手の中にあるもので、どれくらい幸せになれるか。
何かがないと、幸せになれないわけじゃないの。
知恵や勇気がなくても、幸せになれる
私は変わっています。
だから、私と同じことをしても駄目なんです。
特に私は累計納税額日本一だから「どうすればそんなお金持ちになりますか?」ってよく聞かれるんだけど、私の成功法とあなたの成功法は違います。
例えば、会社を辞めるのだって勇気がいります。
私のように、学校へ行かないというのも勇気がいるんです。
荒波に出て行くんだとしたら、「知恵」と「勇気」の両方が必要です。
「知恵」だけでは出て行けませんし、「勇気」だけでは無謀だからね。
それでも、「知恵」も「勇気」もないんだとしたら、ないものはないんだから仕方ありません。
でも、ないから幸せになれないかと言うと、そうではありませんからね。
「精神論」と「金持ち論」は別の話なの。
郵便局の局長より幸せな、郵便配達人はいます。
だから「出世しようがしまいが、人は幸せになれる」というのが精神論なんです。
それに、お金持ちになったからって、幸せになれるとは限りません。
事業が成功しても、社員とか周りから嫌われてる人はいます。
だから、成功者は成功者で幸せになれる方法があって、サラリーマンにはサラリーマンの幸せになれる方法があるのです。
人間は「そのままではいられない」生き物
「そのままでいいんだよ」と言うと、「それでは、人は努力しなくなる」とか、「現状を変えないと、何も変わらない」っていう人がいるんだけど、そうではありませんからね。
なぜかと言うと、人間とは「そのままではいられない」生き物なんです。
人間に限らず、植物も動物も、命あるものはすべて成長します。
成長が止まったものを次の命にバトンをつなぐため、死んでいくの。
そうやって、常に成長し続けているのです。
その中でも万物の霊長たる人間は、終わりがないくらい、どこまでも成長しようとします。
それに、肉体的な成長には限界がありますが、魂の成長には限度がありません。
だから、「そのままでいいんだよ」と言われても、人はどうしても必ず成長したくなるものなんです。
逆に「そのままでいいんだよ」とありのままの自分を認められた時、人は本来の長所や役割に気づき、その才能を十分に発揮できます。
私は人を啓発しようと思ったことがありません。
基本的に誰に対しても「そのままでいいんだよ」と思っているから、啓発しなくてもいいと思っているんです。
いつまでも、どこまでも成長していけるのが人間。
認められた時に力を発揮する生き物なんです。
うまくいかないのは「私利私欲」が足りないから
私たちが「大丈夫だ」と思えない一番の原因は、自分で「これじゃダメだ」と思い込んでいたり、誰かに「大丈夫じゃない」と思い込まされたからです。
その思い込みの一つに、「私利私欲はいけないこと」というのがあります。
なぜかうまくいかない人って、「私利私欲」が足りてないんです。
もちろん、「私利私欲」を持たない方が、うまくいく仕事というのもあります。
例えば大臣とか役人の仕事というのは公正でないといけません。
だって、みんなの岡根谷暮らしを預かっているんだから。
ところが商売や事業というのは、自分のやりたいこと、自分の目的、自分の欲望を叶えるためにやるんです。
それが「もっと大きな成功を得たい」となってくると、自然と世間のことを考えたり、みんなのことを考えたりするようになるんです。
それを最初から「私利私欲」を抑えていたらがんばれませんし、大事なパワーなんかも出てこないんだよ。
だから「もっと洋服を買いたい」「ベンツに乗りたい」「もっとモテたい」とか、「私利私欲」を燃やしてやればいいの。
それで成功者になってくると、「みんなの幸せのために」とか「世の中をもっとよくするために」とかって言うようになるからね。
「私利私欲で物事をやっちゃいけない」と思っている人は、欲や儲けることに罪悪感があるのです。
でも、お客さんに喜んでもらわないと成り立ちません。
それで、うんと売れた方がいいに決まっています。
大勢の人が喜ぶからうんとくれるんです。
そして、うんと売れれば儲かります。
儲かれば雇用もできるし税金も払えます。
だから何の問題もないんだよね。
それなのに「お金持ちは悪い奴だ」と勝手に思い込んでる人がいます。
中には確かに悪いお金持ちもいるかもしれないけれど、みんながみんなそうではありません。
「私利私欲」だけで相手や周りのことを全く考えないの良くないですが、「私利私欲」に燃えながら、相手は周りのことを尊重することもできるんです。
幸せや成功っていうのは、結局、お互いがよくないとうまくいかないんだよね。
欲をいいふうに使うんだよ。
大きな成功を考えたら、自然と周りや世間のために動けるようになるからね。
みんなが好きなことをやっても世の中がおかしくならない
「私利私欲が大事だよ」という話をすると、ほとんどの人が「私にも欲はあります」って言うのです。
でも、そういう人の話を詳しく聞いてみると「それではまだまだ、欲が足らないなあ」と思ってしまいます。
どういうことかと言うと、私は好きなことしかしません。
好きなことをして、好きなことを言っているんです。
ここまでは「私も同じです」という人がいるかもしれません。
でも私はさらに「会社に出勤したくない」って言うんです。
そうすると「会社に出勤しないと仕事ができない」って言うけど、代わりに仕事をしてくれる人を雇えば私が行かなくてもすみます。
そう言うとさらに「でも、社長会社に行かないと社員が仕事をしない」って言うんだけど、働き者の社員を雇えば私が行かなくてもしっかり仕事をしてくれます。
「そんな都合のいいように働いてくれる人はいない」って言うかもしれないけれど、現にうちの会社は私が会社に行かなくても、みんな一生懸命働いてくれています。
どんな仕事でも、その仕事が大好きな人がいるんです。
例えば米作りでも、今なら機械化すれば何十人分も仕事を一人でやることもできます。
だから何十人に1人、米作りのことを好きな人がいれば日本の米作は成り立つんです。
「みんなが好きなことをやったら世の中がおかしくなる」って言う人がいるけど、そんなことにはなりません。
多くの人は「好きなことをするためには、何かを犠牲にしないといけない」って思い込んでいるけど、私にしてみれば「それって欲が足りないよね」って言いたいの。
どういうことかと言うと、「私は好きなことをして、好きなことを言ってます」と言うと、「好きなことばかり言ってたら、他人に嫌われる」とか「好きなことをやっているから、他人に嫌われたってしょうがない」って思うんです。
中庭「嫌われてもいいから、自分の好きなことをやるんだ」っていう人がいるんだけど、そうじゃないんだよ。
好きなことをして、好きなことを言って、それで好かれる人間になればいいんです。
「嫌われてもいいんだ」っていうのは欲が足りないんだよ。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」と思うかもしれないけど、「一石二鳥」や「一挙両得」、さらには「一網打尽」という言葉もあるんです。
とことん自分の欲を探求してごらん。
好きなことをここを心地よくやるのって誰にでもできるからね。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
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