神様にお願いする人と、神様に感謝する人がいます。
努力家の人は神様に感謝します。
そして、怠け者は神様に願うんです。
- お金の2つの側面をすれば行動が変わる
- 怠け者は神に願い、努力家は神に感謝する
- お金に振り回されるのは自分が主役の人生を生きてない証拠
- あなたが本当にしたいことって「お金持ちになること」ですか?
- その気になれば、色々なことから見習える
- 追伸 義理と人情と浪花節
お金の2つの側面をすれば行動が変わる
お金には2つの側面があります。
一つは数字としての面。
どういうことかというと、10万円稼いで8万円使えば、残るのは2万円です。
それで20万円稼いで使うのを8万円にすれば12万円残るんだよね。
でも20万円稼いだら20万円使っちゃう人もいるし、さらには22万円使っちゃう人もいます。
だから、結局、金持ちになろうと思えば「稼ぐ額を多くする」のと、「使う額を少なくする」ことが大切だっていうことが分かるよね。
それともう一つはエネルギーとしての側面です。
お金には力があるから、その力をどう使うかってすごく大事です。
お金を威張って使うか、感謝して使うか、汚く使うか、綺麗に使うかで、同じ10万円を使うのでも、結果が大きく変わります。
結局、人は、お金を使わないと生きていくことができません。
そこでパンをひとつ買うのでも、「このこのパンは美味しいですね」とか「ありがとう」って言って感謝をしながら感じよく買うのと、「俺は客なんだから、サービスしろ」と偉そうに買うのとでは全く違うよね。
それと、楽しんで手に入れたお金と、苦しんで我慢しながらもらったお金も違ってきます。
同じ20万円でも、楽しみの結果で生まれたものと、苦しみの結晶としてできたものとでは違ってくるのは分かるでしょう。
だから、どうせ稼ぐのなら、苦しみながら稼ぐよりも楽しみながら稼いだ方が絶対にいいんだよね。
それで1割ぐらいは自分のために使う。
貯めることも大事です。
「お金を貯めることはケチだ」とか「悪いこと」のように言う人もいるけど、お金を貯めない人の方がケチって生きていかないといけない結果になるんです。
やっぱり金銭的なゆとりがないと心がどうしても狭くなっちゃいますし、心が狭くなると、どうしても人と争ってしまいます。
たった一度の人生を人と争って生きるよりも、心豊かに過ごした方がいいに決まっています。
だからやっぱり、お金を貯めることは必要なんだよね。
そして、お金持ちなのに汚いことを言う人って、よっぽど心が貧しいんです。
怠け者は神に願い、努力家は神に感謝する
神様にお願いする人と、神様に感謝する人がいます。
努力家の人は神様に感謝します。
そして、怠け者は神様に願うんです。
神様に願い事をすること自体は決して悪いことではないけど、努力もしないで「神様、お願いします」って言っても、それでは知恵と忍耐が養われませんし、本人のためにならないから神も助けられません。
これはあくまでも私の個人的な考え方ですが、日本では男性に比べて女性の社長が少ないのは、「玉の輿」があるからなんだと思うんだよ。
だから、努力を怠るんだよね。
本当は男も女も能力は同じなんです。
女性が本気になったら男性が太刀打ちできないくらい、実力を発揮します。
でも、逆玉(の輿)って少ないから、男は自分で稼ぐしかないんだよ。
努力していると知恵が湧いてきます。
その智慧は決して裏切りません。
知恵って出せば出すほどつくようにできているの。
「仕事が面白い」のも、努力しているといくらでも知恵が湧いてきて、それが自分のためにもなり、周りの人たちのためにもなるからです。
世界一のお金持ちだって、ちゃんと働いています。
つまり、お金がたくさんあって、やりたいことは何でもできる中でも、やっぱりやりたいことって仕事なんだよね。
ということは、本当は仕事が一番楽しいんだよ。
だから、「宝くじが当たったら、仕事をしなくて済む」って思っている人は、仕事の本質をわかってない人だよね。
