「あの人を許します」
「許せない自分を許します」
- 思ってなくてもいいから言ってみよう
- はじめに言葉ありき「自分を許します、自分が大好きです」
- 「あなたに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます」
- 幸せを願えない人には「あなたの真の魂に申し上げます」
- 鏡を見たら、自分に「よし!! ばっちり」
思ってなくてもいいから言ってみよう
「あの人が許せない」と思うことがありますか?
あるとしたら、きっと相手は、あなたにひどいことをしたのですね。
そうでなければ、「許せない」という自分に不利になるような思いを抱えるわけがありませんものね。
自分に不利とは知らずに「許せない」と心の中で言っていたのですか。
よかったです、今からでも知って。
そうなんです、誰かを恨んだり、妬んだりしながら幸せにはなれないのです。
なぜなら、誰かを憎んでいる人はそれらしいムードを醸し出しているでしょう。
そのムードを波動というのですが、憎しみという暗い、陰の波動を出していると、嫌なものがその波動に引き寄せられてきます。
ですから、もしあなたが嫌な人のことで頭がいっぱいになるぐらい、その人のことを恨んでいたら、天地がひっくり返っても幸せになれません。
嫌な人のために、なぜ自分が不幸にならなきゃいけないの?
そんなの馬鹿馬鹿しいでしょう。
言葉だけでも構いません。
お芝居のセリフだと思って、この言葉を言ってみましょう。
「〇〇さんを許します」
もし、言えなかったら、セリフだと思って、こう言ってみてください。
「許せない自分を許します」
何度も言っているうちに、不思議と嫌な人が気にならなくなってきます。
いつも楽しいことを考えているあなたに幸運の女神が微笑むのです。
はじめに言葉ありき
「自分を許します、自分が大好きです」
他人の事が許せない人というのは、自分では気づいていないかもしれませんが、なぜか自分のことも許せません。
心のどこかで「自分はダメな人間なんだ」「どうせ自分なんて」と思っていて、自分のことが好きではないのです。
はたからみれば、あれもできるし、これもできるのに、と思うけれど、本人が勝手に「自分はダメだ」と思っている。
もっと上を望んで、勝手に自分のことを貶している、というのでしょうか。
そういう人が多いようです。
誰も嫌な人のことを喜ばせよう、幸せにしようとは思わないですよね。
それと同じで、自分のことを嫌っていたら、自分を幸せにしようとは思いませんよね。
つまり、幸せにはなれないのです。
ですから、思っていなくてもいいです、「自分を許します、自分が大好きです」という言葉を毎日10回だけでも行ってみましょう。
思っていないのに言えませんって、いいのです。
言葉だけでもいいので、言ってみましょう。
それも無理なら、紙に「自分を許します、自分が大好きです」と書いたものを壁に貼っておきましょう。
「自分を許します、自分が大好きです」と言ったり、読んだりしていると、脳は辻褄を合わせようとして、一生懸命許す理由を探しますし「良いところ」を探し始めます。
すると、だんだん、「今日、バスの中でお年寄りに席を譲ってあげた」「今日は同僚の仕事を手伝ってあげた」など、自分のいいところを数え出し、やがては心から「自分が大好き」と言えるようになるのです。
気が付いたら自信に満ちた自分に出会えるでしょう。
「あなたに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます」
「人間はね、その人の心がどれくらい豊かで、その人の人生の豊かさが決まるんだよ」
これは、知り合った頃に、一人さんが教えてくれたことです。
「他人の幸せを願えるというのは、よっぽど豊かな気持ちの人だから、出会う人、出会う人の幸せを願うといいよ」
一人さんはそう言って、人の幸せを願う言葉を書いた紙を私にくれました。
その言葉が、「あなたに、すべての良きことが、雪崩のごとく起きます」です。
この言葉を、自分が知っている人、知らない人を問わず、出会う人、出会う人に心の中で唱えます。
この言葉でなくても、「この人が幸せでありますように」と祈るのも、もちろんOKです。
他人の幸せを願っていると、自然と心が豊かになります。
すると、人相もものすごく豊かな相になって、幸運を招く福顔になります。
それから、自分のことがあまり好きじゃない人も、他人の幸せを願っているうちに、「自分って案外、いい人かも」と思うようになってきます。
