「今日も綺麗だね」
「あなたも素敵よ」
- マンネリ夫婦も瑞々しい気持ちが蘇る
- 黙って食べると「ただの料理」「美味しい」と言って食べると「美味しい料理」
- 嘘はつきたくない でも・・・・・・タコ部長が愚痴をこぼした時の、とっておきの一言
- 「ありがとう」と言うとあなたの人生が天国になる
- 真顔の人にも「いい笑顔ですね」
- 追伸 上に行きたいのに大変で難しく感じられるとき
マンネリ夫婦も瑞々しい気持ちが蘇る
私はうちの両親の会話を「普通」と思っていたのですが。
私たち子供の前でも褒め合うのです。
「パパは昔から変わらず優しい」と言ったり、背広を着た父に「あなたは本当に何を着てもかっこいいわ」と。
父は母に「その服、似合うよ」「ママはいつまでも若いな」としょっちゅう言うし、「今日は肌の調子が良さそうだ」なんてことまで。
もし「うちの旦那(奥さん)、そんなことを言ってくれたことがない」という方がいましたら、ご主人に「あなた、いつも素敵ね(ご主人は奥さんに「今日も綺麗だね」)と言ってみてください。
「お前、熱でもあるのか?」と言われるかもしれませんが、照れ隠しでそう言っているのです。
その証拠に、すぐ上気元になりますから。
家族にお世話だなんて、お世辞ではありません。
お世辞とは自分の利益のために言う言葉。
私が言っているのは、相手にひたすら気持ちよくなってもらうための言葉です。
「相手を褒めてばかりいるなんて損だわ」という声が聞こえてきそうですが、そう思っていると円の法則で、いつまでたっても誰からも褒めてもらえません。
けれど、相手にひたすらいい気持ちを与える言葉を言っていると、釣り合いをとるために、「今日も綺麗だよ」などと言ってもらえたり、時には「今晩は外で食事をしよう。もう予約してある」なんてことにもなるのです。
ほらほら、相手を褒めるとか体が天国になるのです。
黙って食べると「ただの料理」
「美味しい」と言って食べると「美味しい料理」
食事の際、私たちの食卓は本当に賑やかです。
一口食べるたびに、「美味しいね」「うん、美味しいね」と言い合っているからです。
美味しいから、笑顔で「美味しい」と声に出して食べる。
それが、私たちにとっての当たり前です。
ですから、外で食べる時に黙ったまま食事をしている人を見かけると、「随分静かだな。あの人たちは、美味しいのに美味しいって言わないのかな」と、私は思ってしまいます。
なぜなら、一人さんもよく言うのです。
黙って食べると「ただの料理」、「美味しい」と言って食べると「美味しい料理」だと。
もちろん、一口食べて「いくらなんでも、これは」と思うこともたまにあります。
そういう時は「ありがとう」です。
お魚も野菜も、みんな生き物です。
料理はすべて生命からできています。
私達はたくさんの命を頂いて、生きています。
ですから、いのちをいただくことにも、料理を作ってくれた人にも感謝の気持ちを込めて「ありがとう」なのです。
「いただきます」「美味しいね」「ごちそうさま」この言葉で本当に美味しい料理が出来上がります。
嘘はつきたくない でも・・・・・・
タコ部長が愚痴をこぼした時の、とっておきの一言
例えば、ある時、上司に「ちょっと一杯やって行こう」と誘われて、飲みに行ったら、上司があなたにこう言いました。
「売上にこれだけ貢献しているのに、会社は俺を認めてくれない」
確かに、会社の評価は合っている気がします。
でも、上司自身は会社をは自分を認めてくれないと思っています。
あなたは、この上司になんと言うでしょうか。
事実を言えば、上司の気分を害する。
でも、嘘はつきたくない。
迷うと思いますが、とっておきのセリフがあるんです。
「そんなことないですよ。見てる人は見てますよ」
「部長の実力はみんなわかってますよ」
このセリフ、一見お世辞のようで、お世辞ではありません。
周りの人がどう見ているかは言っていませんが、「見てる人は見てる」というのは事実。
みんな武将の実力を分かっている、というのも事実です。
けれど、上司の耳には心地よく聴こえるのです。
愚痴を言う人をまともに相手にしていると、あなたはエネルギーを吸い取られるだけです。
でも、事実を言えば険悪なムードになります。
その空気もまた、無駄にエネルギーを使います。
ですから、角が立たないように、そして、相手の耳に心地よく、自分も後ろめたくない、とっておきの言葉を使って対処することがとても大切なのです。
これでまた、あなたの株が上がります。
「ありがとう」と言うとあなたの人生が天国になる
職場でお茶を入れてもらったら「ありがとう」。
部下がコピーを取ってくれた時も、喫茶店で頼んだコーヒーが出てきた時も「ありがとう」。
「ありがとう」たくさん言う人は、とても豊かです。
職場の人間関係で悩んでいる人が多いそうですが、笑顔で「ありがとう」と言ったら「とても和やかな雰囲気になった」とか、自分だけが頑張っているつもりでいた人が「ありがとう」と言うようにしたら「周りの人に支えられていることに気づきました」という人もいます。
家族にも友達にも、自分から「ありがとう」「ありがとう」と言う。
すると、周りの人も「ありがとう」と言うようになり、やがては「ありがとう」と言われる側の人間になります。
感謝をしている自分は幸せですが、やはり「ありがとう」と言われた方がより大きな幸せを感じませんか?
