「お金の流れを止めないこと」なのです。そういう、不思議な「お金の法則」があるのです。
質問1 お試し試験
投資で少しお金が入ってきました。
そのお金を、また投資に回すのか、それともパーッと使うのが良いでしょうか?
斎藤一人さん
お金に弱い人が気を付けなければいけないことは、お金が入ってくると、嬉しくなってパーッと使ってしまうことです。
今までお金に苦労してきたことや、買いたい物も満足に買えなかった思いがこみ上げてきて、必要のないことにもお金を使ってしまいます。
しかし、これが間違いなのです。
これをしていると、神様が、「あなたはまだ、お金に関する学びが足りないようだね」と言って、せっかく入ってきたお金を没収されるような出来事が起きてしまいます。
そうすると、また、お金に困るような生活になるのです。
斎藤一人さんには、お姉さんがいます。
率直で優しいお姉さんなのですが、このお姉さんは結婚してから、お金に困るような出来事が続いていました。
お姉さんの旦那さんが、何度も入院したので、その入院費用でお金がすぐに出て行ってしまうのです。
だから、お姉さんは、とても切り詰めた生活をしていました。
ある日、お姉さんの家の近くに、「ロバのパン」がやってきました。
「ロバのパン」といっても、今の若い人は知らないでしょう。
「ロバのパン」というのは、パンを移動販売する車のことで、軽快な音楽を流しながら、いろんな菓子パンを売りに来るのです。
もっと前の時代では、実物のロバがパンを積んだ車をひいていました。
この「ロバのパン」が来ると、近所の子供達が一斉に家から出てきて、親にパンをねだって買ってもらっていました。
そこで、お姉さんは家の近くに「ロバのパン」が来て音楽を流すと、自分がさらに大きな声で歌を歌って、その音楽をかき消していたそうです。
お姉さんはそれが、実に忍びなかったようです。
そんなお姉さんが、斎藤一人さんの仕事を手伝うようになり、まとまった金額のお給料が入るようになりました。
その時に、また「ロバのパン」がやってきたのです。
お姉さんは、ここぞとばかりに「ロバのパン」の車まで走って行って、車に積んである山積みのパンを全て買ったそうです。
もちろん、車1台ぶんのパンなど、自分の家族だけでは食べきれません。
食べきれない分は、近所の人に配って歩いたそうです。
この話を、お姉さんから聞いたとき、斎藤一人さんはあえてお姉さんに言いました。
「姉さん、それが、間違いなんだよ」
この話は、一見「いい話」と思えるかもしれません。
でも斎藤一人さんは、お姉さんにこう説明しました。
「姉さん、戦後でろくに食べ物がない時なら、自分にお金が入った時、食べることに困ってる人に、パンを配るのはいいことだよね。
でも、よく考えてごらん。
今の時代、姉さんの近所で、食べ物に困ってる人なんて、いないよね。
パン一つも買えないような経済状況だったのは、姉さんだけなんだよ。
これは、姉さんが神様から、「お金の修行」を受けてるってことなの。
姉さんは、神様から、「この人にお金を持たせた時、どう使うのかな?」とお試し試験を受けている最中だということを、忘れてはいけないよ。
一時的にお金が入ってきたからといって、自分たちが食べきれない分まで、パンを買う必要はないんだよ」
斎藤一人さんが一生懸命、この話をしたら、お姉さんは率直な人ですから、斎藤一人さんの言いたいことが、よく分かってくれたようです。
何を言いたいかというと、今までお金に困っていた人に、一時的にお金が入ってきても、それはあなたにとっての”お試し試験”なのです。
神様が、「この人にお金を持たせると何をするのかな?」というのを見ているのです。
自分に必要なものを買うのはいいです。
でも、必要のないものまで、買ってはいけません。
自分に必要のないものまで買っていると、必ず、そのお金を取り上げられるような出来事が起こります。
このことを絶対に忘れないでほしいのです。
臨時収入は神様からのお試し試験です。
「この人にお金を持たせると何をするのかな!」と。
お金が入ってきても、自分に必要のないものまで買ってはいけないよ。
質問2 お金の流れ
ボーナスが入ってきました。
贅沢をするのがいいですか?
それとも貯金する方が良いでしょうか?
