「払う」ことは、自分の貧しさを「祓う」ことに通じています
- お金を払う時は、拍手を送る気持ちで支払いましょう
- 目の前に「あるもの」への感謝が、豊かさを招きます
- 苦手なことは、人に任せる謙虚さが大事だよ
- 「魅力」を返すことが、恩返しになるんだよ
- 追伸 いいことのプラスが魅力的
お金を払う時は、拍手を送る気持ちで支払いましょう
「お金に恵まれたい」という方をカウンセリングした時の事です。
その方からは、税金や国民保険料を滞納していることと、お店で買い物をする時にレジで渋々お金を払う様子が感じられました。
そこで、「まず自分が気持ちよく支払わないと、お金が巡ってくることはないんですよ」とお話しさせていただきました。
支払いを引き延ばすと、嫌な気分を自分に与え続けるし、「払いたくない」という思いが「貧しさを手放したくない」という無意識の波動になってしまうのです。
私は現金払いがモットーで、どうしても仕方なくカード払いしかできないもの以外はカード決済しません。
自分も商売をしているから、「カードで払ったら、お店に入るのは何ヵ月後になるのかしら」と、水申し訳なく思ってしまうからなのですが、もう一つ、大きな理由があります。
レジで「現金」を払うと、とても豊かな「ありがとう」の波動が行き交って、「お祓い」になるからです。
「払う」ことは、自分の貧しさを「祓う」ことに通じています。
「お金を渡した先にいる人たちが、幸せになりますように。どうもありがとう」
そういう気持ちでお金を渡すと、お店の人も「ありがとうございます」と、豊かな波動で応えてくれます。
すると、とても豊かな波動に満たされて、貧しい気持ちが入り込む隙がないように、祓われていくのです。
「お金は拍手の数」
一人さんは、そう言っていました。
「お金を払う時には、拍手を送るような気持ちで払いたいよね。
スーパーのキャベツ一個だって、雨の日も風の日も手塩にかけて育ててくれた人、まだ暗い早朝にトラックで運んでくれた人、綺麗に並べて売ってくれるお店の人、私たちの代わりに働いてくれている人たちがいるんだよ。
みんなに拍手だよね。
税金だってさ、日本がさらに暮らしやすい国になるために役立ててくれる人がいるんだから、拍手の気持ちで払おうよ」
一人さんは、「税金も拍手の気持ちで払うから、節税はしない」のだそうです。
「税金は、日本という治安の良い場所で商売している場所だよ。
私は最高税率だから、1億円稼いだら5千万円以上を税金で払っているよ。
1億欲しいなら2億稼げばいいと思っている。
私は商売が得意なの。
ごまかしたら商売ができなくなるもの。
ルール違反をして勝つのはやめようと言いたいね。
スポーツが面白いのも、ルールがあるからだろ。
私は絶対に1円もごまかさないの」
お金を払う時には、「払えるお金があってありがたい」と、お金と自分にも感謝をしてくださいね。
貧しい気持ちがすっかり祓われていくと、自分も拍手をいただけることが増えていきますよ。
目の前に「あるもの」への感謝が、豊かさを招きます
一人さんは、食べるものや泊まる場所に文句を言ったことがありません。
「感動するもの、感激するものが高いというのは間違いなんだよ。
本当にうまいものは誰でも食べられる。
神様は不公平しないんだよ。
貧しい人の最大の貧しさは、『自分たちはうまいものを知らない』と思ってるところなの。
新小岩には安くてうまい店がいっぱいあるんだよね。
私は、そういう店が大好きだよ」
そう言いながら、新小岩周辺にある、ご贔屓の焼き鳥屋さんに買いに行っています。
旅先でも、一人さんは、美味しいものをたくさん教えてくれます。
とれたての下北半島のイカ(200~300円で食べられます)や、宮城で食べて160円の三角お上げ、青森の十三湖のしじみ・・・・・・。
どれも、涙が出るほど美味しかったです。
いつも、今「あるもの」に感謝の気持ちを持っている一人さんだから、どこに行っても、神様が豊かさと巡り合わせてくださるのだなと感じます。
「今の状態でできることを考えるの。
『脚があと20CMに長かったら』なんて考えないんだよ。
座っちゃえば同じだもの。
『私は胴が長くて、立派に見えるだろう』ってさ。
神様のくれた脚や手に文句を言っちゃだめなんだよ」
一人さんにそう言われると、話を聞いている私たちもつい笑ってしまいます。
笑いながら見回すと、今、自分の周りに「あるもの」は、ありがたいものばかりだと思えてきます。
一人さんは、自ら選んだ最終学歴だって、決してコンプレックスにはしませんでした。
「勉強ができないのは、自分にとってちょうどいいハンディだ」と思ったそうです。
「家が貧しいとか、体が弱いとか、勉強ができないとか。
いろんなハンディは神様からの愛なの。
一見プレゼントじゃなくてバチみたいに見えるだろう?
