コンクラーベ

斉藤一人さんです

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斉藤一人さん 男が浮気したときに読む話

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本当に悩まなければいけないのは、自分に、好きな人も好きになってくれる人も、一人もいないという場合なんだよ。

 

 


相手を好きになったらツキも良くなった──それが「本物の愛」です!

人を愛するというのは、愛した人も愛された人も、絶対に両方が良くなるのです。

そうでなければ、それを愛とは呼べないと思います。

これが私の愛の定義です。

私が中学生の時、こんなことがありました。

初めて男の人を好きになって、寝ても覚めても、その人のことばかりが頭にあって、頭がポヤポヤとしちゃったんです。

ある人が仲立ちをしてくれて、一緒のグループでどこかに出かけたりしたのですが、私はその人に自分の気持ちを伝えることは出来ませんでした。

もちろん、向こうがどう思っているのかも全然分かりません。

それで、悶々とした状態が続いていたら、普段の生活でもいろんな面でレベルが落ちてしまったんです。

なんだか学校へ行きたくなくなってきたり、勉強にも身が入りません。

それまではいつも5番以内に入っていた成績が、急に30番ぐらいに落ちてしまったのです。

それを知って父には、すごく叱られました。

「お前の仕事は勉強だ。

それなのにこんなに成績を落として、お前は何をやってるんだ!」

そう怒鳴った父は、私が勉強をサボっていると思い、私を家から追い出しました。

私の机も布団も、みんな外へ放り出してしまったのです。

この時に、私は思ったんです。

「あの人を好きになって、こんなひどいことになるなんて、これが愛って言えるんだろうか?」

これをきっかけになって、さっきの愛の定義へとたどり着いたのです。

人を愛したら、自分もその人も、両方がそれまでよりも良くならなきゃ嘘です。

私はそう思うんですよ。

誰かを好きになって自分の生活がめちゃくちゃになったり、自分を犠牲にしたり、そんなのおかしいです。
自分が好きになったことで、相手の人が不幸になるのもおかしいんです。

そんなのは愛じゃありません。

人を好きになるのを我慢しなさい、って言ってるのではありません。

逆です。

もっとたくさん人を好きになってください。

そうすれば、もっと上手に人を愛せるようになれますから。

人を好きになることで自分がそれまでより悪くなったり、相手の人が不幸になったりするのは、愛し方が下手だからなのです。

恋も2度目になれば、愛し方が最初の恋よりも上手になるんですよ。

昔、中森明菜さんがそんな歌を歌っていましたよね。

本当にそうなんです。

たくさん人を好きになるうち、少しずつ愛し方が上手になって、自分もその人も両方ともよくなれるような愛し方ができるようになるんです。

人を好きになるのは健全な欲望です。

健全な欲望は大いに燃やしていいんです。

自分にはこういう欲望がある、だから完全に利他的にはなれない。

でも、他の人にもそういう欲望があることを受け入れる。

いつも自分がよくなりたいし、他の人も良くなってほしいと思う。

これが愛の前提なんだと思っています。

これは男女の関係に限ったことではありません。

いい人間関係の基本は、このあいなんですよ。

年齢も性別も関係なく、誰かに出会ったら、その人を好きになれるといいんです。

そうして好きになったら、それ以前よりもお互いが良くなるようにと願い、そうなるように行動するんです。

愛をこんな風に定義できると、お互いにものすごくいいレベルを目指して付き合っていけるんですよ。

 

 

 

二人の時間を楽しくする──「この一点に集中できる人」が勝ちます

付き合ってる人に二股をかけられて苦しんでいると、相談されたことがあります。

こうしたことで、私も過去に悩んだことがありました。

ここでは、私がそれをどう乗り越えていったのか、お話ししますね。

結論から言ってしまえば、二股をかけられていることを知った後でも、自分が好きになった相手と、でも付き合っていたいかどうか自分の心に聞いてみるんです。

別れるんだったら、それでいいんです。

「これまで付き合っていた楽しい時間をありがとう。

幸せだった」と思えばいいんですからね。

でも、もしそのまま付き合いたいと思うのならば、自分がどんな考え方をして、どんな態度をすべきなのか、きちんと考えてほしいのです。

どうやれば二人の時間が楽しくなるか、その一点に集中して考えてみるのです。

もし、自分が別の女性に嫉妬したり、相手の男性を恨んだり憎んだりしたら、二人の時間は楽しいでしょうか?

