コンクラーベ

斉藤一人さんです

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斎藤一人さん ヘッドピンを狙う

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経営者とか政治家というのは、ヘッドピンを狙わなきゃいけないんです。

日本の景気を良くしたかったら、今お金を持っている人、「ヘッドピンとなる人」を狙うんです。

 

私はいつも「ヘッドピン」を探しています


ただ今から皆さんに、「一人さんのお弟子さんって、どういうことか?」っていうのを教えます。

第1回目の「愛弟子勉強会」だと思って聞いてください。

世の中には「ヘッドピン」っていうのがあります。

「ヘッドピンって何ですか?」って言うと、ボーリングのピンの、ボールを投げる人から見て、一番手前にある「一番ピン」のこと。

ピラミッド状に並んでいるところの先頭に、一本のピンがありますね。

あれがヘッドピンです。

私はいつも、そのヘッドピンを探しているんです。

ボーリングがとても上手い人がいて、ストライクをパーフェクトに出せる人がいるとします。

でも、この人にも、絶対に出来ない事が一つだけあるんです。

それは「ヘッドピンだけを倒すこと」。

ヘッドピンが倒れると、後ろのピンも倒れて、全部のピンは倒れてしまうからです。

この仕組みを、私は活用しているんです。



「子供に家を建てても、3億円までは無税です」。その一言でその一言で、後ろのピンが倒れる


今日本が、どうしてこんなに景気が良くならないかと言うと、政府は一番後ろのピンを一生懸命倒しているからです。

「子ども手当を始めます」とか言って、新しい制度を始めていますが、これは全て、お金がかかることです。

ひとつずつ狙ったって、全部のピンが倒しきれるわけがないんです。

そんなことを何十年もやってきているんです。

バブルが崩壊してから、日本の景気が全然良くならないのは、日本の景気が全然良くならないのは、ヘッドピンを狙っていないからです。

経営者とか政治家というのは、ヘッドピンを狙わなきゃいけないんです。

日本の景気を良くしたかったら、今お金を持っている人、「ヘッドピンとなる人」を狙うんです。

日本の政府は、お金を持っている人に対して、年をとるまでずっと使わせないようにしておいて、死んだら相続税として持って行こうとします。

そんなケチな考えはやめて、もっと人間の心理を考えてみましょう。

例えば、政府が「親が、子供に家を建ててあげる場合、3億円までは無税とします」って決めるとしましょう。

子供に対する親の愛情って、すごいんですよ。

他人から電話がかかってきて、「俺だよ、俺」って言われただけで、お金を出しちゃう人がいるくらい、すごい愛情なんです。

「子供には、いくらでもお金をかけてあげたい」

これが親の思いです。

それなのに、自分の子供にお金をかけたら、とんでもない税金を取られます。

だから、子供にお金をかけたくてもかけられないのです。

よく考えてみてください。

「今年一年間、子供に家を建ててあげる場合、3億円までは無税とします」って言ったとしましょう。

それでも、国は1円もお金はかからないんですよ。

そうしたら、1000万円かけて子供に家を建てる人もいるし、1億円かけて家を建てる人もいるでしょう。

新しく家を建てれば、新しい家具だって必要になります。

カーテンや絨毯も必要になります。

家を新築したことによって、大工さんや、家具屋さんや、カーテン屋さんなど、みんなにお金が回るんです。

これが「後ろのピンが倒れる」ということです。

それと同時に、政府が「今年一年間、領収書さえ持ってくれば、全部仕事上の経費として認めます」と言えば、さらに後ろのピンが何百、何千と倒れます。

例えば、男の人はキャバクラに行ってお金を使いますよね。

そのキャバクラのお姉ちゃんは、自分が稼いだお金で、ホストクラブに行くかもしれない。

そのホストクラブで働いているお兄ちゃんは、自分が稼いだお金で、ソープランドに行くかもしれない。

これが全てが経費として認められれば、みんなどんどんお金を使います。

こうやって、お金がどんどん回るんです。

後ろのピンがどんどん倒れていくんです。



「どこ押したら、たくさんのコマを倒せるか?」。指導者は、これを真剣に考える


商人とか、社長業をやっている人は分かると思うけど、使ったお金に対して、「これは経費として認めます」とか、「これは経費として認めません」とか、国がいろんなことを言います。

今、「これは経費として認めます」って言われることの方が少ないです。

だから、みんな、できるだけお金を使わないようにする。

そうすると、後ろのピンが倒れないんです。

ボーリングのピンは10本しかありませんが、世の中にはピンの数は、千も万もあります。

一個のコマを倒したら、後ろのコマがドミノのように倒れていくんです。

指導者や人の上に立つ人は、どうしたらたくさんのコマが倒れるかを真剣に考えなきゃいけません。

それも、「ただで倒すにはどうしたらいいか?」を真剣に考えるんです。

私は、いつもそれをじっと考えているから、仕事が面白くてしょうがないんです。

「まるかん」の本社には、5人しかスタッフがいません。

でも、私は「どうしたらヘッドピンを倒せるか?」を真剣に考えたので、最少人数でドミノを倒せたんです。

だから納税日本一になれたのです。

「一人さんのお弟子さんになる」って言うことは、ヘッドピンを狙うことなんです。

今の日本はバブルの時より、お金を持っています。

それなのに、なぜこんなに不況なのかと言うと、みんながヘッドピンを狙わないので、1番後ろのピンばかりを狙っているからなんです。

後ろのピンばかりを倒そうとしているんです。

一休で一本しか倒せないようなことをしていて、しかも球はそんなに持っていない。

だから、いつまでたっても、良くならないんです。

子供に家を建ててあげる。

家具やカーテンも新しく揃える。

いろんなものを新しく買う度に、「消費税」っていうのがかかるんです。

国は、膨大な消費税も取れるし、みんなにもお金が回ってきて助かる。

こんなにいいことがありません。

政府が、「子ども手当」として26000円を配布すると言っていましたが、その26000円の手当が皆のところに配布されるまでには、配布する人のお給料がかかります。

役所の維持管理費なんかもかかります。

そういう必要経費を引くと、国のお金はわずかしか残りません。

それなのに、「私は、子ども手当を実行します」って声高に言ってる人に、票なんか入れちゃダメですよ。

以上が、日本を良くするための「ヘッドピン」の話です。

斎藤一人さんの話を纏めました。

 

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