自分の恐れや執着を手放した時に、見えているものが違ってきてゆとりが生まれ、ストレスも解消されて肩こりに悩まされることも自然となくなりました。
手放すことの大切さを知る
何か悩み事があった時、一度その問題を手放してみてはどうでしょうか?
そうすると、また新しい自分が見えてくる時があります。
それは私のこんな体験から得たことです。
ある時、肩こりが異常にひどくなった時期がありました。
健康についてはたくさん学んで知識もあり、食事も気をつけ、さらには健康食品もとっているにも関わらず、痛み止めを飲まないと耐えられないぐらいにひどくなったのです。
そこで私は、病院で検査してもらうことにしました。
その結果を聞いて驚きました。
肩こりの原因は何と、ストレスだったのです。
一人さんの教えを学んで実践してきた自分が、ストレスを抱えていたという事実は衝撃でした。
そして何がストレスになっていたのかを自問自答しながら考えていくうちに、その原因は私の執着にあることがわかりました。
仕事で一番になりたい、あの人に好かれたいとか、そういったことに執着していたのです。
さらに考えてみたとき、それは恐れの感情から来るものだと気づきました。
恥をかきたくないとか、いろんなことが私の中に恐れとしてあったのです。
それは私が一人さんの一番弟子として、なんでも一番にやらなければいけないという思いや、責任感。
さらに負けたくないという負けん気の強さからも来ていたのだと思います。
だから仲間たちの中にいても、会社の中にいても、常に自分ががんばらない思っていました。
そうやって、常に他人と比較していないと自分が不安だったのかもしれません。
昨日の自分と向き合って、どれだけ成長したかを競うことを忘れていたのです。
そこで私は、こんなに痛い思いをするなら全て、手放そうと思いました。
一番じゃなくてもいい。
あの人に好かれなくてもいい。
そして、自分をもっと大事にしようと思ったのです。
外ばかりを見ている時って、自分を見失うことがあります。
それに、外をよく見ているつもりでも、偏った見方をしていることもあります。
それが、自分をもう一度大切にしようと思った時に、逆に周りの人の大切さもわかってきました。
そして、自分の恐れや執着を手放した時に、見えているものが違ってきてゆとりが生まれ、ストレスも解消されて肩こりに悩まされることも自然となくなりました。
愛と恐れはコインの裏表のようなもので、愛が出ている時は恐れがありません。
恐れが出ているということは、その時の私は愛が出ていなかったのです。
幸せになるということは愛を出すということです。
愛を出すから恐れも出なくなり、幸せになれるのです。
私の場合、正直に言えばまだまだ悩みが尽きません。
でも、それは私が成長している証です。
そして、それだけ私は天に愛されているという証拠だと思っています。
良いことにスポットを当てる
告白ついでにもう一つ、私の失敗談をお話しします。
私は昔、会社のスタッフとは歯車が合わない時期がありました。
仕事が順調にどんどん進んでいると、自分ができることをついスタッフも当たり前にできると思い込んで期待しすぎてしまい、知らず知らずのうちに、相手の悪いところばかりにスポットを当ててしまっていたのです。
それを続けているうちに、順調だったはずの仕事に滞りが生まれ流れが悪くなり、スタッフと溝も深まっていきました。
そこで私は立ち止まって「何かがおかしい」と考え、相手のいいところを探して、そこに積極的にスポットを当てるようにし始めたのです。
すると相手に対しての不満がなくなり、自然と感謝が生まれてくるようになったのです。
そして、その人も私がいいところを見出すとますます才能を開花させていき、いい仕事をどんどんし出しました。
さらにはそれぞれの部署の必要性が存在意義なども明確になってきて、会社としてそれぞれの人や部署が有機的に結びつき、みんなが自然に生き生きと動き出してきたのです。