人は楽しい方に引きずられます。

楽しくない相手とは会いたくありません。

嫉妬したりしていると、相手の男性はあなたと会っていても楽しくなくなって、ますます離れていってしまいます。

男はいろんな女性が好きです。

私を含めて、女性はそのことに関してだけは、なかなか男を許せないんですね。

でも、女だって服とか食べ物とか、色々なものが好きなんですよ。

男だってそれと同じなんです。

そう考えて、許せないという気持ちを少しずつ小さくしていきます。

そんなことよりも、二人の時間を楽しくすることに、自分の気持ちを集中してください。

でも、恋愛の経験を重ねていくと、少しずつ出来るようになるはずです。

「別の女とも付き合っているなんて、どうしても許せない。

永久に、許せるようにはなれないと思います」

こういう人もいるでしょうし。悩んでしまう気持ちも分かります。

私も昔そうでした。

それで、ひとりさんに相談したことがあるんです。

すると、ひとりさんはいつもの明るい笑顔で、とても朗らかにこう教えてくれました。

「自分の惚れた相手に自分以外にも好きな人がいるというのは、全然問題じゃない。

好きなものはいくつあっても悩みじゃないんだよ。

『あなたには他にも好きな人がいるでしょう。

よかった、よかった』ということ。

だから、悩みじゃないことを悩んでいるんだよ。

これは、『ほんとたくさんねお金があって困っています』というのと同じ。

悩まなきゃいけないのは、お金を全然持っていない人なんだよ。

同じことで、本当に悩まなければいけないのは、自分に、好きな人も好きになってくれる人も、一人もいないという場合なんだよ。

自分には好きな人がいる。

相手にも好きな人がたくさんいる。

よかった、よかった」

あまりにもあっけらかんとした答えなので、私も悩んでいるのがバカバカしくなって、しまいには笑っていました。

でもね、よく考えてみると、ひとりさんの言ってることは本当だとわかってきます。

好きな人も、好きになってくれる人もいないなんて、これ以上に不幸なことはないと思いませんか?

自分の好きな人に、自分の他にも好きな人がいるというのをどうしても許せないとすると、恋愛感情を捨てなければならなくなります。

恋愛は何度繰り返しても、そんな男を許せないままだと、そのうちに、誰も好きになれない、誰にも好かれない、そんな女になってしまうんです。

それに比べれば、たとえ二股だろうと自分を好きでいてくれる人がいる、そして、自分にも好きな人がいるということは、とても幸せなことなのです。

だからね、いっぱい恋愛をしましょう。

そうすれば、二股だって乗り越えて、とても幸せな時間を過ごせるようになります。

 

追伸 質問 恋愛にも非常識が必要

好きな人が出来て喜んでいたところ、

どうやら友達も私と同じ人が好きだということがわかり、

どうしていいか分からず混乱しています。

恋愛の師匠でもある一人さん、
こんな時はどう解決したらいいでしょうか?


斎藤一人さん


一人さん流の考え方で、一番正しい回答しますね。

あのね、二人で好きなんだから、二人とも彼女になればいいんだよ。

で、嫌いになったら別れればいい。

二人から同時に好かれるくらいだから、その相手は、すごく魅力的だってことなんだよね。

魅力的な人がモテちゃうのは、しょうがないんです。


二股はいけませんとか、本当に好きになれるのは一人じゃないんですかって、そういう意見もあるし、それはそれでいいの。

自分に向いていると思う意見を参考にしたらいいんだよね。

だけど、私に「どうしたらいいんですか?」って聞いたんだとしたら、一人さん流の考え方でお答えするんです。

一人さんの考え方って、世間の常識とは真逆なことがほとんどなの。

普通に考えたら、非常識と思われるようなことかもしれないけれど、どれも楽しんだよ。

楽しかったら、何だってうまくいくよ。

一人さん流の考え方が面白そうだなと思う場合は、恋愛でも非常識なやり方を試してみてください。

 

 

