願い事を言う時に、自分が願い事をするじゃない？
その時は、願い事が叶った状態でお願いをする。
「何々がこうなりました、ありがとうございます」
って、過去形でお願いするんだよ。
願いが叶うプロセスは真実を知ると速くなる
愛弟子N あ、はなゑさん、すいません。
私、一生懸命、前向きに考えよう、自分に対しても「私、Ok」って言おうとしているんですけど、マイナスに考えてしまって。
願いを叶えたいと思っても、なかなか「絶対、叶うんだ！」と思えないんですけど。
最初はとりあえず、言葉に出して言ってみればいいですか？
はなゑ えっ、願い事を言葉に、ってこと？
愛弟子N そうですね。
一人さん Nちゃん、まず基本は「私は愛と光と忍耐です」だよ。
いいかい。
願い事の叶え方っていうのはね、プロセス的にいうと、こういうことなの。
「私は愛と光と忍耐です」
これを、声に出して言ってると、神と同じ状態になるんだよね。
それで、願い事を言う時に、自分が願い事をするじゃない？
その時は、願い事が叶った状態でお願いをする。
「何々がこうなりました、ありがとうございます」
って、過去形でお願いするんだよ。
そうすると今度、神様は必ず「何のために？」って聞いてくるのね。
自分の願いがあまりにも、我欲見たいなことばっかりだと、神様は聞きようがないんだよ。
それだと神様は、力を貸さないから。
はなゑの心の声 一人さん、昔と変わってないな。
私達にもそうやって忍耐強く話してくれたっけ。
一人さんぐらい、愛と光と忍耐を地でいっている人、いないな。
そのこと、わかってほしいな。
精神論や宗教家がたくさんいる中で、一人さんを師匠に選んじゃったぐらい、あなた達の中に入ってる神はすごいんだ、って伝えたい。
一人さん だから、例えば、ココ・シャネルがシャネルスーツなんかを作った時にも、
今見てみると比較的カチッとした洋服だけど、シャネルスーツが出てくる前はね、
女性はドレスの下にコルセットをつけて、体を締め上げてたんだよ。
大変苦しい状態だったの。
それを、ココ・シャネルは、
「自分のデザインはコルセットから女性を解放するんだ」
って考えた。
だから、あのシャネルスーツは女性達の解放なの。
それで、世界中の女性たちを虜にしたんだよ。
はなゑ だから、願い事を叶えるには、願いが叶った結果、世の中の人にはどういう風に役
に立ちますか？ってことを明確にするのね。
一人さん それができたら、今度、次の展開になるの。
地球は行動の星だから、必ず、自分が今やれること、始められることが、自分の目の前に出てくるんだよ。
具体的なことが言えなくて、ごめんなんだけど。
はなゑ 神様が願いを本気で聞き出した時には、
目の前に自分の道が拓けてくるの。
一人さん そう、心から願った時に、神は必ず、成功に続く道を教えてくれるんだよ。
でも、この地球は行動の星だから、あの世と違って願うだけでは成功できない。
成功したいと思ったら、行動しなきゃならない。
足、出してかなきゃならない。
神は、必ずその道を出してくれるんだよ。
だけど、いきなりゴールに行き着くことはないの。
はなゑちゃんだって、いきなり、ドレスを着て日比谷公会堂で公演する今のはなゑちゃんになったんじゃないんだよ。
そこに行き着くまでに、一個一個段階を踏んで、かつ「愛と光」で行動し続けてるから、成功に続く道に進んでいけるんだよな。
わかるかい？
だから、行動しなかったら、成功の道は拓けていかないんだよ。
はなゑ もっというと、自分が願ってもなかったことが、どんどん、どんどん起きてる、私の道が拓けてるの。
それは最初は、できることの一個一個、やったからなの。
これが、一人さんの言う天命に従って人事を尽くす。
「愛と光」に心を置きながら、人事を尽くす。
一人さん 自分が、例えば、お年寄りを預かって、こういう理想的な高齢者施設をやるん
だ！ と思うとするじゃない。
思ったとしても、お金が全然ないんだとしたら、とりあえず、そういう施設に勤めようとか。
要するに、一歩目から始めるんだよ。
わかる？
だから、福祉の勉強するとこへ行こう、とか。
いきなり、二歩目から足は出ないんだよ。
はなゑ いっぺんには、拓けないんだよね。
神の道は良い方に加速する
一人さん 「一歩目」をもうちょっと、わかりやすく話すと。
例えば、フランス料理屋を始めたいとするじゃない。
そうすると、じゃあ「フランス料理屋へ勤めよう」とか。
そこで働きながら、「月々1万円ずつ、貯金しよう」とかな。
そうすると、月々1万円だと、一年で12万円しか、貯まんないよな。
10年で120万円だとすると、自分の店を持つまで100年かかる、っていう計算になるじゃない。
ところが、「加速の法則」というのがあってな。
目標地点を目指して歩いているうちに、歩く速度がだんだん、加速してくるんだよ。
で、その加速の法則というのは、例えば、やがて毎月2万円、貯金できる時が来るんだよ。
