親鳥が雛鳥に餌を食べさせるときってね、一旦親鳥が餌を食べて、消化しかけたものを吐き出して雛鳥に与えるの。
ひな鳥が食べやすいように、自分の中で消化したものしか与えないんだ。
- 質問1 そのまま
- 質問2 自信を持って断言しよう
- 質問3 親鳥は消化したものだけを与える
- 質問4 のめり込む性格は宝物
- 質問5 努力で作った悩みごと
- 質問6 先延ばし体質
- 質問7 笑顔
- 質問8 比較論
- 追伸 成功者は他人と自分を比較しない
質問1 そのまま
自分の性格を、無理なく変える方法はありますか？
一人さん、何か良い方法ありますか？
斎藤一人さん
最初に、大切なことをお伝えしておきますね。
人は、そのままの性格で幸せになれるよ。
簡単に言うとね、「弱気な人間に強気になれ」と言ったって、できないんです。
女の子にオチンチンを出せと言っても、それは無理だよね。
ないものは出せと言っても、それは不可能なの。
だけど、ないならないなりに、弱気だから人を傷つけないとか、無茶しないとか、その性格ならではの「いいところ」があります。
怒りっぽい人は、「私は怒りっぽいからこそ、不条理が許せない」とか、「弱いものがいじめられたら、助けずにはいられない」とか。
どんな性格でも、良い方に捉えられるしかないんだよね。
魂には段階があって、前世は怒りっぽい性格だったけれど、今世は弱気に生まれたとか、その時によって違うんです。
だけど、魂が成長すると直っちゃうの。
前世で怒りぽい性格を攻略し終えた人は、もう無駄に怒らなくなる。
その代わり、今世では弱気に挑戦してみようかっていうように、みんな一つずつ学んでいくの。
ピラミッドと同じで、一段ずつ積み上げていくしかないんです。
速く上がることはできるけど、飛ばすことはできないんだ。
周りに「ものすごい弱気だな」と思う人がいたら、その人は今世、弱気を学んでいるんだよね。
すでに過去世で弱気という問題をクリアしちゃってる人は、簡単に「勇気を出せ」何て言うんだけど、それはいじめと一緒だし、いくら周りがうるさく言っても、本人の魂が成長しない限り弱気は直らない。
でも、魂が成長すれば、ある日、急に勇気が出るものなんです。
自分の性格を、無理にネジ曲げようとしなくていいからね。
弱気な人は、「弱気の、こういうところが素晴らしい」と思えば幸せになれます。
怒りっぽい人は、「怒りっぽい性格のおかげで、こんないいところがある」と思えば、必ず幸せになれるからね。
あなた自身が、自分の一番の味方でいなきゃだめだよ。
質問2 自信を持って断言しよう
商品の販売するとして、
それをたくさん買ってもらえるようにするには、
どうしたらいいですか？
斎藤一人さん
あなたは、お店で店員さんに商品を勧められました。
次の二パターンのうち、どちらの言葉をかけられたら「買ってみようかな」という気持ちになりますか？
「みんないいと思いますよ」
「この商品、とってもいいですよ！」
おそらく、「この商品、とってもいいですよ！」と断言された方が、商品に自信があるんだなと感じるのではないでしょうか。
じゃあ、これを買ってみようかって、そんな気持ちになると思うんだ。
遠慮がちに伝えるのと、自信を持って伝えるのとでは、同じ商品でも売れ方が全然違ってくるわけです。
例えばラーメン屋さんで、「このお店は何が一番うまいの？」って聞くとします。
この時、「ちゃんぽんがおすすめですよ！」とはっきり言ってくれたら、「じゃあ、ちゃんぽん一つお願いします」ってなるよね。
それに対して、「どれも美味しいです」とか、そんなこと曖昧なことを言われちゃうと、「ひょっとして味に自信がないな？ うわぁ、よその店に行けばよかった・・・・・・」とか思う人だっているんじゃないでしょうか。
あのね、お客さんはどれが一番うまいのか聞いてるの。
だったら、はっきり答えろって。
曖昧なことを言っちゃだめなんです。
わかるかい？
自分が売っている商品を、自信を持って勧められるかどうかで、商売の結果は全然違ってきちゃうんです。
ひいては、人生の結果も変わってくるものですよ。
