本当の覚悟とは、「何があっても自分の責任」と決めることだと思うのです。
この男性の場合、お金の問題は彼女の責任、彼女が悪いと思っているうちは、ずっと解決できないのです。
因果の実は楽しく刈り取ること
「原因があって結果がある」という因果の法則が示す通り、あなたに起きている出来事には、必ずあなたに原因があります。
あなたの蒔いた種によって実がなったのだから、いいことが起きた時は「自分ってこんなにいいことしたんだ。ありがたいな」と感謝して受け取りましょう。
ただ、どうしても原因がわからない、自分は何も悪くないのに、と思うことがあります。
そんな時知っておいていただきたいのは、
「今世では何も悪いことはしていなくても、前世でやったことが今、返ってきているのかもしれない」
ということです。
前世で吐いた不平不満、愚痴、悪口、泣き言、文句、心配事、許せなかったといった地獄言葉や行為そのものは、今世になって自分に返ってきていることがあります。
「私はこんなひどいこと、人にしないよ!」
そう思うかもしれませんが、あなたが前世は何代も前の過去世に蒔いた種が、実っているということがあるのです。
さらに、相手の怒りや悲しみも加わると、何倍にもなって返ってくるのだそうです。
そして刈り取る時期は、行ったことの重さによって変わります。
例えば、軽いものであれば今世または来世に現れます。
でも、今世や来世の魂レベルではとても耐えられないものは、魂が成長するのを待って次の次や、ずっと先の来世で現れるそうです。
だから、自分の身に覚えのないことでも、「きっと前世で、同じことを誰かにしたんだな」とか「前世に蒔いた種が今、実ったんだな」と受け取って、せっせと刈り取り作業をしましょう。
この時にいやいややっていると、刈り取りながら、また別の種をまいてしまうことになるそうです。
「今日は大きな因果を刈り取ったから収穫祭で一杯やろう」
どうせやるなら一人さんのように、楽しく明るく刈り取ることを心がけてみる。
そこを神様が見ているそうです。
そして、楽しく明るく蒔いた種はすくすく育ち、今世にも、来世にも幸せをもたらすことでしょう。
カルマは罪ではありません
「自分に起きていることは、自分がやったこと」と考えると、なんでもかんでも我慢して耐えなくちゃいけない、と苦しんでいる人がいます。
例えば、あなたが誰かから暴力を受けているとします。
その時、「ああ、私はきっと、前世で誰かに暴力を振るっていたんだ。
だから、今西はこの状態を我慢しなくてはいけない」と思ってしまいがちです。
前世で起こした罪のことをカルマと言いますが、一人さんは「カルマは罪ではないし、やり返すことじゃないんだよ」と言います。
もしカルマが罪だとしたら、人を殺したらカルマを解消するためには、誰かに殺されないとカルマの解消にはなりませんよね。
でも実際には、そこで誰かに殺されたから、殺した人にまた、カルマが発生してしまいます。
これでは永遠にカルマが解消されることはありません。
ではどうすればいいかと言うと、「カルマをダルマに変える」のです。
「ダルマ」とは悟りのこと。
つまり、ダルマを知ることで、そのカルマは解消されるのです。
例えば、あなたが誰かから暴力を受けているのだとしたら、まずは他人から暴力を受けることがどれだけ辛いことかお尻、それを絶対に他人にしないことです。
そして暴力を振るった人のカルマの解消のためにも、暴力は罪であり、犯罪なんだということを教えてあげないといけません。
そのためには警察に通報するとか、訴えるということも必要なのです。
もしあなたがそこで我慢してしまうと、あなたのカルマの解消にならないだけではなく、そこから発生した怒りや憎しみが新たなカルマを生みます。
さらには暴力を振るった人も、いつまでもカルマを解消することができず、その人もさらに新たなカルマを生むことになってしまうのです。
この話を聞いて共感してくれたある女性が、
「私、今までずっと夫から暴力を受けていました。
前世で自分がやったことだと思って我慢していました。
けれど警察に行くことにしました」
と勇気を出して言いに行きました。
そしたら警察の人たちが親身になって話を聞いてくれて、解決に導いてくれたそうです。
その女性は一人さんファンなので、顔がツヤツヤ華やかな服装をしていて「それにしても、あなたに不幸は似合いませんね」と驚かれたということです。
どんな環境でもまず自分が幸せになる
先日、ある60代の女性とお会いしました。