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会社は仕事をする所で、恋愛はおまけなんです


家では何年か前までは、社内恋愛禁止でした。

これは一人さんと相談して決めていたことです。

本当は、恋愛はいっぱいすればいいんです。

社内の人を好きになっても、ちっとも構わないんですよ。

それどころか、会社にいる人を好きになれば、職場にいても気持ちいいし楽しいし、そうやって気持ちが良くなれば、仕事だってはかどるはずです。

例えば、会社員の男性が、自分の部下の女性を好きになったとします。

部下を好きになったんだから、その子を上手に働かせて、いい仕事をさせちゃえばいいんです。

そうすれば、部下だけでなく自分だって出世できます。

二人とも恋愛で楽しくて、仕事も今までよりできるようになって、こんないいことはありません。

でも、実際には大概、そうはならないんですよ。

頭がぽやぽやになって、仕事が出来なくなっちゃうんですね。

会社は仕事をする所で、恋愛はおまけなんです。

だから、家では社内恋愛を禁止にしてたんですよ。

でも、最近では好きにやってもらっています。

その代わり、恋愛で仕事ができなくなるような人には、やめてもらうことにしています。

本当は、恋愛が仕事の邪魔になることなんかないんです。

そうなっちゃうのは、経験が少なくて、恋愛が下手だからなんです。

人を好きになると頭がハイになりますよね。

ハイな状態で、仕事も楽しくやっちゃえばいいんです。

それができないのは、自分をコントロールするのが下手だから。

自分をコントロールできないから、嫉妬なんかの変な感情が生まれてきたりして、他の事をするのにエネルギーが回らなくなってしまうのです。

もっとたくさん恋愛すればいいんです。

一人目よりも二人目、二人目よりも三人目と、だんだん恋愛が上手になっていきます。

要は、慣れなんです。

それに、社内恋愛で仕事がうまくいかないと言っている人を見ていると、どうもその本当の原因は恋愛ではないという気もします。

そんな人は、元々、仕事に身が入っていなくて暇だから誰かに手を出したんです。

つまり、仕事に身が入っていないことを、ただ恋愛のせいにしているだけ。

真剣に仕事をしていれば、悩んだりしている暇なんかないはずです。

 

 追伸 成功の花を綺麗に咲かせるコツを教えるよ

「自分が本当に好きなもの」を見つけることが、自分だけの成功の花を咲かせていく秘訣だよって話したけど、ここで、綺麗な花を咲かせるコツを教えます。

それはね、自分の花を否定しないこと。


「いいね」

「素敵だね」

「可愛いね」

「かっこいいね」

「愛らしいね」

「がんばってるね」

「大好きだよ」


あなたが自分に言ってあげる度に、ますますあなたの花が美しく咲くの。

自分の花を愛でる人は、人の花もちゃんと褒められるようになっていくよ。

「人を褒める」っていうのも、とっても大事なこと。

どんなに地味で素朴な花だって、「あなたらしくて、素敵だね」って言ってあげられる人になろうよ。

たんぽぽに向かって、「どうして、あなたは胡蝶蘭じゃないの?」なんて言っちゃだめなの。


あのね、恋愛関係でも、親子関係でも、「理想と違った」っていう人がいるよね。

「理想の恋人」「理想の結婚相手」「理想の親」「理想の子供」・・・・・・。

あるのは、「自分の好み」だけなの。

だから、自分の好みをグイグイと押し付けて、人の花を踏みにじるようなことはやめなよ 。

もしも、あなたがそんなことをされたら悲しいだろ?

その人は、ちゃんと神様にお墨付きを頂いた、綺麗な花を咲かせているのに「貧乏たらしい花だ!!」なんて言うもんじゃないよ。


それから、あなたの好きな人を誰かにけなされたら、頭にくるよね。

相手も同じなんだよ。
「変な顔の人が好きなのね」なんて、絶対に言っちゃダメなんだよ。

「いいね、とっても幸せそうだね」って、褒めてあげるんだよ。

人によって、好みってそれぞれだものね。

みんながみんな「一人さんがいい」って言ったら、今以上に泣かせる女性が増えて、とんでもないことになっちゃうよ。

みんな好みが違うから、うまくいくんだな。

 

 

