それから、臆病とか、怖がりとか、っていう、言い方しない方がいいかもしれないな。
それより、君は慎重なの。
恐怖感を取り除く話
Q 恐怖感を取り除きたい、というのが自分の気持ちなんです。
というのは、どうしてだか、昔から、野球ができないんです。
ボールが飛んでくるのが怖い。
で、免許は持ってるけど、車の運転が怖くてできないんです。
ペーパードライバーなんですけど。
特にこれって、男性って、野球とかサッカー、やるじゃないですか。
で、今、車の運転なんて、老若男女やるじゃないですか。
だけど、私自身は車の運転とか、とにかく怖いんです、だから車の運転もできないし、野球ってやったことがないんです。
体育の時以外は・・・・・・。
A 斎藤一人さん
話の途中でごめんな。
俺、それ、違うと思ってるんだよ。
野球ができない人って、やらなきゃいいの。
実のこと言うと、俺も野球できないんだよ。
だけど、君はできないことを気にして、何とかしようと思ってる。
それとさ、臆病な人ってのは、直そうとしちゃダメなんだよ。
別に、臆病は罪にならないんだよ。
あのな。
「虎穴に入らずんば虎児をえず」と言ってな。
大胆なやつは虎の穴に入っていくんだよな、トラの子供を捕まえるのに。
それで、臆病なやつは、罠を仕掛けるんだよ。
だから、虎の穴の中に入っていけば、トラの子供は捕まるかもわかんない。
だけど、自分が食べられる可能性もあるんだよな。
ところが、臆病な人間が行動した時は、失敗しないように作戦を立ててから行動するから、そっちの方が良かったりするんだよ。
だから、臆病は全然、悪いことじゃないんだよ。
それから、車の運転が怖くて出来ないんだ、って言うけど。
運転できなきゃ、どっか外で食事をした時にもお酒が飲めるとか、電車に乗っかって本を読めるとかな。
いいことが山ほどあるんだよ。
それで、運転できなくったって、あなた、困ってないんだよ、別に。
なぁ、そうだろ、困ってないよな。
東京なんかに住んでると、車に乗なくったって本当に、何の問題もないんだ。
だから、はなゑちゃんも免許持ってるけど、ペーパードライバーで、車に乗って、みんなとどっか出かけても、自分はいっぱい飲めるからって、喜んでるんだよな。
だから別に運転しなくたっていいんだ、と思ってるの、俺は。
ただね、場合によっては、一人さんは、
「運転したらいいじゃない」
って、その人に言うことがあるのね。
それはどういう時かと言うと、例えば、昔、恵美子さんが車の免許取ってすぐ、事故を起こしちゃったらしいの。
その時、恵美子さんのお兄さんが、
「恵美子には危ないから運転させたくないんだ」
って、俺に言ってきたんだけど、
「お兄さん、それ、間違いだよ」って、一人さんは言ったんだよ。
簡単に言うと、俺は、運転しようとする恵美子さんを止めるな、運転させろ、って。
なんでかって、恵美子さんって、ものすごく運動神経がいいんだよね。
運動神経がなくったって事故も起こさずに安全運転をしてる人って、山ほどいるんだよ。
それを、身内が「事故、起こすといけないから」って、否定的なことを言っちゃうと、運転できなくなっちゃう。
第一、人間が死ぬ時は、寿命で死ぬの。
バスに乗ってようが、電車だろうが、寿命がきたらみんな死ぬんだよ。
わかるかい?
あれが怖くて、これが恐くて、共感を何とかしたいですって言うけど、なんとかする必要なんかないぞ。
運転が怖いなら、バスでも電車でも、乗ってりゃ、いいんだよ。
それを直す必要なんか、一体、どこにあるんだよ。
自分のところに野球のボールなんか飛んできたら怖くて怖くて、って当たり前なんだよっ。
俺だって、怖いよ。
ただ、俺は、気にしないの。
俺はできないことは山ほどあるけれど、そんなこと全然、気にしたことない。
野球もダメだし、相撲もダメなの。
だけど、俺は、相撲取りになるわけじゃないし。
野球選手になるわけじゃないしね。
だから、全然、関係ないんだよ。
だから、君もさ、心の故郷まで、自分探しの旅じゃないけど、心の故郷に帰ってさ。
君はただ、野球に向かなかったの。
それから、臆病とか、怖がりとか、っていう、言い方しない方がいいかもしれないな。
それより、君は慎重なの。
スポーツに向かない奴は、考え事に向いてる。
わかりますか?
自分を幸せにできるのは自分しかいない
ちょっと話が寄り道するんですけれど、昔から私がお弟子さん達に教えてきたことは、人間として生まれてきた以上、最低一人は幸せにしなきゃいけない人がいるんだよ、ということなんです。
まずその人を幸せにしないと、他の人を幸せにすることはできません。
だから、その人をまず、最初に幸せにしてあげる。
それができてはじめて、もう一人、他の人を幸せにしてあげられます。
じゃあ、自分が幸せにしなきゃいけない人って、誰だと思いますか?
