この世は不思議だらけ、謎だらけ。
最大の謎は、斎藤一人さんです。
一人さんとバイオハザード
「斎藤一人さん」って言うと、皆さん、それぞれ「ひとりさんてこういう人」というイメージをお持ちだと思います。
精神的な本を一人さんはたくさん出しているので、おそらく、それ相応のイメージを、皆さん、抱いていらっしゃるでしょう。
ただ、ひとりさんに限らず、どんな場合もそうだけど、イメージと現実は若干違ってたりするのがこの世の習い。
例えば、一人さん、「バイオハザード」っていうゲームにほんの一時期、ちょこっとだけはまってました。
おそらく今、「えっ」って、驚かれた方も多いのではないかと思います。
「一人さんはすごい精神的指導者なのに、なんで」って。
それをバイオハザードが、コンバットナイフであるとかショットガン、火災放射器、ロケットランチャーとかいろんな武器を使って、さまざまなモンスターを倒していく、過激なアクションゲームだからですよね。
その世界と精神的な世界が相容れないものだから「なんで」って。
元々、バイオハザードは、一人さんの弟子たちで、ワイワイ言いながら行ってました。
じゅんちゃんなんて、アイテムを持ちすぎて動けなくなっちゃって。
「それだから純ちゃん、ダメなんだよ!」
みんなで盛り上がってました。
そしたら、最初は全く興味なさげだった一人さんが、私達の方を向いて、
「ちょっと、それ、俺に貸してみて」
それで、やりだしたら、一人さん、もう夢中になっちゃって。
まるで子供みたい、ゲームの登場人物の動きと一緒に自分の体を動かしながら、「クッ、クッ」って、言いながらやってるんです。
一人さんがあまりにも「クッ、クッ」って、力入れてやるものだから。
私、もうおかしくて、おかしくて。
「ちょっと、一人さんさ」
一人さんのそばにいて何気に画面見た時に、私、目が点になった。
思わず、「何、それ」って、声は張り上げてしまいました。
なぜかと言うと、普通は、ゲームがスタートした時点ではコンバットナイフだけだけど、途中でピストルとか、ロケットランチャーとか、いろんなアイテムを持って戦うんです。
でも、一人さんはそれを敢えてしない。
コンバットナイフだけでずっと敵と戦ってるんです。
ありえない。
最後の最後まで、コンバットナイフだけで行ってしまったんです。
それだから、「クッ、クッ」って力が入っちゃったんですね、一人さんは。
こんな人、世界で一人さんしかいないと思います。
でも、どうして、一人さんはそんなことするんだろう?
そう思って、ナイフしか使わない理由を、後で一人さんに聞いたら、またまた驚きです。
一人さん、笑って、こう言いました。
「アイテム使ったら簡単に勝てちゃうじゃん。
つまんなくってやだよ、そういうの」
私達弟子は全員「ホォウ」って。
それは、常識を超えた師匠の戦い方に感動したのが半分。
残りの半分は、たかがゲームに大の大人がそこまでムキになってどうする、っていう。
まあ、ひとりさんもそういうやんちゃなところも、私は大好きなんですけど。
ただ、あんなに夢中になってたバイオハザード、一人さん、すぐ飽きちゃいました。
なんでも、そうなんです。
一人さんは、基本、好奇心旺盛。
難しいことに挑戦することが大好き。
でも、最初は「楽しい、楽しい」ってやってても達成すると、すぐ家飽きちゃって「なんか、難しいこと、ないかな」って始まるんです。
そうすると、「仕事でもするか」って、せっせ、せっせと仕事をやりだす。
そして、「やっぱり、仕事が一番、難しくて面白いや」って。
面白いでしょ、一人さんって。
発想が普通じゃないんです、うちの師匠は。
一人さんの瞬間芸術
遊びといえば、最近、一人さんは一人さんファンの方たちと一緒に楽しんでやっていることがあるんです。
みんなで「愛の詩」を作ってます。
毎朝、一人さんからお題が出るので、それに沿って家族や友人への愛であるとか、郷土愛、好きな人への思いなどなどを詩にする。
そして、他の人の「愛の詩」に対して、必ず「それいいね」と口に出していう。
というルールの下で、愛の詩、やってます。
一人さんが「愛の詩」を始めた理由は、どんな詩にも「それいいね~」っていう。
「こうすれば、もっといいね」なんて、絶対に言わない。
必ず、「それいいねっ~」っていう人を褒める練習なんです。
それと、朝一番に「愛の詩」を作る。
1日の始まりが愛から始まる。
それって、素晴らしいと思いませんか?