感じますよね。
とはいえ、身近な人ほど「ありがとう」と感謝を伝える機会を逃してしまいがち。
私も以前、こちらが感謝しているのは分かっているだろうと思って感謝の気持ちを伝えていなかったのです。
ところが、それは間違いだということに気づきました。
ある時、私はある人に「あなたの助けがないと、一人さんは大変です。感謝しています」と普段思っていることを伝えました。
感謝されていることは分かっているだろうと思っていたのですが、その方は感動のあまり泣いてしまったのです。
身近な人にはなおのこと、自分が感謝していることを伝えたいですね。
伝えた瞬間、あなたのいるところが天国になります。
真顔の人にも「いい笑顔ですね」
私たちの仲間、みっちゃん先生は、褒める名人です。
誰に会っても必ず「いい笑顔ですね」と言います。
例え相手がブスっとしていても言うのです。
みっちゃん先生曰く、「私たちに笑顔を見せないのは、その人がちょっと笑顔の出し方を間違ってるか、忘れてるだけ。思い出せば、誰でも素敵な笑顔を持っているの」だとか。
以前みんなと喫茶店に入った時の話です。
仏頂面のウエイトレスさんに、みっちゃん先生が「いい笑顔ですね」と言ったのです。
すると、それまで苦いお薬でも飲んだんじゃないかと思うほどの顔をしていたウエイトレスさんの顔にパッと笑みが広がったのです。
それからしばらくして、別の喫茶店に入った時の事、ニコニコ素晴らしい笑顔のウエイトレスさんがやってき、「みっちゃん先生ですよね」と声をかけて、こう言いました。
「私、〇〇というお店にいた時、みっちゃん先生に笑顔を褒めていただいた者です。とっても、うれしくって、それから笑顔でいようと決めたんです。ありがとうございました」
笑顔が素晴らしいウエイトレスさんは、なんと!!
あの仏頂面のウエイトレスさんだったのです。
みっちゃん先生の「いい笑顔ですね」で、彼女はまるで魔法をかけられたかのように変身してしまったのです。
あなたも「いい笑顔ですね」で幸せの魔法をかけてください。
あなたに、幸運が舞い込みます。
追伸 上に行きたいのに大変で難しく感じられるとき
最近、一人さんがとても面白い話を聞かせてくれました。
「人ってね、コツコツの『コツ』でもやれば、頭ひとつ抜けちゃう。
何故かって言うと、大抵の人はそれさえもやってないから。
ラーメン屋さんでも、ラーメン、よそのお店よりちょっとだけおいしいラーメンを作っただけで、売上が全然違ってきちゃうんだよね。
じゃあ、私はコツコツやってるのにどうしてうまくいかないんですかって、それは同じことをコツコツやってるからなの。
同じことを繰り返すだけなのは、コツコツとは言わないんだよね。
コツコツっていうのは、上に上がる努力のことなの。
そうやって上に向かっていけば、ちょっと顔晴るだけで人より抜きん出ちゃうんです。
努力以上に結果がついてくるから、面白くてしょうがなくなるよ」
もう、目から鱗ですね。
コツコツ顔晴るって、同じことを地道に繰り返すことばかりと思っていましたから。
だけど、そうじゃないんですね。
いくら自分がコツコツ努力していると思っても、上に向かっていなければ成長しない。
一人さんに言わせると、そういうのは「マンネリ」というのだそうです。
顔晴っているはずなのに、うまくいかない。
それは、コツコツのやり方が間違っているんだということに気づかなきゃいけないんですよね。
そうやって、やり方を変えながら努力をして上に行くことが、コツコツ顔晴るということ。
コツだけでも抜け出るということは、コツコツなんて顔晴った時には、人より2段も上がるわけですから、見える景色まで変わります。
当然、魂が成長するスピードも速くなりますから、それだけ人生が楽しくなるということですよね。
コツコツ顔晴るって、ものすごく大変そうなイメージがあるかもしれませんね。
