コンクラーベ

斉藤一人さんです

20191229105200

斎藤一人さん 押し出しの法則

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信長の押し出し作戦で、道三は信長のファンになった

 

 

織田信長は自分の城を、斎藤道三に守ってもらった!

「なんか、話すのに夢中になってたら、お昼をだいぶ過ぎちゃったな。

みっちゃんもお腹すいたろう?

何か食べに入ようよ」

ひとりさんはそういうと、近くのレストランに私を連れて行ってくれた。

店に入ると、ウェイトレスさんが「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ」と席に案内してくれる。

どうやら彼女は新人さんらしく、「研修中」という名札を胸につけている。

まだちょっとぎこちない接客だけど、一生懸命、働こうとしているのが手に取るようにわかる。

「この席かい? ありがとうね」。

一人さんはウェイトレスさんが指定した席について、にこやかにお礼を言うと、ウェイトレスさんの名札をさりげなく見た。

そして「鈴木さんかい? いい笑顔だね」と彼女は名指しで褒めた。

そして「鈴木さんかい? いい笑顔だね」と彼女は名指しで褒めた。

その瞬間、ウェイトレスさんの瞳がパッと輝いた。

彼女はこぼれるような笑顔を見せると、生き生きとした様子で元気にお皿を運びだした。

ひとりさんはいつも、こうなのだ。

一生懸命、働いている若者を見かけると、必ず、相手が喜ぶような言葉をかける。

このウエイトレスさんだって、まさか自分が、日本一の大実業家彼から褒められていることなど気づいていないだろう。

でも、たとえ斎藤一人さんだと知らなくても、相手はひとりさんの一言で、水を得た魚のように元気になっていく。

ひとりさんの言葉には、そんな魔法がある。

私はひとりさんとウェイトレスさんのやり取りを見ながら、そんなこと思っていた。


ひとりさんは私の方を向いて、話を始めた。

「さっき押し出しの道具は借りてきてもいいんだよって言ったよね。

よく『ここ一番の勝負をするときは、自分のものだけで勝負をしなきゃいけない』とかっていう人がいるよね。

でも、そういうこと言う人に限って、成功してないんだよな。

そういう、くだらないこと言ってるから、勝てないんだよ」

ひとりさんは、お茶を静かに飲むと、こんな話を始めた。


「織田信長だってね、最初、隣の国を攻めていくときに、兵隊を借りていたんだよ。

あの信長だって、最初のうちは、自分の国は少ししか兵隊がいなかった。

だから、自分の舅である、美濃の国斎藤道三から、兵隊を借りていたんだよ。

それで、どうやって借りていたかと言うと・・・・・。

信長って、無茶苦茶な性格で、自分の兵隊を、全員戦場に連れて行っちゃうんだよ。

普通は、戦場に行く兵隊の他に、必ず、自分のお城を守る兵隊を置いていくんだよ。

でも、信長は、そうはしなかった。

全員、戦場に連れて行っちゃったんだよ」


私は運ばれてきたハンバーグを頬張りながら、一人さんの話を夢中で聞いていた。

「それで一人さん、信長のお城は、空っぽになっちゃって、困らなかったんですか?」

そう思わずそう尋ねると、ひとりさんは続けた。


「そうだよね、みっちゃん。

信長の城には女子供しか残っていなかったんだ。

そこで信長は、斎藤道三に頼んで、道三の兵隊に、自分の国を守ってもらったんだよ。

これって、戦国時代では、異常なことなんだよ。

いくら舅とはいえども、武将は自分の国を、絶対に他の国武将になんか預けたりしない。

だって当時はね、自分のお城を人に預けたら、取られちゃうってことの方が多いんだよ。
でも信長は、斎藤道三のことを心から信頼していたから、道三に預けたの。

道三も、信長のことを『とんでもない天才だ』って認めていたから、頼まれたら兵隊だって貸し出したし、自分にできることは何だってしたんだよ。

なぜなら、信長って、斎藤道三に最初に逢った時に、ものすごい押し出しをしたんだ。

それが効いちゃってね、道三は一気にノックアウトされたんだよ」


へえ、信長は一体どんな押し出しをしたんだろう?