たまに「どうやったら宝くじが当たりますか?」って私に聞く人がいるんだけど、買ったことがないの。
よく、「宝くじの高額当選者は追跡取材すると、不幸になっている人が結構多い」って聞きますが、私はその通りだと思います。
お金って、得ることも大事だけど、使い方や維持の仕方わかってないと、逆に不幸になるものなんだよね。
本当はお金を得る方法や貯める方法、その額に見合った使い方AGEの仕方なんかを徐々に覚えるんだけど、いきなり高額のお金を持っちゃうと、それができないんだよ。
例えて言うなら「キャッチボールしかできない人がいきなりプロ野球の選手に選ばれた」みたいなもの。
見た目には華やかかもしれないけど、その役割の重みに潰されちゃうんだよね。
普通、3億円のお金持ちになるにはそのためのストーリーがあるものです。
建物で言うと、30階建てのビルを建てるには十分な基礎工事をして、その基礎の上にビルを建てますが、いきなりお金持ちになるって、一気に30階の高さのところに行っててお話されるのと同じなの。
それだと落っこちるしかないよね。
だから相当痛い思いをすると思うよ。
お金に振り回されるのは
自分が主役の人生を生きてない証拠
お金が持てるのって、結局は器量なんです。
例えば、あなたの器量が「おちょこ一杯分」だとしたら、いくら「華厳の滝」に入って水を汲もうとしても、「おちょこ一杯」しか汲めないんだよね。
じゃあ、その器量って何ですかっていうと、それもやっぱり知恵と忍耐なんだよ。
例えば、味もわからないのに一本50万円のワインを飲んで喜んでいるっていうのは知恵がないよね。
それとか、「値札を見ないで買い物ができるようになりたい」って言う人がいるけど、値札を見ずに買い物するって、その商品の価値を見極めずに買い物するのと同じです。
「それが本当に知恵のある人のすることなのか?」っていうことなの。
結局、器量があるってそういうことだと思うんです。
わからないことを「わからない」って言えるのも器量です。
「俺は3000円のワインを30万円のワインも味が分からないから、3000円の方でいいよ」って言えのが本当の器量だし、それがお金を大切にするっていうことだし、真のお金持ちのすることだと思うんだよね。
多くの人は味よりも、ただ「30万円のワインを飲むこと」に憧れたり、「値札を気にせずに買い物をすること」をすごいことだと思うけれど、実際はそうじゃないの。
お金の価値を本当には変わってる人はそんな事しませんし、したいとも思わないんだよ。
私は、本当に器量がある人っていうのは「高級レストランで食べるステーキ」も、「街の定食で食べる目玉焼き」も、同じように美味しく食べられる人だと思うんです。
お金があるからって、それまでは街の定食屋でご飯を食べていたのが、高級レストランにしか行かなくなるっていうこと自体が、器量が小さいんだよね。
それと、「周りの意見に踊らされちゃう」っていうのも器量が小さい証拠です。
お金を持って威張ったりする人って、結局、お金に負けているの。
「器量が小さい」ということを自らアピールしているのと一緒なんだよ。
お金に踊らされちゃだめだよね。
そうじゃなくて、主役は自分なの。
お金に振り回される人の人生って、お金が主役なんだよ。
お金にはパワーがあります。
だから、そのパワーに振り回されちゃうと、結局は人生もダメにしちゃうんだよね。
よく、お金持ちになったら税金の安い国に資産を移したり、移住したりする人がいます。
それで、「一人さんも、やらないんですか?」って聞く人がいるんだけど、私は日本が大好きなんです。
日本が大好きだから、ここで一生懸命働いて、税金もいっぱい日本のために払えたらいいなと思って仕事をしています。
だから、日本も私に味方してくれて、商売がうまくいくんだと思っているんです。
あなたが本当にしたいことって
「お金持ちになること」ですか?