知らない人の幸せは願ったりしている自分を客観的に見た時に「自分てまんざらじゃないな」と思って、とてもHappyな気持ちになります。
そして、その豊かな波動が、豊かな人生を引き寄せるのです。
幸せを願えない人には
「あなたの真の魂に申し上げます」
あなたに、すべての良きことが、雪崩のごとく起きます
この言葉をで会う人、出会う人に心の中で言う。
これを実際にやってみるととっても楽しいし、本当に簡単です。
でも、例えば、いつもあなたに憎まれ口をきく人、あなたに怒鳴る人の幸せは、なかなか願えないのではないでしょうか。
私も、昔、すごい達人と出会ったのですが、そのすごい達人の幸せを願うことがなかなか出来ませんでした。
出会う人、出会う人全員に言うと決めたのに、なぜそのすごい達人にだけ言えないのかと思うとスカッとしなくて、どうしたら言えるのかと考えていたら、一人さんが教えてくれました。
「どんな人でも、人は皆美しい魂を持って生まれてくるんだよ」って。
「だから、幸せを願う前に『あなたの真の魂に申し上げます』と言うといいよ。
そして、『あなたに、すべての良きことが、雪崩のごとく起きます』と言えばいい」って。
本当に、それなら言うことができました。
そんなことは何日か続けていたら、そのすごい達人は現れなくなりました。
もし、あなたが幸せを願うことができない人がいるのなら、「あなたの真の魂に申し上げます。あなたに、すべての良きことが、雪崩のごとく起きます」と言ってみるといいですよ。
その相手が現れなくなるか、そんなに嫌な人ではないなと思えてきて、人生が好転した、ということを体験した人たちがたくさんいます。
鏡を見たら、自分に「よし!! ばっちり」
私はよく鏡を見ます。
笑顔の練習のためでもあります。
自宅には色んな所に鏡を置いていますし、バックにも鏡を入れてあるんで外出時にも鏡を見ます。
鏡を見てニコッとしたら必ず、「よし!! ばっちり」と自分を褒めます。
周りに人がいるときは、心の中で言いましょう。
仕事場の机の上にも鏡を置いて、鏡に向かってニコッと笑い、「よし!! 笑顔もバッチリ」って。
これは男性にもオススメです。
仕事に夢中になっていると、いつのまにか怖い怖い顔になっていることが少なくないでしょう。
目に見えないけれど、眉と眉の間には第三の目というものがあります。
第三の目はいろんなものを見渡せる目で、ここで得た情報からいいアイデアが生まれる、と言われているのですが、しかめっ面をしていると第三の目が閉じてしまって、いいアイデアが出てきません。
ですから時々、鏡を見て笑顔のチェックをすると良いのです。
笑顔になると第三の目がちゃんと開きます。
特に仕事中、電話が鳴った際は、受話器を取る前に鏡にニコッ、笑顔で電話を取ると明るい声でお客様をお迎えできます。
電話が終わったら、やっぱり鏡を見て、自分に「よし!! ばっちり」といって褒めましょう。
街を歩いてる時も、ショーウインドウに映る自分を見て「よし!! イケてる」と。
こうやって自分を褒めていると、誰かに褒められた時以上に、心楽しく、満たされて、上気元で過ごせます。
この上気元の波動が、幸せや成功を引き寄せるのです。
追伸 「許します」は、自分を好きになる言葉
「あの人ったら、あんなことをして許せない」
そう思うこと、ありますよね。
でも、誰かを恨んでいては、絶対にいいことは起きません。
私達は一人さんにこう教わりました。
「誰かを恨んだり、妬んだりしながら匹幸せを引き寄せることは絶対出来ないんだよ。
なぜなら、自分が誰かを憎んだりしている波動を出していると、嫌なものがその波動に引き寄せられてくるから。
誰かのことで頭がいっぱいになるぐらい恨んでいたら、天地がひっくり返っても、その人は幸せになれない。
嫌な奴のために、自分が不幸になるなんてバカバカしいだろう」
許せない人がいるときは、思ってなくてもいいから、「〇〇さんを許します」と言ってみましょう。
もし言えない時は、「許せない自分を許します」と言ってください。
何度も言っているうちに、不思議と嫌な人の事が気にならなくなります。
でも、世の中には「自分を許します」と言えない人も多いんです。
講演などで、「自分を許します。自分が大好きです」と、みんなに言ってもらうことがあるんですけど、言えない人が結構いるんです。
最初は驚きました。
自分を許せない人がいるなんて!!
自分を好きじゃない人がいるなんて!!
