コンクラーベ

斉藤一人さんです

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斎藤一人さん 予想通り失敗する楽しさ

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自分が完璧でないことを前提にして初めているから、予想通り失敗する自分を見ると、返って楽しくなってしまうのです。

 


予想通り失敗する楽しさ


人間は誰も完璧に出来はしないのに、完璧主義者は完璧にしようとするから無理がある。

ノイローゼになって自殺する人も、決まって完璧主義者です。

完璧にできない自分を許せないのかもしれません。

かといって、人間は完璧にはなれないのだから、適当に手を抜いて気楽にやればいいのかと言うとそうではありません。

なぜなら、全身全霊を打ち込まなければ、78点の法則は働かないからです。

「これだけ完璧にやろうとしたけど、それでもできないことがあった」

「できなかったことは今度改善して、また完璧を目指そう」

不完璧主義者は、何回失敗しても落ち込みません。

むしろ、失敗すると喜びます。

ここが完璧主義者との大きな違いです。

「完璧ではない自分が完璧を目指したけれど、当然のごとく失敗したから、また次の完璧を目指そう」

─────これだけです。

自分が完璧でないことを前提にして初めているから、予想通り失敗する自分を見ると、返って楽しくなってしまうのです。

自分が不完璧だと自覚していれば、失敗しても落ち込むこともありません。

少しずつ改良しながら良くなっていけばいいと思うことができるから、明るく元気にもなります。



この世が全て良い方向に向かう理由


自信満々の完璧主義者は、周りの人を相当泣かせているはずです。

なぜなら、完璧主義者が出世する時の方法は、自分の失敗を他人のせいにすることだからです。

「完璧な自分は失敗するはずがない、他に失敗の原因があるはずだ」といって他人のせいにするのだから、周りにいる人間はたまりません。

完璧なのは神様だけです。

ただの人間の私たちが完璧であるわけがありません。

この世は、完璧でない人間がなんとかして完璧になろうと修行している場所。

完璧を目指しても、完璧にできない部分が必ず残ります。

残った部分は改善していけばいい。

ただそれだけなのです。

この世の全ての出来事は、今より少し改善するだけで、間違いなく良い方向に進みます。

例えば、あなたの笑顔を少しだけ良くしてみましょう。

仕事や人間関係が驚くほどうまくいくようになるはずです。

このように、なんでも少しだけ改善すればうまくいくことを「改善の法則」といいます。

この法則はどんなことにも当てはまるので、何から始めても良いでしょう。

どんなに些細な事にでも効果があります。



会社が衰退し始める時の悪魔のささやき


この世の中に完璧なものは存在しないのですから、どんなに改善しても改善し尽くすことはできません。

でも、改善し続けていれば、絶対に悪くなることはありません。

生きている間ずっと改善し続ける人は、どんどん伸びていきます。

経営に当てはめれば、必ず売上を伸ばして儲け続けることができるということになります。

ところが、悲しいかな、人間は弱いものです。

どうしても怠け心が出てきて、改善するのを止めてしまいます。

────もういいだろう、少し休もうぜ。

耳元で悪魔の囁きが聞こえ始めたら気をつけましょう。

会社経営で言えば、この時から衰退が始まるのです。



女のための「男にモテる法則」


さて、話を転じましょう。

「男はどんな女が好きだと思いますが?」

これは女に聞いてみたい質問のひとつです。

多分、多くの女が「優しくて女らしい人が好きなんでしょ」と答えてくれると思います。

では、そんな女が男に対してどうふるまっているのでしょうか。
優しくて女らしい女が好きだと思っているのだから、自分も優しくて女らしくしようとしているはずです。

そう、完璧を目指して。

しかし、これは大きな勘違いです。

男がイメージしている「優しくて女らしい女」というのは、自分の母親です。

母親は子供が間違ったことをすると叱ってくれる存在です。

怖くて厳しいところがあります。

そんな母親像も全部含めて、男は「優しくて女らしい」と感じているわけです。

だから、古今東西、世の中の男はみんなマザコンなのですが、しかし母親は完璧な人ではありません。

女のあなたが男に好かれたいと思ったら、母親になるのが一番です。

でも、ただ優しくて女らしいだけではダメ。

男が間違ったり悪いことをした時に、厳しく叱ってあげなければなりません。

それはそうです。

人間の最高点は78点なのですから。

男はそれを望んでいます。



どうでもいい男に女は


ところが現実はどうでしょう。

女は往々にして、好きな男には優しく、嫌いな男にはきつくあたっています。

これでは、嫌いな男ばかりに好かれて、肝心の自分が好きな男から相手にされないということになってしまいます。

例えば、デートしている時に夕食の話になって、何かを食べようかということになります。

「何が食べたい?」

「なんでもいいわ」

こんな会話になることが多いと思います。

女は、「あなたに任せます」という女らしさを見せたつもりですが、男にしてみればこれほど嫌な事はありません。

なぜでしょうか。

よほどのグルメでもない限り、いつも食べることばかり考えている人はいません。

男は、母親がいつも自分にピシッと言ってくれるのと同様、相手の女にもその厳しさを求めています。

それなのに、いつまでもぐずぐずしているから嫌われてしまうのです。

逆に、相手がどうでもいい男だと、女は相手のことなどそっちのけで、自分が何を食べたいのか真剣に考えます。

実は、これでいいのです。

そうです、わがままに振る舞うくらいの方が男には魅力的なのです。

 

斎藤一人さんの話を纏めました。

 

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