まずは、機嫌よくいること。
そして、言うべき時には
相手にはっきり伝えることが大切だよ。
「嫌な人」には要注意
世の中、どんなところにも嫌な人間はいる。
もちろん、仕事をしていれば、同じ社内にも、取引先にも、お客さんにも、嫌な人ってどうしてもいるんだよね。
とにかく、嫌な人とは、自分とは関わらないことだよ。
近くには寄らないで、そっと距離を置くべきです。
親が嫌いなら、親と離れて暮らせばいいし、同僚が嫌いなら、異動を希望してもいい。
社長が嫌なら、転職してもいいんです。
それでも、嫌な人が近づいてきた場合には、自分だけは機嫌よくいることだよ。
会社では、人の悪口を言ったり、妬んだりしない。
笑顔で元気でいる。
さらに人に対して、嫌なことをせずに、親切にする。
こんなふうにね。
すると、あなたと同じような素敵な人が集まってくる。
これを「類友の法則」といいます。
類は友を呼ぶ。
いい人が集まれば、いい仕事ができる。
だから、いい仕事がしたいなら、まずあなた自身が魅力のあるいい人になることだよ。
ただし、嫌な人が近づいてくることもある。
その時は、我慢しちゃいけないの。
それも大切。
サラリーマンをしているAさんの話をしよう。
Aさんの同僚Bさんは、嫌味なことばかり言う上司に悩まされていた。
わざとBさんの筆箱をシェイカーのように振って、「いい音するね」と言ってみたり、「正義派ぶってるんじゃないよ」と小声で耳打ちしたり、嫌がらせをしたりしてくる。
Bさんは、この嫌がらせに反論せず、嫌な気持ちを表に出さないよう、努めて明るく元気に仕事をしていた。
ある日、Bさんは娘からもらった可愛いパソコンケースを使っていたら、それを見て嫌味な上司が「これ、若い女の子にもらったもの?」と高笑いで、このケースを持ち上げた。
それを見て、たまらなくなったAさんは「毎回、Bさんにひどいことを言って何が楽しいんですか? 余計な話をしにこの席に来ないでほしいんだけど。パワハラで訴えますよ」と、フロア中に聞こえる大きな声で、怒鳴った。
その瞬間、みんなの視線が嫌味な上司に集中。
上司は、おずおずと席から離れていった。
この日から、上司はBさんに近づかなくなったんだそうだ。。
嫌な人が近づいてくる時は、こうやって、はっきり言葉に出して伝えることが大事だよ。
Bさんのように我慢していては、何の解決にもならない。
今の時代、言葉にしなきゃ伝わらないことが多いからね。
嫌なことははっきり相手に言う。
そして、Aさんのように自分も守り、人も守ってあげられる人になる。
これも魅力のある人の条件の一つなんだよ。
嫌な時は「嫌だ」と伝えよう
他人から嫌な言葉を言われた。
ひどい仕打ちを受けた。
そんな時は、「嫌だ」と言おう。
こっちが悔しくて眠れない夜を過ごしても、相手はのうのうと寝てるんだから。
眠れないあなたの方が損しちゃう。
嫌な時は「嫌だ」と言うべき。
我慢から恨みしか生まれないからね。
それに、嫌な気分を引きずっていると、その嫌な波動があなたの周りの人にも影響を及ぼすことになる。
仕事で嫌な人に会って、それを引きずって家に帰ったら、嫌な波動を家の中に持ち帰ったことになっちゃうよね。
だから、相手を恨んだり、憎んだりしても、何の徳もしないよ。
それより、「部長もまだ、人生の修行の途中だから仕方ない」「まだ彼女は、未熟で、発展途上なんだ」って、許してあげることです。
そして、もうひとつ大事なことは、
「人を変えることはできない。自分が変わるしかない」ということ。
例えば、あなたが、職場の上司にパワハラをされていたとするよね。
まず、どうすればいいか、教えよう。
会社の中には、パワハラをされていない人もいる。
その人の行動をよく観察することだね。
パワハラされないために何をしているか、どんな話し方をするか研究して、自分も同じように行動してみること。
必ずうまくいくとは言えないけど、会社を訴える前に、そのくらいは自分でやってみることだよ。
