「21世紀は魂の時代」というテーマについて。
その人の捉え方によっては、とても素晴らしい時代になるはずだ。
では、そんな「魂の時代」とはどんな時代なんだろう?
自分をブランディングするには?
Q 自分をブランディングする時には、どんなことを意識したら良いでしょうか?
一人さんは何か意識していらっしゃいますか?
斎藤一人さん
自分だけの個性をブランドにできない人が多いよね。
それよりも、親の期待に応えようとしたり、学校の先生に言われたことを気にしたりして、世間はどう思うだろうかという「世間ブランド」になっちゃっている人が多いんだよ。
例えば、シャネルというブランドは、ココシャネルという人がいたからこそ今のブランドがあるんだよ。
かつて、彼女が生きていた時代の女性のファッションは、窮屈でしょうがないコルセットとか、動きにくい長いスカートとかが主流でね。
そんな時に、ココ・シャネルが男性のスーツを女性向けに作ったんだ。
女性ももっと楽に着られて、もっと活動的に動けるようにと作ったのがシャネルのスーツなんだよ。
当時、男は男らしく、女が女らしくっていう時代に、彼女の発想はとても斬新だったんだ。
だから、シャネルのスーツをファッションだけで捉えてはダメなんだよ。
あのスーツで女性は解放されて自由になったんだから。
実際に彼女は、自分自身も恋多き自由な女だったんだよね。
要するに、シャネルというブランドがここまで大きくなったのは、ココ・シャネルの「女性たちを自由にしたい」という想いが強かったからなんだよ。
これはもう、ファッションを超えた人類愛のようなものでね。
Q 人類愛・・・・・・。スケールが大きいですね。
斎藤一人さん
何しろ、「女性はこうあるべき」という既成概念を外したわけだからね。
それに、時代もちょうど良かったんだ。
戦時中で男は皆、戦争に行かなくてはならなくて、街には女性しか残らない。
女性も働かなくてはいけない時代がやってきていた。
だから、女性にとって動きやすいファッションが登場したことは、そんな時代にもピタッとあったんだ。
ここまでの天才は、きちんと時代に合うように出てくるんだよ。
例えば、坂本龍馬は幕末の時代に生まれたから、ヒーローになれたよね。
けれども、時代が違うとただの過激派とかになっちゃう。
時代が違うだけで、世間からは求められない人物になっちゃうこともある。
だけど、そんな人達だって、特別に、神に選ばれたわけじゃない。
自分の決めてきた運命をただ生きているだけなんだ。
Q では、一人さんも特に意識して自分をブランディングされているわけではないんですね。
斎藤一人さん
そう。ただ、自分の決めてきたプログラムをそのまま生きればいいんだよ。
でも、人生を生きる上で、他にもっといいものを見つけたなら、別の道を生きてもいい。
だって、自分で決めてきた事なんだから、自分で変えられる。
それよりも、人に言われたことをただ信じて、人が決めた道を行こうとするからおかしくなってしまうんだ。
Q じゃあ、無理をして自分をブランディングしようとすること自体に無理があるんですね。
斎藤一人さん
そういうことだよ。
Q どうやったら一人さんのように一人の人間としてここまでのブランドを確立できたり、影響力を持てるようになれるんだろうと思って。
斎藤一人さん
俺は、誰に影響力を与え様なんて考えたことは一度もないよ。
それよりも、どちらかと言うと、隠れている方が好きなくらいだから。
パーティーにも1年に1回出るくらいだからね。
Q その人らしく生きていれば、自然にそれがその人だけのブランドになるんですね。
一人さん流・与えたものは戻ってくるルールとは?
Q 人を導くときに意識している事ってありますか?