でも宝物なんだよな。
『あなたには、このハンディを乗り越えるだけの実力があるよ』っていうお墨付きなんだよ。
神様は、価値のない人間を作らないんだから、自信を持たなくちゃね」
今、自分が住んでいる町、家、勤めている会社、家族、恋人、友人、囲まれている環境は素晴らしい!!って自信を持って褒めましょう。
あなたは内神様と、お社になる体に恵まれて、神様に祝福されて生まれてきました。
これからだって、きっと素晴らしいものに恵まれて、生きていけるはずなんです。
苦手なことは、人に任せる謙虚さが大事だよ
チャンスが来ても行動できないのは、自分に自信がないからだよね。
チャンスを生かす価値がないと思い込んでいるんだ。
でもね、神様は価値のない人間を作らないんだよ。
家が貧しいとか、体が弱いとか、いろんなハンディと言われるものがあるけれど、神様は、その人に実力があるからハンディを与えるんだよね。
ゴルフだって、強い人にはハンディがある。
世界の偉人伝を見ても、貧しい家からは偉人が出ている。
ハンディが100ある人には、パワーも100あるんだ。
問題を解決してもパワーが残るから、そこから仕事をするとすごく活躍する。
ハンディというのは神の愛なんだよ。
松下幸之助さんは、家が貧しかったから商売をしたし、体が弱かったから、人を信頼して仕事を任せた。
それに、学歴がなかったから多くの人に知恵を借りたっていうよね。
一見、に思える三つのハンデのおかげで成功した。
ハンディというのはバチのように見えるけれど、神の愛、プレゼント何だよ。
宝をバチと思ってはいけない。
私は学問ができなかったんだよね。
だから早く社会に出たかった。
数学とか苦手だったけど、電子計算機を買えば良いと思っていた。
「私は数学ができないからダメだ」とは思わなかったんだよ。
社会では、方程式なんか使わないと直感が働いた。
英語が苦手なら、英語が得意な人に任せればいい。
苦手なことは人に任せると、周囲も喜んで働いてくれる。
知らないことを聞く謙虚さが大事だよ。
私たちにできるのは、人に感謝することだよ。
自分の代わりに働いてくれる人に感謝するの。
自分が知ってることは、人に教える懐の深さも大事だよね。
うまくいってる人は、もったいつけないで人に教えてやるの。
そうすれば、自分たちの仲間が豊かになる。
豊かになったもの同士で天国を作ればいいんだよ。
「魅力」を返すことが、恩返しになるんだよ
家を建てたから、ビルが建てたからって「すごいだろう」って威張る人がいるけど、借金で建てたのなら、ビルを持っていても貫禄が出ない。
元々、収入が増えれば、貫禄が出てくるの。
その男が大したものかどうかっていうのは、奥さんを見れば分かるね。
奥さんが幸せそうにしてるんなら、その男は立派なの。
女性は、いい男に会うと絶対に幸せになるから。
奥さんをどれだけ幸せそうにさせているかで、男性の度量は測れるよ。
自分がブランドのバッグを買うんだったら、奥さんに持たせてやればいい。
その奥さんと一緒に歩けばいいんだから。
二つ買えればいいよ。
でも、人しか買えないなら、奥さんに買ってやる。
男は作業着でもいい。
そのうち二つ買えるようになるんだから。
女性が男に惚れる時は、自分より上だから惚れるの。
でも女は努力家だから、吸収してしまって、ある時、その男が普通の人に見えちゃう。
上に行くと、高い山も低い山に見えてしまうんだ。
だから、男は女が吸収する以前に、もっと上に行かなきゃいけない。
一番いいのは惚れ続けられる男でいること。
それが、女性に対する最高の恩返しだ。
男で魅力のないやつは、女が向上し始めると邪魔をする。
女が「仕事する」と言ったら邪魔するんじゃなくて、「もし失敗しても、俺が食わせてやる」というのがいい男だ。
相手が惚れてくれたことに対する恩返しは、「魅力を返す」しかない。
それは、男も女も同じだよ。
商売もそう。
お客さんに対する恩返しは、魅力しかないんだよ。