実は、自分自身なんです。
あなたがまず幸せにしてあげなきゃいけない人は、他の誰でもない、あなた自身です。
自分はまず自分自身を幸せにしなきゃならない・・・・・・という前提に立った時「他人の地獄言葉は注意するけど、自分も言ってるじゃないか」とか、自分に都合の悪いことを考えてはだめなのです。
だって、自分に都合の悪いことを考えていたら、自分が苦しくてしょうがないんです。
自分で自分の粗探しをする必要はないんです。
自分の良くないところは、周りがいくらでも指摘してくれる。
あなたはあなたの味方でいてあげてください。
特に、自分の至らなさを感じ、ダメな自分と戦っている時、どうか思い出して欲しいのです。
「最高に情けない、ダメな自分の一番の応援団は自分なんだ」
ということを。
応援なんてできませんよ、自分はこんなダメなのに・・・・・・と思いますか?
だからこそ、自分がなるんです。
一番の応援団に、自分がなってあげなきゃいけません。
ちなみに私は、絶対に自分を裏切ったりはしません。
だらしない自分の味方をしてくれる奇特な方はそういないだろうと思うからこそ、一人さんは絶対一人さんの味方なんです。
周囲の人たちに「一人さんはタフですね。全然、動じないね」と言われる理由は、そこだろうと思います。
そこが私の強さじゃないかと思うんです。
21世紀の子育てとは?
Q 子育てにおいて、親がやらせたいことと、子供がやりたいことに違いがある場合はどうしたらいいんでしょうか?
斎藤一人さん
自分がやりたいことを親に反対される人は、反対されることで学ぶものがあるんだよ。
そんな中で、自分の道を見つけていくんだ。
そういう人は、過去世において自分が親の時に、自分の子供にもやっぱり同じように反対したからなんだ。
だから、それが今回の人生で戻ってきているんだよ。
Q 子育てをする中で、子供の方が満たされすぎる環境にあるのも良くないでしょうか?
斎藤一人さん
まず、「満たされる」ということを、どんな意味で捉えるかにもよるね。
例えば、いい家に住んで、ピアノを習っていて、家庭教師がついていて、何ていう状況は外から見たら、一見、とても恵まれているように見えるよね。
でも、そこの家の子供は、そんな環境にいる自分がすごく嫌かもしれないよね。
そうですね。その子は遊びたい子かもしれない。
斎藤一人さん
だから、行きたくもない学校に行かされたり、いやりたくない勉強を無理矢理させられたりすることで、歪んで育つ子だっている。
一般常識なんかも、分からないまま育ったりしてね。
それに、いい成績をとることだけしか教わらなかった子は、他の事が全て欠落してしまったりするからね。
周りの空気も読めずに、目に入るものや、思ったことをそのまま入って人を傷つけてしまったりね。
合いの手
難しいですね。
勉強だけができればいいというわけではないから。
ところで、先日、僕の講演会に若いご夫婦が、まだ生まれて数ヶ月の赤ちゃんを連れてきてくださいました。
その方たちが一人さんの大ファンだとおっしゃっていたのですが、一人さんは若い世代の方からも支持されているのですね。
その講演会は、おかげさまで、和やかな会になったんですよ。
斎藤一人さん
さっきね、「魂の時代」の話をしたけれども、これからの時代はね、魂的には進化した個性的な子供達が生まれてくる時代になるよ。
だから、そんな子達は、自分が魂から望んでいないことを押し付けられたりすると、壊れてしまうんだ。
だから、そんな子たちは、そのままでいいの。
オタクなら、オタクでいいんだよ。
朝から晩までゲームをやっている子がいるのなら、やらせておけばいい。
特に、変化の早いこれからの時代を生き抜くためには、よりゲーム感覚みたいな生き方が必要になってくる。
何かあったら、すぐに気持ちを切り替えて、リセットして新しいゲームを始めるような感性のことだよね。
そうでないと、終わってしまったことをずっと引きずったりするからね。
これからの人生はね、よりゲームに近いものになってくるだろうね。
Q では、子供に「ゲームばっかりしてないで勉強しなさい」って叱るのは間違いですかね。
斎藤一人さん
間違いだね。
これは、大人だって同じだよ。
仕事だってゲーム感覚になっていく。
そうでないと、今、こんなに世の中にゲームが流行っていないはずだよ。
これも、神の摂理の一つなんだよ。
学ぶべきことは、ゲームの中にすべて答えが入っているということだ。
合いの手
これまでの暗記するような勉強ではないということですね。
斎藤一人さん
そう。
ゲームに慣れておくことで、自分に起きる問題もゲームをするように片付けられるようになるだろうね。
あと、新しいゲームを創り出せるような人が、新しい商売で成功できるようになるよ。
これからは、世の中の全ての事がゲーム感覚になっていくの。
合いの手
そうすると、ゲームのように、やっぱり楽しくできないと駄目ですよね。
ゲームには、人を熱中させるような何かがありますよね。
斎藤一人さん
楽しいから何時間やっても疲れないし、壊れないよね。
合いの手
改めて、何かゲームをやってみようかな、って思っちゃいました。
斎藤一人さん
ゲームをしながら商売の練習をするようなそんな時代がやってくるよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
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