でも、全然そんなことはありません。
「人間はね、横に歩くとは飽きるように神様が作ったの。
上に行くのが大変で、横は楽で、下はもっと楽なように感じるよね。
だけど、脳や心には引力がないから、上に行くのも下に行くのも、本当は同じなの。
にもかかわらず、上に行くのが難しく感じられるのは、人間が作って仕組みのせいなんだよ。
高校に入るより大学に入る方が難しいとか、そういう人間の仕組みに慣れてしまうと、上に行くのは大変だという印象ばかり強くなってしまって、神の仕組みを忘れちゃうの。
だから、上に行く挑戦をしなくなっちゃうんだよね。
ところが、神の仕組みって、上に行くほど楽なの。
筍と同じで、最初の硬い節を突き破ると、後は小さいエネルギーでもスッと抜けていくんです。
考えてごらん。
自然界には、上の方が厚くなっているものはないんだよ。
上が重いと、バランスが崩れてひっくり返っちゃうからなんだよね。
だから、上に行くほど困難がますっていうのは、ありえないんです」
私たちが、上に行くほど難しく感じるのは、下からだとよく見えなくて、どのくらいの困難があるかわからないからなんですよね。
しかも、人間が作った仕組みに慣れてしまって、上行くのは大変だと思っているから、余計に「上を目指してみよう」って思わなくなる。
家族が暮らせる程度のところまで顔晴ったら、それで終わりっていうケースが大半なんですよね。
だけど、実はそういう最低限の水準を保ってるところにたどり着くまでが、一番難しいんです。
つまり、せっかく一番の困難を乗り越えたのに、もっと簡単なその上を行くことを諦めて、下の方で立ち止まっているわけです。
自分では立ち止まっているつもりはなくても、無意識のうちに、横に努力するだけの「間違ったコツコツ」を繰り返しているだけなんですよね。
上に行けない人は、能力が劣っていると思われがちですが、それは完全に間違った認識です。
能力の問題ではなく、ただ単に、挑戦していないだけ。
そう考えると、上に行かない理由はありませんよね。
ちなみに、一人さん曰く、「上に行くためのコツコツポイントは、頭を使うこと」だそうです。
「お金っていうのはね、頭脳労働の方が入ってくるようになっているの。
頭脳労働って、ものすごく大変だから、脳が嫌がるんだよね。
脳って怠け者だから、なるべく頭脳を使わせないようにしたがるの。
だけど、そこをちょっと顔晴って脳に働いてもらうと、コツっと努力しただけで、ものすごい結果が出ちゃうの。
そのためには、目的が大事なんだよね。
どういうことかって言うと、空を飛びたいという目的を持ってる人は、脳を働かせると、飛行機を作ることができるの。
でも、ロケットを作る発想は生まれないんです。
ところが、月へ行くことを目標にすれば、ロケットの作り方を閃くの。
目的によって、脳の働き方が違うんだよね。
わかるかい?
だから、月へ行きたいんだったら、空を飛ぶんじゃなくて、宇宙に行くことを目的にしなきゃいけない。
月へ行きたいのに、空を飛ぶことばかり考えてたって、それはロケットなんて開発できないよね。
要するに、横にコツコツ努力してるだけで、上に行けない状態と同じなの。
飛行機よりロケット開発の方が難しいですよねって、それは違うんです。
目的に難しいとか簡単とか、そういう差はないの」
一人さんって、周りから見ると、本当に苦労とは無縁な人なんですよね。
必死で顔晴っている姿なんて、見たことがありません。
それなのに、どうしてあんなに成功して、魂のレベルが高いのか不思議に思っていたのですが、この話を聞いて謎が解けたような気がしています。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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