先日、「今の仕事は気に入っているけれど、社長となんとなくうまくいかなくて、困っているんです。どうしたらいいんですか」って、相談が来たの。
この答えは簡単だよ。
直接、社長に「社長とうまく仕事をしたいのですが、どうすればいいんですか?」と聞けばいいだけ。
一人さんに相談したって、奥さんに相談したって、解決はできないんです。
社長本人に伝えなければ、良い方へは進まないんだよ。
それに、その方が話が早いだろ。
「社長とうまくやりたい」と、社長に伝えるって事は、働く中での人付き合いをすごく真剣に考えている証拠だよね。
可愛く思えてくるもんだよ。
相談することで、社長との距離も縮まるはずです。
時には、自分から一歩踏み出すことも必要なんだよね。
いずれにしても、人との関係を良くしたいなら、まずは自分が変わることが大切だよ。
「自分が変わればいい」と腹をくくれば、楽になるの。
相手から逃げることも選択肢の一つ出し、「変わらないこの人のために、自分ができることは何か」と考えることも一つの方法。
相手は無理に変えることはできない。
だから、相手に期待しない。
部下や上司に対してだけでなく、奥さんやご主人、子供や親に対しても同じことが言えない。
これがわかると、それだけで、人間関係はスムーズになるよ。
「ノー」と言える人間になろう。
すると、人間関係の悩みは楽になる。
敵が出てきたら「とにかく真似る」が勝ち
仕事って、本当に面白いんだよ。
特に一人さんのように商売しているとね、知恵を絞れば、いろんなことができるんです。
法律さえ守っていればもう、何でもあり。
夜討ち、朝駆け、24時間営業、大きな声で売り込みをする・・・・・・。
上手く行くなら、あの手この手を考えて、全力で戦うことが出来ます。
商売はまさに格闘技。
ワクワクするし、エキサイトする。
だから、やめられないんだよね。
ライバルが出てきたら、さらに楽しくなる。
いいかい、最大のライバルが出てきた時はね、「自分も同じことをやる」で決まりだよ。
例えば、あなたがスーパーをやっていたとするよね。
スーパーの敵は、外食産業なんです。
だから、スーパーを続けながら、外食産業も始めてみる。
両輪で戦うんだよ。
質屋さんのライバルは消費者金融だよね。
だったら、自分も認可を得て、消費者金融を始めてみればいい。
買取業者としてネットで売り買いする方法もある。
こんな風に、自分が倒れそうになったら、うまくいっているライバルのマネをしてみること。
すると、うまく立て直すことができるんだよ。
自分の仕事に誇りを持つことは大事だけど、固執してはいけないんです。
「うちは草履やだから、草履しか売らない」では、今はやっていけない。
同じ履物なんだから、足袋も売るし、靴も売る。
靴下だって、着物だって、草履に関係するものは、商売にしちゃえばいいの。
一人さんのことを慕ってくれている、おがちゃんは、元々北海道の居酒屋のオーナーだった。
店の経営に行き詰まり、一人さんの本を読んで、私の考え方に共感してくれた。
そして、「ひとりさんが居酒屋を経営したら」をコンセプトに経営をやり直したんだ。
従業員の挨拶や笑顔の対応を徹底してあり、お客様に喜ばれるイベントを盛り込んだり、色々な工夫をしたんだね。
そして、「自分も楽しく、お客様も楽しく」という経営方針を貫いた結果、赤字続きの店は、たちまち繁盛店になった。
さらに、飲食店経営のみならず、飲み物を開発販売する飲料事業にも着手。
お酒や健康食品まで多角経営するようになった。
おがちゃん自身も、本を書いたり、講演をしたりするようになって、一昨年には、日本初の居酒屋学校を設立。
「食べること・飲むこと」を中心に、大きく事業を展開したんだ。
自分の強みや得意分野を生かした、いい例と言えるよね。
変なこだわりを持たないこと。
自分の仕事に関係するものは、何でも取り入れてみるんだよ。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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