人生は、上がるか、下がるしかないんだよ。
だから現状維持ってないの。
人生に「現状維持」はない
一人さんはこう、教えてくれました。
本当にその通りだと思います。
私の経験上、仕事も、心の成長も、現状に満足していると
「成長しないだけ」ではありません。
「現状維持=衰退」になってしまうのです。
だから、ひとつクリアしたら、上を目指してまた一つクリアする。
この繰り返しを永遠と続ける。
いやでも、面倒でも、もう仕方ありません。
それが出来ないと、下がるだけ。
これがこの世の仕組みだから、受け入れるしかないんです。
一人さんは言います。
成功とは、上へ上へと登っていく過程のことだから、俺でも、もうこれでいいと思った時点で失敗者になっちゃうんだよ。
日本一ついてる一人さんでも、そうなんです。
とにかく、息が止まる寸前まで、上へ上へと登っていくことができる人だけが、人生の成功を手にすることができるんです。
こういうと、「ずっと上へ上へと昇っていくのが大変そう」と思われるかもしれませんが、人生でも、仕事でも、上に昇っていく方が、絶対に楽しいです。
逆に、下へ下へと下がっていくのって苦しいし、辛いし、悲しいです。
だから、「最近、調子が悪いなぁ」とか「なんか、うまくいかないな」と思ったら、「自分は上がっているか、下がってないか?」と自問してみるのも良いでしょう。
私が一人さんに「人間は一体、どこまで昇っていけばいいんですか?」と質問をすると、こう答えてくれました。
人間は生きてる間に、神様に近いところまで、どれだけ昇って行けるかなんだよ。
「強運」になる方法
先日、一人さんが「強運」について教えてくれました。
同じ運でも、強運の方がいいよな。
実は、人は誰でも強運になれるの。
ほとんどの人は、努力もしないで、いきなり凄いことが起こることを強運と思っているんだけど、これが間違ってるんだよ。
強運ってな、今の自分より、一つ上のことを全力でやる人が引き寄せるんだよ。
会社員だったら、一つ上の役職に上がることに全力をあげればいいし、パートだったら、パートの中で一番返事は笑顔が良ければいいんだよ。
大きな夢を語るのもいいけど、それより、今の自分よりも一つ上の事をまともにやっている人が強運なの。
分かったかい。
自画自賛かもしれませんが、私は自分のことを、かなりの強運の持ち主だと思っていました。
それがさらに、一人さんの話を聞いて、自信が確信に変わったんです。
私は常に目の前のことに全力で取り組んできました。
そして、その一つ上のことにチャレンジしてきたんです。
その結果、全店舗を黒字化し、前年対比を上げ続け、事業の多角化も成功できたんだと思います。
でもその間、うまくいかない時もありました。
そして、そういう時って必ず、目の前のことをおろそかにしていたり、一つ上のことを全力でやっていない時です。
これからも自分の強運を維持するために、一つ上のことを全力でやり続けたいと思います。
目の前の人を大切にするのが「人脈作り」の第一歩
私が主宰する『幸せ経営塾』の塾生さんからよく質問されることを中心に、より具体的なビジネスに関する話題を伝えたいと思います。
まずは「人脈」です。
先日、古舘伊知郎さんが司会を務めている『トーキングフルーツ』というテレビ番組に、私の好きな経営者の一人である『星野リゾート』の星野佳路社長が出演していました。
その番組で、星野社長がこんなことを言っていました。
「会食にはほとんど行かない」
「一日一回しか食事をしない」
「スキーを年50回する」
星野社長もそうですが、成功する人の特徴には、自分でルールを作って守る方が多いです。
ちなみに私も、今は会食にほとんど行きません。
星野社長くらいになると、色々なお付き合いがたくさんあると思います。
でも「気の合う仲間としかし会食をしない」というスタイルに、私はとても共感しました。
私も以前は「人脈作り」をするために、あちこちの会食、パーティー、異業種交流会に出たりと、全国各地を飛び回っていた時期があったんです。
でもその結果、名刺の数は増えましたが、全く仕事には結びつきませんでした。
そのことを一人さんに相談したら、こんなことを教えてくれました。
パーティーや異業種交流会に行くと名刺の数が増えるけど、仕事に結びつかないよな。
大体、そんなものなの。
人との付き合いで大切なのは、目の前にいる人を大切にすることなんだよ。
これが基本。
人とのご縁というのも、最高のご縁というのは、目の前にいる人のことなの。。
それ以上に最高の5円ってないんだよ。
よくね、「こんなすごい人がいる」って聞くと、お金と時間をかけてわざわざ遠くまで会いに行く人がいるんだけど、実際に会いに行ってもそれほど得るものがなかったりするんだよね。
だからといって、「行くな」って言ってるんじゃないよ。
行きたかったら行けばいいんだよ。
でもな、せっかく会っても相手に覚えてもらえなかったりとか、所詮そんなもんなんだよ。
それよりも今、目の前にいる人を大切にする。
それだけでいいんだよ。
それをやって、やりまくるんだよ。
そうすると、不思議なことが起きるんだよ。
人脈になるような人が向こうから自分に会いに来てくれるから。
これ、わかるかい?