やっぱり、一人さんの遊びって深いんです。
すごく楽しいので、ぜひぜひ、一人さんや私たち弟子のホームページをチェックしてみてください。
皆さんの愛の詩、とても素敵なんですよ。
もちろん、一人さんの愛の詩もめちゃくちゃいいです。
一人さんは事業家である以外に、著述家、精神論者、色んな顔を持つ人ですが、私個人としては詩人というのも加えたいと思っています。
詩も一人さんは上手で、しかも一瞬のうちに作るんです。
「今日はこのお題で愛の詩を作るよ」と言ったら、もう詩ができてる。
本当に瞬間技です。
私なんて、お題が出てから、頭をひねってひねって、やっとできるのに。
ところで、ひとりさんが作った詩で、一人さんファンの間でよく使われているものに「仁義」という詩があります。
この「仁義」は、元々、うちの真由美ちゃんが一人さんに作ってと頼んで、書いてもらった長文の詩なんですね。
これも素晴らしい詩です。
声を出して読み上げると、自分の中からパワーが溢れ出てくる、そんな詩です。
仁義 作/斎藤一人
たった一度の人生を
世間の顔色 うかがって
やりたいことも やらないで
死んでいく身の 口惜しさ
どうせもらった命なら
一花咲かせて 散っていく
桜の花の いさぎよさ
一花散るっても 翌年に
見事に 咲いて満開の
花の命の素晴らしさ
一花どころか 百花も
咲いて咲いて 咲きまくる
上で見ている 神さまよ
私のもごとな 生きざまを
すみからすみまで ごらんあれ
この「仁義」という詩も、真由美ちゃんが作ってと言った瞬間、ファット一人さんの頭にあの長文の詩が浮かんで、「できたよ」って。
そして、その場で一人さんは「仁義、たった一度の人生を・・・・・云々」と言った言葉は真由美ちゃんが書とって、それでできた。
本当に、あっという間に出来たので、私たち驚いたんです。
ところが、不思議なのは、後から、「一人さん、あの仁義の詩、もういっぺん、いってみて」と頼むと、一人さん、ほとんど覚えていないんです。
むしろ、私達弟子の方が覚えてる。
普通、自分が作った作品には愛着があるから、全部は覚えてなくても、ある程度は覚えてるはずなんですけど、一人さんは忘れてしまってる。
一体全体、ひとりさんの頭の中は、どうなっているんでしょうか。
私には不思議で不思議で仕方がありません。
謎の牛の乳搾り現象
一人さんがドライブしてる途中、ふらっと入ったお店やなんかで突然、一人さんが熱弁を振るったりすることがよくあります。
本当に、相手のことを思って熱く語っています。
一人さんって、人が不幸にしてると放っておけなくなっちゃう性格なんです。
相手が初対面の人でも、「この人は放っとけない」と思うと、一人さんを全力で、何時間でも一生懸命、その人のために話をします。
出発からずっと車中で私達弟子に、一人さん、いろんな楽しい話を聞かせてくれます。
その上に、偶然会った人だろうが、なんだろうが関係なく、熱弁をふるってる。
しかも、その話は、20年以上ずっとそばにいた弟子の私が初めて聞く話だったりもする。
一人さんの軸足は昔も今も変わらないけど、話してる内容は新しくて、斬新、新鮮。
そんな話を考えて、熱弁をふるうって、普通だったら、相当、疲れると思うんですけど。
でも、一人さんは全然、何ともない。
むしろ、その人たちの前で話をしたすと、だんだん生き生きとエネルギーがみなぎってくるから不思議。
風邪で鼻もぐじゅぐじゅで、喉もガラガラだったりしている時でも、ひとたび話し出すと「さっきまでの一人さん、あれはなんだったの」っていうぐらい元気になっちゃう。
私は最初、一人さんがみんなに気遣って元気そうに振る舞ってるのかなと、思っていました。
だから、「一人さん、大丈夫」って声をかけたら、なんと!!
「俺は人が好きなの。
人が喜ぶのが好きなの。
だから俺は、辛くもなんともないよ」
一人さんはそういうんです。
あぁ、うちの師匠は何て優しい、なんて謙虚な人なんだろう。
そう思っていたら、その後に一人さんがこう言った。
「俺、自分を犠牲にしてるとか、じゃない。
言わなきゃいけないことが、突き上げるように出てきちゃうんだよ。
その、言わなきゃいけないことが前日の晩、俺に浮かんで、すぐ満タンになってきちゃう。
で、それを伝えないでいると、牛の乳搾りじゃないけどさ、苦しくなってくるの。
たまった乳しぼんないと、牛は病気になっちゃうじゃん。
それと同じなんだよ。
俺、そういう時は、ちゃんと伝えないと苦しい。
おかしいだろ。
でも、本当なんだよ」
夜の間に満タンになってくる。
それって一体、何なの?って思うじゃないですか。
さらに、もっと不思議なのは、一人さんの行くところ、行くところに、前の晩にたまった、その話を必要としている人が待ってる。
一人さんがそうやって言うんです。
「俺の話を聞く人が、何故か待ってるんだよ」って。
ますます頭がこんがらがってくるんですけど。
でも、現実に起きた現象が、確かに一人さんの言うとおりなんです。
本当に一人さんの向かう先に、なぜか待ってるんです。
一人さんの話を必要としている人が。
どういうことかと言うと、一人さんが車を運転してると、いきなり、「今日はどこそこに行くよ」って言うんですね。
そしたら、「はい、分かりました」って、私たち、着いていくと、一人さんはそこにいる人の顔を見て、それで、話し出すんです。
その時の一人さんは、下書きでもあるんじゃないかしら?