一人さんのことが大好きで、一生懸命に教えを実践しているというものの、ツヤもなく、暗い色の服を着て、暗い表情をしています。
そこで話を聞いてみると、娘さんが脳梗塞で倒れて寝たきり。
どんどん記憶が無くなっているとのこと。
つまりお孫さんの面倒を一人で見ているということでした。
さらにご主人は昔気質で頑固一徹、亭主関白で、一人さんのことも「お前、変な宗教に入ったんじゃないだろうな」と毛嫌いしているということでした。
私はその女性にまず、こう言いました。
「自分だけでも顔に艶を出して、お化粧して綺麗になって、明るい服を着て、幸せになってください」
この女性はどこかで「娘が大変な目にあっているのに、自分たちだけは幸せになってはいけない」と思っていたのでした。
顔のツヤや笑顔、華やかな服装が大切だとわかりつつ、こんな時に不謹慎だからと自分を抑えてしまっていたのですね。
「大事なお母さんだけではなく、おばあちゃんまで暗い顔をしていたら、ストーブのように周りを温めて、良い影響を与えてあげることができるんですよ」
それからというもの、この女性はみるみる変化して華やかになっていきました。
「恵美子社長に教わったことを実践したら、それまで暗かった我が家が、とても明るくなりました!」
「家に引きこもりがちだった主人が、孫を連れて出かけてくれるようになり、孫の笑顔が戻ってきたんです!」
すごく明るい声で、笑顔で報告してくれました。
私が一番嬉しかったのは、お孫さんが「おばあちゃん大好き」「いつもニコニコしていて優しいから」と言ってくれたということでした。
そしてもう一つ、旦那さんに「いい感じね」ということも、毎日続けていたそうです。
すると、あんなに頑固だった旦那さんが「お前、斎藤一人さんが好きなんだよな」って本を買ってきてくれたり、華やかな色の服を買ってきてくれたりするようになったそうです。
これって、奇跡ですよね。
さらにずっと連絡が途絶えていた、もう一人のお孫さん。
娘さんの前の旦那さんとの子供と連絡を取り始め、私から「若い人のやっていることに共感共鳴するのが大事だよ」と教わったからと、LINEを始めたそうです。
この女性は、道具を愛と光をもって、最高の宝物に変えた人です。
そして、どんどん徳を積んで、周りの人に喜ばれる存在になっていると同時に、カルマもどんどんダルマに変えられているのです。
これが一人さんの言う宇宙貯金を積んでいることなのですね。
覚悟を決めると引き寄せるものが変わる
「やってみたけれどうまくいきません」
「問題が解決しません」
そういう言葉を言う人に足りないもの。
それはもしかしたら覚悟かもしれません。
「神様は魂の成長から絶対にあなたを逃さないよ」
そう一人さんは言います。
問題が問題のままだったら、魂の成長のために何度でも何度でも考える、乗り越えるチャンスを神様は与える。
それが神様の愛なのですね。
先日、ある男性が私にこんな相談をしてくれました。
「彼女には、結婚する前から借金がありました。
でも、僕は彼女を心から愛していたので、借金のことは承知の上で覚悟を決めて結婚したんです。
でもお金の問題が原因で、結局、離婚しました。
覚悟を決めたつもりだったんですが、うまくいかなかったです」
確かにお金の問題は、夫婦でも兄弟でも、親子でも、もめる原因になります。
しかし、この男性は覚悟を決めて結婚したと言うけれど、私に言わせれば、彼が決めたのは覚悟ではなく、ただ結婚を決めただけだったのかもしれません。
本当の覚悟とは、「何があっても自分の責任」と決めることだと思うのです。
この男性の場合、お金の問題は彼女の責任、彼女が悪いと思っているうちは、ずっと解決できないのです。
でも、このことは自分の問題であり、自分の中の何を変えたらいいのだろう、成長させたらいいのだろうと考え始めると、その途端に解決策を引き寄せ始めます。
私たちはそれぞれが、魂の成長のために生まれてきています。
どんなに大切な家族でも、毎日一緒にいる人でも、それぞれ修行の内容は違い、代わってあげることはできないのです。
できることといったら、それは覚悟を決めて、自分に起きることは全て自分の責任だと決めること。
そしてどんなことが起きても、この環境の中で最高に幸せになるにはどうしたらいいだろう、と考えることなのです。
それができれば、引き寄せる解決策は全く変わってきます。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
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