その間、他のフランス料理屋に勉強しに行ったり、友達ができたりすると、ある日、突然「うちの店、空いてるから使いな」とか。
ともかく、色んな見方が出てくるの。
それでね、目標とか、夢に向かって歩き始めた時に、一番やっちゃいけないのは、例えば1万円ずつ貯めている時に「これじゃ、行きっこない」と思っちゃいけないの。
「このまま行くと」って言うけど、人生はこのままは行かないの。
悪いことにも加速はつくけど、いいことにも加速がつくんだよ。
だからな、Nちゃん。
簡単にいうと、ここ新小岩から大阪へ行こうと思ったら、とりあえずは新小岩の駅まで歩くよな。
新小岩駅まで歩いて行くと、そこから東京駅まで行く電車が出てるじゃん。
で、東京駅に着くと、東京駅からは新幹線が出てる。
なぁ、だんだん、早くなってるだろ。
人生もそれと同じ、願いが叶う時も、全く一緒なの。
新小岩駅まで歩いて行くのが面倒だからって、「新幹線が家の目の前で止まってくれた楽なのに」って言ったって、そんなことはできっこないんだよ。
はなゑ 一人さん、ごめんなさい。
それ以前に、やっぱり自分が「愛と光」でなきゃ。
多分ね、さっき「愛と光と忍耐」ってさらっと言ったけど、最初のここが肝心。
あなたが自信を取り戻す時
はなゑ 私はね、子供の時に全然、魂が傷ついてなくって、親が「愛と光」のまま育てて
くれたんです。
だから、一人さんの言ってることがすっと入って、「あぁ、本当にそうだ」って思うの。
ところが、ほとんどの日本人は、否定的で心が暗くなる言葉、魂を傷つけられるようなことを言われて育つから、「自分ってダメなんだ」って勘違いして不幸になってたり、自信なくしたりしてる。
皆さん、自分に対するマイナスイメージを持たされちゃったのね。
だから自分のことが好きじゃないし、自信がない人が多い。
ところが、「私は愛と光と忍耐です」という言葉を言うでしょ。
あの言霊を、私の知り合い達が言い出した時にね、いろんなことが起きたの。
初めは、自分が「愛と光」とは思っていないし、思えないんだけど。
あれを毎日100回ずつ、百日言おう・・・・・・・ってやりだした時に、すごく涙する人がたくさんいることが分かった。
その涙は、「法悦」というのね。
魂が真理に触れて魂が喜んだ時に出る、しあわせの涙なんだけど。
要はね、あの言葉を言ってるうちに、自分の子供の頃のことや、いろんな過去が蘇ってきたんだって。
それは、親にあまり愛情をかけられてなかったのが当時の自分としては悲しかったんだって。
その思いをまだ自分が持ってるということをまず感じたらしいの。
でも、弟や妹がいて、自分はその子達の面倒を見ていたから、
「自分はすごくがんばってた」
と思って、がんばってた自分に、
「よくがんばったね」
って言えたんだって。
それから、お母さんから愛情もらってないと思ってる自分がいたんだけど、「お母さんも大変だったんだ」ということがわかったんだって。
そうやって「私は愛と光と忍耐です」を言っていたら、マイナスな過去がプラスに変わって行ったんだって。
そして、自分の中の光が、ふわっと大きくなったのが、分かったんだって。
点の中心にいる大霊の光を自分も貰っていて、その光が自分の中にあるんだ、って、分かったんだって。
あの言葉を言ってると、ものすごく暖かい光を感じて、神様に自分が愛されてることを感じたんだって。
だから、「一人さんの言ってることは本当なんだ」と思ったら、涙が出て出て止まらなかったんだ、って言ってたのね。
だからね、まず、みんなが、行った方がいいと思うのは、
「私は愛と光と忍耐です」
を一日百回以上言う、それだと思うの。
ちなみに、自分は「愛と光」だと本気で思ってる、ひとりさんも、私も、みっちゃん先生も毎日言ってます。
それを言ってると自信がついて、正しい行動ができるようになるの。
でね、中には、「愛と光と忍耐です」と言い出したばかりの頃に、気分が悪くなったりする人もいるんだけど、それは自分の中に溜まっていた、魂についていた汚れが取れてる証拠だから。
ちょっとだけ、がんばって言い続けると、成功の邪魔をしている汚れが取れて、魂が綺麗になって、「愛と光」としてちゃんと行動ができるようになるの。
「私は愛と光と忍耐です」・・・・・・が一番ストレートに、魂の浄化をやってくれる言霊だから、それを言ってるうちに、本当に、自分の中に神様がいて、自分は大霊に愛されてることがわかる。
そうした時に、
「嫌な親のことは、どうだっていい、私は神の子なんだから」
って悟っちゃうんだ。
それをが、自分を信じること、自信を持つことに繋がっていく。
自分が生きるのに値して、どんな困難があってもそれを乗り越えていける神の子なんだ、って。
そういうことが分かったら、「なりたい自分」になれる気がすると思うのね。
だから、今は思えなくても、言い続けてみて。
そしたら、目の前に道に向かって行動できるようになるから。
一人さん オッケーだ、はなゑちゃん。
それとね、Nちゃん。
何度も言うけど、「愛と光と忍耐です」を言いながら、願い事は最短距離にするんだよ。