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「手っ取り早く綺麗に見せる方法」教えます

よく「写真写りが悪いって言われる」と嘆いている人がいますけれど、これ、本当はいいことらしいですよ。

「腕のいい写真家は普通の人とどこか違うか知ってるかい?」とひとりさんに聞かれたことがあるんです。

答えはこうでした。

「腕のいいカメラマンは、その人のオーラまで写せるんだよ」

「オーラ」は生命エネルギーみたいなもの。

体の周りを包んでいて、心や魂の状態が分かるんです。

これは人だけじゃなく、動物や樹木やものなんかにもあります。

素人の写真では、印象が違って見えることがあります。

いつもその人のオーラも一緒に見ているのに、写真にはオーラがうつっていないからです。

写真写りが悪いということは、いつもはオーラのぶんだけ綺麗に見えているということです。

これは、その人の心の状態が良いという証拠。

ということは、心の状態=オーラをきれいにすれば手っ取り早く綺麗になれるんです。

 

 

追伸 顔立ちのいい人は心も綺麗

斎藤一人さん


みっちゃんって、顔もすごく素敵なの。
柔らかくて、清潔感があって、品のある、本当に優しい顔。
笑顔だってすごく可愛いんだよ。
そんなみっちゃんだから、ますますみんなに好かれちゃうし、俺だってみっちゃんの味方になったの。
一人さんってね、どんなに綺麗な顔立ちをしていても、意地悪そうな顔の人は嫌いだから。

 

みっちゃん先生


そんなふうに言ってもらえて嬉しい!!
ありがとうございます!!
だけど、外見って本当に大切なんですよね。
神の摂理では、そもそも外見というのは、その人に見合うように作られているそうですが。

 

斎藤一人さん


そうだよ。
でね、その観点で言うと、外見で恋人を選ぶって実は正しいの。
顔立ちのいい人っていうのは、実際のところ、心まで綺麗なんだ。
心根の良さがにじみ出ているから、顔立ちが良くなるんだよね。

 

みっちゃん先生


顔立ちがいいのは、自分のことも可愛がっている証拠でしょうね。
そういう人は幸せなオーラが出ているから 、みんなに可愛がられて、性格もひねくれてないと思います。

 

斎藤一人さん


そうなんだ。つまり、人間は外見じゃないっていう人は、「人は外見だよ」っていう論理が自分に都合が悪いから、捻じ曲げているだけなんだよ。

 

 

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「カツ丼を食えばカツ丼の代金を払う」───恋愛も同じなんです

社内恋愛をしていて、自分の仕事そのものはちゃんとできているけれど、社内の噂になるのが嫌だという人もいるみたいですね。

そんな人には、ひとりさんがこう言っていました。

「カツ丼を食えばカツ丼の代金を払うし、寿司でも上を頼めば高い。

それは当然のことなんだよ。

会社の男と付き合えば、噂になるのは当たり前。

これはセットなんだよ。

それなのに、噂になって困るというのは、カツ丼を食いたいけれどお金を払いたくないと言っているのと同じ。

悩みというのは、「私」を変えるしかないんだよ」

「他人」を変えようと思ったら、絶対解決しないんだ。


噂になるのが嫌ならば、「私は社内恋愛をしない」と思えばいい。

噂をする人が嫌だと思うなら、「私はそんな噂はしない」と思えばいい。

それでも社内恋愛がしたいんならば、「噂をされるのは当然なんだ」と覚悟すればいい。

そういうことなんだよ」

噂をされるのを覚悟してしまった方がいいみたいですよ。

 

追伸 「バランスの法則」
ずっと成功を続けるために知っておきたいこと

 

