この運というものは、周りの人に嫌われたら離れてしまうという特徴があります。
運が離れる条件とは
人間は知恵や能力も大事ですが、一番大事なのは運。
歴史小説の登場人物を考えてみましょう。
織田信長はとても才能のある人でしたが、みんなに嫌われていたから志半まで死んでしまいました。
一方、みんなから好かれたら豊臣秀吉や、好かれるというほどではないけれど嫌われることのなかった徳川家康は、戦国時代を生き抜きました。
人間は他人に嫌われるような振る舞いをしてはいけません。
してもいいのですが、結局それは不運となって自分に返ってくるから損です。
人間の楽しみを奪う人間や、威張っている人は、嫌われてしまうから気を付けた方がいいでしょう。
現代に置き換えて考えてみるとわかりやすいかもしれません。
一生懸命勉強して、いい学校を出て、いい会社に入っても、上司や同僚、部下に好かれなかったらいい仕事はできません。
「この人のためだったら一生懸命働こう」
「こいつをなんとか引き上げてやろう」
こうした周りの応援があって初めて仕事はうまくいくものです。
どんどん好かれていくと、何をしてもついてくるので、ある日突然、奇跡は起こります。
あなたを好きな人が多ければどうなる
こんな話があります。
ある日、ついている人ばかり集まる所に神様がやってきたそうです。
みんなは神様が凄い事を話すのだろうな、と固唾を飲んで待っていました。
すると神様は、
「みんなで小石を拾いなさい。そうすれば、明日喜び、また悲しむだろう」
とおっしゃって立ち去ったそうです。
皆皆は神様の言う事がわかりませんでしたが、せっかくだからと、いくつかの小石を袋に入れて持ち帰ったそうです。
すると翌日の朝、袋の中の小石は全てダイヤモンドになっていたそうです。
みんな大喜びしたのは言うまでもありませんが、もっと拾って袋に入れておけばよかったと悲しんでいたというわけです。
ついている人=好かれている人の前には神様が現れて、小石をダイヤモンドにしてくれるし、その人は拾った小石の数も当然多いのです。
あなたを応援してくれる人は、この神様と一緒です。
あなたを好きな人がこの世に何人いるか、一度よく考えてみましょう。
東大卒が商売に向かない本当の理由
さて、歴史小説から学ぶことはとても多いのですが、歴史上の人物の話は「閃きの宝庫」でもあります。
「ひらめき」を生み出す頭の中の材料というのは、一体どんなものなのか。
分かりやすく言うと、焼酎や味噌、マティーニといった「食べ物」なのです。
ところが、学校で勉強する方程式や化学記号は、例えてみれば無機物です。
つまり、食べることのできない石や金属なのです。
しかし、社会で役に立つのは、「ひらめき」。
そして「ひらめき」を生む材料は無機物ではなく、有機物である食べ物なのです。
いくら学校で勉強しても、頭の中に詰め込まれるのは無機物ばかり。
これでは社会で役に立つとは思えません。
東大に入って優秀な成績で卒業しても、東大で学んだことは、事業や商売の役には立ちません。
無機物の様なものばかりを教わっても、使い道がないのです。
実際は、食べ物のようなら授業をしないと役に立ちませんが、では、それはどんな授業か。
それは例えば、「人を和ませる笑顔とは何か」講座や、「歯の浮くようなお世辞」講座です。
そんな授業ができるようになったら、東大も初めて社会に役立つ大学になると思います。
テレビが役に立たない理由
ところで、本を読むことは勉強になるのですが、テレビはいけません。
テレビからの情報に、社会で役に立つ知恵がないと言っても過言ではありません。
なぜなら、テレビの情報はタダだからです。
ただで手に入れた情報に価値はありません。
価値のない情報は、お金を生みません。
0のものをいくらたくさん集めても0だからです。
テレビを見るというのは時間の浪費なので、くれぐれも気をつけましょう。
テレビでなくても、例えば、本もタダでもらっては価値がなくなります。
図書館で借りてタダで読むことはできますが、何かに役立てたいと思ったら、必ずお金を出して本を買うようにしましょう。
知識をもらったお礼にお金を払わなければ、自分の家や肉とすることはできません。
楽しんで勉強しないと意味がない
努力していると成功しませんという話をしましたが、勉強する事を自体はいいことなので、どんどんやりましょう。
ただし、楽しんで勉強しないと意味がないので、注意しなければなりません。
どんな勉強すればいいかと言うと、一番いいのは本を読むことです。
幅広い分野の本を、できたらたくさん読んでください。
ただし、本を読むのが苦痛ならやめてください。
本を読んでいて楽しいと思う人だけ読みましょう。
学校で一生懸命勉強した人たちも、社会に出ていくと本を読まなくなります。
これは全く逆です。
社会に出てからする勉強は、お金になることばかりなので、学校にいた時よりももっと本を読まなければならないのです。
では、本を読まないと人はどうなるでしょうか。
ちょっと面白い例えですが、頭の中でカクテルを作るとしたらどうなるかと考えてみてください。
マティーニというカクテルはジンとベルモットがベースになりますが、もし頭の中に焼酎とお味噌しか入っていなければ、マティーニを作ることはできません。
本を読むのも同じような意味があります。
マティーニをアイデアに置き換えてみればよく分かると思います。
今が絶好のチャンス
それにしても、最近は本を読む人が少なくなったようです。
でも、それはもしかしたらとても大きなチャンスかもしれません。
なぜなら、今たくさん本を読んでいれば、他の人よりも頭の中に入れる材料が増えて、豊かになれるからです。
みんなが本を読んでいたら、いくら自分が読んでも目立ちませんが、自分だけがたくさん読んでいるのだとしたら、この後随分と差がついていきます。
今は本を読む絶好のタイミングだと言えましょう。
少なくとも、この話を聞いてくれた人は、千回の法則を実践する端緒になったはずです。
古くから「千」という数字には不思議な力が秘められています。
なんでもいいから1000回続けることができれば、必ずうまくいくものなのです。
千回の法則も同じ意味です。
面白いことに、なんでも1000回実行すると神様が力を貸してくれるのです。
例えば、「幸せだなあ」と1000回言った頃から、様々なチャンスが、自然にやってくるようになります。
これはもう、驚くほど当たり前のようにやってくるのです。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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