「頑張って」と言って、重しを乗せるんじゃなく、肩の荷をおろしてあげる。
運がいいのは当たり前だよ
ユミ
一人さんはいつも、難行苦行はいらないよっておっしゃいます。
難行苦行したって天国に行くことはできないよって。
斎藤一人さん
そうだよ。
だって辛い思いをしなきゃいけないんだったら、それだけでも天国じゃないよね。
天国ってバラ色で、手放しで楽しめる所でしょ?
それとね、願いを叶えるために力んだり、無理をしたり、努力したりすること自体、神を信じていないのと同じだよ。
あのね、本当に運がいい人って、「俺は運がいい」とか、そういうことは意識していないの。
自分は運が良くて当たり前だと思い込んでいて、いちいち運が良いだの悪いだのって意識していないんだよね。
同じように、女性にモテる人は、生まれつきモテるんです。
どうしたらモテるだろうかとか、モテるコツを探したりはしていないの。
大体俺が知る限りでは、モテようと努力している人で、本当にモテてる人は見たことがない。
何でもそうだよ。
ユミ
神を信じていると、成功するのが当たり前だと思えるようになるから、変に意識しなくても成功できるんですね。
斎藤一人さん
そうだね。
モテる人は、モテると思い込んでいるの。
思い込んでいるから、余計にモテるようになっちゃうんだ。
でもね、「よし、俺は絶対にモテると思い込むぞ!」なんてりきむ問題じゃないよ。
ポイントは、さらりと思い込むことなの。
軽い気持ちで思い込むのが正解だよ。
ユミ
確かに思い決意って、そもそも信じていないから力ずくで思い込もうとしているような印象を受けます。
斎藤一人さん
考え方だって、思いだって、軽くなきゃいけないよ。
重いのは間違いなんだ。
思い考えってね、最初は良くても、だんだん苦しくなってくるから。
暗い考えとかかんとか、そういうのは心が重くなるよね。
だから一人さんは、我慢も努力もやめなっていうの。
明るく、軽い気持ちで行こうねって。
もし、あなたが持てないことで悩んでいるんだとしたら、重苦しく悩んじゃだめだよ。
そんなことをしていると、ますますモテなくなるだけだからね。
もっともっと軽く考えるんです。
例えば、モテたいって言うくらいだから、あなたはスケベなんだよな。
だとしたら、いっそのこと「全日本スケベの会」みたいなものを作って、そこで彼女を募集してごらんよ。
するとね、こんなへんてこりんな会をつくるなんて面白い人だろうなって、彼女になりたい人が3人くらい応募してくるから。
女性だって、本当は遊びたいと思っている人が大勢いるんです。
ちょっといい男に声をかけられたら、お茶くらい一緒に飲みたいと思っている人、実はかなりたくさんいると思うよ。
でも、男遊びをするのはいけないことだと思い込んでいるから、我慢して自分を抑え込んでいるの。
もっと自由に、楽しくやればいいのにって、一人さんなんかは思うけどね。
肩の荷をおろしてあげる。
それが最高の応援
ユミ
一人さんと話していると、特別な言葉を掛けられているわけではないのに、ものすごく気持ちが軽くなります。
すごく不思議。
斎藤一人さん
それはきっと、俺の話にはいつも「どうしたら肩の荷を降ろしてあげられるか」っていう気持ちがベースにあるからだろうね。
一人さんは今世、人の肩の荷を下ろすっていうお役目を頂いて生まれてきたんだと思っています。
だから自分も相手も信頼して、肩の荷をおろしてあげるの。
言葉なんかなくても、それができれば最高の応援になるんだ。
ユミ
肩の荷を降ろしてもらっていると聞いて、すごく納得しました。
私も含め、ひとりさんのお弟子さん達はどんどん肩の荷を降ろしてもらえたからこそ、ものすごい成功を手に入れたわけですね。
斎藤一人さん
その通りだよ。
今までは歩くだけでもしんどかったのが、背負ってる荷物が軽くなれば、走り出すこともできる。
当然、一足飛びに成功するんです。
それに、会うたびに重しを乗せてくれくるような人には誰だって会いたくないけれど、会うたびに肩の荷を降ろしてくれる人だったら会いたくてしょうがないよね。
その人のことが大好きになるでしょ?
