人生には、成功できるかどうかを左右する分岐点が必ずあります。
- チャンスをものにする人、できない人はここが違う
- 豊かになりたいと思ったとき
- 仕事ってつまらないと思った時の対処
- 仕事で失敗して嫌になったとき
- 追伸 問題が発生したときのおまじない「これでよくなる、だからよくなる、さらによくなる」
チャンスをものにする人、できない人はここが違う
一人さんは、成功することは簡単にできるけど難しい、と禅問答のような考えをおっしゃいます。
それは、多くの人が成功するための仕組みを知らないから。
それさえ知れば、誰でもお金に嫌われることなく、大成功することができるのです。
人生には、成功できるかどうかを左右する分岐点が必ずあります。
それを知ることこそが大成功の仕組みなんです。
そのタイミングで成功へと舵を切る選択・行動ができるかどうかなんです。
豊かになりたいと思ったとき
元々私は欲張りで、夢はお金持ちになること。
まだ一人さんに出会って間もない頃、そんな話をしていると、「じゃあ、じゅんちゃんの描くお金持ち像って、どんなんだい?」って聞かれたんですね。
私は自分が欲しいものをあげました。
「土地でも高級外車でも、何でも欲しいものが買えて。
一流ゴルフクラブの会員権とか、クルーザーやカブも持っていて、馬主になってダービー馬とか育てていて、綺麗な彼女も欲しい」
「それで、じゅんちゃんは何か今持ってるものはあるの?」
「えっと・・・何もありません。借金ならありますけど」
「今の時点で何一つ持ってないじゅんちゃんには、願望がちょっと多いな。
どれか一つに絞るとしたら、なんだい?」
「う~ん。じゃあ、とにかくお金がいっぱい欲しい」
「それなら、俺が手伝えるよ」
ええっ、どういうこと?
一人さんが俺を金持ちにしてくれる?
でも、どうやって?
そんなことができるわけないよね?
でも・・・・本当だったら!?
目を白黒させる私に、一人さんは笑いながらこう続けました。
「じゃあね、今から本屋さんで『マーフィー100の成功法則』(大島淳一訳・産業能率短期大学出版部)を買ってきて、10回読んでごらん」
当時はまだ当時は、一人さんの本は出版されていませんでしたから、ひとりさんのお勧めの本を紹介してくれたのです。
私はすぐにその本を買い、繰り返し読みました。
実を言うと、私は本を読むのがものすごく苦手でした。
でも、憧れの一人さんが、「俺がじゅんちゃんをお金持ちにしてあげるよ」と言ってくれた。
だから、それこそ100回でも200回でも、暗記するくらい読もうと思ったんです。
そんな純粋な気持ちは、その後も一人さんの言うことを素直に聞くことに繋がりました。
本気で豊かになりたいという思いと、私の夢をまさに具現化した一人さんというかっこいい人物に出会えたことが、私の人生を豊かにする第一歩だったんだなと、しみじみ思います。
ちなみに、一人さんの「できるよ」という言葉には、ものすごい力があります。
私だけでなく、他の社長やスタッフたちも、一人さんに「豊かになれるよ」と言われて、そうならなかった人はいません。
100%、全員が豊かになっているのです。
仕事ってつまらないと思った時の対処
一人さんの口癖は、「仕事を大好きになれば、うんと幸せになれるよ」です。
遊ぶことよりも買い物することよりも、何よりも働くことが大好き。
心からそう言えたら、誰よりも豊かになれるし、たくさんの幸せに恵まれるということです。
考えてみれば、私も一人さんのおかげで仕事が大好きになったから、ここまで来ることができたんだと思います。
車の維持費や飲み代、洋服などに無駄なお金もたくさん使ったけど、本当は仕事が一番好きで一生懸命働いてきたから、豊かににもなれたし、大きな失敗をすることがなかったのかもしれませんね。
飲みに行ってもいいし、欲しいものがあれば買ってもいいけれど、それが仕事の憂さ晴らしになっているようではダメだと思いますね。
お酒を飲んで職場の愚痴を言ったり、ストレス発散で物を買ったりするのは、そもそも仕事に対する気持ちが間違っているということですから。
仕事が楽しいから、一生懸命働く。
そうやって稼いだお金なら、人生を楽しむために少しぐらい無駄遣いをしても、そう悪いことではないのかもしれません。
私の場合は、ちょっと行き過ぎでしたが。
私は「仕事は楽しい」と教わったのは、一人さんと4回目に会った時のことです。
いつものように、はなゑさんの喫茶店で他愛無い世間話をしていると、
「じゅんちゃん、仕事って楽しいよな」
唐突に一人さんからそう尋ねられ、私はドキッとしました。
すでに一人さんから「顔に艶を出すといいよ」という話は教えてもらっていたものの、まだその効果を充分に感じていませんでした。
つまり、私の中では、まだまだ「仕事ってつまらない」という思いが大きかったんですよね。
困ったな・・・・仕事は楽しくないけど、今ここで本当の気持ちを言ってしまったら、どうなるんだろう。