私はすっかりひとりさんの話に惹き込まれました。

若い頃の信長も、懸命に押し出しをしたのかと思うと、今の自分と状況が被って、信長のことが、なんだかすごく身近に感じた。

私は、ワクワクしながら、話の続きに耳を向けた。


「ボロ着」から、「正装」に早変わり、信長の押し出しに道三は驚いた!

食後のコーヒーを飲みながら、ひとりさんは続けた。

「斎藤道三ってね、『マムシの道三』って言われたくらい、侵略家なんだよ。

だから、最初は信長の国を自分のものにしてやろうと思って、信長に近づいて言ったんだよ。

信長って、面白い男で、足の膝が出そうな短い服を着て、腰の辺りに鉄砲の弾とかいくつもぶら下げたりして、へんてこりんな格好をしていたんだよね。
だからみんなが『信長って、頭がおかしいんだ』とか、『完全にイカれちゃってる』とか、陰で言ってたの。

道三は、その噂を聞いていたから、尾張の国は、信長の代になったらすぐ取れちゃうと思って、それを狙って娘を嫁に行ったんだよ。

ちなみに、当時の殿様同士って、実際にあったことがないんだよね。

でも、いざ娘を嫁にやるとなって、自分は舅になるんだから、一度ぐらいは信長と会っておこうと道三は思ったんだよね。

それで、道三と信長が初めて会うことになったの。

婿である信長が、尾張の国から、美濃国へといったわけ。

そのちょうど国境のところで、道三は信長に内緒で、こっそりボロ家みたいなところに隠れて、信長の様子を見ていたんだよ。

そしたら、なんと信長は、馬の背に後ろを向きにまたがって、ボサボサのポニーテールみたいな髪型して、おまけに手に柿持ってくいながら行ってきたんだよ。

道三は、その信長の姿を見て、『こいつは聞きしに勝る馬鹿だ・・・・・・』って思ったの。

当時の殿様同士が会う時って、烏帽子っていうのをつけて、正装して会うのが礼儀だったんだよ。

ところが道三は、信長がバカみたいな格好をしてきたんだから、自分も正装してもしょうがないと思って、普段のラフな格好で信長を迎えたんだよ。

そうしたら、なんと信長は、ものすごく豪華な鳥帽子をつけて、立派な正装に着替えて出てきたの。

その姿で、『織田かずのすけ信長です』って言って、ふかぶかと礼をしたんだよ。
しばらく沈黙していた後、なんと信長は『先ほどは国境まで、お迎えいただきまして、ありがとうございます』ってふかぶかと頭を下げたんだよ。