「お金持ちになりたい」っていう人はまず、「私が本当にしたいことって、なんだろう?」ということを真剣に考えてみてください。
それで、その事って本当に「お金がないとできないことなのか」どうかを考えてみて欲しいのです。
確かにお金があれば色んな物が買えるけれど、私たちは高価なバッグや時計を買うためだけに生まれてきたわけじゃありませんし、高級車を乗り回したり、家に住んだりすることだけが成功じゃないんだよね。
私は贅沢がしたくて「お金持ちになりたい」と思ったことは一度もありません。
仕事が好きで、人が好きで、自分の知っていることでできることを出し惜しみせずにやってきた結果が「今」なんです。
よくよく考えた結果、「お金持ちになりたい」と思ったのならいいけど、「お金持ちになれば幸せになれる」とか「問題も全部解決する」とか、金が全てみたいに思っていると失敗するよ。
よく、お金持ちになって、高級車を乗り回したり、タワーマンションの最上階に住んだり、毎晩高級な料理やお酒を口にしているけれど、「心が満たされない」とか、「虚しい」っていう人がいます。
なぜそうなるかというと、その人は、結局「お金を使うから好かれている」のであって、「自分自身が好かれていない」っていうことが分かっているんだよね。
仕事が終わって良き仲間たちと焼き鳥を魚にチューハイを飲む。
これって最高に楽しいんです。
虚しいっていうのはどこかに嘘があったり、中身がなかったりすることなの。
キャバレーに行ってもいくらもモテも帰りに虚しいっていうのも、「自分が客だからモテた」っていうのは分かっているからなんだよね。
贅沢っていうのは、お金をいくらかけたかではありません。
千葉にドライブしたんだけど、そこで使ったお金って四人で2万円ぐらいだけど、その方は「すごく贅沢な時間」を過ごせましたって言ってくれました。
結局、贅沢って心が決めることだから「お金をどれだけ使ったか」よりも大好きな人と過ごす時間の方が価値があるんだよね。
その気になれば、色々なことから見習える
私は「自分の意見は合っている」と信じています。
でも、他に違うことを言っている人が間違っているかというと、そうじゃないの。
だから常に気をつけないといけないのは、「自分の意見は絶対じゃないんだ」ということだよ。
絶対というのは神の領域のことです。
それを、「自分の意見は絶対だ」とかって思っていると自惚れて、大切なことが見えなくなったり、周りから人が離れていってしまいます。
だから、「もっと最高があるんだ。今は思いつかないだけで、もっと最高があるんだ」って思うことが大切です。
見習う事って、いろんなことからできるんだよ。
これはあくまでも例えばの話なんだけど、「不良」っているよね。
先生で不良になれっていう人はいないし、親でもいません。
不良になるような人って親の言うことも聞かないし、先生の言うことも聞くがないような人なんだよね。
でも、そんな人でも親分の言うことは聞くんだよ。
だとしたら、社長も社員に「あなたは給料もらっているんだから、一生懸命働くのが当然なんだよ。俺は俺で、外でを懸命働いているんだから、やりがいとか言う前にちゃんと働け!」って言えばいいんです。
男には男気っていうのがあります。
だから「お前は男気のあるやつだ」って決めちゃえばいいの。
それで、女にも女気じみたいなものがあって、それを認めてあげると喜ぶし、すごく働いてくれるんだよね。
私は毎日ドライブしているんだけど、それができるのは、うちの会社の人たちが頑張って会社を守ってくれるからなんだよね。
それで、誰も「社長だけどライブ行ってずるい」とかって言わないの。
何故かって言うと、うちは「義理と人情」を大切にしているから、「義理と人情」を大切にしている人たちが集まってきたの。
私が何があっても社員を守るし、だから今も会社は新小岩にあるんです。
これが、会社が大きくなったからといって、大手町とか六本木にビルを建てたりすると、みんな通えなくなってしまいます。。
だから、社員の人たちもこんな私についてきてくれるんだよね。
これが「義理と人情」の世界なの。
「義理と人情」って任侠の世界だよね。
でも、こんないいものを「任侠の世界の専売特許」にしておくのはもったいないと思わない?
追伸 義理と人情と浪花節
まるかんの商品の裏に書いてあるGNNの文字。
これは「義理と人情と浪花節」を略してGNNなのです。
一人さん本当に義理と人情を大切にする人で、昔お世話になった人を忘れたり、自分を信じてついてきてくれた人を裏切ったりするようなことは絶対にしません。
「優秀な人を集めるんじゃなくて、集まった人が優秀なんだよ」といい、本当にそう思っているのです。
だからこそ、家柄も学歴も肩書きもない、私達のような弟子をここまで育ててきてくれたのだなと思います。
特に一人さんは「お金がない時お世話になった人のことを忘れるなよ」と言います。
「お金がない時にいつもコロッケをおまけしてくれたお店があったら、お前がもし総理大臣になったとしても、そこのコロッケを食うんだよ。
それが筋の通った生き方なんだよ」とか「一本筋の通ったものがないと、人が信用しないよ」と教えてくれます。
一人さんのこの教えがあったので、ちょっと値段が高くても、チラシはいつも昔からお世話になっている印刷会社さんにお願いしていました。
それでもいよいよ印刷部数が大きくなり、間に合わなくなった時に「本当に今までありがとうございました」と向こうの方から涙ながらに感謝してくれ、取引が終わることになったのです。
うまくいっている人や信頼されている人は、お世話になった人への恩返しを自然としていますし、自分を大切にしていれば、周りにも同じように大切にする人が集まってくるのですね。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
お世話になっております。
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我が儘勝手で申し開きも御座いません。
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