知を超えたものに、大金を持つにふさわしい人を選んでもらわなければならない
天が大金を与えたがる人
ある時斎藤一人さんが、「大金は天が与えてくれる」という話をしてくれたことがあります。
「俺が納税額日本一だって言うけれど、別に俺でなくても、日本一には必ず誰かがなるんだよね。
日本一というものがあって、それを奪い合っているわけじゃないんだから、誰かが狙って日本一になれるわけにはいかないの。
俺たちにできるのは、ただ、めいいっぱいがんばって儲けることだけ。
それで、結果的にに一番になったり2番になったりするの。
ということは、もし日本一になりたいのだったら、神様、あるいは天というものかもしれないけれど、その天は誰を日本一にしたいのだろうか。
このことだけを考えないといけないんだよ」
これは、私たちには少し難しい話かもしれませんが、ここで考えてみたいと思います。
まず、日本で一番のお金持ちというのは、必ず一人います。
「一番の該当者のはなし」ということはないわけです。
そうなると、一番のお金持ちに誰かが必ずなるわけですが、この時考えなくてはならないのは、一番にふさわしい人を誰が決めているのかということなのです。
それは、日本に住んでいる人がみんなで相談して決めるというものではないのですから、そこには何か人知を超えた要素があるはずです。
一人さんは、それを決めているのは天だと言います。
つまり天が見ていて、一番にふさわしい人を選んでいるということです。
確かに、お金を儲けることには、そのような人知を超えた要素があるようです。
もちろん、生きていくのに必要なだけのお金を稼ごうということならば、人の努力でなんとかなります。
でも、本当の大金を持つことになると人の力だけでは無理で、人知を超えたものに、大金を持つにふさわしい人を選んでもらわなければならないということだと思うのです。
では、天が選ぶのはどんな人なのでしょうか。
このことについて、一人さんはこう言います。
「例えば。自分が車に乗っているとするよね。
道を走っていて、誰かがこちらの車線に入ってこようとする。
こんな時、入れないとしてがんばっている人がいるだろう。
そういう人を神様が選ぶだろうか。
神様が選ぶのは、ニコッと笑ってブレーキをかける人だよ。
それを目も合わせないで、いでまいとがんばる。
目を合わせない人というのは、向こうの車のことをちゃんと見てるんだよ。
見ないと気を使って危ないから、見ているのにがんばっちゃう。
そこまでの努力をする必要があることなんだろうか。
そんな人は、天に嫌われるよ」
自分が嫌だと思ったことを人にやらない、自分の知っていることをを人に教えるなど、このようなことをする人が天から味方してもらえると、一人さんは言います。
大金を持つ人は天に味方してもらえる人。
天がふさわしいと認める人にならないと、大金はもてないようです。
逆に言えば、天から選んでもらえる人になれば、日本一のお金持ちにもなれるということです。
あなたがそのような人になれば、一人さんは必ず、ニコッと笑って、一番の座をあなたに譲ってくれるはずです。
お金持ちはお金を愛している
一人さんに色々と教わっているおかげで、私たちにも本当にすごいお金持ちと知り合う機会があります。
そうした本当のお金持ちの人たちに共通しているのは、お金を愛しているということです。
一口にお金持ちと言っても、実は2種類あります。
それは、稼いだ結果一時的にお金を持っている人と、その後もずっとお金を持ち続けている人との2種類です。
そして、本当のお金持ちとは、一時的にではなく、お金をずっと持ち続けている人のことでしょう。
そうした人たちの中には、お金の事をぞんざいに扱ったり、どうでもいいもののように行ったりする人は、まずいません。
お金をありがたいと思い、抱きしめてしまいたいくらいに愛しているものです。
例えば、しわくちゃのお札を見たらアイロンをかけたり、お札を財布に入れる時には顔の向きを揃えたり、お札の匂いが好きだったりと、皆さんお金を愛しています。
一人さんもお金を愛しています。
アイロンをかけたりまではしませんが、一人さんがお札の向きを揃えているのはよく見かけます。
よく、「私もお金は好きだよ」と言う人がいますが、大抵の場合、これはお金を愛しているのとは違うようです。
