多くの人から愛され、慕われる器。
特技で人に感動を与える器。
仕事でお金を儲けられる器。
お金を維持し、増やせる器。
器が大きいとは、できることが多くなること
あなたはどんな自分になりたいですか?
「もっと男性(女性)にモテたい」
「たくさんの人に愛されたい」
「有名になりたい」
「才能が欲しい」
「仕事ができる人になりたい」
「お金持ちになりたい」
あなたがなりたい自分はこの中の一つか二つだったり、「全部!!」という人もいるかもしれません。
ちなみに私は「全部!!」でした。
人が究極に求めるものとは「しあわせ」です。
しかしその幸せも、人によって感じ方が違ったり、求める「かたち」が違ったりします。
しかし、感じ方や形が違っても、できることが少ないより多い方がより幸せになれるのではないでしょうか。
例えば人に嫌われるよりも愛された方がいいですよね。
仕事もできたほうがいいですし、お金だってないよりはあったほうがいいのです。
出来ることが増えれば増えるほど選択の幅は広がります。
「私はこれしかできません」という人生よりも、「私はこれもできますが、あれもできます」と言える方がいいですし、たくさんある中でも「私の人生はこれです」と言える方が、より幸せな人生と言えるのではないでしょうか。
私が思う「器」とは、まさにこの、「できること」なのです。
多くの人から愛され、慕われる器。
特技で人に感動を与える器。
仕事でお金を儲けられる器。
お金を維持し、増やせる器。
これらは生まれ持った才能ということもできますが、多くは後天的に努力して、できなかったことを「できる」に変えていった結果なのです。
そして、そのひとつひとつの器を大きくしていく。
また、器の数を増やして、できることを多くしていく、これこそが人生のテーマであり、幸せの道だと思うのです。
魅力とは器の大きさに比例する
「器が大きい人」というのは、選択の幅が広くてできることが多いだけではなく、考え方も大きな人です。
物事をより大きな視点で捉えるので、その人に起こった出来事は他の人と同じでも、捉える側面が違ってくるので、自ずと出てくる結果も違ってきます。
だから、小さなことでくよくよしたり、悩んだりすることもありません。
こういう「器の大きい人」というのは、自分自身も幸せであり、他の人から見てもすごく魅力的です。
実はここに、この話をしようと思ったきっかけがあるのです。
それは何よりも、一人さんから頂いた恩に報いたいという気持ちと、もっと多くのに
一人さんのさんの素晴らしさを知ってもらいたいという気持ちがあったからです。
そこでどんな話にしようかと一人さんに相談した時に、私にくれたテーマが魅力だったのです。
私はこれ以降も魅力というテーマについて考え、研鑽を重ねてきました。
魅力的になるためにはただ外面的な美しさやかっこよさだけではなく、内面的にも魅力的でなければなりません。
また、健康であることも必要ですし、経済的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさも求められるのです。
こうして考えていくと、魅力とは人間の一側面の良さだけではなく、様々な側面が優れていて、人間としての全人格的な要素が問われるものだと分かります。
つまり身に魅力的な人とは、人間的に大きく、さまざまな側面において優れている人であり、それを言い換えれば器が大きい人、器量のある人と言えるのではないでしょうか。
私の師匠・斎藤一人さんの器
一人さんはとっても魅力的な人であるとともに、物凄く器の大きな人です。
私は今まで生きてきた中で、一人さん以上に器の大きな人に会ったことがありません。
一人さんの器の大きさを物語るエピソードは、それこそ数限りなくあります。
この話の中でも可能な限り触れていきますが、まずは一人さんが高額納税者番付で日本一になった時の事をお話しします。
1997年に高額納税者番付が発表になった時、全国1位となった斎藤一人さんに取材をしようと、新小岩にあるまるかんの本社や銀座ショールームに、多くのテレビ局や新聞社、 多くのテレビ局や新聞社、雑誌などの取材の記者さんたちが押し寄せました。
