コンクラーベ

斉藤一人さんです

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斉藤一人さん 負ける人の考え方

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お前の店がもうひとつ伸びないのは、お前の考え方が原因かもな」

「考え方ですか」

「うんお前の考え方は、負ける人間の考え方なんだよ」

 

 

 


負ける人の考え方


「今日は良い店に連れて行ってあげるから、一緒においで」

一人さんはそう言って、僕も名前だけは聞いたことのある、有名な居酒屋に連れて行ってくれた。

繁盛店の噂通り店は満席。

外にも入店待ちのお客さんが列を作っていた。

正直「すごいな」と思いながら、熱気でムンムンする店内に入った。

席に着くと一人さんは、やってきた若い店員さんに「梅酒ちょうだい。それと豚バラ」。

これは居酒屋で一人さんが頼む定番オーダーで、「豚バラが一番」が一人さんの持論だ。


ひとしきり食べて生ビールを3杯ほど飲んでいい気分になっていた僕に、一人さんはこう言った。

「シゲちゃん、この店を見てどう思う」

酔いがまわっていたことも手伝って、僕は思ったことをはっきり言った。

「そうですね。正直に言って、味とかサービス、スタッフのレベルも普通ですね。

なんでこんなに流行っているのかわからないです。

やっぱり人口が多いからでしょうか。

同じ場所で勝負したら、負ける気がしないです」


今思えば、ご馳走してくれている人に向かってよくこんな生意気なことを言ったものだ。

一人さんはニコニコ頷きながら、若造のコメントを聞いてくれた。

ひとしきり聞いた後は、「俺なりの目線で話してもいいか」と前置きして、こう言った。

一人さんにプロとして認めてもらえた気がして、心の中、「よっしゃ」とガッツポーズを作った。


「でも、それだけの欠点がある店に、お前の店は負けてるんだよな」

ガッツポーズが粉々に吹き飛んだ。

笑顔の一人さんの口から出てきた言葉に僕の心は打ちのめされた。

多分あの時僕の顔は、笑っちゃうぐらい引きつっていたと思う。

「お前の店がもうひとつ伸びないのは、お前の考え方が原因かもな」

「考え方ですか」

「うんお前の考え方は、負ける人間の考え方なんだよ」

思考回路が止まった。

「俺はたくさんの人を見てきたけど、人間には勝つ人と負ける人がいる。

勝つ人間か負ける人間か、その見抜き方があるんだけど、知りたい?」

「知りたいです。むちゃくちゃ知りたいです。負けたくないですから!」

一人さんは、相変わらずニコニコしながら続けた。

「じゃあ、教えるよ。

あのね、人の可能性って、優秀なものに出会った時の反応でわかるんだよ。

自分より優秀な人や、自分のとこより良い店に出会った時の姿勢でな。

例えば、この店もそうなんだけど流行ってるだろ。

これだけお客さんから指示されてるのには、何か理由があるんだよ。

けれど今日のお前は、店の粗探しに目がいってたよな」

僕は何も言い返せなかった。


実際、僕は家がこの店に買っているものは何だろうと必死でチェックしていたのだ。

「同業だものな。

負けたくない気持ちってあるよな」

もちろん。

勝ち負けではないと言っても、本音ではやっぱり負けたくはない。

「それぐらいの負けん気が絶対に必要だよ。

でも、本当に勝つ人なら、そのお店の粗じゃなくて、

「この店がお客さんを喜ばせる物って何だろう」ってそう思って探すんだよ。

あら探ししたら、その時は気分がいいかもしれない。

けど、それじゃあ進歩しないよ。

相手のいいところを一つでも見つけ、それを学んで持ち帰る。

そして、さっさとやるんだ。

そういう素直な姿勢があれば、今は負けてても、やがては必ず勝てるようになる」

そう言われて、いかに自分が進歩しようとしない人間であったかに気づいた。


振り返ってみると、僕は自分より優れた人間に出会うたびに、批判的な目で分析し、あら探しをしてきたような気がする。

一人さんが言ってくれたように、

「負けん気が強い」と言えば元気よさそうだけれど、

そこには多分嫉妬や劣等感て奴も混じっている。

例えば、「あいつは自分より勉強や仕事ができる」とか、

「自分より頭が良さそうだ」なんて思いながら、

その劣等感を誤魔化すために、どこかに欠点はないかと探す。

そしてその欠点を見つけて安心する。

これじゃあ伸びるわけがない。

探さなければいけないのは、反対にその人の優れたところだったのだ。

そして。それはさっさと自分のものにしろと一人さんは言う。

なんて簡単なんだろう。

自分を伸ばすって、そんな簡単なことだったのか。

僕は早速ノートを取り出して、書き込んだ。


一個しかない脳をどう使うかって話なんだよ


負けたくないと思った時はすでに負けている


気を取り直して店内を観察していた。

一人さんの言うとおり、目線を変えただけで目線を変えただけで、そのお店にあるたくさんのいいところが見えてきていた。

僕が感じたままにメモを取っていた。

「これから話すことは、覚えておいて損はないぞ。

いいかい、よく聞けよ。

しげちゃんには「あの人だけには負けたくない」って人はいるかい」

数人のライバルと思っている人たちのことが頭に浮かんだ。

「はい、います」

「そうか。

気を悪くせずに聞いてくれよ。

あのな、あいつに負けたくないというのは、

残念ながらもうその時点で既に負けてるんだよ」

「え、そのもう負けてるんですか」

「そう、勝負はついてるの。

だって勝っている相手にそんなこと思わないだろ」

「まあ確かに」。

再び頭の中で、「しげがライバルにノックアウトされるの図」が浮かんだ。

