ある学者が言うように、人間の起源がアフリカだとすると、俺たち日本人の先祖は、ヒマラヤを素手で上がってきたんだよ。
何の道具もなしで来たんだよ。
- あんまり立派な人間になっちゃだめ。つまんねえもん
- 神様が感情をつけてくれた
- 日本人の先祖はヒマラヤを素手で上がってきたんだよ
- 自分が弱い人間だと思うのか、漁師だと思うのか
- 自分の一生だから、本当に幸せです
- 言葉から力が湧いてくる
あんまり立派な人間になっちゃだめ。つまんねえもん
<斎藤一人>
で、あんまり出すぎちゃだめ。
あんまり立派な人間になりすぎちゃだめ。
本当に滅多に出てこないの、嫌な奴なんか。
でも、もし嫌な奴が出てきたら、コロッとやっつけちゃう。(笑)
嫌な奴が出てきたら「お前、嫌な性格だねえ」とか。
この前、質問の中にさ、「何年も付き合ってて、その人の嫌なところが見えてきたんですけど、どうしたらいいんでしょう」って。
いや、何年も付き合って、嫌な奴は嫌な奴だよ。
長年付き合ってて嫌な奴なんだから、嫌な奴は嫌な奴だよ。
そういう人はどうしたらいいでしょうって、離れればいいだけのことなんだよ。
そこまで、人間が練れて、いい人になって我慢しても、つまんない。
魅力ないよ。
精神論もあんまり行き過ぎちゃうと、つまらない。
本当だよ。
<お弟子さん>
みんないい人だと思うの間違いだよね。
<斎藤一人>
その考え方面白くない。(笑)
神様が感情をつけてくれた
<お弟子さん>
ブログの書き込みの中に、「自分の事をいじめる身内がいて辛いけど頑張ってる」って。
そうすると、その答えに「相手は愛からそういうこと言ってるのでは」って書いてる人がいる。
これは精神論の人の穴、落とし穴だなって。
<斎藤一人>
穴だよ。
人を傷つけるようなこと平気で言ってる。
「根はいい人だ」って、根がいいやつはそういうことは言わないんだよ。
お前、根っから悪いからそういうことを言ったんだ。
人を傷つけておいて、根はいい人で通ると思ったら大間違いだ。
それで、俺みたいな考え方が嫌な奴は、立派な人のファンになればいい。
一人さんのはそうじゃない。
俺は感情論者だから。
だって神様が感情を付けてくれた。
悪いもんじゃないの。
感情を殺して生きるより、この感情を使う正しく使うことなの。
嫌な奴が出てきているのに、いい人ですなんて。
嫌な奴は嫌な奴なんだよ。
嫌な奴のことを「いい人ですね」とか言ったり、「根はいい人です」とか言うから、そいつは反省しないんだよ。
「口の利き方、気をつけろよ」って。
<お弟子さん>
口は悪いけど根はいい人ってよく言うもんね。
違うと思う。
<斎藤一人>
違うよ。
本当に根がいい人だとしたら、気をつけな。
「あなた、口の利き方、気をつけた方がいいよ」って。
損してるから。
「口の利き方よくした方が良いよ」って。
愛だよ、教えてあげれば。
で、それが斎藤一人流なんだよ。
精神論者は山ほどいるんだよ。
山ほどいるよ。
だから、自分の好きな精神論を選びな。
服と同じだよ僕と同じだよ。
一人さんのが正しいんですかって。
俺流だもん。
俺が好きな人が俺のファンになればいいんだよ。
いろんな人がいるから、好きなの選びなって。
どれが正しいなんてないの。
自分の好きなの選びな。
日本人の先祖はヒマラヤを素手で上がってきたんだよ
<お弟子さん>
優しくて、強くなきゃね。
それが本当の優しさだよね。
<斎藤一人>
強くないと、愛する人を助けられないんだよ。
愛ほど強いものってないんだよ。
あのね、優しいって強さだよ。
優しくって弱いっていうのはクズだよ。
それで、自分が弱いと思っている人は、弱いと勘違いしてるんだよ。
人間、弱い奴なんていないんだよ、本当は。
ある学者が言うように、人間の起源がアフリカだとすると、俺たち日本人の先祖は、ヒマラヤを素手で上がってきたんだよ。
何の道具もなしで来たんだよ。
海から入ってきたやつは火山を見て入ってきたんだよ。
ポリネシアの方から、最後に日本についたやつは桜島、海しか見えないところで火山が爆発すると、あそこに島があると分かってエッサエッサきたんだよ。
だからずっと火山帯を伝わってポリネシアから来てるんだよ。
丸木舟に乗っかって、食い物なんかちょっと積んで、こうやってきたんだよ。
その血が俺達に流れてるんだよ。
もう片方はヒマラヤによじ登ってきたんだよ。
途中、熊にも会えば、象にも、何にでも会ったんだよ。
それに食われたんじゃない、食ったんだよ、俺たちは。(笑)
そうだよ。
俺たちは食いながら来たんだ。
だって、食われたら俺達の先祖にならないんだから。