質問3 親鳥は消化したものだけを与える
斎藤一人さんの教えは、
本当に、難しいものがないのですか？
斎藤一人さん
誰にでもできることしか言わない。
それが一人さん流なんです。
勇気のない人に「勇気を出せ」とか、気が弱い人に「強くなれ」とか、そういうことは絶対に言わないの。
できないことを言ったって、途中でみんな崩れちゃうよね。
簡単にできることじゃなきゃ、誰も「やってみよう」「続けてみよう」って思えないんです。
親鳥が雛鳥に餌を食べさせるときってね、一旦親鳥が餌を食べて、消化しかけたものを吐き出して雛鳥に与えるの。
ひな鳥が食べやすいように、自分の中で消化したものしか与えないんだ。
それと同じなんです。
「私ができたんだから、あなたもできるでしょ？」
っていうのはいじめだよ。
簡単に出来るように噛み砕いて教えるのが、お師匠さんなの。
初心者に難しいことを言うほうがおかしいんだ。
よく成功者が難しいことを言うんだけど、あれはただの自慢話なんです。
「やれるもんならやってみな」と突き放しているだけで、励ましじゃないよね。
私のお弟子さん達は、最初、商売のことなんて何もわからなかった人たちなんです。
どこにでもいる、普通の人達だよ。
それが全員、大成功しちゃったのは、一人さんが難しいことを言わなかったからです。
一人も脱落することなくついてこられたのは、私が楽しいことしか言ってこなかったからなんだ。
みんな、世間の常識をいっぱい背負ってるよね。
それは違うよって、肩の荷を降ろしてあげるのが一人さんなの。
そういうやり方だから、みんな楽しく成功することができたんです。
質問4 のめり込む性格は宝物
自分の好きなことをしていると、楽しすぎて、
仕事も勉強も忘れるほどのめり込んでしまいます。
こんな性格で、この先ちゃんと生きていけるのでしょうか？
斎藤一人さん、ご意見をお願いいたします！
斎藤一人さん
あなたは、素晴らしい素質を持って生まれましたね！
大丈夫です、そのままで幸せに生きていけるから、心配しなくていいですよ。
どういうことかっていうとね、この人が苦労してご飯も食べられなくなって、餓死してる姿とかイメージできるかな？
苦労とか餓死って、一番、縁遠そうなイメージだよね。
好きなことにのめり込むってね、すごくいいことです。
今は、仕事も勉強も忘れちゃうくらい楽しいことがあって悩んでるみたいだけど、こういう明るい波動の人は、悲惨な状況にはなりません。
それどころか、ある日突然、仕事にはまって大成功しちゃったりするんです。
その性格は、持って生まれた宝物だからね。
大切にするといいよ。
質問5 努力で作った悩みごと
感謝しています。
毎日楽しく生活している独身女性です。
子供も兄弟もいないのですが、時々、歳を取って一人ぼっちになってしまったら、そういうことを考えると怖くなってしまうことがあります。
将来孤独にならずに生きていくためにはどうすれば良いでしょうか？
また出会った人、これから出会う人とのご縁を大切にするにはどうすれば良いのでしょうか？
斎藤一人さん
大げさに考えないでください。
誰だって歳はとるんです。
あなただけが年を取るわけではありません。
将来は明るく考えないと仕方ないですよ。
将来は明るいんです。
暗く考えれば、暗いんです。
人間っていうのは悩んでいることを、考えてるように思うんです。
ところが違うんです。
人は何もしないと悩むように出来てるんです。
だから悩まないためには、悩まないことを楽しく考えよう。
旅行に行こうとか、人間関係を良くしたいんであれば、もう来た問題を努力して解決して、明るくて本当は楽しいんです。
ところが何もしないと、冬になったらどうしよう、人間というのは餌を取ったり、体に毛が生えてるわけではないですから、服を着たり、他の動物よりもいろんなことを心配しないと生きれない動物なんです。
ところが今は、食べ物がなくなることもないし、服もあります。
それなのに心配癖だけが残ってるんです。
心配してる人は、心配を考えてると思ってるんです。
そうではなくて、あなたは何もしていないんです。
何もしてないからそういうことが起きるんです。