目の前にいる人を大切に親切にしてると、「おがちゃんという素敵な人がいるよ」って友達に紹介してくれたり、自分の周りの人の輪がどんどん広がっていくんだよ。
それをさ、仕事がうまくいかないからって「自分は周りの環境が悪いんです」とか「周りがこんな人で」とか言う人がいるけど、いちいち周りのせいにするのって、よくないよね。
その人のやってること、言ってる事に魅力がないからそうなるんだよ。
そんな、目の前の人にも好かれない人が名刺を配ったって、人脈なんて広がらない。
自分が「目の前の人を大切にしよう」と思って行動が変わると、世界が変わるんだよ。
自分の評価って、自分が決めるんじゃないの。
周りの人が、あなたの行動を見て決めるの。
このことをしっかりわかって、目の前の人を大切にする。
これだよ。
これこそが「本当の人脈作り」の基本なんだよ。
人脈とは仲間のこと
異業種交流会を否定する気はないのですが、校友会に参加する人の中には「隙あらば、こいつに物を売ってやろう」と思っているような、目がギラギラの人がたくさんいます。
また地元でちょっとうまくいった経営者が「俺の話を聞け!!」と言わんばかりに、偉そうに自分の自慢話ばかりする人がいます。
実は私も過去、そんな人に捕まったことがあります。
それで最後には経営のことで説教までされました。
もちろん言い返しましたけどね。
人脈は自然にできるもので、「異業種交流会」に行って無理矢理作るものではないと私は思います。
「この人と一緒にいて楽しい」と思い、相手も「一緒にいて楽しい」と言ってくれるからお付き合いをする。
「この人は尊敬できる」と思い、相手も「あなたのことを尊敬してます」と言ってくれるからこそ、お付き合いになるのです。
このように、お互いに損得なしに付き合える人が、本当の人脈ではないでしょうか。
さらに言えば、私にとっての人脈とは「友人」や「仲間」のことだと思っています。
そもそも「商売は人脈が大切」という人がいますが、そういう人に限って、怪しい商売をしている人が多いです。
異業種交流会に「商売相手を見つけよう」という気持ちで行くより、「気の合う友達を作りに行こう」「趣味の仲間を探そう」くらいの気持ちで参加する方がいいかもしれませんね。
「義理と人情」の本当の意味
人間関係を大切にすることは、とても良いことです。
特に日本人は昔から、「義理と人情」をとても大切にしてきました。
ただ、中にはこの「義理と人情」を間違って理解している人がいます。
先日、ある方から「本当は会社を辞めたいんだけど、義理人情があるから・・・・・・」と相談を受けました。
詳しく話を聞いてみると、その方(Aさん)は最近、「会社の借金の保証人になってくれ」と社長から頼まれたんだそうです。
私は耳を疑いました。
Aさんは役員ではなく、一般の社員です。
もちろん、社長とは身内でもなければ、友人でもありません。
とても優しい方で、10年間一度も休んだこともなく、会社のために一生懸命に働いてきたような人です。
そんなAさんに、その社長は「会社の借金の保証人になってくれ」と頼み、それを断ろうとすると「お前は義理も人情もない奴だ」と罵ったそうです。
こんなクソみたいな社長に、義理人情も何もありません。
私は「そんなのふざけんじゃねえぞってブチ切れてやりなさい!! それでさっさとそんなクソみたいな経営者からも離れなさい」と、とても穏やかにアドバイスしました。
義理人情って「お世話になった人のことを大切にすること」です。
Aさんはこの社長にお世話になったのでしょうが、この社長も、Aさん10年間お世話になったはずです。
それを、一方的に自分だけ「義理人情」を押し付けて、会社の借金の保証人にさせるなんて、自分勝手にも程があります。
一人さんは、こう言います。
これからは「こころの時代」にますますなっていくんだよ。
それで、その「こころの時代って何ですか?」って言うと、義理とか、人情を大切にすることなんだよ。
義理や人情を大切にして生きていると、仕事でも、お金でも、困ることは絶対に起きないんだよ。
この会社の社長さんはきっと、「義理と人情」を大切にしていないからお金に困って、借金をする羽目になったんですね。
話の最後に私はAさんに、一人さんの教えどおり、こう伝えました。
「会社を辞めないことが義理人情じゃないよ。
