自分の粗探しばかりしているような人は、自分のだけでなく、他人の欠点も発見できるんだよ。
失敗者の特徴は、自分の欠点を山ほど発見できる上に、他人の欠点は10倍、発見できる
俺は、俺たちの子供の頃でも、背が高い方じゃなかったんだよ。
けど、横になれば皆同じだろって。
だから一人さんは、気にしたことがないんだよ。
昔、俺よりはるかに背の高い彼女と付き合ったことがあるけど、一緒に歩いてても全然、平気で何ともなかったね。
だって、この背が高くてかっこいい女の人が、俺に惚れて、ついてきてくれてるんだから。
わかるかい?
背の高さより、「惚れられてる」ということの方が、俺にとって重要なんだよ。
背が高かろうが、低かろうが、そんなことはどうでもいいの。
彼女が、俺に惚れてるかどうか。
そこが問題なんで。
自分は、ここが欠点で、そこも欠点であれも欠点でって、あなたが自分の欠点を100個探しても、あなたにいいことひとつもない。
それより、
「私って、こういうとこあるんだよ」
って言ってごらん。
私って、笑顔いいでしょとか。
こういうのでお役に立ちますよとか。
そうやって、自分のいいところを発見できるようになると、他人のいいとこも発見できるようになってくる。
逆を言うと、自分の粗探しばかりしているような人は、自分のだけでなく、他人の欠点も発見できるんだよ。
素晴らしいことに、他人の欠点は山ほど、自分の10倍くらい、見つけちゃうんだよ。
だから、自分のいいとこも発見できないような人は、他人のも発見できない。
「人を褒めろ」と言われたって無理、できない。
カラオケ、1曲歌って下手なやつは、三曲歌っても下手と相場が決まってて。
それと同じなんだよ。
習慣的に、自分の悪いとこを見る、ダメだったとこを見る。
そういう癖のある人は、例えば、東京に住んでても、
「東京は排ガスが多くて、ヤんなっちゃう」とか。
「人が多すぎて、ヤんなっちゃう」とか、平気で言うんだよ。
東京都民を敵に回す気か?って。
で、千葉へ行けば行ったで、「田舎で何もないですよ」っていうんだよ。
自分の粗探しをする人はいる、周りの人、目にするモノやコトにしていてもあら探しばっかりしてる。
これが、失敗者の特徴なんだよ。
そういうことしてるから、人生、うまくいかないんだよって。
だから、まず「自分はダメな人間だ」というのを止めなきゃいけない。
だから、「自分探しの旅」行って、オセロゲームみたく、黒を白にひっくり返して来いって言うの。
「過去に戻る」って、前世にまで、戻らなくていいよ
あなたは本当のあなたでですかという質問を、ここんとこ、よく投げかけてるんだけど、自分のことでもなんでも、いいとこを探そうと思ったら、偽物のあなたでは探せないの。
「自分はこうこうこうだからダメなんです」
あなたは、否定的なこと、暗いことばかり言ってるけど、それ、本当のあなたですか?