どう考えたってそうなんだよって。
それを否定しているのはいいけど、絶対そうなんだよ。
コレラも流行り、ペストも流行り、いろんなもん流行ったんだよ。
その中で死んじゃったやつは俺たちの先祖じゃないんだよ。
生き残った人しか俺たちの中に流れてないんだよ、血が。
ね。
それを、みんなで弱いふりしてるけど、弱い奴なんかいないんだよ。
それが本当なんだよ。
だから、弱いふりしてるの、やめな。
とぼけちゃだめだよ。
本当は人は強いんだよ。
がん細胞だって何だってやっつけちゃうだけの力が、本当はあるんだよ。
それをみんなで弱いふりしてるんだ。
弱いふりしてると、誰かが何かしてくれると思ってるんだよ。
だけど、本当は人は強いんだよ。
困ったことだって笑い話に変えられるぐらい強いんだよ。
それをみんな忘れてるんだよ。
俺もそうだし、俺のお弟子さんもそうだし。
大概のことは笑い話にしちゃうんだよ。
それで笑って、笑って、こうやってきてね、何が基準ですかって言われた時、私「もしもし地獄」を基準にって。(笑)
<お弟子さん>
笑っちゃうもんね、話始まったら。
<斎藤一人>
だから、いつも怒ってる部長でもなんでも、部下のこと腹ばっかし立てる前に「もしもし地獄」を基準にしたら、大概のことは腹立たない。
人は笑って生きられるんだよ。
俺は嫌な奴が出てきたって絶対戦うんだっていったら、出てこないんだよ。
待ってるんだけど、出てこない。(笑)
人間はね、備えあれば憂いなしっていうんだよ。
出てきたらどうしようとか、困っちゃうというやつのところにはの別出てくる。
出てこないかなって待ってるやつには出てこないもん。
あのね、人生ってのは、道を歩いてたら前から虎が出てくるんだ。
しばらくぶりに虎の話するか。
<お弟子さん>
懐かしい、大好き。
自分が弱い人間だと思うのか、漁師だと思うのか
<斎藤一人>
ある人が山を歩いていたら、虎が出てきたから、びっくりして逃げる。
その次に蛇が出てくる。
と、今度は吊り橋に逃げるんだ。
と、吊り橋が切れるんだ。
で、その吊り橋の、弦につかまってるとリスが出てくるんだよ。
そのリスが上で、弦をかじるんだ。
で、弦が切れて、落こって死ぬんだ。
逃げると、だんだんだんだん、弱い奴にも怯えて逃げるようになってくる。
最後には弱いリスにでも殺されるんだよ。
怖がるってそういうことなんだよ。
ところがね、人生っていうのは、一体自分が弱い人間だと思うのか、自分が強い漁師だと思うのか。
猟師だったらトラなんか出てきたら嬉しくてしょうがない。
虎の毛皮で一儲けって、蛇なんか出てきたらバンドにしちゃって。
<お弟子さん>
ベルト。(笑)
<斎藤一人>
ベルとか。
リスだったら置物にして一儲けしちゃう。(笑)
人間、自分が弱い人間だと思うかが、猟師だと思うかで、えらい違いなんだよ。
弱いと思えばどこまでも弱くなれるんだよ。
人間ってのは想像の産物だから、いくらでも弱くなれる。
ところが、一旦自分が猟師だったら、勝手に猟師の息子なんかになったら、鉄砲を持って、ずっと獲物を探して歩いてる。(笑)
虎に出会ってビックリしてるやつと、10日も歩いているのにトラと出会わないで泣いてる奴がいる。
同じ人間だよ。
どっちにするかなんだよ。
自分が弱い人間だと思えば、どこまでも弱くなる。
際限なく弱くなる。
いい加減にやめないと人生駄目になっちゃうよ。
気がつかないとね。
自分の一生だから、本当に幸せです
<斎藤一人>
俺の基本は、神様からもらった人生、1日でも1時間でも嫌な思いしたらもったいない。
だから、俺にとっては、嫌な奴が出てくることすらレジャーなの、よく来たって、待ってたんだもん。
<お弟子さん>
めちゃ楽しんでるよね。
究極の肯定論者。
<斎藤一人>
ああ、そうだよ。
だから、俺にとってはどんなことでも待ってましただよ。
備えあれば憂いなしだよ。
いつでも備えてる。
どんなまずい飯屋いったってオッケーなの。
そのぐらいのこと、答えは山ほど用意してある。
どっからでも来い。
どんな旅館でもいい。
だって、人生なんかいくつもないもん。
飯食うか、寝るか、いくつかしかないんだ。
それに一個に対して10も答え用意しててみな。
なんでもないから。
「まさかこんな目に遭うとは思わなか」ったって、遭うよ、いくらでも。(笑)
まずい飯屋なんか山ほどある。
本当だよ。
すごい奴、いくらでもいるもん。
ね、本当だよ。
みんなね、備えがないんだよ。
人生被害者だと思ってる。
自分の人生、自分の楽しいように持っていかなきゃしょうがないだろうって。
わかる?