要するにほっとくと、ハンドルが少しずつ左に曲がるようなもんです。
それを右に切らないといけないよと斎藤一人さんは言ってるんです
楽しい方にハンドルを切らないといけないんです。
左が悩みの方だとすると、ほっといても悩みの方には行くんです。
悩むことばっかり考えてるんですではなくて、考えていないから悩んでいるんです。
改善策を考えないといけないんです。
問題が出てくれば、解決する方に行けば良いんです。
不幸は誰にでもなれるんです。
努力がいらないですから、幸せが、幸せの方に持って行こう、何を考えよう、幸せになるための努力と頭がいるんです。
それって楽しいんです。
そのために私たちは、頭とか知恵とかをつけてもらってるんです。
神様につけてもらったものを使わないですから、苦しいんです。
使えば使うほどご褒美をもらえるようになっているんです。
楽しいし、仕事の成功もするし、人間関係も上手くいきますし、悩み事に対して解決するように頭を使い出すと、神様は喜んでくれます。
猿やなんかにはそういうのが付いてません。
人間だけしかついてません、それを使えば良いんです。
普通の人は悩んでることを考えてることだと思っていますが、それは全く考えていません。
その悩み事も一番最初は、根も葉もないことを悩むか、悩み事が出てきたんです。
あなたの努力で作った悩み事ってないんですか。
勝手にやってきた、それをまた悩んでるだけなんです。
その時に冷静になるために大げさに考えないでください。
大げさに考えると、脳にとっては嘘の情報なんです。
1を100ぐらいに考えているんです。
そのデータでものを解決しようと思っても無理です。
データが間違っています。
だからまずは大げさに考えないで、そうすると冷静になりますから、簡単にいうと地図は自分がどこにいるかわからないと、地図は見れません。
要するに大げさに考える自体が、ある違う場所に居る状態になるんです。
自分がどこにいるか、自分の本当の位置はどこなのか、分かってから考え出すんです。
それをすると、この人は魂が大分成長したから、良いことを起こしてあげようと、神様が良いことを起こしてくれるのです。
式が間違っていれば答えが間違っているのは当たり前なんです。
その間違いの多くが大げさに考えているんです。
質問6 先延ばし体質
どうすれば先延ばし体質を治せるでしょうか？
私がお金に愛されない原因は先延ばし体質にあると思っています。
お金に困っていない周りの友達は、みんなすぐに取り掛かるタイプだからです。
斎藤一人さんの良いことを聞いたら、すぐに実行という教えはまさしくその通りだと思います。
またやりたいことを今やらないと、いつまでたっても出来ない、そういう教えも心に響きます。
どうすればすぐやる体質に変われますでしょうか？
そのために役立つ言葉を教えていただければ幸いです。
斎藤一人さん
良いことを聞けばすぐ実行とか、良いことを斎藤一人さんから聞いているんです。
あなたも共鳴しているんです。
やろうと思っても出来ないんだから、あなたはやらなくて良いんです。
やってもうまくいきませんから、それよりもその中で幸せになることを考えてください。
人間というのは良いことを聞けば、全員が出来るわけではありません。
必要な人だけが出来るんです。
必要のない人、あなたの人生にとっては必要がないんです。
だから気をつけないで明るく生きて行ってください。
質問7 笑顔
不自然に見えない笑顔の作り方は、笑顔に勝る容姿なしだと思っています。
斎藤一人先生がおっしゃるように、笑顔は人を本当に魅力的に見せると思っています。
誰からも好感を持って迎えられ、不自然でない笑顔の作り方はあるでしょうか？
ご教示いただければ幸いです。
斎藤一人さん
ともかく笑う、大きく笑う、歯が見えるほど笑う。
あなたに会って幸せ、この会社に来て幸せ、みんなといれて幸せというのが滲み出るような笑顔を出せば、みんなすごく喜びます。
この人は自分のこと好きなんだな、この会社のこと好きなんだなぐらいの笑顔、それを出すようにしてください。
そうすればみんなから好かれす。
