。
「授業中に勝手な言動する生徒の対処法を教えてください」
小学校の先生をしている人から、「授業中に勝手な言動をする行動を導いたらいいか」という質問を受けたことがあるんです。
こういうのって本当に申し訳ないんだけど、私に相談するより、学校教育に詳しい人に聞いた方がいいんだよね。
事業家が経営の参考にするとしたら、松下幸之助さん(パナソニックの創業者)みたいな事業で大成した人がいい。
それと同じように、教育のことで悩んでいるのなら、その道のプロである教育者に聞いた方がいいんだよね。
畑違いの事業家に聞いたって、なかなかうまい答えは出ないと思います。
プロの教育者と言っても、別に有名な人じゃなくていいの。
あなたの周りにも、うまくやっているプロの教育者がたくさんいると思うから、そういう人をお手本にすればいいんです。
職場の先輩とかね。
その上で、一人さんから何かアドバイス出来るとしたら、難しい問題を何とかするのがプロだし、仕事は難しいからやりがいがあるんだよね。
難しいことを、いかにゲームのように楽しく攻略するか。
これがポイントなの。
そういう感覚なしに、ひたすら真面目に仕事をするから疲れちゃうんです。
どんな仕事でも、完璧な環境を与えられている人なんていません。
誰だって、何かしら問題を抱えながら生きている。
みんな大なり小なり、壁を乗り越えながら前に進んでいるんだよね。
その壁をどうやったら楽しく乗り越えられるか、肩の力を抜いて考えてごらん。
その先に、きっと自分に必要な答えが見つかると思いますよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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