信長は、道三が国境でボロ家から覗いていたのを、ちゃんと知っていたんだよ。

その時、道三わかったんだよ。

『こいつ、馬鹿じゃなくて、とんでもない天才なんだ』って。

天才って、天才がわかるんだよ。

道三も天才だったから、信長の天才ぶりがわかったんだよ。

信長は、わざとバカみたいな格好をしてきて、いざ道三に会うとなったら、ものすごい豪華な正装に着替えて出てきた。

これって、すごい驚きがあるよね。

『いい驚き』なんだよ。

これで道三は、一発で信長のファンになっちゃったんだろう」


そう言うと、一人さんは美味しそうにコーヒーを飲み干した。

私は「すごい話ですね、ひとりさん」とため息まじりに言った。

やっぱり、信長ともなると、押し出しの作戦も画期的なんだ。

豪華な衣装を着て、堂々と道三の前に出てきた信長の様子を、私は頭の中にありありと思い描いていた。


「やっぱりね、最初から正式な格好をしてきて、正式な格好で出てきたんだったら、それって普通だよね。
驚きがない。

それを信長は狙ったんだよね。

そのぐらい天才的なことをサラッとできる信長はだから、戦でも佐渡天才的な作戦を考えてくるだろうって、道三は思ったんだよね。

それからは、道三は信長のことを『すごい男だ!』と認めていたから、信長が頼めば、兵隊でも何でも貸してくれたんだよ。

わかるかい、みっちゃん。

信長だって、押し出す時には、押し出したんだよ。

それも、本当にガキみたいな格好で来て、バカだって思わせといて、ビシッと正式な格好に着替えて出てくる。

そういうことがスカッとできること自体が、天才だよね」


「めちゃめちゃいい話ですね、ひとりさん」。

私は、一本の映画を見た後のように、いいえ、それ以上に深い感動に包まれていた。

一人さんの話がうまい。

まるで、戦国武将たちの息遣いが聞こえてくるように、臨場感たっぷりに話しをしてくれる。

だから、私のように歴史に疎い人間の、思わず惹き込まれてしまうのだ。

この信長と道三のエピソードを聞いて、「初対面で押し出すことは大事だ」という思いが、私の中でさらに深まった。


昔の殿様は、命がけで押し出しをした

レストランを出ると、ひとりさんは「みっちゃん、ちょっとそこら辺をドライブしようか」と誘ってくれた。

私はひとりさんの愛車である、ハイブリッドのワンボックスカーに乗せてもらった。

車に乗りながら、「今日はまたレクチャー続けてくれるんだな。

一体、どんな話が聞けるんだろう?」とワクワクした。

ひとりさんはよくドライブ中に、仕事の大切なコツを教えてくれたり、人生が聞けるヒントをお話してくれる。

こういう話は、会社の打ち合わせスペースで聞くよりも、のどかな田舎道の景色を見ながらの方が、ずっと心が朗らかになって聞ける。

田んぼのあぜ道を走りながら、九十九里の海を眺めながら・・・・・。

車に揺られて、心地いい景色を見ながらひとりさんの話を聞いていると、一つ一つの話が心に染み入ってきて、たまらないワクワク感が広がっていくのだ。

ひとりさんは運転しながら、話を始めた。


「今、不況だ、今日だって言ってるけど、この世の中って、すごく豊かなんだよ。

例えば、金は毎年、2000トン以上も取れるんだよね。

だとすると、その金は、なくなっていないんだよ。

世界の金は増え続けているんだよな」


私たちの車の後ろから、びゅんびゅん飛ばしているトラックが来た。

ひとりさんは自分の車を路線バスにさっさと移動させ、トラックを先にいかせてあげる。

ひとりさんはいつもこうだ。

「トラックは急ぎの仕事で物を運んでいることが多いから、先にいかせてあげるんだよ」と言って、スマートに車をどけて、道を譲ってあげる。

だから一人さんの運転はゆったりしていて、最高に安全運転だ。

そんなゆったりした運転の中で、ひとりさんのレクチャーを受ける一時が、私はたまらなく好きなのだ。

ひとりさんは話を続けた。

「それから、日本の貿易黒字が続いているって言うことは、バブルの時より、金があるっていうことなんだよ。

だから、不況だ、不況だって言っているけど、お金はあるんだよ。

そのお金を回すのが、俺たちの実業家の仕事なんだよ。

わかるかい、みっちゃん。

でも、うまく回せないっていうのは、みんな、押し出す気がないんだよな。

もっと上を目指して工夫しようっていう気持ちがないし、目立ったことをしてやろうっていう気もない。

出る杭は打たれるって思ってて、目立たないように、差し障りがないようにしてればいいと思っている。

要は、押し出しなんかしちゃいけないって、思っているんだよな」

ひとりさんはちょっと遠い目をして、こんな話を始めた。