こんな風に同調を求めるような聞き方をされたってことは、否定したら一人さんを怒らせてしまうかもしれない。
それが原因で、二度とひとりさんに会えなくなるのは嫌だし・・・・・・。
私は咄嗟に嘘をつきました。
「はい、仕事は楽しいです」
すると、一人さんは間髪入れずに、「だよな」って言ったんです。
たったそれだけの会話で、当時は一人さんがいったい何を言おうとしているのかわかりませんでした。
でも、今なら理解できます。
本心はどうあれ、まずは「仕事って楽しい」と口にすることが大事なんですよね。
そうすれば、言霊の力で、本当に仕事が好きになってくる。
多分、あの時の一人さんは、「迷える若造を、ちゃんと誘導してやらなきゃいけないな」って考えてくれたのでしょう。
だから、あえて私が否定しにくいような、「仕事は楽しいよな」という聞き方をしてくれたんだと思います。
もし、「仕事は楽しいかい?」と聞かれていたら、反射的に「それが全然・・・」何て答えていたかもしれません。
まさに、仕事は楽しいということが、私の中に刷り込まれた瞬間でした。
仕事って、大変なことも多いですよね。
と言うか、大変なことの連続です。
大変なことだからこそ、給料が貰えるんですよね。
だけど、それを「大変だ」「辛い」と騒いでも、もっと仕事が大変だと感じることを引き寄せるだけでしょう。
もし、仕事がつまらないのなら、楽しくなるような工夫をすればいいんです。
ちなみに一人さんはいつも、仕事をゲームだと思っているんですね。
難しい問題に直面した時は、「さて、これをどうやって解決するかな」と、遊ぶようにして問題を解く。
そうすると、ゲームを楽しんでいるだけなのにお金が入ってきますから、これほど面白いことはありません。
逆に、楽しむためにお金まで払っているのに、文句を言う人がいますよね。
例えば、遊園地に行って、「混んでて並ぶし、帰りは渋滞だし疲れた」なんて愚痴をこぼす人って多いと思うんです。
遊園地は、楽しむためにお金を払う場所。
楽しむのが当たり前なんですね。
それを不満に変えてしまうのは、魂を傷つけているのと同じことなんです。
そうならないためにも、「人が多かったけど、すごく楽しかったね」と言うように、プラスの転換ができるといいですよね。
昔、こんなことがありました。
私が、「女性にモテるには、どうしたらいいですか」って一人さんに質問すると、次のようなアドバイスをくれたのです。
「じゅんちゃんはさ、女性が弱いものだと思ってないかい?
まずは、そこが違うんだよ。
女性ってね、強いの。
男性なんか足元にも及ばないほど強いんだよね。
あのね、進化論では、男性はチンパンジーから進化したけど、女性はゴリラから進化したんです。
だから、女性にモテたかったら、男性は女性以上に強くならなきゃいけないの。
ただし、それは腕力の話じゃない。仕事なんです。
強い女性は、自分より強い人が好きなの。
つまり、器のでかい男性が好きなんだよね。
仕事は最も自分を成長させてくれるものだから、仕事をすればするほど男性は強くなるの。
器も大きくなるの。
女性は、顔そういう男性に惚れるようになっているんだよね。
それとね、女性は惚れた男性をずっと尊敬していたいの。
だから、惚れられたら、男性がやることは一つ。
もうこのぐらいでいいかなんて妥協せず、自分をどんどん成長させること。
そうすれば、男性も女性もずっと幸せなんです」
世の中のモテたい男性の皆さん、働くことが大好きで、仕事を楽しむことができるようになれば、こんなメリットもありますよ。
仕事で失敗して嫌になったとき
「改良1000回、成功に至る。今が最高、今が最低」
私は、一人さんのこの詩が大好きなんですね。
どういう意味かと言うと、「失敗するほど成功に近づく。
そして、今この時点で成功した者は最高だけど、次の瞬間にはこれを最低だと思って、またそこから改良を重ねていかないと向上しない」ということを表しています。
失敗を難しく捉えてしまうと、落ち込んだり、やる気をなくしたりするだけです。
仕事の失敗で、仕事そのものまで嫌になってしまう可能性があるんです。
もっと気楽に考えて、「うまくいかないということは、神様が、それは間違ってるよと教えてくれてるんだな」ぐらいに考えて修正すればいい。
要は、失敗をどれだけ簡単に考えられるかですよね。
失敗は、決して悩むことではありません。
私を見てください。
人生、失敗だらけだったのです。
だけど、借金で首が回らなくなった時も、いつも心の中では、「私は必ず成功するからな」なんて、未来の自分を明るく考えていました。
悔しさはありましたけど、深刻に考えすぎなかったんですよね。
そういう私だったからこそ、まだ借金も返済し終わっていないのに、虎の子の200万円で、まるかんの仕事を始められたんだと思います。
もし、失敗したことをいつまでも引きずっていたら、あの時安定したサラリーマンをやめられるはずがなかったし、今の私もなかったんですよね。
失敗した時は、むしろ、成功の大チャンス!!