もう1回言うけど、いきなり到達地点が見えるんじゃないの。
願いが叶う最短距離を知ってみる
一人さん 願い事が叶う、目的地に着くまでの間に、いくつもの段階を踏んでいくんだけ
ど、一番手前のものから、手をつけてくんだ。
その一番手前のものからやることが、目的地に着くための、一番の近道なんだよ。
これをやらないでいると、神は次の段階を出してくれないんだよ。
はなゑ そうそう、それが最短距離っていうことなの。
だから、自分の目の前に絶対、チャンスがあるの。
アンテナを張ってると必ず見つけられるの。
だけど、行動しなかったら、200%、成功できない。
一人さん そうなんだよ。
だから、大阪へ行くのと本当に同じ。
飛行機で飛んでいくんだとしたら、バスに乗ろうが、JRを使おうが、まず今自分がいるところから一番近い駅とかバス停に行くよな。
だから、今、自分の目の前にあることの中で、目的地に行くために、一番先にやらなきゃいけないこと、その時の自分に今すぐできることが必ずあるんだよ。
羽田空港まで、友達の車に乗せてってもらえるのか、新小岩の駅まで歩いて行くのか、それは人によって違うんだけど。
要は、その人に今すぐできることがあるんだよ。
わかるかな。
だから、誰にもチャンスがあるんだよ。
成功の秘訣というのは、何をするのでも、戦でもね、自分が1しか持ってない時は相手に石をぶつけるの。
竹槍があったら、竹槍で戦う。
石しか持ってないのに、鉄砲が手に入ったらなあ、とか思ってちゃいけない。
織田信長も、やりで戦ってるうちに鉄砲が手に入ったんだよ。
だから、今、目の前にあるもので戦うんだよ、今できることからやるの。
はなゑ とりあえず、今、できることから、始めてみたらいい。
続けてるうちに、もう少しマシな武器を神様が出してくれるから。
一人さん そういうことだ。
だけど、東京駅へ行きたい人と、千葉へ行きたい人じゃ、行き方が違うからな。
だから、それぞれが、最短距離で行けることを考えればいいんだよ。
それで、最短距離というのは、最初は、新小岩の駅まで歩くとか。
ともかくね、最初は「このままで、目的地にちゃんと着くのかな」って思うようなことなんだよ、不思議なんだけど。
最初はなかなか実現できないように思うだろうけど、加速の法則で、だんだん、早くなってくるよ、加速がついてくる。
追伸 大木になりたければ芽を出すこと
成功とは人生の旅路なんです。
少しずつでも自分を高めている人を成功者というんだよ。
生きているものが全て成長しています。
木にだって、今年は今年の葉っぱがしげるの。
人は、今年は今年の言葉を話すの。
昔の話ばかりをしだしたら、その人は枯れ木と同じなんです。
木には葉っぱがあり、私たちには言葉がある。
新鮮な木には新鮮な葉がなるんだよ。
人はいつまでも同じことを言っているんじゃなくて、ちょっとずつ、ちょっとずつ進歩していけばいいの。
一人さんみたいになりたいとか、ああなりたいとかあったら、まずは芽を出すんです。
いきなり大木になる理由がないからね。
まずは小さくても命を出して、それが小さくても幹になって枝が生えて、やがて中ぐらいの木になって、そして大木になるの。
それをいきなり大木になりたいっていうのはできないんです。
小さくても芽を出しただけで成功者なの。
それを分かってくれる人が周りにいないとダメなんだよね。
私のお弟子さんの一人のみっちゃん先生は、人前で話すと震えて話せないって言っていたんです。
それがまず人前に立つことができて、さらに短くても話をすることができるようになったんです。
そしたら、長々と話す人より心をつかむこともできるんだよ。
1時間話す人より、3分で人の心を掴むこともできるの。
早く終わってくれただけでありがたいと思われるかもしれないしね。
私は頼まれて講演することがあるんだけど、同じ話をするのが苦手なんです。
なぜかと言うと、人によって必要な話は違うんです。
キリスト教の教えを説いた聖書って一冊しかないの。
それで、キリスト教徒って世界中で何億人っているの。
でも教えはひとつなんです。
ということは、聖書に合わせて生きないとダメなんだよね。
だからキリスト教徒が何億人いようが、一冊の聖書に書かれたことに合わせて生きないとダメなんです。
ところが私はそうは思わないの。
ひとりひとり、幸せは違います。
だから、聖書に合わせると合う人もいるけど、苦しい人もいるの。
辛い人もいるんだよね。
釈迦の教えはものすごい数があるの。
何故かって言うと、一人ずつに言ったことが違うからなんです。
悩み事ってどんなにくだらないものでも、当人には大問題なんです。
だから聞くときは真剣に聞いてあげないとだめなの。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
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