「例えば、昔の殿様は、俺たちよりずっと押し出しの大切さを知っていて、命がけで押し出しをしていたんだよな。

殿様って、どこかに行くときは、必ずかごにのって、たくさんの家来を引き連れて街を練り歩いていったよね。

『大名行列』って言って、あの行列が来ると、庶民が羨望の眼差しを向けたんだよ。

でもね、本当はあれって、殿様にとったら、辛いのかもしれない。

だって、ずっと座ってなきゃいけないし、ずっと揺れてるから車酔いみたいになっちゃうかもしれないだろ。

本当は殿様は『俺も歩いて行きたいな』と思っていたかもしれない。

でも、やっぱり殿様はかごに乗らなきゃいけないし、何人もの家来を引き連れて行かなきゃいけないんだよ。

そういう姿を庶民に見せるから、庶民は『お殿様って凄いんだな』と思うし、と思うし自分の国をお殿様を誇りに思うんだよね。

それを動きやすいほうがいいからって、お殿様が足軽の格好をして、てくてく歩いて言ったらダメなんだ。

仰々しく派手な演出をして、庶民を圧倒させたり、庶民に夢を与えるもの、お殿様の仕事なんだよね」


「なるほど、ひとりさん、大名行列って押し出しのためだったんですね」。

私は時代劇などで見る大名行列に、そんな深い理由があったのか初めて知った。

ひとりさんは話を続けた。

「お殿様と同じで、今の時代で言うと、会社の社長とか、実業家とかは、華やかで目立つ格好をしているのが仕事なんだよ。

動きやすいからって、事務員と同じように作業着を着ていたり、地味な格好をしているのは駄目なの。

日本人って、偉くなっても地味でいることが謙虚でいいことみたいに思っているけれど、それは違う。

社長だったら、押し出しを効かせることの方が、社員のやる気を引き出したり、若者に夢を与えることができるんだよ」


車を一旦パーキングエリアに停めて、私はずっと話し続けてくれている人びさんに、缶コーヒーを買いに行った。

一人さんのすごいところは、車を運転しながら、そして私1人だけにするレクチャーなのに、話がものすごく整理されていて、まるで映画でも見ているかのようにストーリーはオチがまとまっていること。

話は全てアドリブで、私が何か質問すれば、瞬間的に答えが返ってくる。

その話は、ものすごく、わかりやすくて、面白い。

そして、話が尽きることがない。

話している言葉をそのままテープ起こしつするだけで、見事に一冊の本になってしまう。

おそらく、日本中でこんな話し方ができる人は、ひとりさん一人だろう。

お世辞ではなく、ひとりさんは天才だと、私は話を聞きながら改めて思った。

 

追伸 私にとって最高の押し出しは、一人さん


ひとりさんから教わった、押し出しの法則を実践したことで、私は色々なことが驚くほどうまくいくようになった。

仕事をしていても、誰かに舐められるようなことがなくなったし、私を大切に扱い、私の言うことを真剣に聞いてくれるようになった。

私が一番大切にしたことは、押し出しをしながらも、目の前の相手に丁寧に優しく接することで(一人さんの言う「ギャップも魅力」)、これをしていたら、なぜか私の所には、気さくで働き者のスタッフが集まるようになった。

私は自分のスタッフや、お客さんにも押し出しの法則を伝えた。

みんなでかっこよく生きながら、楽しく仕事するのをもっとにしていたら、売り上げは面白いように伸びていった。

そして、ついに私は江戸川区の長者番付にも名前が載るようにまでなっていた。


そんなある日、仲の良かった同級生から、「今度、みんなで集まらない?」という誘いがあった。

私が懐かしさがこみ上げてき、すぐに「行く行く!」と返事をした。

ひとりさんにそのことを話すと、「よかったね、みっちゃん、ゆっくり楽しんでおいでよ」と笑顔で言ってくれた。

そして、その当日。

その日、私は緊急の仕事が入ってしまい、猛烈に忙しかった。

仕事が終わったら、一度家に帰って、華やかなスーツに着替え、髪も綺麗にセットして、待ち合わせのレストランに向かう予定だった。

ところが、仕事がどうしても終わらない。

待ち合わせの時間は刻々と迫っている。

私は仕方なく、仕事着のまま、レストランに向かうことになった。

タクシーでレストランに向かう途中、私の胸に寄っチクッと刺すような思いがあった。

「ひとりさんから、あれだけを押し出しのことを教わったのに・・・・・・。

こんな普段着のまま出かけてしまって、よかったのかな?」

私は迷ったけれど、今日、集まるのは昨日気ない女友達だけだ。

それに正直言うと、数ヶ月前に、江戸川区の長者番付に自分の名前が載ったこともあって、「お金持ちになったら、急にめかしこむようになった」とか、そんな風に見られたら嫌だなという感情もあった。