ひとりさんの詩
お金を持っているからって威張るのが、
この世で一番カッコ悪いことだよね。
威張る奴には愛がない。感謝もない。
だから、威張るやつは、どんどん嫌われて、
お金も離れていくの。
「謙虚なお金持ち」が、
この世で一番かっこいいよね。
追伸 いいことのプラスが魅力的
人はいくらでも魅力的になれる。
何に魅力を感じるかは人それぞれだよ。
だけど、たとえば、ごく普通の男がいる。
どうみても普通の男なんだけれど、
「あの人、慶応大学で1番だったんだよ」
って言われると、あぁ、そうか、ってなる。
見る目が違ってくるんだよ。
さらに、
「あの人のお父さん、大阪で市長やってるんだって」
「一人息子で、資産家なんだよ」
とか言われると、だんだん魅力的な話で。
要は、いいものをプラスすると魅力になるんだ。
だけど、いくらでも魅力的じゃないこともできる。
なくしちゃうこともできるんだよ。
簡単にいうと、今、自分が出している言葉が魅力的か、魅力的じゃないか、っていうことなんだ。
魅力のない人っているよね。
魅力のない人って、必ず魅力のないこと言っているの。
たとえば、
「不景気ですね」
とかって。
一回ぐらい、言ったっていいんだよ。
だけど、不景気だ、不景気だって、しょっちゅう言っていて、政治が悪いから、官僚が悪いから、なんてやってると、魅力がないんだよ。
それよりも、
「いくら不況っていたって、何も買わないわけじゃないんだし、繁盛してる店もあるんだから、うちも頑張んなきゃね」
って言ったほうが魅力的だよね。
こういうふうに、魅力的なこと言ってると、魅力の貯金ができるの。
この宇宙には宇宙貯金っていうのがあって、貯金額がガタガタってプラスされていくんだよ。
例えば、いい大学を出ました、と。
いい大学を出たってことは魅力だから、プラス100点。
だけど、誰も聞いちゃいないのに、自分はこうこう、こういう大学を出てるって語って、大学を出ていない人のことバカにしたりすると、マイナス100万点になるよ。
そうすると、宇宙貯金は貯金どころか、借金になっちゃうんだよ。
でも、学歴をひけらかすわけでなく、威張るわけでもなく、
「私にできることがあるなら、何でもやるよ」
っていって、サラサラいろんなことをやってあげれば、プラス100万、点なんだよ。
みんな、土地にする?
宇宙貯金っていうのはとんでもない金利がつくんだよ。
俺、いろんな人から、どうしたら俺みたく成功するんですか?って聞かれるんだけど、それは宇宙貯金をしているからなんだよ。
いいことばかり起きる人っていうのは、魅力的な発言をして、宇宙貯金を貯めているんだよ。
嫌なことばかり起きる人っていうのは、魅力のないことばっかり言って、借金ばかりしてるんだよ。
「うちの店は、大通りから引っ込んだところにあるからダメなのよ」
とかって、何だからダメだって、ぐずぐずいうの。
そういうのは魅力がないの。
それよりも、「路地裏でも、お店が出せて幸せだね。こういうところだって来てくれるお客さんがいるんだから、頑張んなきゃね」
「今は、車の時代だから、魅力さえあれば、どこからだってお客さんは来てくれるよ」って、言ってる人のほうが魅力的。
そうすると、宇宙貯金もカタカタ、カタカタ、って増えていくの。
場所が悪い、何が悪い、って言ったってね、山の中に咲いてる桜が魅力的なら、人は山へ入っていくんだよ。
遠く離れたハワイにだって、飛行機に乗っていくでしょ。
場所のせいにしちゃいけない。
自分に魅力が足りないの。
桜だって見に来る人がいるのに、なんであなたを見に来る人がいないんですか、っていうことなんだよ。
同じものを売っていても、繁盛するところと、繁盛しないところがある。
そのとき、あじゃない、こうじゃない、っていうけれど魅力がないの。
で、魅力って何ですかというと、魅力的な発言をし、魅力的な行動すればいいんだよ。
今、自分がしゃべっている言葉は魅力的ですか?