さて、今からお話しすることは、あなたが成功を続けるために、とても大切なことです。

わかりやすい例にして、お話ししますね。

数年前に、ある女子のマラソンランナーが、オリンピックで金メダルを取りました。

この選手がすごいがんばって、努力して、金メダルをとったんです。

すると日本中で、彼女のことが話題になりました。

マスコミは「国民的ヒロインだ」とか、「スポーツ界の救世主だ」みたいな報道をして、みんなで彼女の活躍を喜んだんだよね。

ところが、ここまでは良かったんですが、その後、彼女に対して、物凄いバッシングが始まったのです。

彼女の言動を、「生意気だ」って言ったり、周囲の人との確執を噂したり、「なんで、ここまで叩かれなきゃいけないの」っていうぐらい、それはひどいバッシングでした。

でも、よく考えてみると、彼女はただ「マラソンが強かった」っていうだけなんです。

「国民的ヒロインだ」とか、「スポーツ界の救世主だ」と言ったのは、本人ではなくて周りの人なんだよね。

彼女のように、何かのジャンルで活躍して、急に有名になると、自分の実力以上に、周りの人から「すごい!」って思われちゃうことがあります。

例えば、「100のもの」が、有名になった途端、150とか200ぐらいに世間で評価されちゃうことがある。


さて、ここからが大事な話なんだけど、そうなってしまうと、ある「宇宙の法則」が働きます。

どんな法則かというと、その人の「本当の実力」のところまで、戻そうとする力が働くんです。

このことを『バランスの法則』と言います。

言ってみれば、振り子がギリギリまで振りすぎちゃうと、元の場所に戻ろうとするよね。

あのような感じに似ています。

人って、出世すると、「妬み」や「嫉み」を必ず受けるように言われています。

でも、「妬み」や「嫉み」じゃなくて、本当は「バランスの法則」が働いているだけなんです。

この「バランスの法則」を知っていれば、何かで成功して、うんと周囲から褒められた時に、「あっ、このままだと『バランスの法則』が働いて、元へ戻そうとする力(避難やパッシングなど)が働くな・・・・・」と気づくことができる。

この気づきが、その後の人生を左右するんです。

 

 

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自分が「不幸だ」と思ったら、なんでもつまらなくなります

恋愛を幸せなものにするかどうかは、物事の捉え方次第だと思います。

不倫の関係で相談してくる人の中には、こんなことを言う人もいます。

「奥さんとは必ず離婚して君と一緒になるって言ったくせに、本当はそんな気なんかなかったんです。

私はあいつに遊ばれていたんです」

でもね、ひとりさんはこんな人に明るくこう言うんです。

「遊ばれていたというのは、基本的な間違い。

だって、不倫というもの自体が遊びなんだからね。

遊ばれていると思っちゃだめ」

だって、楽しい思いをしたのは、その男性だけではないですよね。

自分も楽しんでいたはずなんです。

だったら、遊んでいたのはその人だけではなく、自分もなんですよ。

幸せだったと思えばいいんです。

そのことを後悔したり、相手を恨んだりしちゃ駄目です。

これとは逆に、こういう人もいます。

「私は遊びのつもりだったのに、相手の男が本気になって、奥さんと別れるから結婚してくれと言わんです。

このままだとまずいとは思うんですけど、なんとなくズルズルと続いちゃってるんですよ」

これについてひとりさんの意見はもっと明解です。

「それが不倫というものなんだ。

別れたければ別れればいい、続けたければそのままズルズル行っていればいい。

遊びながら好きにやるしかない。

だって、レジャーだからね。

私は、ひとりさんが「不倫はレジャー」だと言い切った時、思わず笑っちゃいました。

なんか、スカッとしたんですよね。

恋愛は捉え方で、幸せにも不幸にもなるんです。

ひとりさんが、不倫の関係を不幸だと思っている人に、よくこう言うんですよ。

「例えば、奥さんのいる男性を好きになったとして、この時に、「なんで自分は不幸なんだ」と思っちゃいけない。

昔のヤクザ映画なんか見ていると、ヒロインの惚れた相手がたまたま刑務所に入るんであって、相手が刑務所に入るから、ヒロインが惚れるんじゃないだろう?

たまたま、そういう人を好きになっただけなんだよ。

これと同じこと、たまたま、好きになった男に奥さんがいただけなんだよ」

惚れた相手に奥さんがいたというのは、相手がたまたまヤクザだったというのと同じで、それは初めからそういう仕組みだったのです。

不幸だと思ったら、なんでもつまらなくなります。

「幸せなんだ。楽しいんだ」

という意識で始まらないと、恋愛もつまらなくなってしまいます。

 

追伸 人の粗探しをするのは、自分が我慢しているから 

 

ユミ

日本では、自由に生きている人を貶めるような風潮が強いように感じます。

最近だと、不倫へのバッシングをよく目にするのですが、なぜあんなに叩かれるのでしょうか?

