人は「自分の花」を
きれいに咲かせて
その花を周りの人に
見せるために
生まれてきたんだよ。
- 脳の中に住み着く、「もう1人の自分」をやっつけよう
- 21世紀は、自分の花を咲かせながら、同時進行で人を助ける時代だよ
- 得意なことは、代わりにやってあげよう。ときには、できないフリも大切だよ
- 人を育てるのが大変だと思ってる人へ
- 追伸 敗者復活戦
脳の中に住み着く、「もう1人の自分」をやっつけよう
はい、一人さんです。
あなたは、心臓を自分で動かしていると思う?
そんな意識ないよな。
さっき食べた食べ物を、消化しようって意識してる?
しないよね。
何が言いたいかって言うとね、それを全部、自動でやってくれているのが脳なんだよ。
脳って、完璧なんだよ。
あなたの命を守るために、24時間働いてるの。
だから、あなたに危険なことはさせたくないんだよ。
本当は、じっとしていてほしい。
でも、じっとしてたら、ご飯を食べられないよね。
そこで仕方なく、活動していらっしゃいって送り出すけど、いつもあなたを守るために危機回避をシミレーションしているんだよね。
大昔、私たちの先祖がまだ洞窟に住んでいた頃は、外に出て、自分で餌を取らないといけなかったの。
だから、ちょっとでもガサッと物音がすると、「敵じゃないか?」って、いつも気を張っていたんだよ。
そこで、逃げ出した時に滑らないように、緊張すると手足に汗をかくようになったの。
脳は、いつも最悪のパターンを想定して、あらゆることを心配してないと、命を守れなかったんだよ。
ついつい、「こうなったら、いやだな」って、考えることないかい?
それは、原始時代からの癖が今も残ってるって事なんだよ。
脳がずっと心配して、危険を予測する癖だね。
でね、あなたの中には、いつもこの脳っていう「もう1人」がいるの。
ちょっとここで「私は、大金持ちになりました」って声に出して行ってみてくれるかな。
言った瞬間、「金持ちじゃないよな」って声が聞こえなかった。
それを言ったのが脳だよ。
この「もう1人いるな」って気付くのが第1段階。
心配がどこまでも、ずーっと続いてしまうのは、脳の仕業ってことを気づいていないからなんだね。
「脳が騒いでるな」って気づくたびに、その作業をやめさせるのが第2段階。
もう1人の自分をやっつけるんだよ。
信ちゃんも、出会ったばかりの時は、もう1人の自分に苦戦してたの。
「私は大金持ちになりましたって言った途端に脳がツッコミを入れてくるんですけど」って。
心配が始まったら、思いつく限りの心配事を、紙に書き出してみるといいよ。
それを1週間後に見直してごらん。
どれか、1個でも本当になったかい?
大丈夫、ならないんだよ。
「ならなかったよ、よかったね」って、脳に言ってやろう。
人ってね、そうやっておきもしないことを想像して、じっとり手足に汗かいてんだよな。
だから、脳が騒ぎ出したら、「実現しないよ」って、何度も何度も言い聞かせるんだよ。
もう1人のあなたとの根比べだね。
私って言葉には、ものすごい肯定のパワーがあるの。
でも、肯定の力が強力な分、脳もも全力で否定してくるんだ。
だから、まだ言い慣れないうちは、私って言葉は使っちゃダメだよ。
「豊か、豊か、豊か」って、それだけ言ってみよう。
この言い方だと、脳が拒絶反応を起こさないんだね。
これがね「私は豊か」って言うと、脳が「通帳の残高、5桁しかないよ」とか、いろんなデータを引っ張り出してくるの。
脳はあなたの過去のデータをいっぱい持ってるんだよ。
それでも、めげずに「豊か」「幸せ」「ツイてる」って新しいデータを打ち込むの。
言い慣れてきたら、「私は」ってつけて、打ち込んでごらん。
そうすると、脳は最終的に諦めて、あなたを認めるよ。
「いろいろ言ってきたけど、こういうデータもあるんだよね」って、肯定するデータを小出しにしてくるようになる。
それでも、油断すると、また脳は否定的なことを言いたがるの。
心配するのが自分の仕事だと思っているからね。
「私には、豊かな幸せの花が咲く」
いいかい、脳がいろんなことを言ってきたら、この言葉をを何度も繰り返して、「まいった、その通りだね」って言わせよう。
21世紀は、自分の花を咲かせながら、同時進行で人を助ける時代だよ
20世紀は、みんなと足並みをそろえて、頑張らないとうまくいかない時代だったんだね。
協調がいち番大事な「努力の時代」だったんだ。
でも、21世紀は波動が、ガラッと変わったんだよ。
楽しく自分らしく生きれば、それだけ豊かになっちゃうの。