好きな人のためには顔晴りたくなる。
だから、まるかんという会社が不況に関係なく成長し続けてきたし、今だってものすごく順風満帆なんです。
ユミ
「肩の荷を下ろしてあげるんだ」っていうスタイルを貫けば、どんな言葉を発していても相手は励ますことができますよね。
斎藤一人さん
そのスタイルを崩さなければ、あなたの口からはいい言葉しか出てこないよ。
「みんなは肩に荷物を載せようとするけれど、私だけはおろしてあげるんだ」
そう思っているのとね、周りの人があなたの大ファンになって、どんどん助けてくれるようになる。
だから、びっくりするぐらい成功しちゃうの。
ちょっと考え方を変えるだけで、人の事が気にならなくなる
ユミ
人を信じるには、まず自分から。
それと同じように、まずは自分の肩の荷をおろさなきゃいけないですよね?
斎藤一人さん
もちろんだよ。
自分の荷物が重くてよろけているような人が、他の人の荷物をおろすなんて無理だからね。
まずは、自分の肩の荷を降ろさないと。
そのためには、「もっと頑張らなきゃダメだ」とか、「まだまだ足りない」って自分のお尻を叩いたりしちゃだめだよ。
できない自分を許すの。
「大丈夫、よくやってるよ」って褒めてあげてください。
それをやっていると、すっと体が軽くなるからね。
それでも自分に厳しくなっちゃう人は、ちょっと考え方を変化させてごらん。
例えばキリストと立派さで勝負しても負けるけれど、愛人の数だったら俺の方が勝ってるぞ、とかね。
自分に都合のいいことで勝負すればいいんです。
わかるかい?
これね、人に対しても応用できるの。
「あいつは女にうつつ抜かして・・・・・・」って腹の立つ人がいるとするよね。
そういう時、ちょっと見方を変えて見るの。
「あいつ、いろんな女にモテて、すごい才能だな!」って。
こう思うだけで、そういうふうに考え方が変わってくると、いい意味で人の事が気にならなくなるものです。
相手に彼女が何人いようが、どうでもよくなるの。
男子になるとかじゃなくて、自分が幸せだから、人に嫉妬したり腹を立てたりしなくなるんだよね。
ユミ
すごくよくわかります。
私も、自分がうんと幸せになったことで、嫌な人にすら「どうぞご自由に。もっと楽しく、もっと幸せになってくださいね」って思えるようになりました。
斎藤一人さん
自分の幸せを最優先にすると、他人に振り回されなくなるんです。
人のことで腹を立てている自分で気分が悪いし、全然幸せじゃないよね。
しかも相手は、あなたのことなんて全然気にしていないかもしれない。
それどころか、なんだか暗い表情のあなたを見て、気の毒に思っているかもしれません。
奥さんとケンカでもしたのかな、ご家庭で何か問題が起きているのかなって。
で、「大変ですね、わかりますよ」とか同情されちゃうの。
最後には、「あんなに暗い顔の亭主が家にいたんじゃ、気の毒だ」なんて哀れまれたりして。
余計に腹が立つね。
追伸 辛くても、愚痴っちゃダメ!!
ポジティブということで考えると、当然ですが一般的にはポジティブであるべきと言われていますよね。
でも、どうしようもなく辛い時には、ポジティブな気持ちになれる理由はなく、やっぱりネガティブな言葉が出てしまいます。
僕も、そんな状況にある人には「辛い時は、愚痴を言ってもいいんだよ。
辛い思いを吐き出してもいいんだよ」と言っていたことがあります。
一人さんはよく、「相手の肩の荷を降ろしてあげる」とおっしゃいますが、こういう状況での対応は、一人さんのおっしゃる「肩の荷をおろしてあげる」、ということになりますか?
斎藤一人さん
それはちょっと違うね。
うまくいっていない人にさらにネガティブなことを考えさせたり、言わせたりしたら余計に落ち込むだけなんだよ。
そうなんですか?