ご教示いただければ幸いです。
斎藤一人さん
お金がない時は、うんと切り詰めた生活をしていたのに、お金が入ってくるようになると、手のひらを返すように贅沢な生活をする人がいます。
こういう人を、神様はちゃんと見ています。
なぜなら、その人の行い次第では、もう一度「貧しかった頃の修行」に戻す必要があるからです。
お金が入ってきたら、まず貯金をしなければいけません。
なぜなら、「お金の流れ」というのは」、必ず変動があるからです。
世の中は、「無常」です。
今の状態がずっと続くことは、絶対にありません。
必ず、流れが変わるときが来ます。
そういうときに、その流れを乗り越えるためにも、貯金というのは必要になってきます。
例えば、売れない作家の人が、突然、ベストセラー本を出して、思いもよらない額の印税が入ってきたとします。
予想外の入金を見て、どれほど心が踊っても、その時に、「先のこと」をしっかりと考えなければなりません。
なぜなら、次の年に、多額の税金の請求が来るからです。
また、次に出す本が、今回のように、うまい具合にベストセラーになるとも限りません。
常に「先のこと」を予測して、入ってきたお金を使うようにしなければなりません。
お金の使い方について、こんな名言があります。
「仕事がうまくいった時は笑顔で定食を食べて、仕事がうまくいかない時もフランス料理を食べられる」
どういうことかというと、仕事で成功して、どんなにお金持ちになっても、下町の定食屋さんの料理を、笑顔で美味しく食べるような気さくな人柄でいること。
また、仕事がうまくいかない時でも、フランス料理を楽しむことができるような、まとまった額の貯金をしておくこと。
こういう人になりたいものです。
お金が入ると、途端に贅沢をする。
こういう人を神様は嫌うんです。
お金が必要になる時のことを考えて貯金しておきなよ。
質問3 お金の法則
斎藤一人さんに質問です。
斎藤一人さんはご著書の中で、お金について書いておられます。
役立つことがあれば、お教えいただければ幸いです。
斎藤一人さん
お金には、「流れる川」というものがあります。
利根川のようにものすごく大きな川でも、小さな川がいくつも集まって、大河になっているのです。
それとお金も同じことです。
例えば、あなたが誰かの役に立つことをして、「これ、ほんのお礼です」と、お金を差し出されたとします。
そういう時に、「いえいえ、そんな、お金なんて要りません」と断ってしまうと、なぜか他のお金も入ってこなくなります。
それは「小さな川」の流れを、止めてしまったからです。
そういう、不思議な「お金の法則」があるのです。
あなたが人の役に立つことをして、そのことに対してお金が出たら、「ありごとうございます」といただくことです。
これが、「お金の流れを止めないこと」なのです。
人の役に立とうとしないで、お金を欲しがるのはいけません。
でも、人のために一生懸命働いて、それに対して利益が出たら、ありがたく受け取る方がいいのです。
そのことが、あなたの「お金の流れ」に勢いをつけることになるのです。
人のために尽くしてお金がもらえたら、ありがたく受け取っておいてください。
質問4 不安は絶対に禁物
お小遣いをあげるときに、どういう気持ちでいれば良いのですが?
アドバイスをいただければ幸いです。
斎藤一人さん
あなたが、お子さんやご両親に、お小遣いをあげるとします。
そういう時は、「あげる人の気持ち」が、お金に波動として入るものです。
だから、「このお金で、たくさん楽しんできてね」と、その人の幸せを願ってあげたいものです。
「温泉にでも入って、ゆっくりしてきてね」とか。
「美味しいものでも、食べてきてね」とか。
その反対に、「この子は、かわいそうだから」とか、「この先、何が起こるかわからないから」とか、哀れみや不安の気持ちでお金をあげると、お金にその波動が入ってしまいます。
そして、本当にもらった人は「不幸な理由」で、お金を使わなければいけないような出来事を引き寄せてしまうこともあるのです。
お金というのは、人の気持ちが入りやすいものです。
「可哀想だから」という思いでお金をあげるなら、あげないほうがいいですね。
だからこそ、お金をあげる場合は、その人の幸せを願ってあげましょう。
質問5 苦労の種
斎藤一人さんのお話はあまりにも自然体なのが印象的ですが、自然体でいるということも欲なのでしょうか?
斎藤一人さん
こういう質問はしてはいけません。
なぜかと言うとこれも欲なんでしょうか?