自分が幸せじゃないと人の役に立てないから、最初は「自分ファースト」でいいんだよ。
自分が実際にやってみると「自分の喜びおき優先する」ってことがどんなことかちゃんと分かる。
だから、「君も、自分のきなこと優先しなよ」って、心から人に言ってあげられるんだね。
いいかい、自分を助けてから、人を助けるんだよ。
あるいは、自分の花を咲かせながら、同時進行で「君もやってみなよ」っていうの、が21世紀の助け合いだね。
あなたがそう言ったときに、「いいね」って乗ってくれるのが縁のある相手だよ。
「そんなことが、できるはずがないじゃん」とか、傷つけるようなこという人も出てくるかもわからない。
そういう人は相手にしちゃダメなの。
同じ波動の人のところへ行ってもらおうね。
一生のうちに、誰か1人だけでも、褒め合って、喜び合いながら、一緒に花を咲かせられる人に巡り会えたらいいんだよ。
気楽にしていると、そういう人が出てくるよ。
今ならインターネットもあるから、20世紀よりもずっとご縁のある人と出会いやすいかもしれないね。
相手の個性を認めてあげることも大事だよ。
それが愛っていうものだから。
それには、まず自分の個性を認めること。
それでね、時々人の楽しみを優先してみて欲しいの。
そうすると、自分の楽しみを優先するときより、何倍、何十倍も楽しいって思うんだよ。
こんなこと言ったら、あの人、嬉しい顔するかな。
これをあげたら、喜んでくれるかな。
そう考えてると、意外なんだけど、ワクワクして、自分がホント楽しくなってくるの。
人を楽しませることを考えながら生きていると、楽しさが全く違うよ。
1人嬉しい顔させる人生って、最高だよ。
あなたが、ひとつ誰かを喜ばせると、相手の人は笑顔っていうきれいな花びらを1枚見せてくれる。
きれいな花びらにたくさん囲まれると、あなたの花もどんどん開いていくんだね。
「一人さんはいつも楽しそう。どうしたら、そういられるの」って聞かれることがあるんだけど、人って、疲れてるときほど、真面目のことを考えちゃうよな。
面白くない時って、必ずくたびれてんの。
元気になると、自然と面白いことが浮かんでくるんだよね。
だから、まずしっかり食べて寝ることだね。
でね、「ああ、疲れてるのかな。頭の中がん真面目だな」って思ったら、くだらないこと考えるんだよ。
思わず笑っちゃうようなバカバカしいことだよ。
私は別にくだらないことが好きなわけじゃなくて、自分の機嫌はそうやってとってるんだね。
くらだないことを考えてると、びっくりするくらい時間が経つのが早い。
だから暇な時もおすすめだよ。
私の仕事の1つは、いつも機嫌よく、楽しくしていることだからさ。
自分の機嫌を取って楽しませてあげると、人を喜ばせるアイデアも浮かんでくるようになるんだよ。
得意なことは、代わりにやってあげよう。ときには、できないフリも大切だよ
一人さんは、基本的に、自分が得意なことは、全部自分がやればいいと思っているの。
その代わり、自分が苦手なことは人にやってもらおうって。
だけど、社長とか上の立場になってくると、「これは、俺のほうがうまくできる」とか言わない方がいいこともあるんだね。
私にもお弟子さんたちがいるわけだけど、そういう人達に対して、できないふりをしなきゃいけないときもある。
それを、「相手に花を持たせる」っていうの。
「俺が、俺が」なんてでしゃばったら、相手を形無しにしちゃうじゃない。
「あなたは、すごいな」って言ってるうちに、相手がちゃんとうまくできるようになっていくんだよね。
得意のことはやってあげる。
でも、得意のことでも、時にはできないふりをする。
わかるよね。
どっちも、心の余裕がないとできないことなんだよな。
心の余裕ってね、くだらないことを考えてみると生まれるよ。
くだらないことって、万能だろ?
これね、ケチでいうんじゃないんだけど、こうやって信ちゃんとの本のために、いろいろしゃべったり、書いたりしても、私には1円も入らないの。
これは誰の本でも同じだし、講演会だってそうなんだよ。
私は一切、報酬を貰ってないの。
だからって、儲からないならやだとか言ったら、嫌われるよ。
総スカンだね。
年齢や立場が上になるほど、人から嫌われるようなことをすると、他力が1つも入らなくなっちゃうの。
「私はいいよ、十分頂いてるからね」って言うことも大切。
まずは「自分が得意なことは、全部やってあげるよ」って引き受けるのが、豊かな人だろうね。
夫婦も、そうなんだよ。
夫婦って、「噛み合った2つの歯車」なの。
歯車の原理、わかるかい?