斎藤一人さん
あるとしたら、愛だよね。
Q 愛なんですね。
斎藤一人さん
そこに愛があるのならね、相手は良くなるんだ。
それが、日本人らしさの愛としての「アイ」ね。
でも、英語の「アイ」は「I」だから、自分のことを意味するんだよね。
まずは、自分ありきということ。
でも、だからといって、日本人の愛は自分を犠牲にすればいいという意味でもないんだよ。
やっぱり、自分のことは大切。
だって、人にばかりご飯を食べさせてあげて、自分は食べなかったら3日ともたないでしょ。
だから、人に尽くすばかりだと長続きしない。
でも、もし、本当に人のためになることをやっているのだとしたら、それはきっと、自分にもプラスになっているはずなんだ。
この宇宙には「バランスの法則」っていうのがあるんだよ。
例えば、もし俺があなたに何かをしてあげたとしよう。
その時、あなたばかりにいいことがあるのなら、実際にはあなたにもそのことはほとんどプラスにはなっていないんだよ。
それは、俺が恩着せがましくやっているだけのことなんだ。
「たくさん世話をしたのに、あいつは感謝もしない」なんて心で思っていたりするのかもしれないよね。
でも、そんな時は、実際には俺の方も大したことはしてあげてないはずなんだ。
一方で、俺がただ無償の愛で、全力を尽くしてあなたに何かをやってあげたとする。
もちろん、見返りなんか何も期待していない。
そんな時には、あなたにだけ何かいいことがあるように見えても、実は俺にもたくさんのものが戻ってきているんだよ。
Q なるほど。そうすると、一人さんのおっしゃる「バランスの法則」とは、与えた相手からの戻りなど期待していない時に発動するんですね。
斎藤一人さん
そうだよ。さらには、それが無償の愛のもとで行われるものなら、与えた方の側ももっと戻りは大きいんだよ。
例えば、木霊ってわかるかい?
「おーい」って山に向かって叫ぶと、音が辺りに反響して、叫んだ時よりも大きな響きで「おーい」という木霊になって返ってくるよね。
だから、もし、何か叫んだつもりでも、木霊が返ってこないなら、最初から声は出していなかったというわけだよ。
つまり、何かを差し出したつもりでも、実は、そうではなかったり、あと、その人の役には立っていないことだったりするんだ。
Q そうなんですね。でも、どちらかと言うと、日本人は会社や組織なんかにおいて、自己犠牲を強要されると言うか、自分という存在を押し殺してまで組織に尽くすような姿勢をよしとするような雰囲気もあったりしますよね。
斎藤一人さん
本来ならうまくいく組織には、自己犠牲何かありえないんだよ。
それは、その本人が苦しんだりするし、それに無償の愛でもないからね。
でも、俺がお弟子さんに何かを無償の愛でやってあげたとしたら、その方帰ってくるのかもしれないし、その人を介して別のことで何かが戻ってくるのかもしれない。
どちらにしても、目には見えなくても、プラス・マイナスのバランスを考えるなら、最終的には俺の方にもそのことがプラスになっているんだよ。
だから、もし、人に尽くしているようでも、何か損していると思う人がいるなら、その人は、相手の役に立っていないことをやっているんだ。
それは、神の摂理じゃないね。
Q でも、中には、もらうことばかり、与えられることばかりを当然と考えるような人もいますよね。
だからかもしれないけれど、何かを与える時には、きちんとお返ししてくれる人だけに与えるっていう考え方の人も結構いると思うんです。
一人さんからしたら、そんな人はケチな人ということになりますか?
斎藤一人さん
そんなことはどうでもいいんだよ。
本当に与えたものが役に立っているのなら、きちんと帰ってくるんだから。
神は、ただ働きをさせないものなんだよ。
その人から何のお礼をもらわなくても、別のことでいいことがひらめいたり、運が上がったりするんだから。
Q なるほど。それにしても、僕は確実に、一人さんからたくさんのことを頂いている気がします。
斎藤一人さん
うん、そうだね。どうぞいただいてください。
でも、俺にも同じようにあなたが受け取っている以上のものが戻ってきているんだよ。
Q でも、まだ僕は今のところ蕎麦をご馳走するくらいしかお返しができていないから。
斎藤一人さん
いいんだよ、それで。
でも、もし、あなたのファンが100人増えたりすると、俺のファンも100人、いやそれ以上に増えちゃうの。
だからね、人に何かを与えることは、一法通行ではないんだよ。
Q 与えたものは戻ってくる、というルールも一人さん流なら、そこに無償の愛があるかどうか、ということがポイントなんですね。
斎藤一人さん
そう。あなたが今、やっていることに愛はありますかって、いちいち問いかけるといいよね。
思いがすぐに叶う「魂の時代」とは?