会社を辞めてもあそこの会社でとてもお世話になりましたって言ったり、移った先で前の会社の悪口を言わないというのが本当の義理人情だからね」
追伸 みんなのための愛の押し出しで一歩上
仕事でも、人生でも、現状維持を望んでその場に立ち止まっていては、みんなに追い抜かれてしまいます。
それに、楽しくありません。
楽しいのは、やはり、自分の歩幅で一歩上を目指している時です。
私は、ひとりさんに押し出しを教わり、人に好かれるお金持ちに見える外見作りをし始めました。
おかげさまで、喫茶店にたくさんのお客様が来てくださるようになったのです。
でも、なぜか私は「このままで良い」とは思えませんでした。
「次にくる一方上は何でしょう」
と考えながらワクワクしていました。
セレブの雑誌をめくりながら、自分の頭の中で、モデルさんが身につけている素敵な服やアクセサリーを自分に着せ替えさせてみる遊びをして、ワクワクしていました。
すると、信じられないのですが、一歩上のチャンスが向こうからやってきました。
ひとりさんの勧めで、私は会社を起こし、社長になりました。
一歩上のチャンスが来たのです。
こういう時、一歩上に行くチャンスがやってきた時は、押し出しも一歩上でなくてはなりません。
社長になった当時、私はまだ20代。
取引業者さんも、会社のスタッフさんも、みんな、年上でした。
もちろん、会社経営は生まれて初めての経験です。
人を雇いれた経験も、今までありません。
でも、だからといって、ビクビクオドオドはしていられませんでした。
なぜかと言うと、誰だって自信のなさそうな社長が経営する会社に勤めたくはないでしょう。
頼りなさそうな店員さんから、商品を買いたいと、あなたは思いますか?
思いませんよね。
そこで、私は愛の押し出しスーツを買いに、地元のブティックへ出かけました。
「若い女性なのに成功して、大したもんだ」と、会う人、会う人に一目置かれ、信頼され、「この人の会社の商品を買うことができて嬉しい」「この人の会社とご縁が持てて嬉しい」と思ってもらえるような、外見を整えたいと思ったからです。
そして、このような押し出しが従業員やお客様のためになるからです。
思い描いた通りのスーツが見つかりました。
上品で華がありながら、知的で仕事のできるキャリアウーマンが来そうなスーツです。
まさに一目惚れ、私は自分の「圧」が高まっていくのを感じました。
「いくらするのかな、20万円とかかな」
ドキドキしつつ、店員さんの見ていないうちに値札を見たら、
「ホッ」
予想より全然安い、3万円ぐらいだったでしょうか。
私は、このスーツを身につけ、キラキラが目立つ大きな指輪をして、シャネルに似たバッグを持ち、ひとりさんからお借りした会社に乗って会社に出かけて行きました。
「社長、今日のスーツはどこのブランドですか?
ソニア・リキエルかな」
「いつも、いいスーツを着て、おたくの会社、どれだけ儲かっているんですか」
会う人、会う人が、そんなふうに褒めてくださいました。
これは後になってわかった本当の話です。
私はいつも3万円ぐらいのスーツを着ていたのですが、スタッフや取引先の人はみんな、「60万円ぐらいのスーツだ」と思っていたそうです。
この愛の押し出しによって私は、当時の自分になかったになかった社長の貫禄を補ったり、仕事でここ一番の時に「圧」を高めたりしながら、商人の腕が磨かれ、経営者の腕も磨かれ、自分自身もバージョンアップがされて今ここまで楽しく歩いてくることができました。
私が一番、皆さんにお伝えしたいことと、それは。
一人さん流押し出し、自分のためでもあり、周りのためでもある愛の押し出しは「自分の人生を作っていく楽しさや充実感」を与えてくれました。
それだけではありません。
世間では「なかなか手に入らない」とされている喜びが、向こうから舞い込んできたのです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
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我が儘勝手で申し開きもございません。
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お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。