ね、自分の一生だから、本当に幸せですって。
俺はどんなことしても幸せに生きるんだよ。
どこから切っても幸せに生きられる。
だから、俺のお弟子さん達もみんな幸せになれるんだよ。
俺、どんな質問が来ても、俺だったら、こんなの幸せになるのがわけねやって。
みんな勝手に行き詰まってるんだよ。
だけど、この程度、なんでもないよ。
俺、16のとき7000円持って家を出て、それからずっと上がりっきりで、下がったこと一回もないんだよ。
大変なことなんか、世の中にない。
みんなね、覚悟が勝ればいいの。
覚悟が足りないんだよ。
うちなんか兄弟いっぱいいるから、兄弟喧嘩がひっきりなしで、その挙句に「お前、世の中甘くない」って言われたけど、世の中に出て、俺あんなに喧嘩する人たち、会ったことない。(笑)
世の中甘いよ。
本当だよ。
俺は世の中に出たら、甘くてしょうがない。
もっと甘いと思って出て行くからいけないんだよ。
で、「仕事が辛いんです」って。
金を使って遊んでるほうが楽しいに決まってるんだよ。
ディズニーランドだって、働いてる人は、結構大変なんだよ。
稼ぐっていうのは大変に決まってるんだよ。
お金もらうんだよ。
それを楽しくないですって。
当たり前なの。
海の水はどこでなめたって塩っぱいんだよ。
それを、「美味しいですね」とか、「自然の塩には甘味がありますね」ぐらい言えって。
わかりきったこと言うなって。
かっこ悪いんだよ。
言葉から力が湧いてくる
<斎藤一人>
どんな職業でも、かっこいい人がいる。
かっこいい人は決まって、
「私この仕事が大好きなんです」
大変じゃないですかって聞かれると、
「こんなの大変なうちに入れませんよ」って笑って答える。
試しに、そうやって答えてみな。
この言葉から不思議な力が湧いてきて、勇気と、かっこよさが出てくる。
よく、辛いことや、やなことは、吐き出した方がいいというけど、吐けば吐くほど本当に自分を弱くするし、カッコ悪くする。
自分たちの仕事はきついとか、大変とか、言わない、カッコ悪いから。
「この程度はわけないです。こんなも仕事のうちに入んない、遊んでるようなもんですよ。私、仕事大好きだから」って言うとかっこいいの。
かっこばかりつけるな、じゃない、かっこぐらいつける。
泣き言行ったら働かなくていいんですかって。
泣き言言ったって働かなきゃ食えないんだよ。
だから、言わないの。
「こんなのたいしたことないですよ。遊んでるようなもんですよ」
そうやって言えばいい。
だって、どうせやらなきゃならないんだから。
あのね、泣き言言ってやらなくていいならいいけど、泣き言いっても働かなきゃなんない。
わかる?
俺だって講習会やるって、この先ずっと公演予定詰まっちゃってるんだよ。
俺、泣きたいよ。(笑)
泣いたって、笑ったってやらなきゃならないんだよ。
ね、そうしたら、笑顔でやった方がいいじゃない。
試しに、みんなから「大変だね」って言われても、
「全然。部長の怒鳴り声なんて、なんでもないですよ」って、笑って言ってごらん。
心の中から、勇気が湧いてくるから。
まず、言葉から変えてみな。
本当に、かっこいい自分に生まれ変われるよ。
かっこいいと、男も女も、すごくモテるようになる。
みんな、やってみて。
斉藤一人さんのお話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとう御座います。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。