その、『みんなが待ってくれている』って言うことの大元は何かって言うと、感謝するとか、人を傷つけないとか、ありがとうとか、そういう言葉と態度なんです。
人間関係がうまくいくと疲れない
「人間関係がよくしましょう」といった話をしていると、たまに「周りの人に気を遣って、いつも笑顔でいるのって疲れませんか」という人がいます。
私の実感としては、いつもブスっとしている方が、よっぽど疲れます。
笑顔の筋肉も使ってないと衰えるから、「疲れる」という人は、よっぽど今まで笑顔になっていなかったのかもしれません。
でも、人間関係がうまくいきだすと、すごく楽しくなりますし、人生もうまくいくようになるんです。
そうすると、気づいたら自然と笑顔になってる。
そして、笑顔になっているともっと人間関係が良くなる。
こうなると、笑顔でいない方が疲れるというのが分かってくるのです。
「人間関係を良くするって、結果的に生き方の損得の話なんだよね。
じゃあ、損得ばかりを考えて生きてきたかと言うとそうじゃなくて、結果的に得が多くなるの。
じゃあ、損得ばかりを考えて生きてきたかと言うとそうじゃなくて、結果的に得が多くなるの。
俺が生きてきた中で、得がすごく多かったんだよね。
俺はどこへ行っても、俺のことを待ってくれる人がいるの。
そうすると幸せなんです。
『斉藤さんが来てくれて嬉しい』っていうのと、『斉藤さんが来たから帰ろう』って言うのでは、えらい違いなんです。
その、『みんなが待ってくれている』って言うことの大元は何かって言うと、感謝するとか、人を傷つけないとか、ありがとうとか、そういう言葉と態度なんです」
一人さんと出会う以前の私は、「遠藤が来たから帰ろう」と恐れられている人でした。
実際、こんなことがあったのです。
はなゑちゃんの家に友人と一緒に遊びに行った時のことです。
そこに、はなえちゃんの同級生だったAくんが宝石を売りに来ました。
玄関先で宝石を広げて、半ば強引に宝石を買わせようとするAくん。
私も彼と同級生だったことから、はなゑちゃんは、「そういえば遠藤君も今来てるから、呼んでくるね」と言って、私を呼びに来ました。
それで、2人で玄関に戻ってみると、A君は宝石ごと姿を消していました。
玄関を出ると、そこには宝石を抱えて、走って逃げるI君の後ろ姿が。
私はI君に、かなり恐れられていたようです。
これは結果的に良かったことなのかもしれませんが、それでも「遠藤が来たから帰ろう」と思われるのは寂しいものです。
今は一人さんの教えのおかげで、「遠藤さんって怒ったことがないんじゃないんですか?」と言われるほどになりました。
講演会やパーティーをしても、たくさんの人にお越しいただけるまでになったのです。
逃げることも大切
言葉や態度は相手に共鳴します。
だから、「ありがとう」とか「感謝してます」と言った天国言葉を使い、笑顔を絶やさないことが大切です。
しかし、ここで注意しなければならないのは、相手のマイナスな言葉や態度を、自分に共鳴させてしまうことです。
相手の機嫌が悪いからと言って、自分の期限も悪くさせる必要はありません。
相手は相手の都合で機嫌が悪いのだから、自分は自分の都合で機嫌を良くしていればいいのです。
人間関係は最高の学びの場ですから、あなたに学んでもらおうと、天がいろんな人をあなたの前に出現させるのです。
そこでどんな時も、誰に対しても、天国言葉を話し、笑顔で接するようにする。
時にはあなたを試すように、ネガティブなことばかり言う人が現れるかもしれません。
そんな時でもしっかり自分の機嫌をとって笑顔で接していれば、あなたのステージが1つ上に上がるのです。
ただ、どうしようもない人が現れることもあります。
こんな時一人さんは「逃げることも大事だよ」と教えてくれます。
「自分自身ができることというのは、せいぜい天国言葉を使うとか、笑顔でいるとか、そんなことしかないんだよね。
それでも、『どうしようもない人が来たらどうしたらいいんですか』って言われると、逃げるしかないんだよね。
こちらのできることはそれまでなんです。
自分が笑顔で接しても、天国言葉で接しても、それでもどうしようもない人が現れたら、人間関係において逃げちゃうとか、できるだけ口をきかないようにするとか、顔は笑ってしながらもその人とは一線置くとか、そういうことも人間関係で学ぶべきことの一つなんです。
人間関係っていうのは、誰にでも好かれればいいけど、そうじゃない人もいるからね。
そんなことを学ぶのも修行なんだよ」
他人を変えようとしても、なかなか変わるものではありません。
相手がどうであれ、自分は自分のために天国言葉を使い、笑顔で接する。
そうすれば、縁のない人とは自然と離れていくものなのです。
人の見る目が大切
言葉を変え、行動を変えた時に、すぐに起きる現象が変わる時と、ゆっくり時間をかけて変わっていく時があります。
なぜそのような時間差ができるのかと言うと、一人さんは「人の見る目が変わるのに時間がかかるからだ」と言います。
「構成要素が変わった時、その人に起きる現象が変わってきます。
ただ、それには時間差があるんです。
例えば、忠夫ちゃんだったら忠夫ちゃんと言う構成要素が俺の頭の中にイメージとしてあるの。
そうやって知ってる人に会った時、知らず知らずに自分の持っているイメージで相手を見るんだよね。
すると、いつもと笑顔が違う、話した時に使う言葉が違うってなった時、世間の見る目が変わってくるんです。
それで、見る目が変わってくると、運勢も変わってくるの。
運勢とは人の見る目なんだよ。
それで、見る目が変わってくると、運勢も変わってくるの。
運勢とは人の見る目なんだよ。
だから、人の目を無視して出世するってできないんです。
人間関係において、そんなことありえないんだよ。
ただ、時間差があるんだよね。
最初は『あれ、なんか違うぞ』って思ってたのが、2回、3回と変わっていると、見る目が変わるんです。
それで見る目が変われば運勢が変わる。
例えばある人が、何十年間も人に意地悪をしたり、悪さばかりをしてたとするよね。
それで、最近変わったからって許してくれるんですかって言うと、人は許してくれるの。
昔、暴走族で悪かったとしても、今は真面目に働いているって人は、みんな許してくれるの。
もちろん、元から良いにこしたことはないんだけど、昔悪かったらダメだ、じゃないんだよ。
50年間どうしようもなかった人が、笑顔になったりして変わったりしたら、それはすごくいいことなの。
それで世間も許すようにできているんです。
一度悪いことをしたらその烙印を押されて、一生、日陰者のように生きていかなきゃいけないみたいな映画があるけど、あれは嘘だよ。
昔は刺青入れてても、今仕事を真面目にやっている人のことを、人は悪くは言わないよ。
みんな昔はどうあれ、今は良かったねって言ってくれるよ。
だからそう考えていくと、人はいくらでも変わることができるんです」
斎藤一人さんの話を纏めました。
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