「斎藤一人さん、ご本人にぜひ取材をさせて下さい」という記者さんに対して本社の人は「社長は一年中、旅に出ていて、滅多に会社にも来ないんですよ。だから、申し訳ないんですけど、取材はお受けできません」と丁寧にお断りしていました。
するとマスコミの人たちは、こぞって「謎の億万長者」と題して、ひとりさんのことをニュースや記事として取り上げたのです。
それら多くのニュースや記事は、取材をもとに構成されたもので、好意的なものがほとんどでした。
しかし、中には少し的外れなものがありました。
テレビのワイドショー番組で、あるコメンテーターさんが、「この斎藤一人さんというのはとても頭のいい人ですね。つまり、税金を多く払うことで自分の商売の宣伝をタダでしているんですよ」と言った発言をしていました。
実際、これは完全な的外れの意見です。
一人さんは全く有名になりたいと思っていないので、絶対にテレビやマスコミに出たくないと言い続けてきました。
それに、本当に商売の宣伝をしたいのであれば税金を払うより、広告宣伝費を使ったほうがよほど安上がりだし、自分の好きな宣伝ができます。
それに、高額納税者番付に載ることが本当に宣伝につながるのであれば、真似する人が出てきそうなものですが、そんな人は一人も現れていません。
一人さんがどんな想いでこの「納税日本一」を目指したのかは、また後ほど詳しく話したいと思います。
記事の中には、全く事実とは異なることを書かれたものもありました。
私はそれを知った時、怒って一人さんに「名誉毀損で訴えましょう!」と言ったことがあります。
でも一人さんは「この人たちも仕事で行ってるんだから、しょうがないんだよ」と言って、いつもと全く変わらず笑顔なんです。
納税日本一の真実
一人さんは私たち弟子に、「税金は感謝して納めるんだよ」と言います。
しかし、世間の多くの人は、できれば税金は払いたくないと考えるのではないでしょうか。
ある時、一人さんが突然、「納税日本一を目指すぞ!」って言い出しました。
私はそれを聞いて、そんなことができるのかなと思うのと同時に、なぜ売り上げではなく、みんなが嫌がる納税で日本一を目指そうとしたのか分かりませんでした。
そこで私は、「なぜ納税で日本一なのか?」ということを聞いてみました。
すると一人さんは、税金を納めることについての、一人さん流の考え方を教えてくれたのです。
「多くの人は、せっかく稼いだお金を税金で持っていかれるのは損だって考えるんだよね。
それで、 個人で儲かったら所得税よりも税率の低い法人税で払おうと考えて株式会社にするの。
それでさらに、税金払うよりも使った方が得だって考えて、高級車を買ったり、投資したりして、使うことばかり考えるんだよね。
儲かっているうちはそれでもいいかもしれないけど、不況が来たら、それでは持ちこたえられないんです。
潰れる会社っていうのは、内部留保金がないから潰れるの。
だから、儲かったらしっかり税金を払って、残ったぶんは内部留保しないとダメなんだよ。
世間では、会社経営は一応黒字にして、税金は迎えるのがいい経営だと思っている人がいるんだけど、税金を払わないことを良しとしている風習自体がおかしいの。
そんな風習を止めない限り、小人はずっと苦しみ続けるんだよ。
税金は払いたくないって言うけど、税金って「ショバ代」なんだよね。
神社とか駅前とかで露店や屋台を出したらショバ代払って言われるでしょ。
それと同じで、この日本という国で商売をさせてもらっているんだから、ショバ代を払うのは当然なの。
それで俺がどういうふうに考えているかと言うと、この日本は俺の庭だと思っているの。
だから俺にとっては税金は管理費みたいなものなんだよね。
国はそのお金を使って全国に道路を作ったり、維持していてくれるの。
そのおかげで俺の作った商品は、全国に送ることができるんだよ。
さらに言えば、税金って俺にとっては種をまいているのと同じなの。
例えが悪いかもしれないけど、公務員の人達って、俺に代わって日本という畑を耕して種をまいてくれ自分の所の社員みたいなものなんだよね。
そのおかげで日本全国が潤って、経済という大きな実を実らせることができるの。
そしたら今度はまた商売をして、その実を収穫すればいいんだよ」
斎藤一人さんの話を纏めました。
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