結局、相手を否定的に見ると相手もこちらを否定的に見ますし、こちらが相手を認めると、相手もこちらを認めて才能も開花してくるのです。
そして、否定的に見られると相手も辛いし、見ている方ももう必ず辛くなるのです。
思い返してみれば、一人さんは私たちの弟子の、それぞれの良いところだけを見て育ててくれました。
決してできないことを叱ったり、他の人と比較したりすることもありませんでした。
それにいつも楽しいことを見つけては提案をして行ってくれたのです。
世間でも会社の社長から、「ウチにはいい社員がいないから」というぼやきが聞こえてきますが、それはいい社員がいないのではなくて、社員の良いところにスポットライトをあてていないだけだと思います。
それに良い指導者とは、社員にスポットを当てるだけでなく、仕事自体にも楽しさを見つけ出し、提案して行ける人だと思うのです。
私の会社では毎朝、朝礼と言って報告会をしていたのですが、それを「報道」という言葉に切り替えてみました。
どういうことかと言うと、全国の特約店さんからのいろんな報告を、その地域の担当者が発表するのですが、それを単なる報告から「報道」に変えただけで、スタッフはニュースキャスターの気分になり「以上、現場の北海道からの報道、〇〇がお伝えしました」というように、楽しく発表し始めたのです。
すると、発表する方も楽しいし、聞く方も楽しくてどんどん盛り上がり、よりすごいこと、楽しいことを報道したくなって、情報を探し始めました。
さらには最新の情報を追うようになるので役に立つ知恵がどんどん出だし、仕事もスピーディーになっていきました。
あなたもぜひ、あなたの周りの人やあなたに起こった出来事の良い所にスポットを当てる習慣をつけてみてください。
そうすれば毎日がもっと楽しくなりますし、毎日どれだけ天からのギフトを受け取っているかがわかります。
どんなことがあっても今が大事
これはまた、まるかんの仕事を始める前、30年ぐらい前の話です。
ある日、私は前世を見てくれるという人に興味が湧いて、その人に会いに行くことにしました。
そのことを一人さんに言ったら「行っておいで。その代わり、一つだけ気をつけないといけないのは、その見てもらった後に除霊しないといけないと言ってお金を取ろうとしたら、その人は偽物だから気をつけなよ」と言われました。
見てもらうと、私は医者の娘だったそうです。
指圧をしていたのもその影響かなと思いました。
その後、すごくいいことを言ってくれます。
お姫様の頃もあるとか、褒めてくれるのです。
でも最後に除霊が必要だといいます。
いくらか尋ねると5万円だと言います。
私は一人さんに言われていたことを思い出して、断って帰ってきました。
向こうはおだてて私をすごく気持ちよくさせていたので、一人さんの忠告を聞いてなかったら払っていたと思います。
一人さんは私たちが何かしようとするとき、よっぽどでない限り止めません。
それは私たちに学ばせるためなんです。
一人さんに報告すると、「その人も商売でやってるからしょうがないんだよ」と言ってました。
一人さんは人に運勢を任せるのは危険だよと言います。
占いは迷ったときの参考にするぐらいならいいのですが、占い師に依存してしまうと自らの人生を放棄しているようなものです。
占いもそうですが、神事にも他人にも依存してはいけません。
依存している人の考えは「どうしよう、どうしよう」ですが、内なる自分と対話をしていると、「ああしよう、こうしよう」とインスピレーションが湧いてくるのです。
それと一人さんは、「お前の前世が医者の娘であろうと、お姫様であろうと、そんなの関係ないんだよ。大事なのは今なんだよ」と言ってくれました。
そうです。前世も来世も大切です。でも一番大事なのはいつですか?