あんまり世の中のことを難しく考えるのはダメですね。
あんまり難しく考えると、世の中は苦労になります。
斎藤一人さんの話は良いですねで終わりにしないといけませんね。
どんなことにでも頭を使い出すと苦労の種になります。
追求とかはあまりしない方が良いです。
好きな女のメールを見たり、追求をしたりすることは駄目ですよ。
質問6 揺るぎない愛
27歳にして仕事を辞めて、やりたいことを探し始め出しましたが、見たり聞いたりする事に一つもワクワクできず、もう半年が経ってしまいました。
どうやったら見つかるのでしょうか?
斎藤一人さん
仕事というのはだいたい面白くないんです。
これが基本ですから、面白くないものは面白いものと組み合わせるんです。
そうすると面白くなります。
斎藤一人さんは昔から女性が好きなんです。
女性が好きということはデートすればお金がかかる。
かっこいい服も着ていかないといけない。
ご馳走してやらないといけないと思うと、仕事の方にも励みが出るんです。
釣りが好きだとか、海外旅行が好きだとか、何が好きかをきちっと見極めるんです。
ピアノをしてる人がいてるんですね。
いっとき苦労して本当にやりたくなかったんですね。
それはピアノもを大して好きではないんです。
斎藤一人さんは女性を一度も嫌になったことがないんです。
こういうのを揺るぎない愛というんです。
揺るぎない愛のために人は頑張るのであって、仕事のために頑張ってる人って、本当に仕事が好きな人は少ないです。
貴方は自分が好きなことをするのに何が必要か考えてみてください。
そのために働こうとしていると、だんだんごちゃ混ぜになってきて、仕事まで人生楽しくなってくるんです。
まず何が一番好きか考えてみて、その好きなものはお金がかかるものがいいですね。
そうすれば働くしかなくなるんです。
女性の好きなのが一番健全です、一番お金がかかりますから、そのために頑張りましょう。
質問7 幸せに気づいてください
離婚している元夫から執着があるのが悩みです。
二人の子供がまだ小学生で元夫の方にいます。
以前もうきっぱり気持ちがないと断ったら、もう家族に会わせないとか、家族旅行のお金を全部返せとか言われました。
私は乳がんですし、卵巣摘出もしたし、私ではなくて彼女が出来たほうが、元夫も幸せだと思うんですが、どうしたら良いでしょうか?
斎藤一人さん
旦那に彼女が出来た方が良いんじゃないかとか、色々言うのは貴方の希望です。
世の中は貴方の希望通りにはなりません。
そういう旦那と別れられただけで幸せなんです。
毎日、怒鳴りこまれようが、たまに金返せと言われても、今は別れられただけでも幸せなんです。
本当に隣にいないだけでも幸せなんです。
どこか良い女性が現れて彼女にでもすればいいというのは貴方の希望であって、そんな変な男と結婚するのは貴方だけです。
彼女も奥さんも絶対に出来ません。
出来ないから執着してるんです。
逃げられただけで幸せなんです。
執着されてることを不幸に思って、別れられただけで幸せと思わなきゃいけないですよ。
幸せだ、幸せだと思っていると、それが幸せを呼んできます。
今の状態だと、不幸だ、不幸だで不幸を呼んできます。
本当に貴方は幸せなんです。
そのことに気づいてください。
質問8 脳の整理
今しか出来ない子育ての時期をもっと楽しみたいし、他にも何かやりたいことに一生懸命になりたいのに、ですがなぜかやる気が起きません。
自分が生まれてきた使命を知れば、スイッチが入ると思うのですけれども、どうすればわかりますか?
斎藤一人さん
質問の意味が分かりません。
何がやりたくないんですか?
簡単に言うと、もう少し明確にしてください。
聞かれてる斎藤一人さんが分かりません。
自分の生き方を明確にしてください。
人に言うとき、神様にお願いする時、何を言ってるのか分からなければ、聞きようがないんです。
今世の貴方の使命は相手に分かりやすくものをしゃべるんです。
明確にすればやる気も起きてきます。
おそらく頭の中もごちゃごちゃなんです。
だから質問がごちゃごちゃなんです。
もっと分かりやすく整理することを考えてください。
貴方の今世の使命は、脳の中を分かりやすく整理することです。
いろんなふうに受け取られるような説明をしては駄目です。
整理されてないんです。
貴方の使命は整理することです。
整理することが出来ればスイッチは入ります。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
お世話になっております。
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我が儘勝手で申し開きも御座いません。
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