斎藤一人さん
その人にとって、「これは駄目だ」ということがわかったんだから、ネガティブの状況をなんかではないし、失敗ではないんだよ。
大体、失敗っていうものがありえないんだ。
でもみんな、何かにつけて失敗にとらわれがちになってしまうよね。
最初からうまくいくものなんてないんだから、うまくいかないのなら、改良すればいいだけなんだよ。
改善していけばいいんですね。
そういう意味では失敗はないということですね。
斎藤一人さん
当然だよ。
最初から何でもうまくいくと思っていたら、その道で長年やって来られた諸先輩方をバカにしているのと同じだよ。
居酒屋を一件作るのだって、居酒屋のお客さんだった人が、ある日突然、居酒屋をやりたいと言ってすぐに上手くいくもんじゃない。
これまで居酒屋をやってきた人たちがずっと苦労しながら試行錯誤してきた形が今、あるんだから。
そうですね。
何事もそんなに簡単に成功するものではないですから。
斎藤一人さん
でも、何かに挑戦するっていうことはいいことなんだよ。
そんな勇気があるからこそ、成功するんだからね。
だから、何かを始めたのなら、失敗しても、単に改良あるのみなんだよ。
と言うか、改良していくしかない。
木が成長するのと同じように、人も改良・改善しながら進化するんだ。
それが当たり前なんだよ。
そのことを大変だと思うほうがおかしいんだ。
そこは大事なポイントですね。
僕たちは、一度失敗すると、もう、この世の終わりみたいに思ってしまう。
僕も失敗してしまうと、「うわ~、やってしまった!!」とか思ってしまって、しばらく落ち込んで何もやりたくなくなったりしますからね。
でも、おかげさまで、最近では「最初からうまくいかないのは当たり前」だと思えるようになって、前よりは落ち込む時間が短くなりましたね。
斎藤一人さん
それはいいね。
どんな状況になっても、改良すればうまくいくに決まっているんだよ。
それに、改良するためのアイデアが何か浮かんでくるはずなんだ。
自分の商売に関することで、何もアイデアが浮かばないとしたら、その人は何かがおかしいんだよ。
「そのアイデアを絞り出すのが大変なんだよ」という人もいるのかもしれないけれど、本来なら知恵なんて湧き上がるように出てくるものなんだ。
出ないのだとしたら、その人は出ないような考え方を持っているということ。
そして、最初から「知恵なんて出るわけない」と思い込んでいるような人なら、その浮かんだ知恵で改良しようとしても、結果的に失敗してしまったりするんだよ。
ネガティブな思いが頭をよぎっただけで失敗してしまうんですね。
斎藤一人さん
要するに、うまくいかなかった時は、うまくいかないような知恵が働いたということ。
例えば、ひとつのものに改良を加えてよくして行かなくてはならないのに、全く違う新しい別の事に手を出したりしてね。
失敗する時は、失敗するような原理できちんと働いているんだよ。
なるほど。
わかりやすいですね。
では、やり方さえ間違っていなければ、アイデアは勝手に湧き上がってくるものなんですね。
斎藤一人さん
木でも成長する時は、上の方を目指しながら伸びていくよね。
横を目指すことはないんだよ。
上を目指していると色々なことが起きてくるけれど、そこに面白みもあるんだよ。
人間は自然と向上するようにできているんだ。
だから、向上することは大変なんかじゃない。
向上しない方が大変なんだよ。
逆に、今のままでいることの方が難しいんだ。
例えば、きちんと手入れをされた盆栽を見てごらん。
ずっと同じ形に留めておこうとするために、針金なんかでぎゅっと全体を縛っているよね。
木が大きくなったり、枝が太くなったりしないように手入れをしているんだよ。
なるほど、人間も同じですね。
斎藤一人さん
そう。山に自然に生えている木なんかは、そんな手入れなんかされていないよね。
だからすぐ着くと上を目指して大きく太く育っていく。
俺はね、俺のところに来る人たちに巻きついている針金を外してあげる係なんだよ。
そうすると皆、のびのびと上を目指して育っていくんだよ。
お弟子さん達も、本来の姿に戻ってグングン成長していくんですね。
僕もひとりさんには針金を外してもらったように思います。
上手くいかないのは、当たり前。
人は、改善・改良を繰り返しながら成長するようにできている。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きも御座いません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。