「今でしょ!!」
目標は一人さんに追いつくこと
私が一人さんと出会って一番嬉しかったのは、愛するたくさんの素敵な仲間たちと自由をもらったことです。
特に私は最初、自由ということの意味も、その価値もわかっていませんでした。
今まで多くのことを一人さんから学んできて、その結果、お金やいろんなものを手にすることができました。
でも、それで私が幸せになれたかと言うとそうではありません。
お金は物を手に入れることは一時的に喜びにつながりますが、それほど長くは続きません。
それよりも、私が手にしたもの(一人さんが私に与えてくれたもの)の中で、一番普遍的だったのが、これもできるけどあれもできる、ここに行けるけどあそこにも行けるという、自由な選択の幅だったのです。
これが私が一人さんからもらった最大の宝です。
もちろん、自由とは何をしてもいいということではありません。
多くの人は、あれもできない、これもできないと思ってしまいます。
でも、あれもできる、これもできると思うだけで、自分の人生を創造する発想力も大きく違ってきます。
出来ない物に執着するのではなく、できることに注目する。
そして、そのできることを一つずつ増やしていく。
それが本当に幸せにつながるのだと思います。
一人さんは私達の弟子に、「お前たちは俺のいるところに来るんだよ」と常に道を示してくれます。
でもそのたびに、最初はみんな「え!! そんなわけないでしょ?」と信じがたい気持ちでした。
でも気づいてみたら、みんなそこにいることができているんですよね。
例えば最初は人前で話すことすらできなかったのに、今では何千人という人の前で講演をするまでに至りました。
読書の習慣も全くなかった私が、今ではこうして講演会までさせていただくようにまでなったのです。
人生は何度も生まれ変わります。
一人さんはもちろん、何度も生まれ変わっていると思います。
私は今の一人さんに追いつくことは無理でも、何代目が先に生まれ変わって必ず、一人さんに追いつこうと思っています。
それと同じように、今の私を目指してがんばろうという人たちがたくさんできるように顔晴りたいとも思います。
最近ではおかげさまでちびっ子のファンも増えました。
中には「えみちゃん、僕のお嫁さんになって」と言ってくれる小学生の男の子のファンまで出来ました。
とにかく私の今世の最大の目標は、「えみちゃんのようになりたい」と言ってもらえるアイドル社長を目指しながら、そう言ってくれる人たちにスポットを当てたい。
その人が店員なら「アイドル店員」、主婦なら「アイドル主婦」というように、自分自身も光り輝く存在になれることを知ってほしいのです。
そしてその光輝く人を見てまた他の人が自分もと言うように、「魅力のドミノ倒し」を起こしたいのです。
そしてたくさんの仲間たちとともに学びながら、少しでも魂のレベルを上げて一人さんに近づきたいと思っています。
人柄が大切な時代
これからは人柄の時代です。
人柄の良い人とは、天と繋がっている人だと言えます。
一人さんはある時、「これから、時代はますます良くなるよ。
でも、仕事はますます難しくなるんだよ。
そして、勝ち組と負け組がはっきりするよ」と言いました。
その意味というのは、今までは人柄が良くなくても儲けることはできたけど、これからは、人柄が良くないと商売も成功しない時代に入ってきたということだと思います。
人を動かせないと商売は出来ませんし、そのためにも人を知らないと商売ができないのです。
愛されないと商売は出来ない時代が来ているのです。
もちろん、今までも人柄の良い人で成功してきた人はたくさんいます。
でも、人柄が良くなくてもお金持ちになった人もいます。
だけどこれからの時代は、人柄が悪いとお金も稼げない時代が来るということなのです。
先日一人さんにメルマガの読者から面白い質問がきました。
「理想の就職先といえば、ちょっと前までは大企業、次は公務員。これから先は?」というものです。
一人さんの回答は超明確、「これからはあなたが理想の就職先を選ぶ時代じゃない、あなたが会社にとってにある時代なんだよ」ということなのです。
だからこれからはますます個人が自立し、人の魅力とはどういうものなのか、天と繋がるとはどういうことなのかということを考えながら、自分の魅力を磨き、人柄を磨くことが大切です。
追伸 愛とは自由
ある人に、こんな相談をされました。
「家族の時間を大切にしたいのに、みんな好きなことが違って、一緒に楽しく過ごせません」
一見するとバラバラの家族。
でも、それぞれ好きなことができるって幸せなことだよ。
家族は一緒にいることが正しいというのは、ただの思い込みなんです。
あのね、愛とは「自由」なんだ。
もちろん、一緒にいちゃいけないわけじゃないよ。
みんなが「一緒にいると楽しいね」って思うんだったら、その方がいいに決まっているよね。
家族みんなで一緒に過ごしてもいいし、それぞれ好きな場所に出かけてもいい。
どちらでも自由に選べることが愛なんだ。
だから家族旅行の計画を立てる時は、旦那や子供に聞いてみるといいんです。
「みんなで旅行するのと、行かないで一人1万円もらうのとどっちがいい?」
これが愛です。
ピアノの月謝が1万円だったら、「ピアノを習うのと、毎月のおこずかいを1万円を増やすのと、どっちがいい」って、子供に聞くの。
あるいは、子供とあなたとで、5000円ずつ山分けしてもいい。
そうすると、子供は「すごくいいお母さんだ」って言ってくれるんです。
どこまでも、あなたの味方になってくれる。
その方が、みんな幸せだよね。
斎藤一人さんの話を纏めました。
皆様、いつもご精読ありがとうございます。
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