「それと、もう一つ。

あいつに負けたくないという時は、そのことをずっと考えてるんだよな。

負けたくない、負けたくないって」

確かに、その通りだ。

まるで悪い霊にでもし憑依されたように、

そいつのイメージがあって、

負けたくないという思いが心が占領されてしまう。

今振り返ってみると、

その頃の僕はそんな事が度々あったと思う。

「そうするとその間は何も考えられないよ。

本来の人間の脳では一つの事しか考えることができないからね」


勝って威張らず、負けて腐らず


僕は二つのことを同時に考えようとしてみたが、

やはりできなかった。

「そのひとつしかない脳を嫉妬に使ってエネルギーの無駄なの。

嫉妬してる暇があったら、自分のことを考えるんだよ。

どうしたらもっとよくなるかって。

そう考えたら、答えは相手の長所を学んで、

自分自身を改良進歩させていくしかないんだろ。

改良進歩すれば、とっとと抜けるんだ。

悔しくってもぐっと飲み込んで、

「オタクはすごいですね。

勉強させてもらっています」ってそういった方の勝ちなんだよ。

「負けを認めるみたいで、なかなか言えないです」

「考え方が違うよ。

勝ち負けは世間が決めるんだぞ。

人間っていうのは、

大人になれば周りに厳しい審判がいるんだよ。

勝ち負けは、その審判が決めるの。

私はすごいんですと威張っている人より、

「あの人のおかげで、こちらもやる気が出るんです」と言えば、

「こっちはすごいな」って世間はこっちの方が上だとみてくれる。

だから、言葉は悪いけど、審判受けすることを言わなくっちゃだめ。

これって意外に深いよ。

馬鹿に出来ないよ」


一人さんのすごいところは、決して世間は馬鹿にしないことだ。

自分が正しければ、それでいいではない。

世間や、周りにいる大勢の人を尊重し、味方にしている。


「だって、店でも会社でも、そういう審判が応援したり、支持してくれるものだからな」

「はい。わかりました」

「それにね、負けたくないっていつも言っていたら見苦しいだろ。

世の中ってすごく広いんだよ。

負けたくなくても、負ける時は負ける。

野球でも、勝ちっぱなしないだろう。

そこで何を言うかで、その人がわかるんだ。

 

人間の真価を買った時より負けた時に出るんだ。

勝った時におごらないって意外と誰でも出来るんだ。

でも負けた時に腐らない、これが難しいんだよ。

「負けた時の負け綺麗」って言葉があってな、負けても綺麗なことが言えるかどうかだよ。

そういうものを聞いていると、

「ああ、こいつ伸びるな」と分かるんだ。

負けたくないとか、見返してやりたいとか言ってる奴は、

意外と成長しない」


悔しさをバネにならない


「でも、悔しさをバネにしろとよく言いますね」

「いいかい。

それはマイナス感情だよな。

劣等感で頑張ろうという時代はもう終わったの。

俺はそう思ってる。

だって、心の中が嫉妬とか復讐心とか、嫌なもので煮えたぎってるんだよ。

それじゃあ、愛の言葉も出てこないじゃん。

だから恨んだり、妬んだりしちゃいけないよ。

もし誰かに悪口を言われたら、

「自分もだらしないからしょうがないんです。

これからは言われないように気をつけます」って。

そういうやつが伸びるよ」

「確かにその方が、ずっとスマートですね」


店内はお客さんも大分引いていた。

一人さんは、腕の時計に目をやった。

話を聞くのに夢中になって分からなかったけれど、

もう結構時間が経っていた。

「こうやって、俺は淡々と生きてきたんだ。

勝っても負けても、ありがたいなって言いながらな。

そうしたらいつのまにか、こういうところへ出ちゃった。

ぶつぶつ言っても始まらないよ。

与えられた環境をありがたいな、感謝しながら生きるのが一番いいんだよ。

そうすると神様が、また勝手に何か用意してくれる。

そんなものだと思うよ」

 

追伸 質問 シルク・ドゥ・ソレイユ

 

“自分より上”だと思う人には丁寧な態度なのに、私に対しては上から目線で話してくる人にイラっとします。

恐らく、その人は私のことを”自分より下”だと思っているのでしょう。

悔しくてたまりません。

斎藤一人さん、この悔しさを、どう処理すればいいのでしょうか?

 

斎藤一人さん

 

人は、勝てる相手に対しては悔しさを感じるけれど、到底敵わない相手には、悔しさを感じないものなんです。

悔しいと思うのは、その相手を抜けるサインなんですね。

例えば、あなたがテレビで相撲を観るとします。

横綱が相手力士を投げ飛ばしているんですね。

それを見ても、あなたは悔しいと思わないでしょ。

シルク・ドゥ・ソレイユ(カナダ発の大サーカス団)で、びっくりするぐらい身体が柔らかい人や、ものすごく高いところで空中ブランコに乗ってる人を見て、悔しいと思うでしょうか?

すごいなと感心することはあっても、悔しいという感情は湧いてこないですよね。

悔しいと思った相手には、必ず勝てるんです。

悔しいという感情は、「あなたなら、もっと上を行けるよ」というサインんです。

ムカッとしないで、「この人は私に負けているということだな」と思って、ちょっと努力してごらん。

この人に勝つぞと、楽しく挑戦するんです。

そうすれば、すぐに抜けるんです。

悔しさは自分を成長させるチャンスなんです。

感情をどう処理するか悩むより、行動することです。

それが神様の望むことなんです。

 

 

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斉藤一人さんのお話を纏めました。

 

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