人を許せないという人の多くは、自分では気が付いていないかもしれないけれど、自分を許せないのです。
心のどこかで「自分はダメな人間なんだ」「自分なんて・・・」と思っていると、「自分を許します」という言葉も、なかなか言えません。
中には、「自分なんて生きていても仕方がない」と思っている人もいます。
なぜ「自分なんて」と思ってしまうのでしょう。
最初は「自分なんて」という人の気持ちがわかりませんでした。
なぜなら、私から見たら、いいところがたくさんあるがんばり屋さんばかりだから。
自分を許せなかったり、自分を好きだと言えない人たちの話をよく聞いてみると、親との関係がうまくいってない人が多いのです。
と言っても、暴力を振るわれたとか、「お前なんか産まなきゃよかった」と言われたという人は稀で、ほとんどの人は、傍から見たら何も問題のない親子関係に見える人たちです。
でも、「何をしても褒めてもらえなかった」とか、「親の言いなりじゃないと可愛がってもらえなかった」とか、「そのままの自分を愛してもらえなかった」とか、「親の期待に応えられなかった」など、色々鬱屈した思いを抱えてしまい、知らないうちに自分に自信が持てなくなってしまったのです。(詳しくは、『地球が天国になる話』斎藤一人著 KKロングセラーズを参照)
実際、「常に成績が学年トップでなければ自分の子供じゃない」なんていう親もいるようです。
私の親がそういう人だったら、どうなっていたかと思います。
つまらない誤解から関係がうまくいかなくなったという話も、山ほどあります。
例えば、お母さんにプレゼントをあげた時、どんなに喜んでもらえるかと思ったら、ろくに見もせずに脇にポンと置かれたのを見て、「ああ、自分は愛されていないんだ」と、ずっと思っていた人がいました。
でも、ある時、お母さんがそうしたのは照れくさかったからで、本当はすごく嬉しかったというのを聞いて、長年の誤解がふわっと解けたとか。
こんな人もいました。
その人は、中学生の時血液検査をしたら、父親と血の繋がりのないことが分かってしまったのです。
その人は、母親が不倫をして自分を産んだんだと思い込みました。
母親に問いただすことはしませんでしたが、ずっと心を閉ざし、大学入学と同時に逃げるように家を出て東京で暮らし始めました。
疎遠な関係が続いているあるとき、お父さんが手術をすることになりました。
お見舞いに行き、何気なくベッドの枕元を見たら、父親の血液型が書かれていて、本当は自分と同じ血液型だったんだそうです。
お父さんはずっと自分の血液型を間違えていたそうです。
つまり、これまで信じていたことは間違いで、本当は正真正銘の親子だったのです。
山崎豊子さんの『華麗なる一族』では、これと逆のパターンが書かれていましたよね。
夫は妻の不倫を疑って、長男が自分の子供ではないとずっと思い込み、長男の事業の邪魔ばかりして、とうとう自殺に追い込んでしまったけれど、その後で本当は自分の子供だったとわかる・・・・・・。
人間って、勘違いで、幸せになったり、不幸になったりするんです。
同じ勘違いなら、幸せになったほうがずっといいですよね。
自信のない人や「自分なんて」と思っている人は、何かの拍子にそう思ってしまっただけで、大方は全くの勘違いなのです。
ほとんどは、周りにいる人たちの未熟さが原因で、勘違いしてしまっているのです。
本当は、素晴らしい人たちなのです。
私の知り合いのお嬢さんは、お父さんから本当に可愛がられ、「お前は世界一可愛い、世界一可愛い」と言われ続けて育ったそうです。
だから、彼女も自分が世界一可愛いんだと思い込み、「いつか女優になるんだわ」と思っていたとか。
「どうやら世界一可愛いと言ってくれるのは父親だけだ」と気付いたのは、高校生になってからだったと言います。
確かに世界一可愛いとは言えないにしても、天真爛漫な魅力的なお嬢さんです。
心にどんな鬱屈したものがあったとしても、「許します」と言ってしまえばいいんです。
だって、鬱屈の元は自分の勘違いかもしれないのですから。
だったら、そんな鬱屈を抱えているなんて、ばかばかしいですよね。
どうしても「自分を許します」と言えなかったら、「許せない自分を許します」と言ってください。
「許せない」という言葉には、体や気持ちを固まらせる何かがあるんです。
癌細胞のように体も気持ちも蝕みます。
それに人や自分を許せないまま幸せになることはできません。
幸せになりたいなら、思い切って「許します」と言いましょう。
心も体もゆるんできます。
そして、言っているだけで、いつしか本当に許せる自分になっています。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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