Q「ビジネスにおいて、モノやサービスを売りたい場合、まずは、相手に自分のことを好きになってもらうべき」とおっしゃっていましたね。
斎藤一人さん
うん。さっきも魅力の話をしたけれどね、簡単に言うと「21世紀は魂の時代」なんだよ。
でも、魂の時代って言うと、「美しい心であるように心がけるということですね」って思う人がいるんだけれど、それとも違うんだよ。
魂の時代っていうのは、「思ったことが、すぐに叶ってしまう」時代になったということなんだ。
例えば、「もう自分はダメだ」なんて思ってしまったら、ものすごい速さで「ダメな自分」だということを証明するような出来事が起きてしまう。
反対に、「自分は素晴らしい」と思えるなら、素晴らしいことが自分に起きるはずだよ。
だから、「自分は、オタクだから全然モテない」と思っているとその通りになるだろうし、同じオタクでも、「オタクとして、この件に関しては日本一の研究家として自信があるんだ」と思うことができれば、実際にそうなるだろうね。
要するに、自分のことを肯定するか、否定するかで自分に起きてくる現実が大きく変わってしまう。
それも、すぐにその結果が出てしまう時代が来たということなんだ。
Q なるほど。では、ビジネスなどを行う場合には、必ず相手がいますよね。
そうすると、自分のことを肯定するだけでなく、相手のことも肯定することで、ビジネスもうまくいく、ということになりますか。
斎藤一人さん
20世紀まではね、「統一の時代」だったんだよ。
みんなと一律に考え方や行動を揃えて統一することで調和を保つのが良しとされていた時代。
でも、これからは統一じゃなくて「統合の時代」になってくる。
やっぱり、人間一人一人が皆個性的で違っているんだよ。
そんな個性的な人間同士が自分の個性を変えずに仲良くして団結していく、というのが統合の時代なんだよ。
Q 一人一人がありのままで、OKということですね。
斎藤一人さん
人だけじゃなくて、国だってそうだよ。
日本には日本の考え方があるだろうし、アメリカはアメリカの、そして、インドにはインドの考え方があるだろう。
それでいいんだよ。
それでも、それぞれ違う国々が皆で仲良くやって行こうっていうのが統合の時代なんだよ。
なんだか今日は、真面目な話をしているね。
Q そうですね。でも、自分の思うことがそのままかなってしまうなら、絶対、ポジティブな自分でいることのほうがお得ですね。
思いがすぐに現実になるのなら、人生を肯定しよう
思考は現実化する。
まずはこの言葉を受け入れるところから全てが始まるだろう。
それにしても、一人さんと一緒にいると「稼げる」「モテる」「できる」という自己肯定感の塊で、ネガティブな言葉が見事に全く出てこない。
かつて一人さんは、「世の中の悪いニュースではと見ないようにする」とおっしゃっていたが、やはり、これくらい自分の心を満たすようにしていないと、ポジティブではいられないのかもしれない。
僕自身は、過去に周りから否定されたりすることも多かったが、自分だけは自分を肯定するようにしてきた結果、色々な奇跡が起こって今の自分があると思っている。
とにかく、願望とは、潜在意識の奥深くまで染み込むように何度も何度も思い、言葉に出すことで現実化していく。
だから、周囲の人があなたのことをどう思うとも、まずは、自分だけは自分の事を信じてあげよう。
自分の人生を肯定して、夢や目標を現実のものにしていこう。
追伸 魂の時代に国境はないよ
今回のころな問題で浮き彫りになったのは、
世界がひとつになる
ということだと思います。
もはや、世界は「それぞれの国」という分離の概念を捨て、
地球村
という、一つの国として認識しなきゃいけない時代になったんだ。
コロナで言えば、特効薬やワクチンがどの国で開発されようと、それによって人命が救われたり感染が予防出来たりするのなら、世界中のみんなが自由に使えるようにしたほうがいいに決まっています。
そのメリットは、世界中で多くの人命を救うだけじゃない。
結果的に、それを開発した国も助かるんだよね。
だって、いくら自分の国が大丈夫でも、よその国にウイルスが残っている限りは、絶対にまた自分の国でも感染が広がるからね。
世界は繋がっています。
国境さえ閉じれば、ウイルスの侵入を遮断できるわけじゃない。
国境を閉じようが何しようが、どこからでもウイルスは入ってくるんだよね。
そのことがよくわかった以上、これからは世界がひとつにならなきゃいけない。
みんなで協力し合う必要があるし、それが出来てこそ、理想的な世界が作られていくんじゃないかな。
こういう話を、実は一人さんは30年ぐらい前からずっとしているんです。
今、いよいよそういう時代が来たんだなって、私は思っています。
21世紀は、魂の時代。
魂の時代には、世界から「こうしなきゃいけない」という偏りが消え、自由で軽やかな、幸せな天国になるんです。
国境なんてない。
地球村という一つの国で、みんなが協力し合う時代が来たんだ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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