今の行動は魅力的ですか?
魅力がないのは、引力がないのと同じなんだよ。
引力がないのに、お客さん集まってきませんかね、って、引力がないのに集まってくるわけがないんだよ。
引きつける何かが泣いてしょうがないでしょ。
人は人の何かに引き付けられてくるんだよ。
だから、いろんな場面で、自分は魅力的だろうか、って考えていかなきゃいけないの。
人がいいこと教えてあげているのに、やらない。
やってもグズグズやっている。
そうかといって、知恵を出すわけではない。
そういう人って、全然魅力がないでしょ。
それ、自分のことだと思わないで、人のことだと思ってごらん。
そういう人が魅力的かどうか、考えてみてよ。
わかるよねぇ、魅力がないんだよ。
学校でもそうだったでしょ。
後輩が来た時に、先輩として導いてくれた人はいいひと。
先輩として威張っていた人は嫌な奴だったでしょ。
だから、いつも魅力的な方を取っている人間が、魅力の貯金ができるの。
それを方法論とか、テクニックだとかいう人がいるけれど、そうじゃないよ。
魅力のない人は、何をやってもダメだよ。
魅力のない人がどんなに上手に歌を歌おうが、どんなに上手にダンス踊ろうが、そんなもん、何にもならない。
だから、もっと自分の魅力を高めていくの。
それで、魅力的なことを言っていると、自分も気持ちがいいんだよ。
相手も気持ちがいいの。
自分の魅力を高める、っていったら、
「私、顔がでかいですから。足も短いし」
なんていう人もいるけれど、魅力に顔のでかさとか、足の長さは関係ないの。
ハンフリー・ボガードなんて、足は短い、顔はでかい。
それなのにすごい魅力があるんだよ。
それを、そんなこと言っている人には、魅力なんて出てこないの。
短いものは短いんだからさ、
「私は胴が長いから、座ってると立派に見えるんです」
とかって、人の心がパッと晴れるような、肯定的なことをいうの。
自分を魅力的な人間に作り変えるんだよ。
で、肯定的な発言をし、いつも笑顔で、自分が生きてることはありがたいと思うの。
「私は病気ですから」
なんていうのも良くないよ。
病気でもまだ生きていいるじゃない。
病気じゃなくても死んじゃう人はいくらでもいるんだよ。
病気でも生きてる以上、人はいろんなことを学ぶものなんだよ。
だから、
「私は学んで、学んだことを人に教え、笑顔で生きるんです」
って言ってごらん、って。
このたったひと言をいっただけで、聞いている人は魅力できたな、って思うの。
それから、誰かから、
「この本、読んでごらん」
って、薦められることがあるよね。
そのとき、
「いやー、私、バカですから」
っていう人がいるの。
ダメだよ、そんなこと言っちゃ。
あんたがバカだから、人が薦めてくれているんだよ。
利口な人に、本を読めていいっこないの。
「私、バカですから」
っていうなら、こう言ってごらん。
「私、物覚えが悪いから、何回でも読みます」
この答えが素晴らしいんだよ。
社会に出て出世する人、ってそういう人なんだよ。
「私、この本読んだことありますから、この本はいいです」
って、人の親切無にするようなこと言っちゃいけないよ。
「ありがとうございます」
って言っていればいいの。
「1回読んで、内容知っているからいいです」
なんて、利口ぶってちゃダメだよ。
もっと魅力的な発言をするの。
「あれ読んだらすごい勉強になりました。自分が知らないことが全部書いてありました」
とかって。
これが魅力だよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
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我が儘勝手で申し開きもございません。
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