何の脈略もなく、突然1万円あげたりする。
これなんです!! 大人で言う不労所得ですね。
不意に大金を与えると金銭感覚が身に付く
最後に、一人さんから教わった「お金の英才教育」を教えますね。
子供って、お金をもらうためには「お小遣いでもらう」「誕生日やお年玉でもらう」「お手伝いでもらう」、この三つの方法しかないんです。
特に、「お手伝い」って、働くってことですよね。
皿洗いをしたり、掃除機をかけたり、肩もみをしたりして、お駄賃として100円とか、200円とかもらう。
これはいいんです。
でも、実はこれだけでは、お金の英才教育にならないんです。
では、どうすればいいのか?
何の脈絡もなく、突然1万円あげたりする。
これなんです!! 大人で言う不労所得ですね。
一人さんって、すごいことを考えるでしょ?
突然、お金をもらったら、子供は、「なんで今日お金をくれるんだ?」って思っちゃう。
でも、現金を手にすると、「自分ってなんてついてるの、ラッキー!」って思うんです。
そして「ここの家に生まれただけでお金が貰える!」って、脳が喜んで臨時収入を受け入れるようになるんです。
これを実践した人がいます。
看護師の愛さんは、一人さんのこの話を聞いて、中学生二人の子供に2万円ずつのお金を渡してみたんです。
「これ、臨時収入ね。楽しく使ってみてね」と、ニコニコしながら手渡しました。
もちろん、突然なので、子供達はびっくり。
初めは「なんか魂胆あるんじゃない?」と疑われる始末。
でも、「たまには、臨時収入があると楽しいでしょ」と言うと、すごく喜んで、その日一日、何を買うかウキウキしていたそう。
子供達は上機嫌で、家の中も明るく楽しい波動が出ていた、と話していました。
この話には、後日談があります。
その後Iさんにも臨時収入があったのです。
なんと、おばさんから生前遺産200万円を頂けることに。
「こんな臨時収入があるなんて、驚きでした。ウキウキする子どもたちの気持ちが、私もすごくわかりました」。
子供だけでなく、愛さんも「お金の英才教育」を実感できたのです。
これで「お金の英才教育」の話は終わりではありません。
人って、自分が突然の臨時収入、つまり不労所得をもらったことがないと、他人のいいことに素直に喜べないんです。
遺産が手に入った人とか、株で儲けたとか、競馬で大金が手に入ったとか、そういったうまくいっている人を妬んでしまうの。
だけど、自分にも素敵な臨時収入があれば、人を羨むことなく、「ああ、あの人にもいいことがあったんだ。そして私だっていいことがある」って思っちゃうんです。
「お金回りが悪いんです」っていう人は、どこかで人の事を恨んだり妬んだりしているのかもしれません。
でもね、それは、お金ではなく、他人に偏見があるんです。
だから、他人にいいことがあった時、「良かったね!」って言える人になってみてください。
「いいことがあって良かったね」って言えると、こちらももう準備ができてますよ!というサインになるんです。
お金に関係なく、身近な人に良いことがあったら、「よかったね」「素晴らしいね」「ついてるね」って、言ってあげること。
そうすれば、自分にも良い事がやってきます。
もう一度言いますね。
親御さんは年に1度でいいので、子供たちに特別な日ではない時に、冬に1万円くらいの臨時収入をあげてみてください。
お子さんの人生が、お金と仲良しになりますよ。
自分を愛することで、過去のトラウマから解放される
過去に起きたことを、ずっと根に持っていきてはいませんか?
思い込みって、本当に恐ろしいものなんです。
嫌だったことだけがクローズアップされるから。
嫌だったことから、自分を解放してあげると、違う自分が見えてくるものです。
理髪店を経営するせいちゃんも、過去のトラウマに悩まされていました。
自分は両親に愛されていなかったという思いにとらわれ、その思いが消えないのです。
「自分より妹を可愛がって自分をかまってくれなかった。
何かをきっかけに、それが思い出されるのです」
幼い頃、妹と比べられたり、えこひいきをされたこと。
また、喧嘩した時、自分だけが怒られたこともあります。
さらに、言いたいことを言おうとして、言葉を遮られた経験も思い出されるのです。
家族で仲良く買い物をする光景、お父さんと息子がキャッチボールをする姿、そういう日常を見るたびに、嫌な思いが沸々と湧いてきます。
人の「思い」って不思議なんです。
前の「思い」が、今の「思い」を引き出せるのです。
例えば、テレビでも楽しい番組のチャンネルをつければ楽しい気分になるもの、逆に怖い番組のチャンネルをつけると、怖い思いになるものです。
それと同じで、可愛がれない自分を思い出すと、可愛がられない自分がどんどん出てきちゃうんです。
そしてね、可愛がられないと思うと、その頃の「思い」が出てきて、何もないのにイライラして自分を抑えきれなくなっちゃう。
これって、年齢に関係ないんです。
何歳になっても、そういう思いが出てくるんです。
「思い」を変えるだけで、過去さえも変えることができる
モヤモヤが消えないせいちゃんに、私は「解放ワーク」を教えました。
「くそじじい~」「寂しかったんだよ」って叫んでごらんって。
この思いは、本人に伝えなくていいんです。
誰もいないところで叫んで、思いを吐き出すことが一番なんです。
さらに、せいちゃんには、インナーチャイルドを癒す「癒しのレッスン」で、子供の頃の自分を自分で癒してあげるように勧めました。
せいちゃんは、気持ちを吐き出し、心を癒したことで、自分を認めることができるようになりました。
嫌いだった自分を好きになり、愛おしく思えるようになったのです。
自分を愛することができるようになった結果、どうなったと思います?なんと、大嫌いだったお父さんが別人のように変わってきたんです。
「いや〜、親父が急に優しくなって、俺を頼るようになったんです。病院の送り迎えは、俺じゃなきゃダメだって言うようになって。本当にびっくりでしょ?」とせいちゃん。
何かあると、妹ではなく、せいちゃんを呼ぶようになったのです。
それが、せいちゃんにとって嬉しかったんですね。
自分が求められていると思うと、せいちゃんの記憶も、変わってきます。
自分が愛されていたを幼い頃の思い出が蘇ってきたのです。
小さい頃、お父さんは時間をかけて毎回髪の毛をセットしてくれたこと。
中学生の時、ギターがやりたいと言ったら、黙って新品のギターを買って来てくれたこと。
いろんなことをやらせてくれた、愛のあるお父さんだったんです。
「愛されている」というチャンネルに合わせたことで、「愛された」ことが次々に思い出されてきたんですね。
それがわかると、せいちゃんの気持ちも大きく変わっていきます。
お父さんを大好きになり、今までの自分を許せるように。
自分が愛されていることを、確信したせいちゃん。
自分を認め、さらに自分を愛することができるようになりました。
「思い」を変えるだけで、過去さえも変えることができるのです。
これは一人さんの教え通りなんです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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