このことについて、一人さんはこう言います。
「お金を愛しているのなら、本当にいるものでなければ買わないんだよ。
この程度のものを手に入れるのにお金が出て行ってしまうのなら買わない、と思うの。
よく、お金がなくなるまで洋服を買う人がいる。
それでいて、『私はお金が大好きだ』と言うんだけれど、そうじゃない。
その人は洋服を愛してるの。
お金を愛してるんじゃないんだよ」
本当のお金持ちはお金を愛している。
どうやら、これがお金持ちになるための条件のようです。
お金を愛して、本当のお金持ちになりたいものです。
愛されているとお金は帰ってくる
一人さんはお金を大事にしていて、不要なことには決して使いませんが、これはケチとはかなり違うものです。
実際、一人さんくらいの気前のいい人は珍しいほどで、よく私たちに奢ってくれますし、「ご祝儀」や「お礼」を色々な人に渡すのが、ほとんど日常のことになっています。
ただし、どのようなことに使われるのかはっきりしないような寄付は一切しませんし、商売上の出費にはとことん厳しくなります。
ましてや、怪しげな出資話などには、絶対に乗りません。
一人さんはよく、お金の事を人間であるかのように言います。
まるで自分の子供のように思っているようで、こんな具合に言うのです。
「俺はお金を愛しているの。
だから、役にも立たないことにお金が出て行くと不愉快になるんだよ。
誰だって、自分の子供がどこかに連れて行かれて、役にも立たない仕事をさせられたら、腹が立つだろう。
自分の子には、何かの役に立つように働いて欲しいじゃないか。
だから、有意義なことにならお金を使うんだよ。
『お前、行っておいで。
お前が働いてくれると、あの人の気持ちが明るくなるんだよ。
だからいってきておくれ。
ちゃんと役に立って、いつでも帰っておいで』
そう思ってお金を送り出すの。
だから、俺はお金を出す時には、
『ありがとうね』というの。
俺がこれを言うと、店の人は自分に言われていると思うみたいだけれど、そうじゃない。
俺はお金に言っているの。
『これからひと働きしてくれるんだね。ありがとう』
とお金に感謝してるんだよ。
こうやってお金を愛していると、お金は愛してくれる人の所得、また帰ってきてくれるんだよ」
私達におごってくれるのも、そうすることでみんなが楽しくなるからですし、ご祝儀をあげるのも、それでその人の心が明るくなると思うからなのです。
ですから、一人さんはそんな時には決して偉そうにお金を出すことはありません。
そんなことをすれば、受け取った人が嫌な気持ちになり、せっかくのお金が役に立たなくなってしまうからです。
要するに、一人さんはお金の使いどころを心得ていて、愛するお金が役に立つようにしか使わないということなのです。
お金を人間のように思う。
愛されているお金は帰ってくる。。
この二つを覚えておけば、お金を大切にできます。
「一円玉」を大事にする人は、「1万円札」から愛されます
お金の事について、私たちが一人さんから始めに教わったのは、お札のシワを伸ばして向きを揃えて、綺麗にして持っておくということでした。
一人さんは、よくこんな話をしてくれます。
「いいかい、どこかに1円玉が落ちていたら助けてあげるんだよ。
汚れていたら綺麗にしてあげるの。
そうするとね、一円玉のお父さんが『子供を助けてくれて、ありがとうございました』とお礼を言いに来てくれる。
一円玉のお父さんは5円玉なの。
その五円玉のお父さんは10円玉。
そうやって、50円、100円、500円、1000円、5000円、そして1万円と続く。
一円玉を助けてあげれば、みんな、集まってお礼に来てくれるんだよ」
これは単なる例え話ではなく、一人さんは本当にお金を人間のように見ています。
確かにお金を人間だと思えば、粗末にできるものではありません。
実際、一人さんの教えてくれることを守ってお金を大切にするようになると、お金には人のように魂があると感じられるようになってくるのです。
また、一人さんはお金を独りぼっちにするなとも言います。
「お金を独りにしちゃいけない。
お札を財布に1枚しか入れないというのはダメなんだよ。
だって、ある程度の人数がいないと寂しいだろう。
お金を好きかと聞くと、みんな、『好きだ』という。