神が人間を創った時に、肯定的に創ったの。
だから、人間というのは、本来、否定的じゃない。
前向きで肯定的だから、人類は進化し、文明も発展してきたの。
じゃなかったら、未来に希望も何もなくて、「何をやってもダメなんだから」って、何もやろうとしない、進化はそこにはないんだよ。
だけど、人は文明を興して発展させてきたんだよな
だから肯定的だった、本来は。
それが今、あなたは本来通りじゃなくなってる。
その、歪みを「自分の性格だ」と思ってるけど、そうじゃない。
誰かに植え付けられたものなんだよ。
あなたに否定的な考えを植え付けた人も、誰かに植え付けられたんだ。
だから、過去に戻って、その、ゆがんだものを直してくればいいんだよな。
「過去に戻って」と言っても、前世まで行かなくていいから。
あのさ。
よく言うんだけど、前世療法とか、いろんなことを言う人がいるけど、前世まで戻る必要はないよ。
だって、必要があるのなら、神はその記憶をくれてるから。
だから、今世の記憶の中を旅すりゃいいんで、それで十分。
今世の自分に起きたことを、ひとつひとつ、またひとつひとついいこと、いいことに変えていけばいいの。
前世療法とかやるなって、言ってるんじゃないよ。
俺は、今世の旅をすれば十分だって、言ってるの。
今世、こういう親の元に生まれたのは、どうでしょうって、あんたが前世、親だった時、そういう親だったんだよ。
前世まで遡らなくたって、自分探しの旅はできるんだよ。
だって、大外は今世の親のこと、学校の先生のこと、運動会でペケだったこと、冷静に考えると実にくだらないいろんなことが、あなたを否定的に、消極的にしてんだよな。
それから、近所の人が言ってること、世間の常識な。
成功してない親とか周りにいる人って、「類友の法則」で似た者同士が集まって、
「英語ができないと、いい大学に入れなくて社会の落伍者になっちゃう」
とかって、親と似たようなことを言うんだよな。
それを、子供の時からずっと聞かされてると、それが現実世界のような気がするけど。
事実上、そんなことは絶対ないもんな。
スゴくなろうとするのは、「自分はダメな人間だ」と思ってるからだよな
面白いけど、ほとんどの場合、自分が「ダメだ」と思ってることが、本当にダメなものじゃないんだよ。
「おい、お前、いつも授業中、ニタニタ笑ってるんじゃないぞ」
って、学校の先生にしょっちゅう怒られてたような人、いるじゃん。
そういう人、社会に出ると、上役とか同僚から、
「あなた、愛嬌があって、楽しそうに働いてくれてるから」
そうやって褒められて出世したりとかって、あるんだよ。
第一、「ここが欠点で」とか、「ここがダメだ」って言うけど、それが欠点だって、一体、誰が決めたんですか?
方程式ができなかったこと、英語ができなかったこと、あなたに自信を失わせたもので、今、あなたが使ってるものは何もないんだよね。
それなのに、英語を喋る必要のない人が、いきなり「英語を喋れるようになろう」とする。
そのことがいけないんだよ。
必要のないことをやったって、余計、自信をなくすだけだぞ。
それで、不思議なもんでね。
自信をなくしちゃった人ってさ、「本当に自分のやりたいことは何だい?」って聞くと、素晴らしい答えが返ってくる。
こうこう、こういう福祉の活動をやってとか。
みんなが感心して「スゴいですね」っていうようなことを言うんだよ。
いや、本当に心底やりたいなら、問題はないんだよ。
だけど、心底やりたいことをやってたら、笑顔で楽しそうに働いてるんだよ。
わかるかい?
世間から「スゴいですね」と言われようと思ったら、立派なことをやんなきゃいけないんだよ。
くたびれるから、やめな。
それより、中学校しか出てない人間は、
「中学出は、早く社会に出られるから得だ」
とかって言えばいい。
そしたら、他人は、「あの人、スゴいね」って言うんだよ。
高校を中退した人は、高校中退の良さを考えればいいんだよね。
自分は高校に入ってたけど、高校の勉強は役に立たないと思ったから社会に出たんですねとかね。
私は少しだけ高校に通った経験があるから、一人さんより得したとか。
「あ、なるほどな」って、一人さんが納得するようなこと、言ってみな。
そしたら、俺、「あなた、スゴいね」って言うよ。
例えば、さっきのおくちゃんは、
「俺の体はずんぐりむっくりしてて安定感があるから、介護するのに最高なんです」
そういえば、みんな、度肝抜かれるんだよ。
スゴくなりたい人間は、立派な夢を語るけど、本当に「スゴい!」と言われたかったら、自分探しの旅してきて、マイナスの記憶をクラスにひっくり返してきた方がいいよ。
そしたら、みんなが、「スゴい!」って拍手する。
だって、そんなことできる人間は貴重品なんだよ、希少価値が高いんだよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きもございません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。