相手の、こうやって、眉間を見るんだ。
目と目の間を見て。
それでもって、一瞬に気を集中して、
「渇!」
- 力を一点、上に向けて、じぃわぁ～そうすると、「ころび」というのが起きるんだよ
- 「納税一番を目指すよ」と言った翌年、長者番付発表の日にラーメン屋でテレビ見てたら、俺の名前、呼んでんだよ
- 魅力とは「また」ですあなた達が考えてる、あのマタじゃないよ
- 魅力的って、いくらでもなれるんだよだから、「また」つけて考えな
力を一点、上に向けて、じぃわぁ～
そうすると、「ころび」というのが起きるんだよ
だから、近くに目標を持って、
「自分は主任になりたいんだ」とか。
「僕はイタリア料理で、小さいお店でもいいから、持ちたいんだ」
って、持てる力を、全力を込めて、じぃわぁ～っとやるんだよ。
で、力を上に結集するんだよ。
わかるかい？
上に、上に、結集するんだよ。
力を分散させちゃだめなんだよ。
横だとか、縦だとか、「今度は・・・・・・」じゃなくて、一点、上に向けるんだよ。
それで、じぃわぁ〜っと、やるんだよ。
そうするとね、なぜか、「ころび」というのが起きるんだ。
「ころび」って何ですかっていうと、いいことが転がり込んでくる。
「お前、やってんだったら、ウチに、店、空いてるとこがあるぞ」とか、ね。
だから、一生懸命やりながら、それに向かってると、なぜか、そういうことが起きてくるんだよ。
で、奇跡的にそれが起きるんだよ。
わかるかい？
分かんなくてもそうなんだから、しょうがない。
やってみな。
「カツ」という話。
メンチとか、カツじゃないよ。
渇だよ、渇。
じゅんちゃん、上がっておいで、こっちへ。
今、渇を見せてあげよう。
いいかい。
昔のお坊さんがね、よくね「渇」っていうの。
渇のやり方、教えてあげるね。
はい、暴漢が襲ってきます。
じゅんちゃん、襲ってきて。いいですよ。
首を絞めようとする、はい。
※じゅんちゃん、首に手をかけ、「これはやりづらい」
そうよ、いいよ。はい、いいよ、いいよ。
「渇!」
いいかい？
この人は、しばらく動けなくなる。
何でか、知ってるかい？
昔の町人やなんかが、すぐ切られちゃうのは、「ぎゃー」とか「キャー」とか、八方に気を散らすんだよね。
ところが、相手の、こうやって、眉間を見るんだ。
目と目の間を見て。
それでもって、一瞬に気を集中して、
「渇!」
と、こうやってると、止まるようになってるの。
いいかい、一瞬、一点に集中しなきゃ、ダメなんだよ。
だから、どんなちっちゃい目的でも、集中するんだよ。
そうすると、物って、奇跡が起きるんだよ。
気って、何ですか？って。
気なんて、誰でも出てるんだよ。
発散させてるだけなんだよ。
それを、一点に集中するんだよ。
わかるかい？
いいかい、ピストルの弾だってね、火薬、出して、広げて、火をつけるとポっと燃えるだけなんだよ。
爆発もしないんだよ。
それを集中するんだよ。
集中しといて、圧縮して、一箇所に穴開けて、どんとやると、こんな火薬、こんな火薬が、人どころか、象だってひっくり返しちゃうんだよ。
目的持ったら、「僕の夢は」なんて、言ってるだけで散る。
「目標だよ」
「目標だよ」って。
そんでもって、じぃわぁ～っと、やるんだ、ゆっくり。
わかるかい？
そうすると、うまくいくようになってるの。
いい話なんだよ、この話は。
「納税一番を目指すよ」と言った翌年、長者番付発表の日に
ラーメン屋でテレビ見てたら、俺の名前、呼んでんだよ
だから、自分達ってさ、奇跡に値する人間だよって。
それが言いたいの。
なのに、「僕は体が弱いんです」「僕はダメなんです」って。
だから、分散するんだよ。
そんなの、いいの。
俺も、弱かったんだよ。体とか。
奇跡って、だんだん、早くなってくるの。
俺ね、納税一番になるよって、ウチの人たち集めて、言ったの。
その時、死ぬまでになれればいい、と思ったの。
本当なんだよ、この話。
で、自分では、
「死ぬまでになれればいいや」
って、思ってたの。で、
「私は納税一番を目指すよ。みんな、がんばろうね」
と言ったの。
だけど、諸先輩方がいっぱいいるじゃん？
何十年も、そんな、なりこないと思ってたの。
次の、翌年だよ。
その時の納税や発表の時、俺、ラーメン屋で、みんなでラーメン食ってたら、テレビで呼んでるんだよ、俺の名前。
だんだん、奇跡を起こしつけてくると、早くなってくる。
いいかい。
ピストルの弾だと思うじゃん。
集中して、ドンと打つだろ？
いくらドンって打ったって、遠すぎたらだめなんだよ。
一番近くを、トンって、当てるんだよ。
そしたら、当たったら、「また次を当てて」じゃないんだよ。
それ、行ってくると、ひっくり返っちゃう。
人助けっていうのは自然だから、だんだん、だんだん、ピラミッドみたく、下が多くなってくるんだよ。
だから、ピラミッドが5000年ももってるのは、三角だからだよ。
それを、出世して「上に、上に」って、出世して棒みたくなっちゃうんだよ。
そうすると、ひっくり返っちゃうんだよ。
それより、下に下に行っていくと、土台を作りながら上がっていくから、絶対にひっくり返らないんだよ。
これが、神様が教えてくれる、上への、上がり方なの。