斎藤一人さん

それは、自分が我慢しているからだよ。

「私はこんなに我慢しているのに、あの人は自由にいい思いをして許せない!」って言う、そういう心境だね。

我慢している人って、異性と遊ぶのはいけないことだと思い込んでいるんです。

日本では、男性も女性も、かなり我慢しているんじゃないかな。


あのね、イタリアではホストクラブが成り立たないって言うんです。

その理由は、イタリア人男性が、みんなホストみたいだから。

イタリア人男性って、ナンパが挨拶みたいになっていて、街を歩いていてもすぐ女性に声をかけちゃうの。

で、断られたってぜんぜんひるまないし、またすぐに、別の女性に声をかけるんです。

恋人に囁く言葉だってすごいよ。

「愛してる、君は素敵だ、ヴィーナスだ」って、歯の浮きそうなセリフでも真剣に言っちゃうんだから。

要は、イタリアの女性って、普通に暮らしているだけで、男性からものすごくチヤホヤされるんだよね。


ところが日本では違います。

ナンバーは恥ずかしいものだというイメージがあるし、ナンパして断られたら恥ずかしい。

だから、ほとんどの人はナンパをしません。

でもね、日本人女性だって、もっと男性から愛されたい。

ちやほやされたい。

優しくされたいんです。

日本でホストクラブがこれだけ成り立つということは、今の状態に不満を抱えている女性がたくさんいるからです。

お金を払ったでも行きたいわけだから、日頃、余程我慢しているということだよ。

ユミ

同じ人間なのに、イタリアと日本では、なぜここまで違うのでしょうか?


斎藤一人さん

結局、日本は江戸時代が長かったからです。

戦国時代のように実力世界じゃなくなって、その状態が長く続くうちに、家柄だとか立ち振舞いみたいなものが重要視されるようになっちゃったの。

家がお取り潰しにならないようにするには、余計なことをしないっていう。

そうすると、人の粗探しになっちゃうんだよね。

でもね、自体はすっかり変わったんだから、そんなに我慢する必要はないんだよ。

本当は、我慢のない世界の方がいいんです。

もちろん、人に迷惑をかけるのは良くないけれど、そうじゃなければ我慢する必要なんてないよね。


ユミ

確かに、日本人にはあら探しをする人が多いですよね・・・・・・。


斎藤一人さん

何があるとすぐ、「そんなことをすると、みんなに批判されるよ」とかって、あたかもこちらを心配しているみたいに言ってくれる人がいるんです。

でも、そう言ってくる人ほど、一番に批判するんだよね。

自分が出来ない事をしている人が羨ましくて、その嫉妬心を隠すために批判するの。

そんなことをしたって、ますます自分をがんじがらめにするだけだよ。

余計に苦しくなっちゃう。

だから俺は絶対に、人の粗探しはしないの。

というより、これだけ自由に生きていると、人を羨ましいと思ったり、嫉妬したりすることがないんです。

それに一人さんって、人間が好きなの。
だから、相手のあらなんかどうでも良くて、良いところを探したい。

そういう人が、幸せになれるんだよ。


ユミ

我慢は自分のためにも良くないし、人に対しても迷惑ですね。


斎藤一人さん

そういうこと。

でね、本当に幸せになりたいんだとしたら、もっとくだらない生き方をした方がいい。

そうすると、大概のことは許せるから。

自分がうんと自由で幸せな生き方をしていると、人が何をしようが「どうぞどうぞ、お幸せに」って思えるの。


でね、もし「私はこんなに努力しているのに、あの人はいい加減な仕事ばかり」

なんて思った時は、顔晴るのは自分の趣味だと思えばいいんです。

自分の趣味で顔晴っているのなら、人のことは気にならなくなるからね。

腹が立つのは、自分が正しくて、相手は間違っていると思っているからです。

だけど正しいとか間違っているとかじゃなくて、自分は趣味で顔晴っているんだと思えば、相手には腹は立たないよ。

 

 

