マルチタスクは非効率ですね!!
目次
マルチタスク
マルチタスクとは
元々コンピューター用語で「同時に複数を処理する」という意味です。
マルチタスキング(Multitasking)とも言われます。
パソコンもたくさんの処理を同時に実行すると
動きが重くなったり、熱が帯びたりしますね。
マルチタスクを行うと人間の脳にも
同様な現象が起きてきます。
スタンフォード大学の 神経科学者 エヤル・オフィル博士 は
「人間はマルチタスクはしていません。タスク・スイッチングを
しているだけです」と述べています。
マルチタスクをしても生産性が落ちない人は2%に過ぎません。
タスクの組合せによっては問題のないケースもあります。
- 歩きながら携帯電話で話す。
- 音楽を聴きながら掃除をする。
- コーヒーを飲みながら読書する。
- 歯磨きをしながらテレビを見る。
これらのマルチタスクは片方が無意識化されているから
成立します。
歩きながら携帯電話で話す場合は
体を動かす処理は自動的に小脳が行なってくれます。
この他にも 習慣化された行動は無意識に行えます。
そのような行為との組み合わせならば
同時に行なっても問題は起きてこないでしょう。
要するにマルチタスクは脳の機能を鈍らせているだけで
生産性を低下させているというだけです。
2%以外の人間にとってマルチタスクは
できる行動ではありません。
マルチタスクが非効率な理由
ロンドン大学精神医学学科の研究結果によると
- 生産性が40%も落ちる 。
- IQ が15ポイント落ちる。
- 判断力を低下させる。
- ストレスがたまりやすくなる。
- 血糖値の上昇。
- 免疫力の低下。
- 記憶力の低下。
シングルタスク
これに反してシングルタスクが高い生産性を進めます。
一つのことに集中しましょう。
シングルタスクとはたった一つのことに集中して
仕事を進めるやり方です。
目の前の仕事に集中できるので
マルチタスクに反して高い生産性を上げます。
シングルタスクの習慣
シングルタスクの習慣を助ける環境を整えましょう。
- ブラウザのタブやアプリを多数開かない。
- 次の日のすることを決めておく、そうすれば 一つのことに集中できます。
- 集中力が途切れた時にカフェなどに仕事場所を変えましょう、環境が変わると脳がリフレッシュします。
- 仕事前に散歩をしたり瞑想したり自分を見つめる時間を10分間は必要ですね。
メモを用意して下さい!!
パーキングロット法を実践しましょう。
何か作業をしている時に良いアイデアが思いついたら
その考えを側に置いといて時間ができれば取り掛かるのです。
デジタル機器を使っていたのを
例えばパソコンをメモに変えます。
アナログにして情報整理をしましょう。
すぐに片付けられるものから取りかかりましょう。
時間的に言えば5分、10分、1時間と
短時間からできるものから始めましょう。
あえてぼーっとする時間を作りましょう。
屋上からぼーっと空を眺めるのもいいですね。
水を飲みましょう、
ウエストミンスター大学の研究によると
知的作業を行う前に水を飲めば
14%頭の回転が速くなる結果が出ています。
どうしてもマルチタスクを行わなければならない場合は
二つまでと決めておきましょう。
マルチタスクは極めて脳に良くなく
うつ病傾向にもなりがちで
それ故に生産性も低くなり
人間そのものの尊厳さえも
奪う可能性を秘めております。
脳にいいのは一つの事に集中することで
シングルタスクに シフトチェンジするのが
良いと言えるでしょう。
マルチタスクは好奇心を旺盛にし
モチベーションを上げますが
人間そのものを壊しかねない可能性があります
マルチタスクからシングルタスクにシフトチェンジしてください。
一つの事に集中して下さい!!
皆様、いつもご精読有り難う御座います。