と思っちゃうぐらい、次から次と口から新しい、若々しい言葉が溢れ出てくる。
それで、聞く方はは全くの初対面で、話してるのが一人さんだっていうことを知らないで聞いてたりもするのだけど、
「今日は何てついてるんだろう!!
私がずっと知りたかった答えを、まさか今日、今ここで来てるとは思ってもみませんでした」
必ず、大感激して、皆さん、そう言います。
その人たちは一人さんの話を必要としていた、ということですよね。
こういう場面を何度も何度も見ていると、どう考えても、ただの偶然とは言い難い。
だから、私は「不思議だ、不思議だ」って言うんですけど。
でも、一人さんは小さい時からそういう風に生きてたから、一人さんにとっては当たり前なことで、不思議でもなんでもないらしい。
私が「そんなことがあるの、一人さんだけですよ」と言ったら、一人さんは一瞬、ちょっと驚いた顔をして、「へぇ、そうなんだ」って。
「一人さんって、面白いよな」
まるで他人事みたいに自分のことを言うんですよ、うちの師匠は。
そこで、私が質問するんです。
「どうして、一人さんにはそういうことが起きるんですか?」
「何かの不思議な働きかけがあって、そうなるんじゃないですか?」
こちらがいくら聞いても、どんなに粘っても、一人さんは「死なない」「そんなこと考えたこともない」「興味ない」それしか言いません。
この一人さんの反応、どう思います?
ますます、におうでしょ。
私は、一人さんには何かあるような気がする。
私の推測ですが、何かの「大いなる存在」が伝えたいことを一人さんの頭に出し、その話を聞かなきゃいけない人を一人さんの目の前に出してくれているのではなかろうかと。
もっと言うと、誤解を恐れずに言うと、一人さんは何かの「大いなる存在」に選ばれた人じゃないかと、私は思うんです。
旅先の、一人さんの不思議秘話
一人さんとお弟子の仲間たちとでよく旅をするのですが、一人さんと旅をしていると、常に本当に不思議なことが起きます。
例えば、これは、全国にある白山神社の総本山・白山比咩神社を押印参りしたときの話です。
みんなで参拝したときに、ちょっと、一人さんの様子がおかしかったんです。
「あれ?一人さん、いつもと少し違うな」という感じがしました。
それで、私、後で一人さんに尋ねたんです。
「お参りしてたとき、何かあったんですか?」って。
一人さんは最初、口を割ろうとしなかったのですが。
私は一人さんの目をじっと見つめ、一歩も引きませんよと、目で訴えつつ、「何があったか教えてください」そう申しました。
そしたら、「たぶん、信じられないと思うけど」と、一人さんは前置きしてこう言いました。
「古事記や何かに出てくる、イザナギとイザナミという神様のこと、はなゑちゃん、知ってるかい」
「はい。イザナギとイザナミって、夫婦の神様でしょ。
だけど、奥さんのイザナミが火の神を生んで亡くなって、黄泉の国に行っちゃって。
イザナギはイザナミに会いたくて黄泉の国に行ったら、そこでイザナミが醜い姿になってるのを見て、イザナギは怖くなって逃げて帰ってきた、っていう」
「そのとき、イザナギいが長い間夫婦だったのに、こんな別れ方して嫌だなと言ったら、ククリヒメという神様が出てきて、イザナギの耳元で何か囁いたんだよな。
そしたら、イザナギは、あぁ、そうかといった。
古事記に、そう書いてあったろ」
「一人さん、今、思い出した。
そのククリヒメ、白山比咩神社の御祭神だ」
「うん。それで、ククリヒメがイザナギに何を言ったかは、誰にもわからない。
それは永遠の謎と言われてるんだよ。」
「確かに、古事記には書いてなかったなぁ」
「白山比咩神社お参りしたとき、オレ、そのこと思い出して聞いたんだよ、あの時、イザナギに何を言ったんですか?って」
私はゴクリと固唾をのみ、「で、一人さんは教わったんですね」
一人さんは頷いて、こう言いました。
「俺の耳元で、ククリメメ、ククリヒメって、二回いった」
私は最初、一人さんが何を言ってるかわからなかったんです。
だって、常識的に考えて、ククリヒメ、ククリヒメって、質問の答えになっていない。
ところが、一人さんは、俺はあれで、わかった。
どんなに驚いたことか!
