世の中に、いい仕事も、悪い仕事も、ないんです。
いい仕事にするか、悪い仕事にするかは、本人次第なんです。
21世紀は「たましいの時代」
バブルの時代は、お金があれば土地が買えました。
ただ買っただけで、何もしなくても、その土地はどんどん値上がりしました。
でも21世紀になったら、そうは行きません。
21世紀は、「たましいの時代」です。
土地を買っておいたら、どんどん値上がりするような時代は終わったんです。
昔は、土地を買えば、何もしなくても、値段が上がりました。
今は土地を買っても、値段が上がるところと、下がるところがあるんです。
「この土地を買った人は儲かるけど、あの土地を買った人は損する」
そういう時代になったんです。
これからは、商売でも、講演会でも、ちゃんと顔晴ったぶんしか評価されません。
正当な努力家、正当に評価される。
そういう点では、「最高の時代」が来たんです。
もし、今話しているこの話が、ろくでもない話だったら、CDは売れないでしょう。
でも、それでいいんです。
ろくでもないCDが、売れちゃいけないんです。
21世紀は「夜明けの時代」。
20世紀は、アメリカの時代でした。
なんでもアメリカがやることが、うまくいったんです。
アメリカの国旗には、星が出ています。
あれは、「夜」を意味しているんです。
日本の国旗には、お日様が出ています。
そういう意味で、これからは、夜明けの時代。
日本の時代なんです。
そういう風に思える人が強運なんです。
仕事に、いいも悪いもない。仕事は全部、「いい仕事」。
よく口癖のように、「なんか、いい仕事ありませんか?」って言っている人がいます。
世の中に、いい仕事も、悪い仕事も、ないんです。
いい仕事にするか、悪い仕事にするかは、本人次第なんです。
八百屋さんで、八百屋の仕事を顔晴って、ビルを建てる人もいます。
八百屋さんで、商売つぶして、借金だらけになる人もいます。
だから、いい仕事も、悪い仕事も、ないんです。
仕事は全部、「いい仕事」。
その人次第です。
それから、仕事を一生懸命やっていても、うまくいく人と、うまくいかない人がいます。
うまくいかない人は、
「あなたのやり方は、間違っているんですよ」
って、神様が教えてくれているんです。
だから、当たるやり方に変えればいいだけなんです。
「当たるやり方って、何ですか?」って言うと、まず自分が当たると思ったことをやるんです。
それで当たらなかったら、直ちに改良するんです。
とにかく当たるまで、改良すればいいだけなんです。
仕事に、はずれなんか、ありません。
「今のやり方は、間違いですよ」と教えてもらっているだけなんです。
それでも当たらないのは、自分が素直じゃないんです。
例えば、焼き鳥屋さんをやっているとします。
お店に、お客さんが、あんまり来ないとします。
店主は、「何がいけないのかな?」と考えます。
その店で焼き鳥を食べて行く人もいるところを見ると、焼き鳥の味自体は、食えないような味じゃないってことは、わかりました。
そうすると、店主は大概、「うちの店、古くて汚いからダメなのかな。店内改装しなきゃいけないな」って思うんです。
でも、違うんですよ。
お店が古いのが問題じゃないんです。
だって、店主が松坂桃李だったら、絶対に客が押し寄せます。
店主が松坂桃李にはなれないけれど、松坂桃李みたいにいつも笑顔でいることができるはずですよね。
毎日、最高の笑顔で、お客さんに接していますか?
笑顔ってね、神様が人間だけに与えてくれた宝物なんですよ。
他の動物は、真似できないんだよ。
それなのに、笑顔じゃないって、ものすごいソンなんですよ。
それから、「親父さん」とか「マスター」って呼ばれる立場らしく、ちゃんと人を導くようなこと、言っていますか?
悩んでいるお客さんがいたら、悩みの答えぐらい、出していますか?
まずは自分が、魅力的な人間になる。
笑顔を作ることも、悩み相談に乗ることも、お金は一銭もかけずにできることです。
自分を変えられない人が、店だけリフォームしようとするなんて、とんでもないことなんですよ。
自分を変えて、魅力的な人間になったら、焼き鳥の味なんて、すぐ変えられるんですよ。
それを、断固として、自分を変えようとしない。
そういう人に限って、「うちの店が儲からないのは、運がないからだ」なんて言い出すんですよ。
「世の中が悪い」とか、「あの人が悪い」とか。
愚痴を言う前に、顔についている筋肉めいっぱい使って、いい笑顔でいてみたらどうですか?
聞いていて気分が明るくなるような、いい言葉を喋ってみたらどうですか?
「あそこのマスター、すごく素敵なのよ。笑顔がいいし、いいお話ししてくれるの」って、お客さんが噂するようになりますよ。
そしたら、面白いように、どんどん、お客さんが来るようになるんです。
そのくらい自分を変えられたら、ちょっと焼き鳥の味を変えてみたり、ちょっと店内をきれいにしただけで、わっと客が増えるんです。
お金を使わずに、ただで変えられる自分を、まず変える。
お金を使って改装することなんか、最初は考えなくていいんです。
自分を変えない、金ばっかり出そうとする人こそ、「凶運」ですよ。
「強運」の人は、自分を変えることを怖がらない
「凶運」持ち主って、自分を変えることを嫌がります。
「強運」の人は、自分を変えることを、怖がりません。
「強運」の人は、自分がもっとよくなることは、喜んでやります。
松下幸之助さんは、字が下手だったから、書類を書くのが、とっても嫌だったそうです。
「書類を書きたくないから、主任になりたくない」って言ったぐらい嫌だったそうです。
でも、松下さんは、頭が少しでも綺麗に書けるようにって、少しずつ、少しずつ練習しました。
最後にの色紙かなんかに、見事な字を書いているんですよ。
松下さんは、黙々と階段を上っていったんですね。
一つ上、一つ上の努力を続けたんです。
死ぬまで、「一つ上」の努力を続けたんです。
こういう人が、「大強運」なんです。
「大強運」とは、手の届くところ、足の届くところに、一方ずつ上がり続けていくことなんです。
人生って、上がり出すと、結構上がれるものです。
足を一本ずつ出していると、富士山の上にだって上がれちゃうんです。
黙々と足を出していれば、女の人にだって、富士山に登れちゃうんです。
ただね、自分はもうこのぐらい登ったんだから、もういいんだっていう考え方もある。
それは、それでいいんですよ。
それぞれの人生だからね。
ただ、いくらでも登れるよ。
それだけは言っておきます。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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