相手に結果を出してもらいたかったら、うるさく言わないこと。
ただ、「信じてるよ」とだけ言ってあげましょう。
「信じてるよ」という言葉が、人をやる気にする
信じているからこそ、スパッと手を離す
この言葉の意味
相手を信じるとは、任せきり、心配をしないということなんです。
例えば、子供が心配だからと、いちいち管理しないではおれない母親は、子供が信じられないと言っているのと同じことです。
部下を育成することは、上司の大切な役割です。
では、育成するコツは何でしょうか。
「任せられるようにして、手を離す」なんですね。
部下がある程度、独り立ちしているのに「心配だから」と、いつまでも管理していたのでは、部下は育ちません。
「君に任せるよ。信じているよ」
と、スパッと手を離すことだ。
この時、部下は上司の信頼に応えようと、一生懸命にやるんです。
だから、部下はどんどん育つんです。
放任しているように見えるのは、部下を信じているからなんです。
この言葉の使い方
任せてもいないのに、「信じているよ」と言うと、トラブルの元になる。
「チェックばかりして、全く信じていないじゃないか」と反発が出るのは必至です。
この言葉は、任せる腹毛女ができた時に任せる腹決めができた時に、初めて使うものなんです。
「信じているよ」と言われることは、その人の信頼を勝ち得ることです。
相手からすれば、これほど嬉しい言葉はないでしょう。
だからこそ、人は本気でやる気になるのです。
信じる力は、ここまで大きい
信じる力は大きい。
例えば、夢の実現を信じていると、その方向で物事は成就していくんです。
ある大学講師の実話を紹介します。
勤務先の大学で、「胃潰瘍の疑いがある」という検診結果が出たんです。
それまで自覚症状がなかったが、結果を知ってから胃が痛み、吐き気がするようになったんです。
とうとう精密検査を受けるまでの一か月間、体調が悪い毎日が続いたんです。
ところが、精密検査の結果は正常です。
「バリウムが胃壁について、ポリープのように映っていたのでしょう」と担当医師。
この大学講師は、誤った検診を信じた結果、胃潰瘍の症状を実現してしまいました。
信じる力は、思ったことを実現してしまうんです。
つまり、相手を心から信じれば、その人は信じられる人になっていきます。
「はい」と引き受けることで、つきが回ってくる
「はい」ということで、人は育つ
この言葉の意味
「はい」と「は~い」とは違う。
「はい」はYESであり、OKの表示です。肯定の言葉です。
これに対して、「は~い」は、表面上は肯定的に見えるが、返事したくないという心理が微妙に見え隠れします。
否定的なニュアンスが似合ってくる言葉です。
相手の顔を見て、元気に「はい」と、きちんと言うんです。
それだけで人生が好転します。
なぜなら、人からの「頼まれごと」が増えるからです。
この言葉の使い方
子供はきちんとした返事ができるように育てることが大切なんです。
元気よく「はい」の返事さえできれば良い。
これが教育の基本です。
では、なぜ、子供にとってこの言葉が大切なのでしょうか。
「はい」というだけで、子供の頃からどんどん頼まれごとが増えてくるからです。
「これで将来は約束されたようなものなのです」と、私は太鼓判を押します。
理由は後ほど説明するとして、頼まれごとが多い人、お願いしやすい雰囲気を備えている人は、やはり運勢がいいようです。
「はい」の一言で、本当に幸運な人になることができるんです。
頼まれごとが増えれば、運は本物になる
頼まれごとが増えると運勢が良くなるのは、なぜでしょうか。
まず、雑用レベルのちょっとした頼まれ事が多くなってくる。
それでも、気持ちよく「はい」と引き受け続ければ、人生は着実に上向いていくのでしょうか。
結論は、その通りです。
「何か頼むのだったら、あの人に」と評判になったら、しめたもの。
運はどんどん回ってくるようになるんです。
一人さんによれば、こうです。
人は未来に向かって進んでいくものだと思っているかもしれないが、そうではないんです。
未来が向こうからやってくるんです。
未来の方からあなたに向かって行ってくるんです。
しかも、具体的には、人々からの頼み事として行ってくるんです。
頼みごととは、未来からの贈り物であり、これを快く引き受けていくうちに、あなたに素晴らしい将来が開かれます。
あなたの未来をバラ色に開く鍵が、この快い「はい」の返事なんです。
頼まれたら、「はい」と言ってください。
頼まれ事が多くなれば、運勢は良くなります。