質問8 比較論
どうしても人と比べるのがやめられない時、どうすればいいですか？
斎藤一人さん
やめなければ良いんです。
人と比べるのが止められなければ、やめなければ良いんです。
そういう性格ですから、直そうとする必要はありません。
自分はそういう性分ですから、その中で幸せになる方法を見つけてください。
比べてはいけないというのは、斎藤一人さんの幸福論です。
出来ないんですから、それでも幸せになる方法を貴方が考えれば良いんです。
出来ない人がいっぱいいますから、そういう人に教えてあげてください。
そうすればあなたはお師匠さんになれます。
追伸 成功者は他人と自分を比較しない
私と同じような経験をしているのに、それを失敗だと思って生きている人がいます。
私は体が硬いから、前屈しても床から20CMぐらいまでしか曲がらないんです。
でもこれが19CMになれば、私としては成功なんです。
床に手をペタッとくっつけることができる人がいようがいまいが、私には関係ありません。
だから本来人間には、成功か大成功しかないんです。
このことが分からないから行動ができないんだよ。
行動する時に「失敗したらどうしよう」と思う人は、常に人と比較をしています。
逆上がりのできない人が、逆上がりを練習しただけで成功なの。
できなくても経験を積んだということが成功なんです。
空手を習いに行って三日でやめても、3日だけは行ったんだよね。
それだけでやったことのない人より確実に空手を経験してるんです。
私がクラシックバレエを習いに行って30分で逃げ出したとしても、私はバレーについて30分ぐらい語ることができるんだよ。
つまり、それは私にとっては成功なんです。
だから失敗したとは自分で失敗だと思っている人なんです。
なぜそう思うかと言うと、勉強でもスポーツでも、上には上がいるよね。
その度に人と比べていると、例えば東大に入った人は東大の中で成績を比べるの。
そうやって常に上の人と自分を比べて卑下してしまう人がいるんです。
本来、人は誰でも成功者なんだよ。
それを成功だと思うか、すごい人と比べて自分は失敗者だと思うか、そのどちらかなんです。
人はとんでもないことを創造しているんだということに気づいていません。
簡単に言うと、成功することよりも、これが成功だと思うことが大切なんです。
走るのが遅い人は、私の人生はゆっくり行けばいいんだと思えばいいんです。
人を追いかける人生でも、追われる人生でもないんだ。
落ち着いた人生を歩めばいいんだと分かっただけで成功者なんだよ。
だから、走るのが遅い人は、そこから何が学べるかなんです。
それがどうしてもできないことがあれば、できる人を褒めればいいの。
そうすると成功なの。
だから経験をどうすれば成功に変えられるかなんです。
あなたが比べなければいけないのは、うまくできる人とじゃなくて、昨日までの自分なんです。
例えばこの話を聞いて一つでも自分を変えることができたら、それであなたは成功者なんです。
それが成功と思えない時は、人と比べてるんだよね。
誰かと比べたとき、人は惨めになるんです。
神は人をやっつけろとは言ってないの。
自分を高めろと言ってるんだよ。
だから、神的成功とは、人と比べることではないの。
私はよその会社を見に行ったり研究したこともありません。
そんな暇があるなら自分を高めることを考えるの。
それで、自分を高めるってそんなにたいしたことではないんです。
「こんなこと知らなかったけど、今日知ることができて良かった」とか、そういうことの繰り返しなの。
私の人生に挫折がないんです。
成功しかないの。
ダメな時は、「これじゃあ駄目だ」ということが分かったの。
だからそれは成功なんです。
いちいち落ち込むのは、自分がダメだと思うからなんだよ。
そうではなくて、これが駄目だということがわかったのなら、それは成功なんだよね。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
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