そう思って、新しいことにチャレンジしてみると運も開けやすいのです。
成功しない人の特徴って、すぐ満足することだと思うんですね。
ちょっとうまくいったら、もう大成功したような気になって、それで満足してしまう。
よく、一人さんはこう言うんですね。
「じゅんちゃん、もう満足してるんだったら、ずっとここにいていいんだよ」
で、一人さんはさっさと歩いて、どんどん上に登ってしまうんです。
私にとって、一人さんの背中が見えなくなるのは何よりも怖い。
ですから、満足しかけていても、自分を奮い立たせて、必死で一人さんについていくんですね。
今思い返せば、30代後半~40台半ばぐらいまでは、「俺、もう十分イケてるじゃん」って調子に乗っていたと思います。
ネオン街で浮かれまくっていた頃は、やっぱり気が抜けていました。
でも、そうやって遊びながらも、常に夢中で一人さんの背中を追いかけていたから、なんとか足を止めずにすんだわけです。
だからこそ、皆さんにもお伝えしたいのは、「せっかくここまで来たんだから、そこで満足しないで、もっと先へいこうよ」ということ。
それに、足を止めない事って、実はすごく楽なんです。
歩き続けていると、途中でちょっと失敗したとしても、軽く方向転換するぐらいのエネルギーで修正できるんですね。
だけど、足を止めてしまったら、動き出すのにものすごい消耗してしまう。
ゆっくりで構いません。
今の自分に満足せず、上を目指し続けましょう。
そうすれば、失敗しても簡単に修正できますし、成功もつかみやすくなりますよ。
追伸 問題が発生したときのおまじない
「これでよくなる、だからよくなる、さらによくなる」
あなたに起きた問題はあなたにとってチャンスです。
例えば、私は昔、仕入れの数を間違えて、たくさん仕入れてしまったことがありました。
「どうしよう、どうしよう」と言っているだけでは自体は何も改善しません。
そこで私は考えて、お得意様にプレゼントしたり、試供品として配りました。
おかげさまで、以前からお付き合いのあるお客様に喜ばれるし、新しいお客様もできるし、仕入れを間違った経験に学んでミスを減らすこともできたし、本当にいいことしか起きませんでした。
人生ってそんなもんです。
「えっ!? なんで?」「わぁ、どうしよう」と思うような出来事は自分が飛躍するチャンス!!
自分が精神的に成長するよう、促してくれる、ありがたいものなのです。
しかも、神様は意地悪ではないので、あなたが乗り越えられない試練は与えませんし、試練は明るい笑顔でクリアした人には、神様が素敵なご褒美を用意してくれています。
問題が起こったら「これでよくなる、だからよくなる、さらによくなる」と言いましょう。
もし、肩を落としているのだとしたら、この言葉を言いながら立ち上がってください。
顔を上に向けて、左左手は腰に、右手は拳を握って構え「これでよくなる、だからよくなる、さらに良くなる」これで気合十分。
「これでよくなる、だからよくなる、さらに良くなる」といいながら、笑顔で起きた問題に取り組みましょう。
大丈夫!!あなたの明るい声と笑顔に、天の神様が味方をしてくれて、更なる飛躍をさせてくれます。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
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