「あなたは、がんばらなくていいのです!」
人に「がんばれ」という激励はかけない
この言葉の意味
「がんばれ」という激励は、相手にプレッシャーをかけてしまうんですね。
だから、私は、「がんばらないでくださいね」と言うんです。
その意味するところは、努力しないでくださいねていうことなんです。
努力ではなく、知恵を出そうということなんです。
私は、お弟子さんの職場に、突然姿を現すことがあります。
スタッフたちは一生懸命に仕事をしています。
そんな時、私は、どんな労いの言葉をかけるのか。
決して「がんばれ」とは言いません。
がんばっている上に「がんばれ」というのは説教であり、プレッシャーなんです。
そうではなくがんばりを認めているというメッセージを込めて、「みんな、がんばってるね」って労うのです。
この言葉の使い方
「がんばれ」という言葉は使わないことなんです。
みんな懸命なんです。
それでも、今のままでは成果が出ないと予測される場合があります。
そんな時、私は、みんなに「がんばらないでくださいね」と言った後、「知恵を出しましょう」と続けます。
「がんばらなくていい」と思うと、胃の辺りがすっと楽になります。
知恵を出すことが努力よりも大切だと分かるんです。
なにより頭を使うことが大切
私のビジネスについての考え方は「商人頭」で徹底的に無駄を排除することと、知恵を出して儲けることです。
第一の「無駄を排除する」とは、出金をとことん削り、設けることです。
第二の「知恵を出す」とは、商人にとってお金は出すものではなく、無駄な努力をすることでもない。
知恵によってお金を儲けるものだということです。
知恵にを出して儲けるという考え方が背景にあって、「がんばらない」のです。
「がんばる」というのは努力であり、それより知恵を出そうというのが、私の考え方なんです。
では、努力は必要ないのでしょうか。
「楽しみながらとする努力はいい」んです。
ただ、我慢や努力の汗を美徳とする考え方に、私はノーと言っているだけなんです。
がんばらないでくださいね!
努力することよりも、知恵を出すことが大切なんです。
もっともっと、人をほめよう
「大切にされる人?」になるには?
長者番付に名前を連ねるようになって、「人に重要感を与えやすくなった」と思います。
重要感というのは、自分がいかに大切で、かけがえのない存在なのかを実感したくてたまらないという心理です。
人間関係においても、1番求めてやまないもの。
それが「自己重要感」なんです。
例えば、社長になってベンツに乗るということはどういうことか。
ベンツに乗ることで、自分は偉いんだと、自分の重量感を満たしている社長は失格です。
心が貧しいから、そのうちベンツに乗れなくなるでしょう。
私が思うに、
「ベンツに乗っている社長に褒められた人は、どんなことであろうと嬉しいんです。
ベンツに乗ることができるほど豊かになったということは、『人のことを褒めて、褒めて、褒めまくりなさい』ということなんです」
こんなふうに私はお弟子さんに教えています。
だから、納税額が日本一になったということは、ベンツに乗っているのと同じで、人に重要感を与えよっということだと私は受け止めているんです。
人を褒めれば、つきが来る
では、どうすれば重要考えられるのか。
例えば、他人の悪口を言ってけなしたりするのは、他人の存在価値を低めることによって相対的に自分が優位に立ち、自己重要感を味わおうとする行為なんです。
だから、多くの人は、どうしても他人の欠点に目が行き、優越感に浸ろうとします。
これは他人の「自己重要」感を奪うことなんですね。
他人の欠点をいくら見つけても、自分を向上させることにはならないんです。
そうではなく、自分も一緒に落ちていくだけですね。
これは、発想を逆にする方がいいですね。
人を褒めるんです。
褒めるというのは、相手に「あなたは重要な人ですね」というメッセージを送ることです。
つまり、相手に「自己重要感」を与えるということなんです。
人に重要感を与えるために、神様が「褒める」という武器を与えて下さったんです。
褒められた人は自己重要感が与えられ、褒めた人にはつきがやってくるということなんです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
お世話になっております。
Youtubeのチャンネル登録よろしくお願いします。
我が儘勝手で申し開きもございません。
上記の赤色のボタンを押してくださいね。
お手数ですが、遠慮なさらずに押して欲しいんです。