今の時代の個は、大衆の中でどう自分を表現していくかってことが肝になります。
要は、どれだけ自分の個性を磨けるか。
個性をいかに魅力に変えるかが勝負。
進化する中で「個」を磨く原点回帰
斎藤一人さん
世界は、21世紀に入った時「魂の夜明け」を迎えました。
魂の夜明けというのは、喜びから行動することで幸せになる時代に転換したという意味です。
俺たちはもう、自分の魂の喜びに従うことで生成発展し始めているんです。
みんな自由に好きなことをしていいんだよ。
個人が、自由に人生を楽しむことで幸せになる時代なんだよね。
一人一人が、それにふさわしい「ふわふわ」の人生を歩む。
でね、ちょっと面白い話なんだけど。
今この「個の時代」についてもう少し言及すると、時代をうんと遡って縄文時代の話になるんだよ。
恵美子さん
縄文時代って、今から1万年以上も前の、あの縄文時代!?
斎藤一人さん
そうだよ。
縄文時代には、土器が使われるようになったり、竪穴式住居で集落が作られたりするようになったと言われているんだけど、ざっくり言うと個の時代だったの。
当時の人たちは、刈りや何かをしながら、自分が食べていくことで精一杯だった。
社会もなければ集団生活もないから、貧富の差も目立たなかった。
家族単位の小さな集まりの中で、基本的には自力で生きていく暮らしが1万年ほど続いたそうなんだよ。
その後、弥生時代に入り、ここでようやく人々は大きな単位で生活するようになります。
クニ（今で言うところの町や村）ごとに民衆をまとめる「長」や「王」が出てきたり、戦争が始まったりと、個の時代が終わって集団の時代に移っていった。
恵美子さん
なるほど! つまり、今大きく世の中が変わって個の時代に入ったのは、原点回帰と言えるわけですね。
斎藤一人さん
ただし、個の時代に戻ると言っても、縄文時代と全く同じになるわけじゃないよ。
進化する中での「個」なの。
今の時代の個は、大衆の中でどう自分を表現していくかってことが肝になります。
要は、どれだけ自分の個性を磨けるか。
個性をいかに魅力に変えるかが勝負。
それが新しい時代で幸せになる秘訣なんだけど、縄文時代を振り返ってわかるように、元々人間は個で生きてきた。
個の時代はすごく居心地いいと言うか、ふわっとした安心感の中で色々なことに挑戦できる時代とも言えるよね。
恵美子さん
そこでまた大きなキーワードになるのが、「ふわふわ」ですね。
斎藤一人さん
そういうこと。
でね、これから千年続く「ふわふわの時代」はまだ始まったばかりなの。
つまり、今が一番面白いところなんだよね。
誰よりも先に、新しい時代を先取りできるんだ。
あなたは、すごくツイてるよ。
ついに世界が地球村の完成に向けて動き始めた
恵美子さん
一人さんは昔から、「やがて地球村が完成する」と言い続けていますよね。
今はまだ世界が「国」といった単位で分割されていますが、インターネットで世界の垣根がなくなってきたことからも分かるように、これからいよいよ世界がひとつになるって。
斎藤一人さん
今回のコロナ禍でみんなも痛感したと思うけど、自分の国のことだけ考えていればいいという時代は終わったんだよ。
地球上のあらゆる課題や問題は、世界規模で協力し、助け合いながら取り組まなきゃいけない。
そのことに、みんなが気づく時代になったんだよね。
もう国境なんて関係なくなる。
ここからいよいよ、世界がひとつになるために大きく動いていく。
ついに世界は、地球村完成に向けて動き始めたんだ。
恵美子さん
これからは世界が一丸となって、明るい未来をつくることに集中しなければなりませんね。
その一つとして今浮き彫りになっているのが、環境汚染や自然破壊の問題でしょう。
これまでは、人間の利潤を追求するあまり、地球に負担をかけることもありました。
そしてそのことに何の疑問も抱かなかった人も多かったわけですが、このコロナ禍で「もっと地球を大切にしよう」という認識はぐっと広がったと思います。
コロナで産業活動が止まり、そのことで大気汚染が改善されるなどコロナにより浄化作用が起こるという一面が見えたんですよね。
今、いっそ「自然を破壊しない産業の形を目指そう」という機運も強まっています。
斎藤一人さん
地球にもしものことがあれば、人間はもちろん、全ての生物は生存できなくなるからね。
俺たちが「魂を成長させたい」「学びを重ねて幸せになりたい」と願えるのだって、地球あってのこと。
この星を大切に守っていかなきゃいけないよね。
恵美子さん
私は、一人さんが地球を思いながら作ったこの詩が大好きで。
「花があり 水があり 歌がある 私はまだ天国に生まれた」
広い宇宙のどこを探しても、地球のように美しい星はありません。
私たちは、この天国のような星に生まれたことに感謝し、いつまでもこの星が輝き続けるように大切にしなきゃいけませんよね。
そうすれば、自分がまた生まれ変わった時に気持ちよくこの星で過ごせるから。
そのためにも、一人でも多くの人が「ふわふわ」になることを願っています。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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