時として人生には色々な坂が出てきます。
『まさか』という坂が自分の前に出てくることもあります。
時間と出来事の法則
人生において早い遅いはありません。
その時があなたにとって一番良いタイミングなのです。
私がまるかんの仲間に加わった、正しく言うなら私がまるかんの社長になったのは、弟子の中でも一番最後でした。
しかし今から思うと、素晴らしいタイミングだと私は思います。
なぜかと言うと、話は私の幼い時期にさかのぼります。
私の幼い時期を分かりやすく表現すると、漫画の『ドラえもん』に出てくるジャイアンそのものでした。
ただ少し違うのは、私は弱い者いじめはしたことがなく、戦う相手は弱い者いじめをしている人達でした。
いつもギャフンと言わせるくらい徹底的に懲らしめていたので、それを見ている人たちには、私は強い人間と勘違いしている人が大勢いました。
面白いエピソードですが、そんな私が二十歳の頃、はなゑ社長の家で宇野社長、千葉社長と共に、幼馴染の仲間たちと遊んでいると、中学生時代の同級生が宝石を売りにやってきました。
玄関でスーツケースを開けて宝石を広げてみせようとした時に、はなゑ社長が、「今うちに遠藤君が来ているから呼んでくるね」と言ってその場を離れると、その同級生をあっという間に広げていた宝石を鞄にしまい込み、逃げるように出て行ってしまいました。
その後、私が見たのは、慌てて全速力で遠くに走っている同級生の後ろ姿でした。
こんなふうに私は幼い時は親分的存在でしたから、同級生に対しても「宇野! 千葉! はなゑ!」と呼び捨てで名前を呼んでいて、少し「威張りんぼう」だったかもしれません。
その上に体育会系で育っていましたので上下関係を重んじていて、もし私が先にもあるかの社長になっていたら、威張りんぼうのままだったかもしれない、と思うだけで恥ずかしい気持ちになります。
斎藤一人さんは言います。
「先に入った人は先輩です。
先輩とは早く仕事を始めた人。
だから後から来た人にわかりやすく教えてあげるのが仕事で、決して威張ってよいということではないのだよ。
それにまるかんに入った人は皆同じ仲間だから、早い遅いは関係ないんだよ。
時として人生には色々な坂が出てきます。
『まさか』という坂が自分の前に出てくることもあります。
『あなたの今の考えを見直しなさいよ』と、神様が「まさか」という坂を出してくれるのです。
その坂を乗り越えるには、おかげさまという自分自身のかげを追いかけて歩くこと。
この地球という天国はあなただけが住んでいるのではありません。
みんなが協力しているから住めるのです。
生きていけるのです。
私たちの口に入る食べ物だってたくさんの人のおかげです。
このお陰様を忘れてはいけないのだよ」と。
人生に早い遅いはありません。
あなたにとって必要な学びは、あなたにとってぴったりのタイミングでやってきます。
斎藤一人さん
先にお弟子さんになった人は、後から来た人に、
「私はお師匠さんの話をいっぱい聞く機会があったから、今度は君がお師匠さんのそばに行って、いっぱい聞きな」
と言って、お師匠さんのそばに連れて行く。
大切なのは先輩としての能力より、先輩としての器量の大きさですよ。
笑顔の化学反応
私は小学6年生の頃に一度、夏休みの宿題の答えを母に聞いたことがありました。
それと母はニコッと笑顔で、「宿題は忠夫の仕事で、お母さんの仕事ではないから自分で考えなさい」と言ったことを覚えています。
今から考えると、母は答えがわからなかったのでそう答えたのだと思いますが、実はどんなにすばらしい答えよりも大切なことをこの時、私に教えてくれていました。
母は私が物心つく前から、「おふくろ」という小さな居酒屋をやっていて、お店の中はいつも常連客でいっぱいでした。
そんな常連客の一人が私に、
「忠夫くん。
『おふくろ』に来ると、お母さんの笑顔を見ているだけで元気を貰えて、1日の疲れが吹っ飛んでしまうんだよ。
だからここにいるお客さんはこのお店が大好きで、1日の疲れが吹っ飛んでしまうんだよ。
だからここにいるお客さんはこのお店が大好きで、このお店が自宅だと思って通ってくるんだよ。
お母さんは口数が少ないけど、どんな話でもうなずきながら真剣に笑顔で最後まで聞いてくれる、素晴らしいお母さんなんだよ」
と話してくれたことを覚えています。
私が中学1年生の時の話です。
母のお店には閉店時間は一応あるものの、お客さんがいる限りお店を閉めることはないので、週に何度か分け方に帰ってくることもありました。
そんな母に私が聞きました。
父が亡くなった直後のことです。
「お母さんは何でいつでも笑っているの?」
すると母が答えました。
「お母さんから笑顔を取ったら何も残らないし、泣き言を言って良くなるくらいなら言っているけど、人生何も良くならないし、みんなが心配するだろ。
だからお母さんはどんな時でも笑顔でいるんだよ」
この時の母の言葉は、今でも昨日のことのように思い出されます。
一人さんから教わった天国言葉を母は人生で実践していたのです。
笑顔でいることは自分を救い、そして何よりも周りの人を元気に明るくし、救うことができます。
今私がこうして生きていられるのも、母の笑顔で私自身が救われていたからです。
笑顔は人を惹きつけます。
笑顔は人生を好転させます。
つまり、笑顔は人と人生に化学反応を起こさせる触媒のような存在なのです。
斎藤一人さん
笑顔と天国言葉は、神様が一番喜んでくれる修行です。
このことをやり通したただおちゃんのお母さんに、心から拍手を送ります。
斎藤一人さんの話を纏めました。
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