怒りの感情が湧くと、「腹が立つ」と言います。
これは丹田、つまりお腹に怒りの汚れが溜まるからなの。
心の汚れはどこに溜まる?
はなゑさん
ちなみに、なぜ丹田の管から汚れが排出されるのかと言うと、心の汚れは丹田に溜まりやすいと言われているからですよね。
斎藤一人さん
心の汚れは胸のあたりに溜まるんじゃないんですかって思う人がいるかもしれないけど、そう思いたい人はそれでいいんです。
結論から言えば、腕や足に溜まるとか、頭に溜まるとか、私は別にどこだっていいと思うよ。
怒りの感情が湧くと、「腹が立つ」と言います。
これは丹田、つまりお腹に怒りの汚れが溜まるからなの。
で、腹が立ってもなお我慢し続けると、ますます汚れが溜まって「腹黒く」なる。
それでも我慢していると、お腹だけでは溜めきれないほどの怒りとなり、黒いものが上に上がって「頭にくる」わけです。
心の汚れがお腹から頭に上がるから、カッとなることを「怒り心頭」という。
はなゑさん
こういう言葉があるわけだから、それこそはるか昔から、「心の汚れは丹田に溜まる」と言われてきたんでしょうね。
斎藤一人さん
そうだろうね。
ただ、なぜ心の汚れが丹田に溜まるのかは、一人さんも知りません。
昔から言われているって事は、きっと神様が決めたことなんだね。
と言うかさ、掃除機だって「ゴミはここから捨てる」という場所が決まってるでしょ?
「なぜそこなんですか?」なんて聞いたってしょうがない。
それと同じで、「なぜ丹田に汚れが溜まるの?」ってことを追求する暇があるんだったら、汚れ落としに精を出した方がいいよね。
はなゑさん
いや〜、もう笑いが止まりません。
一人さん、最高!!
確かに、「ここから捨てる」と決められているんだから、四の五の言わずに捨てたらいいだけです。
あれこれ細かいことを気にするのって、掃除機がゴミでいっぱいだから吸引力が落ちているのに、「吸い口が壊れているのかな?」なんて見当違いの場所わかりチェックするようなものですね。
究極は「自分を愛して他人を愛する」
斎藤一人さん
さっきの「丹田に黒い感情が溜まる」っていう話をしたらね、「腹黒い人は、嫌なことを我慢し続けてきた気の毒な人なんでか?」って聞いてきた人がいたんです。
じゃあ、一人さん的にお答えしますね。
私は嫌な奴のことを詳しく研究したことがないので、わかりません。
あのね、嫌な奴のことは考えないのが一番だよ。
だって嫌な奴のことを研究したって、自分を取り巻く環境は何も変わらないでしょ?
それよりも心の掃除だよ。
心の汚れを落とせば、自分が変わる。
自分が変われば周りも変わるし、あなたに対する世間だって間違いなく変わる。
ということをよく理解して、ちょっとした言葉に反応して「あの人はああで」「この人はこうで」みたいなレッテル張りをやめたほうがいいよね。
はなゑさん
本当に、その通りです。
そりゃ確かに、意地の悪い人なんかは周りから愛をもらえなくてそうなったんだろうし、ハートがひねくれちゃってると言うか、だいぶ拗らせているから嫌な人なわけで。
そういう意味では、気の毒なのかもしれません。
ただし、これは相手を下に見たり、馬鹿にするような意味で「気の毒な人だから」って解釈したりするのとは違います。
人のことよりもまず自分を愛してあげると、自然と嫌な人に対しても、「本当は誰だって意地悪な人間になんてなりたくないだろうに、色々事情があるんだよね」「今、魂が学んでいる時なんだね」って思えるということ。
いい意味で、「つらかったんだな」「不幸なんだな」と理解してあげられるようになるんですね。
そういう観点からも、嫌な相手に振り回されるのではなく、まずは自分を見て、自分のことから大切にしなきゃいけません。
斎藤一人さん
結局のところ、どんな話も突き詰めると「自分を愛して他人を愛する」になる。
自分に優しく、人にも優しくすればいいんだよね。
じゃあ嫌な奴が出てきた時に、自分に優しくするのはどういう対応ですかって。
一人さん流では、「なんでこんな嫌な奴に付き合わなきゃいけないんだ」って思うのが正解だね。
嫌な奴と付き合うことが自分に優しいかどうか考えたら、答えは「一刻も早く嫌な奴から離れなきゃダメだ」って分かるよ。
嫌な相手と付き合うこと自体が、自分に優しくない。
はなゑさん
自分を犠牲にして我慢したり、人のために自分を後回しにしたりしていると、結局、人にも優しくなれません。
だからまず、自分の幸せを先に考えなきゃダメですね。
斎藤一人さん
それから、嫌な相手に対して「なぜこんなに性格が悪いんだろう?」「どうしたら直してあげられるかな?」みたいな改善策を考えるのも無駄なんです。
人の事って、そう簡単に変えられるものじゃないからね。
人を変えようとすると、途端にあなたに地獄が始まる。
それくらい、他人を変えるのは難しいことなんだ。
こう言う通りと反対のことをすれば、人生も世の中もうまくいかないのは当たり前だよね。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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