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追伸 「100%幸せだ」と思っても悪いことは起こる


幸せというのも結局、起きた出来事に対して「100%幸せだ」と思えるかどうかなんです。

それで、私が「100%幸せだ」と思っていても、浮気がバレる時もあります。

つまずく時もあるし、車を擦られる時もあるの。

生きていると色々なことが起こります。

先日もちょうど、みんなでドライブをしながら、この「100%の法則」の話をしていました。

どんなことが起きても幸せだと思えるかどうか・・・・・・

そんな話で車中は盛り上がりました。

そして、途中でトイレ休憩をしようと思って、サービスエリアに車を寄せました。

ところが、車を降りてトイレに行こうと歩き始めたとたん、突然「ポト」ンと鳥のフンが私の肩に落ちてきました!

一瞬びっくりしましたが、次の瞬間になんだか笑えてきてね。

累計納税額日本一の大金持ちで、「100%幸せだ」と思っている私でさえ、こういうことって起こるんです。

「100%幸せだって言っていると悪いことが起こらない」

決してそういうことじゃないの。

いろんなことが起こるけれど、何が起きようとも、それらをひっくるめて「100%幸せだ」と思えるかどうかが大切なんだよ。

普通の人は悪いことが起こると不機嫌になったり「ついてない」って思ったりします。

起こる出来事を100%予想するのは不可能だから、そうすると、あなたの幸せは偶然の出来事に左右されることになるよね。

人を変えることはできませんし、起こる出来事自体を変えることもできません。

変えられるのは自分だけなんです。

何かをやって失敗しても、経験しただけ得なんです。

それで、次はその経験を糧にして、うまくやればいいの。

先日もある人が「ちょっと嫌なことがあって、愚痴を言っちゃったんです。こんな私はダメですよね」って言うけど、そうじゃないんです。

幸せな人でも、つい愚痴をこぼすことはあるの。

そんなことも含めて幸せだなと思えばいいんです。

いちいち何かにつけて不幸だと思う癖をやめないと、幸せにはなれないよ。

最初はね、頭ではわかっていても、なかなか「100%幸せだ」なんて思うのは無理って人もいるよね。

でも、思うの。

思い続けて物事を見つめていくと、なぜ起きたのかという原因も分かってくるからね。

 

 

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 追伸の追伸 結婚はしなくてもいい

「世間体が気になるから、仕方ない」

「人にどう思われるか分からないから、やらない」

いわゆる常識を気にして、自分の心に正直でない行動をすることがあるよね。

でもね、世間の目を気にしていると、楽しく生きることはできないんです。

結婚もその一つだよね。

今や結婚という形式にとらわれなくてもいい時代になってきた。

だから、望んでないなら、


結婚はしなくてもいい

って、一人さんは思う。


一人さんのお弟子さんの舛岡はなゑちゃんは、『この先、結婚しなくてもずるいくらい幸せになる方法』って本を書いていますが、家のお弟子さん達は結婚していなくても本当に幸せなの。

仕事は充実して、趣味を持って、仲間と楽しく毎日を過ごしている。

そういう人は、結婚していようが、していまいが幸せなんです。

女は思いっきり好きな仕事に打ち込めるし、男は自由に女性と遊べる。

もちろん、好きな人がいるなら結婚したっていいんだよ。

ただ、相手に幸せにしてもらおうという結婚は絶対うまくいかないよ。

独身でいる時でも幸せを感じている者同士が、結婚すべきなんです。

「魂の成長」にならないような結婚なら、する意味がない。

それから、相手が嫌になったら、世間体を気にせず、離婚すべきです。
嫌な相手と一緒にいて、楽しいことはないでしょ?

運気が悪くなるだけだよ。

何より自分を大切にすることで、運は開けていくんです。

時代はどんどん変わっている。

それもいい方向へ向かってるんです。

世間では、結婚しない人が増えると人口が減るって大騒ぎしてるけど、これだけ出生率が下がるのは、神様が「もう人を増やさなくていいよ」と言っている証拠。

高齢者も元気に働く時代になってきたので、国は成り立っていけます。


結婚はしなくていい


そう言っていると自由な気持ちになれるよね。

ただね、結婚しないとできないことがある。

それが不倫です。

これを体験したかったら、一度結婚するのも悪くはないよね。

 

 

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斉藤一人さんのお話を纏めました。

 

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