で、俺、「神様」というクセがあるからね。
俺、ちっちゃい時、寝てたら、光の玉が出てきて、いろんなことを教えてくれたの。
それを、俺は「神様だ」と、思ってる人なの。
「一人さんのとこ、宗教団体ですか？」
っていう人がいるけど、違うよ。
宗教団体って、税金いらないんだよ。
で、俺、日本で一番税金払ってるんだよ。
「宗教がいけない」って言ってるんじゃないよ。
やりたい人は、やってればいいんだよ。
信じる者は、信じればいいんだよ。
夢の話、奇跡の話、終わりです。
魅力の話、しようか。
魅力とは「また」です
あなた達が考えてる、あのマタじゃないよ
魅力があるとね、なんでも、うまくいくよ。
奇跡を起こせりゃあ、なんでもうまくいくように、人間って、魅力があればいいんだよ。
場末のちっちゃいところしか店を持ってなくても、魅力があれば、来るんだよ。
で、人間的魅力って、すごい大切なんだよって。
さっき、ほら、奇跡とはめったに起きない事って言ったじゃん。
魅力とは、何ですか？って、魅力とは、
「また」。
「また」です。
分かります。
あなた達が考えていることは、あってません。
そのマタではありません。
そうです、再びの方です。
こういう、品の良い会場で、マタとか、ケツとか、言っちゃダメですよ。
それで、魅力の話です。
魅力とは「また」だよ。
人間だったら、また、会いたくなる。
お店だったら、また、来たくなる。
ディズニーランドなんか、
「どうしたら、また、来てくれるだろう」
って、一生懸命やってるの。
あんだけ考えても、人は飽きる。
飽きる動物なんだよ。
だから、絶対に、ディズニーランドって、完成させないんだよ。
で、何年か経つと、また、
「今度、こういうのができましたよ」ってね。
で、早くも作らないんだよ。
今まで最高に満足させながら、それでも人は飽きるんだよ。
だから、そのことまで、ちゃんと計算してるんだよ。
わかるかい。
魅力的って、いくらでもなれるんだよ
だから、「また」つけて考えな
前ね、男の子が、
「一人さん、私も、魅力的な人間になれますかね？」
って、言うから、
「なれるぞ」って。
「だって、お前、魅力ないもん」
だってね、小汚いシャツ着てさ、首の辺り垢だらけにして。
洗濯しろってね。
髪の毛どうしようとかね。
どんな言葉言おうとか。
ブスっとしてるより、笑顔の方がいいよなとかね。
会社でも、
「また、お前みたいなやつ、雇いたいよ」とか、
「お前、臨時で雇ったけど、お前のこと、また雇いたいよ」
って、言われるようにね。
それだとしたら、会社でブスッとしてるの、やめなって。
「斉藤君」
って言われたら、
「は～い」
っていうのと、
「はい」
っていうのと、全然、違うだろ。
だから、魅力的って、いくらでもなれるんだよ。
ものすごい魅力的なら、これ以上魅力的になるのは難しいか、わかんないよ。
だけど、魅力ゼロ、みたいなやつ、いっぱいいるもん。
店でも、なんででもそうだよって。
こうやったら魅力的だよ、こうやったら魅力的だよって。
上ばかり目指しているより、自分の些細な成功でも、成功できなかった人に一生懸命教えてる人って、魅力的だよって。
だって、また、その人に「会いたい」っていう人、いるだろってね。
上ばかり目指してて、立派なようなこと言って。
社員ですら「社長に会いたくない」って言うの、いるんだよね。
そんな社長、魅力、ないじゃない。
だから、また会いたくなる店だろうか。
俺の店って、お客がまた来たくなる店だろうか。
こうやって講演会やってだよ。
ただでやっていようが、なにしようかだよ。
「一人さんに、また会いたい」
って、言うだろうか・・・・・・。
わかるかい？
「あんたに、また会いたい」
と思ってもらわなきゃ、魅力なんかないんだよ。
そしたらね、場末だろうが、なんだろうが、そこまで来てくれるよ。
だって、その人に会いたいんだもん。
人間って、足だってついてるんだよ。
「遠くまで行くんじゃね」
って、本当は行くのが嫌なんじゃないんだよ。
遠くまで行きたいほど、魅力的なものを探しているんだよ。
旭川動物園なんか、バンバン行くんだよ。
上野動物園より、行く人、いるんだよ。
旭山か。
俺も、行ったことねーよ。
旭川にあったんだよな。
違ったっけ？
旭川の、旭山動物園。
だから、もう、間違いやすいから、名前、変えろっつってんだ。
まだまだ、改良の余地があるんだから。
まだまだ、魅力的になれる。
そう、まだ改良できるんだよ。
わかるかい。みんなね、
「自分って、『また、人が会いたい』人間だろうか」
「また、自分って『人が雇いたい』人間だろうか」。
俺、社長だったら、
「一人さんとこで、また働きたいって言う、社長だろうか」
こういう講演会をやるんだったら、「また、あの人の話、聞きたい」って言う講演だろうか。
必ず「また」をつけて考えな。
で、「また」ということを考えてねーから魅力がねえんだよ。
わかるかい？
いや、いい話、なんだよ、これは。ねぇ〜。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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