みなさん、わかっていただけますよね。
一人さんは、涼しい顔して話を続ける。
「じゃあ、あのククリヒメ、ククリヒメと2回言った、というのは、どういうことなんですか?ってことだよな。
ククリヒメとは、くくるという意味なんだよ」
「くくる?」
「そう、くくる」一人さんはそう言うとニコッと笑って、
「イザナギとイザナミは、あの世とこの世で離れちゃったろ」
「縁が切れちゃっても、あなたに向こうにいる奥さんを思う気持ちがあるなら、切れたものはくくれるんですよ。
そのくくるということをする神が私、ククリヒメなんですよ、って。
そしたら、イザナギはあぁ、そうかって。
もし、この世と、あの世と別れ別れになった人がいても、自分が思っていれば、伝えてくれる神様がいるって、素敵なことだよね」
一人さんの話を聞いて、「へぇ、なるほど」と思ったんです、私。
ただ問題は、なぜ一人さんに言葉が出て、その意味が分かるのか。
みなさん、興味深々でしょ。
もちろん、私も知りたくて、一人さんに聞いてみました。
ところが、例によって例のごとく、一人さんは
「知らない」
「そんなことは、どうでもいい」と一歩も譲らず。
あとね、京都の松尾大社へお参りに行った時も、似たようなことがあったんです。
確か、3、4年前のことだったと思うのですが。
お参りしてたら、一人さん、ハッとした顔をして、小さな声で何か、私たち弟子以外の人と言葉をまじわしてるよな感じでした。
それでまた、後で、何かあったんですか?って聞いたんです、私。
そしたら、一人さんはこう言いました。
「俺のことを叱る言葉があったんだよ。
それは、たったひと言、せいめいよって」
私は一人さんが何を言っているのか、全然さっぱりわからない。
「そのひと言で、一人さんはわかったんですね」
私がそう言うと、一人さんは頷いて、
「俺、今まで、本でも講演でも明るい話しかしてこなかっただろ」
「ええ。
もしかして、そのことを叱る言葉だったんですか?」
「あぁ。
お前、ちゃんと陰陽のバランスをとりなさい、陰陽のバランスが取れた話をみんなに聴かせないけないよ、って
それが、せいめいよという意味ことばの意味なんだよ」
松尾大社での一件、一人さんに説明してもらっても、???の私たち。
「ところで、どうして一人さんにはそういう不思議なメッセージが来て、なおかつ、一人さんにはその意味がパッとわかるんですか?」って。
今度こそはと思って、私、聞いたんです。
私の詰めが甘いのか、わからないんですけど、最後の最後に「もう、この話やめよう」って、一人さんに逃げられてしまう。
一人さんは、いつだって、そう。
私が、何を聞いても、どうやったって、肝心のところは聞き出せないのです。
それでも、私はめげない、
「いつか、きっと」と思っているのだけど。
追伸 人生のバランスが自然と整うよ
この世には、陰陽のルールっていうのがあるんです。
思考=陰
行動=陽
陽が強すぎてもいけないし、陰が強すぎるのもまずい。
陰陽のバランスが取れていないと、何をしてもうまくいかないんだよね。
で、 陰陽のバランスをとってくれるのが、
「なんとかなる」
って言葉なんです。
なんとかなる、なんとかなるって言っていると、次第に、なんとかなるような言葉を話し始めるんだ。
それから、なんとかなるような行動をとり始める。
絶妙なバランスで、陰陽が調整されるんです。
自分で意識しなくても、勝手にそうなるの。
すると、あなたの醸し出す「ムード」が変わってきます。
適度に緩みがあって、人を笑顔にするような、すごく優しいムードになるの。
あなたの周りには、同じように素敵な人が集まり始めて、いろんな手助けをしてくれます。
その手助けに支えられて、あなたは楽しく、笑顔で好きなことに没頭する。
気が付いた時には、あなたが自分が思っていた以上に幸せな現実の中にいるんだよね。
言葉も行動も、ムードも、何一つ伴っていない人ってね、「なんとかなる」と思っていないんだよ。
「なんとかなる」と言って、陰陽のバランスを整えてごらん。
絶対に絶対に、言葉も行動もよりよく変わるよ。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
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