でも、貯金があるのかと聞くと、『ない』って堪える。
好きなのに、全然持っていないんだよ。
それって変だろう。
何に使ったのかと聞くと、『車を買った』だの、『洋服に使った』『旅行に行った』っていう。
それはお金が好きなんじゃなくて、車が好きなんだよ。
洋服や旅行が好きなの。
それで、お金に好いてもらえると思うかい」
また、一人さんはお金が欲しいんだったら、財布にたくさんお金を入れておけと言います。
「100万円欲しいんだったら、財布に100万円入れておくんだよ。
そうすると、財布から100万円の波動が出る。
50万円欲しいんだったら、50万円入れておくの。
財布から50万円の波動が出るから。
お金には豊かな波動があるから、財布には必ずたくさんのお金を入れておくんだよ」
一人さんはお金からは波動が出ていると言います。
その中でも、最強の波動は、貯金から出る波動なのだそうです。
「1000万円持っている人は、1万円持っている人の1000倍のスピードでお金が儲けられるの。
なんでかと言うと、1000万円から仲間を呼ぶ波動が出るから。
『おいで!』ってね、声が出るの。
お呼びがかかっちゃってる。
一万人よりも1000万人のおよびの方が強力だろう。
お金もたくさんいる方が寂しくないから、そっちへ行くんだよ」
人間も、大勢いる方へ行きます。
好んで無人島へ行こうとする人はほとんどいないでしょう。
お金もこれと同じことだというのが一人さんの考え方なのです。
お金は集まりたがる。
お金が集まるほど大きな波動で仲間を呼ぶ。
これを知っておけば、お金儲けがより簡単になります。
お金には魂があると、一人さんは考えています。
お金は色々な人の手に渡って、様々な人の思いを持つものですから、むしろ魂そのものとされます。
だからこそ愛しなさい、と一人さんは教えてくれるのです。
追伸 お金を愛することが、お金持ちになる条件
本当のお金持ちに共通しているのは、お金を愛しているということ。
お金持ちには2種類あります。
一つは、稼いだ結果、一時的にお金持ちになる人。
もう一つは、その後も、ずっとお金を持ち続けている人。
本当のお金持ちは、ずっと持ち続けている人のことです。
そうした人たちは、お金をありがたいと思い、本当に必要なものでなければ買わない。
よく、お金がなくなるまで洋服を買う人がいるけど、その人は洋服を愛している。
お金を愛してるんじゃない。
お金を愛するのが、お金持ちになる条件。
お金からは波動が出ています。
その中でも最強の波動は貯金から出る波動。
1000万円持ってる人は、1万円持っている人の1000倍のスピードでお金を儲けられる。
それは1千万円から仲間を呼ぶ波動が出ているからなんです。
どこかに1円玉が教えていたら助けてあげるんだよ。
汚れていたら綺麗にしてあげる。
そうするとね、一円玉のお父さんが「子供を助けてくれて、ありがとうございました」とお礼を言いに来てくれる。
一円玉のお父さんは五円玉なの。
その五円玉のお父さんは10円玉。
そうやって、50円、500円、1000円、5000円、そして1万円と続く。
1円を助けてあげれば、みな、集まってお礼にしてくれるんだ。
「運の強いやつは、博打行っても強い」
とかって言うけれど、私は絶対そんなことはあり得ないと思っている。
バクチ運の強い人は、麻雀が強い、パチンコが強い、何が強いってね。
でも、よく見ていると、別に大成していない。
だから、うんと出世する人ってのは、博打なんかやらないんです。
私はお金を愛しているから、役にも立たないことにお金が出ていくと不愉快になる。
お金という自分の子には何かの役に立って欲しいからね。
有意義なことにお金を使う。
私がお金を支払うときは、
「ありがとう」
というの。
これをは受け取る人に言うだけじゃなくて、お金にも言ってるの。
「これから一働きしてくれるんだね。ありがとう」
とお金に感謝している。
こうやっていると、
お金は愛してくれている人のところへ、
まだ帰って来てくれるから。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
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