歯車って、お互いの凸凹がうまくかみ合って、回転するよね。
歯数の違う2つの歯車を噛み合わせれば、遅い速度から速い速度まで調節することもできる。
つまりね、出っ張ってるところが自分の得意な分野。
凹んでいるのが、苦手な分野。
相手とは得意、不得意が違うから、2人で補い合ってうまくいくの。
「なんで、できないの?こんなの簡単じゃない」とか言ったら、すぐにかみ合わなくなっちゃって、うまく回らなくなるんだよ。
人って、自分のことは棚に上げて、自分ができることを相手ができないとイライラするの。
できない苦労がわからないから。
そうじゃなくて、「自分はできないけど、相手はできること」に目を向けてご覧。
目を向けたら、素直に凄いねっていうの。
それで、時々、自分でできることでも相手を頼って、「さすがだね」って褒めるんだよ。
これは思いやりの話だから、夫婦じゃない相手にも言えることだね。
相手に合わせて、自分の歯車の歯数を調節するのも、いいかもわかんないよ。
進みを早くしたり、ゆっくりしたり、自分がたくさん気負ったり、ちょっと多めに相手お花を持たせたり。
そんなふうにしながら、一緒に楽しくしていくといいね。
人を育てるのが大変だと思ってる人へ
人を育てるって、大変なことだよね。
まず、一方的に「育てる」って言うんじゃなくて、「自分も一緒に育とう」と思わないと無理なんだよね。
「育ててやろう」なんていう上から目線じゃなくて、やさしい気持ちがないと人は育たないの。
「育児は育自」って言葉があるけど、その通りで、親になったからっていきなり完璧になれるわけがないよ。
だから、親に対していろいろ不満があるって言う人は、
「親は未熟なりにがんばった。
あの時の親にとっては、あれが最高レベルだったんだ」って思うことだよ。
子供でも、部下でも、後輩でも、何もあなたより劣ってるわけじゃないんだよ。
あなたと対等の魂なの。
あなたに、「人と一緒に育つ」ってことを教えてくれる存在なの。
だから、相手が気持ちを打ち明けてくれることがあったら、「そうだよね、わかるよ」って言ってあげよう。
最初から否定して、花を踏みつけたらいけないよ。
「ちょっと甘いことを言ってるな」って思ったら、「そうだね。わかるよ。
ただ、こういうものかもしれない」って、教えてあげればいいの。
そして、「大丈夫だよ、私たちがついてるからね」って、安心を教えてあげること。
そこから先、どんな生き方をするかは、その人の問題なんだね。
間違ったことをしたら、「それ、間違ってるよ」って言ってあげればいい。
怒るんじゃなくって、「これこれ、こうだよ、だから、それは駄目だよ」って、普通に間違っている理由を教えてあげるの。
相手は、何度も間違えるかもしれない。
何度も間違えないと覚えないっていう、前世から持ってくる魂のクセってのもあるからね。
それでも、怒らずこんこんと教えてあげるの。
それが、「すでにわかっている人」の務めだからね。
「でも、あんまりにも同じことを間違えすぎじゃないのか?」って、頭にきそうになったら、こう考えてみな。
あなた自身が、「こんこんと教える」ってことで学ぶ魂のクセを持ってきてるのかもしれないよ。
それぞれの家庭や会社ごとに、ルールがあるよね。
だけど、あまりにも上の人間八百屋が「それは駄目でしょ」って言い過ぎたり、「これは、こうやらないと」って干渉しすぎたりすると、相手の花が根を張る「心の領域」がどんどん狭くなっちゃうんだよ。
根を張れない花はしぼんじゃう。
自分でやってみて失敗したこと、恥ずかしい思いをした事って、ものすごく身につくの。
それは得難い成功の種なんだね。
先回りしてやり方も手取り足取り指示して、「ダメダメダメ」を連発すると、その機会を全て奪ってしまうんだよ。
本当の愛って、相手の心の領域に土足で踏み込まないことを言うんだよな。
自由に根を張る土壌を大きくしてあげようって、見守ることが大事です。
「一緒に咲こうよ」って言う大きな波動が出ている人は、太陽になっちゃうの。
明るくて、あったかいから、周りに、皆が集まってくるよ。
旅人が、太陽から方角を知るように、「どこへ行ったらいいんだろう」って迷っている人たちの目印になってあげることができるんだね。
自分が太陽になって、人と一緒に育つ。
これが、みんなで花園を作る唯一の方法じゃないかな。
だから、私は、信ちゃん達を自分が育てたなんて思ってないよ。
一緒に、「今までよりもマシになってきた」んだよな。
師弟関係じゃなくて、仲間で、友達なの。
来世も、再来世ももまた会おうな。
それで、また楽しくやろうよ。
あなたも、そうやって、大好きな人達と楽しく過ごしなね。
そうすれば、そこが花園になるからね。
追伸 敗者復活戦
怒りん坊の人がいて
その人が倒れたんですね。
そうすると人はバチが当たったと言いますが
そうではなくて神様の愛なんですね。
神様はこれ以上罪を犯させたくないんです。
いろんなことはたくさんあります、
人間は未熟にできています。
人間は皆やり直し組で
敗者復活戦なんですね。
これだけ時代も進化して
魂も成長しているんですから
自分の頭でよく考えてみてください。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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