そんなことで、私は普段着のまま、レストランへと到着した。


昔の同級生は、ちっとも変わらない。

随分長い間、会えなかったことも忘れて、皆で昔話に花を咲かせた。

私はすっかり気分が和んでいた。

そんな時、一人の同級生が、突然、私に話しかけてきた。

「そういえばさ、みっちゃんは随分、お金持ちになったみたいね」

そう切り出したのは、私を昔「大トロ」と呼んでいた彼女だ。

私は、「うん、素晴らしい師匠と出会ってね。

その人に、精神的にも、経済的にも、幸せになる方法を教えてもらったんだよ」と説明しようとした。

そういう音する私の言葉を遮って、彼女はこう言った。

「それにしてもさ、あんたは昔と同じで、全然パッとしないじゃない。

すごいお金持ちになったって聞いたから、ものすごいドレスでも着てくるんじゃないかと思って、楽しみにしていたんだよ。

やっぱり、大トロは、大トロのまんまだね」


「・・・・・・」

彼女の放った一言で、その場はシーンとなった。

彼女の言い方は、明らかにとげがあった。

「彼女は、今も私のことを、舐めている・・・」その事実に、私はいやが応でも気づいてしまった。

私は、一人さんの言うとおり、押し出しをしてこなかったことに、激しく後悔した。

「やっぱり今日も、ちゃんと、押し出しをしてくるべきだった・・・」そんな思いに苛まれて、胸がジリジリと焼けるようだった。


なんだか場も静まりがちになり、そのままお開きということになった。

みんなで店の外に出ようとした時、一人の女の子が「わあー」と声をあげた。

「あれ、ロールスロイスじゃない!?

なんで、こんなところに、こんな高級車が止まっているんだろう?」

彼女の興奮した声を聞いて、私は「あっ!」と思った。

まさか、まさか、ひとりさんかもしれない。

でも、こんな遅い時間に、こんなところまで来てくれるはずはない。

私は慌てて、店のドアを開けた。


すると、ミンクブルーのロールスロイスのドアがすっと開き、一人さんが中からにっこり微笑んで出てきた。

ひとりさんはボルサリーノの帽子をかぶり、アルマーニのスーツをビシッと着こなしている。

私の同級生たちは、みな、店の前に一列に並んで、無言になりながら、ひとりさんとロールスロイスを交互に見つめている。

すると、ひとりさんが、みんなにふかぶかと頭を下げた。

そして、こういった。

「皆さん、いつもうちのみっちゃんが、お世話になっております」

そして、私に手招きをして言った。

「さあ、みっちゃん、帰ろう」


皆が圧倒されて口も開けない中、私はひとりさんのロールスロイスの助手席に乗り込んだ。

車の窓から顔を上げると、私を「大トロ」と呼んでいた彼女が、ものすごく驚いた顔をして、口をポカンと開けているのが見えた。

私は胸がスカッとした。

弾けるような嬉しさがこみ上げてきた。

そして、運転席のひとりさんにこう言った。

「ひとりさん、ありがとうございます!!

私、私・・・・・・、今日ほど嬉しかった日はありません。

すると一人さんは、私を見て、にっこり笑いながら、こう言った。

「今日は、みっちゃんにサプライズだよ。

今日のみっちゃんは、仕事が忙しくて、着替えもせずにすっ飛んで行ったって聞いたから、俺が押し出しとして、駆けつけてあげようと思ってね」


私は嬉しさに、思わず涙がこみ上げてきた。

何か言おうとするんだけど、何も喋ることができない。

それでも、全身の力を振り絞って、こう言った。


「私にとっての最高の押し出しは、ひとりさんです!」


ミントブルーのロールスロイスの窓から、街の夜景が見える。

そのイルミネーションは、私の心を表すように、いつまでもキラキラ輝き続けた。

私の押し出しの旅は、まだ始まったばかりだ。

 

 

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斉藤一人さんのお話を纏めました。

 

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